明言を避けてはいるものの、第1198話でシャンクスが「世界の王」と呼んだのはネロナ・イム聖です。イムはデービー・D・ジョーンズの「約束」が果たされる事を恐れています。イムとデービーの因縁とは何なのか──!?
そしてイムの能力の正体とは!?
「世界の王」になり損なったデービー
出典:ONE PIECE 第1164話|尾田栄一郎|集英社
今から38年前のゴッドバレー事件での出来事──
「デービー・D・ジョーンズ」こそが…!! かつての‟世界の王”の名だ!!!
こうロックス・D・ジーベックから言われたイムが激しく動揺していましたよね。イムは「あいつが王だった事など一瞬たりともない!!!」と言い返しています。どうやらイムとデービーの間には「世界の王」を巡る因縁がある様子でした。
果たしてロックスは何が言いたかったのか。
なるほど、現在の‟世界の王”はお前(イム)かもしれない。しかし「デービー・D・ジョーンズ」こそがかつての‟世界の王”なんだぞ、と。そもそも「デービー・D・ジョーンズ」こそが‟世界の王”だったんだ。
こう言っていたのではないだろうか。
しかし因縁の当事者であるイムからすれば、デービー・D・ジョーンズが‟世界の王”だった事実などないんでしょうね。ただし‟世界の王”を巡って両者の間に何かしらあったのも事実なのでしょう。
「世界の王」になれる能力
出典:ONE PIECE 第1179話|尾田栄一郎|集英社
「世界の王」ことネロナ・イム聖の能力は「アクマの実」と呼ばれるものです。まだ能力の詳細は不明ですけどね。その能力についてロキが「お前の能力…!? ‟悪魔”の契約だろ…」と言っているんですよね(第1181話)。
イムが駆使する‟魔気(オーメン)”の「魔」というのは「悪魔の‟魔”」なんだと思われます。だから「アクマの実」なのであって、その力で「悪魔契約」を結んだりもできるのでしょう。契約を結んだ者に力を与えたりもできる。
この「アクマの実」なる能力こそが‟世界の王”になれる力だと考えれば──
デービー・D・ジョーンズというのは「悪魔に呪われて深い海底に今も生きているという昔の海賊」と言われていたんですね(第306話)。「悪魔」いうワードが出ていたんですよ。
「アクマの実」は悪魔の実ではない!?
そもそも「アクマの実」の能力というのは悪魔の実なのだろうか。それはつまり「アクマの実」と呼ばれる悪魔の実が存在するというのでしょうか。そうではないのかもしれません。
出典:ONE PIECE 第761話|尾田栄一郎|集英社
聖地マリージョアの内部には重大な「国宝」と呼ばれる存在があったんですよね。それを利用すれば世界の実権さえ握れるそうです。ただし「国宝」を利用するには‟オペオペの実”の能力者に「不老手術」を施してもらう必要があるそうなのです。
「国宝」を利用するには不老でなければならない!
イムは‟最初の20人”の1人であり、少なくとも‟空白の100年”から今に至るまで生きているのが分かっています。どう考えてもイムは不老なんです。このイムこそが現在「国宝」を利用して世界の実権を握っているのではないのかな?
そして聖地マリージョアの「国宝」を利用しようと画策していたドンキホーテ・ドフラミンゴは‟イトイトの実”の能力者でした。すでに悪魔の実の能力者だったのです。それなのにドフラミンゴは「アクマの実」を利用できると考えていたって話になるんです。
そうだとすれば「アクマの実」は悪魔の実ではないと結論付けられるのです。
‟ヤミヤミの実”が引きずり込む「悪魔の力」
出典:ONE PIECE 第1156話|尾田栄一郎|集英社
かつてロックスが2つの悪魔の実を手にしたいと話していました。その内の1つは判明しています。エルバフの国宝と呼ばれ、ロキが食べた‟リュウリュウの実”の幻獣種モデル「ニーズホッグ」です。あともう1つが謎のまま。
第1166話のロキとの会話によると、ロックスは「ニカ」の存在を知らないんですね。それならば‟ヒトヒトの実”の幻獣種モデル「ニカ」を欲していたとは思えないのです。ロックスが欲した悪魔の実はそれ以外です。
おそらくロックスが欲したのは‟ヤミヤミの実”。
そのロックスに代わって、息子であるマーシャル・D・ティーチが‟ヤミヤミの実”を手にした。こういう流れなんだと考えています。ロックスの意志を継ぎ、デービーの夢を叶えるためにティーチは‟ヤミヤミの実”を手にしたのかも。
では‟ヤミヤミの実”には何があるのか──
出典:ONE PIECE 第441話|尾田栄一郎|集英社
‟ヤミヤミの実”は「悪魔の力」を引きずり込むのです!
それにより全ての悪魔の実の能力者は自身の能力が使えなくなるんですよね。ティーチの体(闇)は悪魔の実の能力でさえ引きずり込んでしまうのです。
問題は「悪魔の力」って何なんだ?って話なんですよ。
そこで「アクマの実」です。
果たされるべきデービーの‟約束”
出典:ONE PIECE 第1163話|尾田栄一郎|集英社
天竜人はデービー一族を激しく嫌悪しています。そしてイムは何やら恐れています。どうにかしてデービー・D・ジョーンズの血筋を根絶しようとしています。そこに‟約束”というのが絡んでいるっぽい。
どうやらデービーの‟約束”を果たす者とは「デービー一族」という話になっているのであって、その‟約束”が果たされないように「デービー一族」を根絶やしにしようとしているんですよ。
ここが他の‟D”とは違っている様子で、ジョイボーイと人魚姫の約束というのがあるのですが、それを阻止しようと一族を根絶しようとはしていないんです。いや、根絶しようがムダなんですよ。「‟血縁”を経てど」「あいつらの炎が消える事はねェ」からです。
しかし「デービー一族」は根絶すれば良いみたい。
ならばデービー・D・ジョーンズはイムと何を‟約束”したのか?
「アクマの実」の能力は我が子孫が返してもらう
こういう話なんじゃないのかな?と。
そして‟ヤミヤミの実”の能力があれば「アクマの実」の能力(=悪魔の力)を奪い取れるのではないかな。‟オーメン”を引きずり込み、我が力として使うことができるって事なんじゃないかなぁ。それも不老にならずして、です。
出典:ONE PIECE 第1155話|尾田栄一郎|集英社
だからこそロックスはイムと対峙しながら何もしなかったのだし、何もできない事を知っていたという話なんじゃないかな。それは‟ヤミヤミの実”の能力を手にしていなかったからであって、それがなければ「アクマの実」の能力は奪えない(=まだ‟約束”は果たせない)。
そしてロックスは「おれは戻って来るぜ」と言い残したのですが、それは‟ヤミヤミの実”の能力を手にしたら戻って来るという意味であって。彼は果たせなかったのだが、息子のティーチが‟ヤミヤミの実”の能力を手に聖地に向かう事になる── という話になってくるんじゃないかな?
ただしティーチが‟ヤミヤミの実”の能力を手にしたからといっても簡単ではなくて、聖地にいるイムに近づくために着々と計画を進めている段階にあるんじゃないかな。「黒ひげ王国」を世界政府加盟国にする事も然り。
おそらくイムはデービー・D・ジョーンズを騙したんだと思うんです。イムは‟約束”を反故にして「アクマの実」の能力を手にし、デービーから「世界の王」の座を簒奪に近い形で奪い取ったという話なんじゃないかなぁ。
さて、こんな風に考えているのですが。
どうなんでしょうね?








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