週刊少年ジャンプ2026年37・38合併号に掲載された「ONE PIECE」第1190話の考察!
扉絵は読者リクエストです。
「港町の朝、猫に囲まれて魚を焼くシャンクス」
港町というのはフーシャ村のようですね。ルフィの左目の下にはまだ傷はないみたいですね。12年前にはこんな日常があったのかしら。シャンクスの左腕はまだあるのですが、本編では──(汗
では本編です。
タイトルは‟死んで喜ばれる者”です!!
死んで喜ばれる者
前回ルフィのピンチに駆けつけたギャバン。彼は手にする斧でイムの攻撃を受け止めただけではなく、その前にルフィが突き立てられていた木を輪切りにしてもいました。転げ落ちた拍子でルフィに突き立てられていた2本の剣(虚無剣&海神剣)も抜けてくれましたね。
イムはギャバンの事を認知しておらず、「ヌシア何者だ」と聞いております。海賊王の元クルーなら結構な有名人ですが、普段は聖地マリージョアの内部に潜むイムにとってはその程度の認識なのでしょう。下界の事は五老星に任せているワケですし。
イムがルフィの顔と名前を認知していたのは、手配書を手にしている描写があったからですよね。バラバラに切り刻んでもいました。ルフィについては兄弟(エースとサボ)の存在など色々と詳しく調べていた様子。
ギャバンは名乗らず「世界を知る者」とだけ答えています。イムの反応は「!?」です。このギャバンの返答はなかなかカッコイイものなんですが、イムにすればそうなるでしょうね(笑
そのまま戦闘には突入せず、ギャバンはイムに背を向けてルフィの下に歩み寄ります。ルフィの傷の様子を見るなりするのかと思いきや… 胸倉を掴んで怒鳴りつけるのです。えぇ?ですよ(笑
ギャバンが言いたいのは「なんだ、このザマは?」です。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
‟海賊王”を目指すルフィに対しギャバンは、‟海賊王”というのは「死んで喜ばれる者の名」であると教えます。それだけ敵が多いんだぞって事ですよね。その座を目指して駆け上がる程に敵(その死を喜ぶ者)は増える。
ただしルフィが死んだとして、その者達を喜ばすだけでは済まないんですよね。ルフィが守りたいものが危険にさらされるワケです。それが分かってんのか?とギャバンは言いたい。お前はまだ‟海賊王”になる事に対する自覚が足りない。
ロジャー海賊団の両翼であるレイリーがゾロ、ギャバンがサンジと重なるところがあるんですけどね。ルフィを𠮟咤激励する今回のギャバンは、どちらかと言えばゾロ寄りですよね。
ジョイボーイの言葉
ギャバンがイムに対し、ルフィというのはそんなにジョイボーイに似てるのか?と聞きます。この言葉に激しく反応するイム。何を知っているのか?と問い詰めていますね。
ギャバンの答えは「‟ジョイボーイ”の言葉だ」です。
これはとても気になる発言です。
出典:ONE PIECE 第846話 第1120話|尾田栄一郎|集英社
‟歴史の本文(ポーネグリフ)”は世界に約30個存在し、その内‟情報”を持つ石が9つあります。その9つを最後の島ラフテルに導いた時、「石はこの世の‟真実”を語り始める」という話だったのです。‟ポーネグリフ”が語ってくれると言うのです。
またDr.ベガパンクはメッセージの中で、25年前に前人未到の世界一周を達成したロジャー達は「最も純粋な過去の声」を聞いたハズだと話していたんでしたね。ラフテルに行けば‟声”が聞けるという話なのです。
そのジョイボーイの声をロジャーや光月おでんが聞き、その内容を教えてくれたから、ギャバンは「‟ジョイボーイ”の言葉」を知っている。こういう事になるんですかね?
このギャバンのセリフというのは、ラフテルに行けば何が起こるのか?を示す重大なヒントである可能性があるのです。もちろん単に「‟ジョイボーイ”の言葉」を記す‟ポーネグリフ”があるだけかもしれませんけどね。
では「‟ジョイボーイ”の言葉」とは具体的に何であるのか?です。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
ギャバンは「見ず知らずの昔の男」(=ジョイボーイ)に従う気はないと話しています。ただ「ウチの船長」(=ロジャー)の夢の行方を見届けたいだけと続けています。これはつまり両者はイコールなんです。
ここで思い出したいのがヒルルクの言葉です。
たとえ死んだとしても、‟受け継ぐ者”がいれば夢は叶う。こう言って死んでいったのです。「おれが消えても おれの夢はかなう」と言っていたんですよ(第145話)。
ここまでを踏まえれば──
出典:ONE PIECE 第506話|尾田栄一郎|集英社
ジョイボーイもまたロジャーと同じく「おれは死なねェぜ」と言っていたと考えられるんですね。この言葉をイムも知っているだろうから、ルフィがジョイボーイに似ている事に対して恐れるんですよね。
死んだハズのジョイボーイが現れた… 死なないという言葉は本当だったのか… とね。
ロジャーの夢の行方とは──
出典:ONE PIECE 第968話|尾田栄一郎|集英社
この回でも描写があるように「おれ達を超えていく」存在の誕生ですよね。そういう存在が現れるのかどうかをギャバン達は見届けて来た。ずっと待っていた。それが実は800年の時を超えて現れるジョイボーイなんだけど、ギャバンとしてはあくまでもそれはロジャーの夢の話なんだと言いたいワケ。ジョイボーイが何を言ってたかなんておれには関係ねェ、とね。
ロジャーの‟D”を隠した理由
ゴール・D・ロジャーの事を世界政府はなぜ「ゴールド・ロジャー」と呼ぶのか。なぜ‟D”の名を隠すのか。この理由については謎だったんですよね。それをしたのはロジャーが‟海賊王”になってからです。
それに関して少し分かって来ました。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
それを命じたのはイムであり、理由は「不愉快」だからというものだったのです。イムにすれば‟D”が「海賊王」になったのが不愉快なんだそうです。だから「ゴール・D・ロジャー」の名前が広まらないようにせよ。
何がどう不愉快なんでしょうね──。
ここで思い出したいのがエメトです。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
エメトがジョイボーイに対して「王」にできなくてスマナイと謝る描写があったんですよね。これがエメトにとっての心残りだった様子なんです。この「王」とは何だったんだ?って話でした。
ジョイボーイは「この海で初めて‟海賊”と呼ばれた男」です(第1114話)。エメトの言う「王」とは「海賊王」であって、ジョイボーイは「海賊王」を目指すも── なれなかった男だったんじゃないかな?
