週刊少年ジャンプ2026年42・43合併号に掲載された「ONE PIECE」第1193話の考察!
扉絵は読者リクエストです。
「たぬき達にストッキング相撲の稽古をつけるキング」
キングはストッキング相撲の横綱だったんですね。そして、たぬき達に稽古をつけるって話なんですが── 本編ではワノ国の鬼ヶ島でキングを倒したゾロが‟ある技”の習得に挑むんですよね。ある意味で扉絵と本編はリンクしております。
では本編です。
タイトルは‟練習中”です!!
ルフィの心臓の音
ロキのパワーを借りてのルフィの大技‟ゴムゴムの白い雷神弾丸(ドーントールブレット)”で吹き飛ばされるイム。その凄まじさにロキとハイルディンは驚愕の表情。そんな2人と並べて描かれるウソップ。
ウソップもまた驚きの表情をしているのですが、ロキとハイルディンとは違って彼にだけスピード線が入っているんですね。どうやらウソップは移動中。どこかに走っているような感じになっているんです。
これがまず冒頭1ページ目でして──
不死身のイムが再び復活して来るのを見越しているルフィ。ここで攻撃を畳みかけるべきだとイムに向かって行くのですが、急に叫び出して倒れてしまいます。ルフィは「心臓の音が戻る」と焦っています。
この「心臓の音」というのは「ドンドットット♪」のリズムで刻まれる‟解放のドラム”と呼ばれるもの。それはルフィが‟太陽の神ニカ”の形態に変身した場合にのみ変化する心臓の鼓動。これが‟元の心臓の鼓動”に戻ると焦っているんですね。
それはつまり元の姿(人型)に戻るという事。
すでに致命傷を負っているルフィが死なずに済んでいるのは‟ニカ”の姿であるからです。そのメカニズムは「‟覚醒”した動物系の能力者」にあると上の記事で考察しました。「心臓の音が戻る」=‟ニカ”でなくなる。これはマズいんです!
ここで元の姿に戻ればシワシワになって動けなくなるばかりか、これまで負った傷まで元通りになってしまう様子。これでは戦えず、最悪の場合は死んでしまう事が予想されます。すぐ近くにチョッパーはいない。
そこにイムが立ち上がって来るワケです。
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
もうすでにルフィの心臓の音は「ドンドットット♪」から「ドクン」に変わっています。大いに焦るルフィですが、「ん?」と何かに気づいているんですね。何が起きたのか?であります。
後述しますが、ルフィが倒れるタイミングでロキが人獣型と思われる形態に変化しているんですね。これに対してルフィが反応しているとも考えられるんです。それならば絶体絶命のルフィを救うのはロキ。
しかし冒頭のウソップの動きが気になります。そしてルフィを心配するジンベエの隣で、フランキーが言うにはウソップには「策がある」と話していたらしい事ですね。そのためにウソップは来ていたんです。
ウソップが倒れるルフィの前に立ちはだかり、イムと対峙する流れになるのかもね。ここでウソップの最大の見せ場が用意されているのかも。ただしメインはルフィの奮起を促すものであり、‟ニカ”の姿を持続させるのが目的になって来るのかな?
だとすればウソップの‟策”はイムには歯が立たず、彼を助けようとしてルフィが奮起するって展開になりそうなんだけど──。ロキの人獣型も助けになるんだろうし、まだどうなるのか読めませんね。
少なくともルフィは‟ニカ”でないとヤバいって事!
ロキの人獣型
人獣型 出典:ONE PIECE 第1193話 第1180話 第1175話|尾田栄一郎|集英社 人型 獣型
まだシルエットでしか描かれていませんので、第1170話とそれほど違いはないんですけどね。いよいよロキのニーズホッグの能力の人獣型がお披露目されそうです。第1170話では分かりませんでしたが、背中に翼が生えている様子。
僕が注目しているのは‟目”なんですね。
人型のロキは目に包帯を巻いています。その包帯が獣型になると消えてしまいます。これまで何度も獣型のロキの目がハッキリと描かれるシーンがあるんですね(第1174話など)。その目はロキの目です。誕生シーンで描かれる、あの目です。
出典:ONE PIECE 第1153話 第1175話|尾田栄一郎|集英社
まだ人獣型の場合に目がどうなっているのかよく分からないんですね。第1170話の時は包帯をしているようなシルエットの描き方(目の部分が真っ黒)なんだけど、今回はそこを隠すように描いているんです。
ロキの目に関しては謎が多いんです。
見聞色の覇気ではそこまで見えないハズなのです。
ここまでロキの目については謎のままであり、全く触れられて来なかったんですね。それは人獣型になるまで伏せられて来たって事なのかもしれません。いよいよ秘密が明らかになるのかもね?