こういう話っぽいですよね。
偶然か必然か
イムがわざわざ下界に降りて来てまでルフィを消そうとする。その行為こそが世界政府にとってのルフィの危険度を示し、彼こそがギャバン達にとって「おれ達の‟待ち望んだ男”」だと示す証拠となる。
こう言われた際のイムのセリフなんですけどね。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
確かに我々は愚かでしたねと。「数々の偶然を‟運命”とはき違えていただけ」かもしれないと言っています。これはどういう意味なんでしょうね?
「我々」というのはイムと五老星です。
出典:ONE PIECE 第1179話|尾田栄一郎|集英社
前にイムが五老星(トップマン・ウォーキュリー聖)に対して「偶然」ではなく全ては「必然」だったという話をしていたんですよ。これを踏まえての今回の発言であるのは間違いないハズなのです。「我々」に点を振って強調していますからね。
五老星を諫めてはいたものの、つい最近までイムもまた「偶然」であると考えていたのであり── それを‟運命”だとはき違えていまっていた。それがこの結果を招いてしまったとイムは反省しているのかな。
まぁでもルフィを消して終わりにしましょうか。
こういう話なんでしょうかね?
ギャバンの左腕が
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
イムが新たに出した武器の名は「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」と呼ばれる刀でした。これは実在する鎌倉時代に作られたとされる日本刀の名です。足利尊氏や豊臣秀吉、そして徳川家へと伝わったそうですね。
刀身にまるで蛇のようなものが巻き付いています。これは‟魔気(オーメン)”なのか、「骨喰藤四郎」という刀が持つ特殊効果なのか── まだよく分からないんですけどね。
ギャバンを斬ったのは、この蛇のようなものなんです。斬撃を飛ばしているのではなく、この蛇のようなものの頭がギャバンに襲い掛かって斬っているかのような描写になっているんです。
出典:ONE PIECE 第1190話|尾田栄一郎|集英社
対するギャバンは‟八千梟帥(やちたける)”で応戦。
この前にギャバンは‟神門(カムド)”という技で足元の宝樹アダムを斬っており、続く‟八千梟帥”の威力でイムもろとも「冥界」へと崩れ落ちています。おそらくルフィも「冥界」に落ちたのかな?ギャバンを見てみると、その左腕が斬り落とされ倒れていた──。
これによりルフィは自身の甘さを痛感するのでしょう。
ギャバンは言葉だけではなく、その身をもってしてルフィに‟海賊王”になる者としての自覚を持たせる事となる。そういった話になって行きそうですよね。あの12年前のシャンクスと同じように。それが今回の扉絵に込められたメッセージなのでしょう。
- 海の過酷さ
- 己の非力
- シャンクスという男の偉大さ
自分の身を挺して海王類から守ってくれたシャンクスから、ルフィはこれらを感じと取ったんでしたね。そして‟四皇”にまで駆け上り、新世界エルバフまで航海して来たルフィにギャバンが改めて覚悟というものを教える。
ギャバンを死なせない!そのためにルフィは立ち上がるものと考えていますが、瀕死の状態であり、チョッパーは図書館の方に呼ばれている状況ですからね。さぁどうなるのか?って話なんですよ。
ここでハイルディンなのかなぁ。
ゲルズの治療で何とか動けるようになったロキと「冥界」にダイブする(あるいはニーズホッグになって飛ぶ)って感じになるのかな。もうロキの出番は終わったと考えていましたが、「冥界」に行くにはロキの能力か頑丈な体が必要なんですよね。
次回予想
イムとの戦いの舞台が「冥界」に移るのならロキの復活が不可欠です。ロキと共に誰が「冥界」に行く事になるのかが1つのポイントになりそう。ハイルディンは間違いないとして、ウソップも行って欲しいなぁ。
あとはどこでゾロorサンジの戦いに場面展開するのか。
それらの決着が先のハズなんですからね。
さて、お盆休みの合併号ですから次回は8月24日(月)になります。表紙&巻頭カラーになるみたいですね。こちらも楽しみであります♪
いつも読んで下さりありがとうございますね!!















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