目覚めたのはシュリ姫か軍子か
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
この局面で軍子(シュリ姫)が目を覚まします。
果たして「神の騎士団」の軍子宮として目覚めるのか、はたまたエスペリア王国の王女シュリとして目覚めるのか。まだどちらであるのかハッキリしません。
ここでロキに氷漬けにされた時の状況を思い出します(第1178話)。第1173話で軍子はシュリ姫としての記憶を取り戻していたのですが、憑依していたイムに自我を奪われたんでしたね。この時点から姿は軍子でも中身はイムでした。
そしてロキによって氷漬けにされてしまったので、イムは軍子から抜けて聖地に戻り、‟五芒星(アビス)”を使って直々にエルバフにやって来たのです。この流れで今に至っているのです。
そう考えると目を覚ましたのは記憶を取り戻した軍子であり、すなわちシュリ姫って事になるんだと思うんですけどね。どうなんでしょうね。またまたシュリ姫としての記憶を呼び覚ますといった段階を踏む必要はなさそうですけどね。
ビブロが受け継ぐ「手紙」と「道具」
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
ビブロが伝えたかったのは、じいちゃんから代々受け継ぐ「手紙」と「道具」が入っている箱を開けてくれというものでした。これが「フクロウの図書館」の裏にある隠し部屋の秘密なのでしょう。この箱を隠すための部屋だったのです。
ロビンがいるという事は、その「手紙」というのは‟歴史の本文(ポーネグリフ)”と考えて良さそうですよね。ロビンが魚人島で‟ポーネグリフ”を見つけた時、「まるで手紙…」と言っていました(第628話)。
ならば「道具」とは、‟ある巨大な王国”の卓越した科学力によって作られた代物だと予想されます。もしかするとDr.ベガパンクでも作れないような代物なのかもしれません。それと共に「手紙」が残されている。
こう考えて良さそうです。
エルバフに危機が訪れた時に箱を開けなさい── このようにビブロの家系は受け継いで来ていたのでしょう。まさに今がそのタイミングであり、だからこそビブロは戦いが終わった後ではなく「違う!! 今だ」と言っているんでしょうね。
またビブロはロビンが‟ポーネグリフ”の古代文字が読めるのを知っており、それで懸命にロビンに伝えようとしていたって事になるでしょうか。何よりロビンを信用しており、「道具」を使わせるのに足る者と認めていると言えそう。
すでに3つ全ての古代兵器のありかは判明していると考えます。ポセイドンは魚人島、プルトンはワノ国。最後のウラヌスはルルシア王国を消した兵器であり、世界政府が握っている。こうDr.ベガパンクも推察していましたからね(第1123話)。
エルバフに古代兵器はないハズなのです。
そして、この局面でという事はイムの襲来に対抗するための「道具」である可能性が高いんですよね。その「道具」というのはイムをエルバフから追い出すのに有効な‟何か”なのかもしれません。
出典:ONE PIECE 第1122話|尾田栄一郎|集英社
しかしながらジョイボーイの覇気が封印されている「道具」というのもねェ── またそれ?みたいな事になりそうですからね。これとは違っていると思うんですよ。
うーん
イムに対してではなく、もしかするとルフィの方に対するサポートアイテムだったりするのかなぁ。ちょうどルフィがピンチなんですよね。‟ニカ”の姿が解けそうなんです。ジョイボーイも‟ニカ”だったのであり、‟ニカ”の伝承はエルバフに伝わっています。
もしも瀕死のルフィを助けるための「道具」だとすれば、医者であるチョッパーがこの場にいる事にも意味が出て来るんですよね。ロビンがいるのは「手紙」を読むためであり、チョッパーが「道具」に関係するのだろうか?
麦わらの一味とロキを信じて戦うエルバフの戦士
エルバフの戦士の1人がヤルルに言います。ハラルド王が推し進めた政策は間違っていたのでは?と。ハラルド王はエルバフの弱体化を招いてしまったのであり、その結果が今ではないのか?とね。
そこに現れたのがドリー&ブロギー。即物的な考えは捨ててしまえと言い切ります。‟戦いの原因”などはいつでも‟そこ”にはない── と自分達の決闘の理由と重ねています。彼らは決闘の理由をとうに忘れていたんですよね。
感情や理想を交えず、目の前にある現実の事物や物質的な損得を優先して考えること。現実や事実をそのまま重視する、また物質的・金銭的な利益を優先するさま。
そういう事はやめろ、と言うんですね。
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
ともかくハラルド云々よりも、それで滅びてしまうならそれが運命だったワケで。ともかく麦わらの一味とロキを信じて子供達を奪われないように戦えと。勝機ならあるんだ、と。こう諭します。
まぁ うだうだ言っていないで自分たちが今やれる事をしろって事ですよね。そして悪魔を追い払えたならば、それは麦わらの一味とロキがやってくれたって事だからなと。ちゃんと今ここで何が起きているのか把握しておけよと。
そういった感じですかね。
‟憤怒剣”の力
ソマーズ聖が手にするのは‟憤怒剣(グラム)”という名の剣。それは19人の王達の武器の1つであり、シェパード家に伝わる剣。その剣が持つ力(特殊効果)が明かされました。
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
‟憤怒剣(グラム)”は使い手の‟怒り”を力に変える剣なんですって。その名の通りの特殊効果になります。キリンガム聖の‟聖命槍(ロンギヌス)”にも何かありそうです。伝説の通り「世界を制する力を与える」のかな?
ソマーズ聖はキリンガム聖がなかなか到着しない事にイラ立っています。その‟怒り”が‟憤怒剣”に伝わっているワケですが、ハッキリ言って大した事はありません(笑
不死身の者を絶命させる方法
イムと「深海契約」を結んで‟不死身の体”を得たハラルドが、ロキとの戦いで死亡するんでしたね。どうして‟不死身”なのに死んだのか。この理由が謎だったのですが、ようやく解き明かされました!
やはりポイントは‟鋼の心臓”だったワケですが──
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
ただ単に‟鋼の心臓”を突き刺してもダメで、「覇王色」をまとった力で貫かねばならない。「覇王色」だけが唯一‟鋼の心臓”を砕く事ができるんですってね。それでハラルドは自らの心臓を指さし、ロキに‟ここを撃て”と頼んでいたって事なんです。
あれはそういう意味だったのか… と。
この理屈がゾロには分かっています。しかしゾロにはまだ刀に「武装色」はまとえても、どうすれば「覇王色」をまとわす事ができるのか掴めていないんです。そこでひとまず「武装色」をまとわせてみてソマーズ聖の心臓を狙ってみた。
案の定「武装色」では‟鋼の心臓”を貫く事はできず、「ガキィン!!」と弾かれてしまっていますね。それでもソマーズ聖に痛みを感じさせており、完璧ではないものの「覇王色」をまとわせつつあるのが分かります。
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
その一撃はソマーズ聖に恐怖心を植え付けるに十分でした。ゾロが「悪ィな… 練習中で…」と言っています。まだ「覇王色」をまとわせるのは練習中で、ひといきに死ねせてあげられなくてゴメンねって事ですよね。
この戦いの中でゾロは「覇王色」を刀にまとわせる方法を習得しなければならないのです。それは「ひと握りの強者」だけに可能な芸当です。まぁ時間の問題なんでしょうね。これによりゾロは剣士として更なる高みに至る事になりそうです。
サンジと「覇王色」
ゾロの場合は時間の問題だろうと考えていますが、それはすでに「覇王色」を覚醒していたからです。自覚していなかっただけで、すでにワノ国編の段階でゾロは覚醒していたのです。あとは「覇王色」をまとわせる方法の模索。
キリンガム聖と戦うサンジはそうではないのです。
出典:ONE PIECE 第1193話|尾田栄一郎|集英社
サンジはまだ「覇王色」を覚醒させていません。その段階を踏み、更に足や炎に「覇王色」をまとわせる方法を習得しなければならないのです。できればゾロと並ぶんですよ。そしてサンジの「おれ次第」とはまさにソレなんですね。
サンジはギャバンから「覇王色」の‟素質”はあると言われていました。ただし「なぜか… 自虐の危うさを抱えてる」「お前も‟王”になれ…」とも言われていたんですよね(第1187話)。
その言葉の真意とは?なのです。
これはヴィンスモーク家との訣別とは逆行するものかもしれないのです。受け入れなければならないのかもしれません。ジェルマ王国の王家である事── その持って生まれた‟王の資質”と向き合う必要もあるのかな?
ポイントは「ルフィを本当に‟海賊王”」にしたいのかどうか。
サンジの心の葛藤にも注目ですよね!
次号予告
ここでイム戦は一区切りついて、その周辺とゾロ&サンジの戦いへとスライドして行きそうです。次はサンジサイドでしょうね。ただしゾロが早々にソマーズ聖を撃破する可能性もあります。それが済んでサンジでしょうか?
これまでイム戦の切り札としては軍子(シュリ姫)が用意されていると考えていましたが、それ以外の要素が色々と出て来ました。ただ単なる時間切れによる撤退とはならなそう。
| ロキの人獣型 |
| ウソップの策 |
| ビブロの「手紙」と「道具」 |
| 軍子(シュリ姫)の覚醒 |
それぞれが何に関係して来るのか。
面白くなりそうですね!!
合併号ですので、この続きは9月28日(月)になります!
いつも読んでくださりありがとうございます♪



















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