週刊少年ジャンプ2026年24号に掲載された「ONE PIECE」第1182話の考察!
扉絵は読者リクエストです。
「きつねとたぬきが丹精込めて作ったうどんを味わって食べるイッショウ」
世の中には「たぬきうどん」というメニューがあると聞いて驚いた覚えがあります。「きつね」と頼めばうどん、「たぬき」と頼めば蕎麦が常識。どっちも油揚げが乗って来るワケだけど── 今回の扉絵には何の関りもありません(笑
では本編です。
タイトルは‟ザザ”です!!
ニーズホッグ(戦さ神)は裏切り者
ニーズホッグ(獣型)に変化したロキを見て「帰って来たな…」と心中でつぶやいていたイム。今回は「またこの世で会う事になろうとは…」「裏切り者が…!!」などと言っていますね。
またイムは「鉄雷(ラグニル)」についても認知しており、「懐かしいな」などと言っていますね。「あの頃のまま新しい主人を待ち続けていた」と── ヤルルが説明してくれた‟戦さ神”の伝承を裏付ける証言も飛び出しております。
出典:ONE PIECE 第1175話|尾田栄一郎|集英社
つまりエルバフに残る‟戦さ神”の伝承についてイムは当事者として知っているという事なんでしょう。彼は生き証人なんだね。その頃から生きている。
第1170話でハラルドが「何百年もの間」「誰も食えなかったんだ」と言っており、ニーズホッグの能力は何百年というレベルで誰も食べていないという情報が提示されています。1千年を超える話ではない。
ロキの能力の前任者は何百年か前の人物です。
そう考えると‟戦さ神”というのは「空白の100年」に実在した人物であり、伝承に登場する‟太陽の神”とはジョイボーイである可能性が高いと言えそうです。そこに‟最初の20人”であるイムが絡むのに何ら違和感はありません。
‟戦さ神”とジョイボーイが対立したという伝承が存在しているとして。ジョイボーイと対立したであろうイムが‟戦さ神”を裏切り者と言っている。ならば元々‟戦さ神”はイムの側にいたのか?となるんですね。

ハラルドは異端者
しかしイムは「他国他種族と繋がろうなどというハラルドが異端者だった」と話しており、エルバフの戦士が他国他種族と交流を持とうとするといった歴史は存在しないハズなのです。少なくともイムの知る限り存在しなかったのでしょう。
‟戦さ神”とジョイボーイは対立したが、最終的に分かり合えたのかも。伝承として残っているのは前半部分だけなのかな。実際のところ‟戦さ神”とジョイボーイは友達だった可能性もありそうですね!
鉄雷(ラグニル)は「あの頃のまま」
出典:ONE PIECE 第1182話|尾田栄一郎|集英社
イムが「鉄雷(ラグニル)」について「あの頃のまま」と話していますよね。「あの頃」とは‟戦さ神”の伝承の当時であって、その時にイムは「ラグニル」という名の‟氷リス(ラタトスク)”に変身できるハンマーを見ている。
イムはハンマーではなく氷リスの姿を見て「懐かしいな」と言ってます。
氷リスの能力を持つハンマーなのに「鉄雷」と名付けられているのは、それを手にする‟戦さ神”の能力が‟雷竜(ニーズホッグ)”だったからですよね。そしてイムが「裏切り者」と呼ぶニーズホッグは‟戦さ神”の事で間違いなさそうです。イムの言う「お前達」とは‟戦さ神”とラタトスクの事のハズ。
この生き証人であるイムの発言の数々によりヤルルの伝承に間違いがある事が判明しました。ただしヤルルはウソをついてはいません。「そういう伝説じゃ」と語っています。そう言われておる── って話。

このコマは真実を伝えていない
‟戦さ神”が手にするハンマーとラタトスクが別々で存在しているのはおかしいんですよ。元々は別だった可能性も全くゼロとは言えないんだけど── その可能性は極めて低いと思うんです。
実際には存在しない生物(幻獣)でも絶滅したとされる生物でも神でも、そうなりたいという人間の望みを具現化してくれるのが悪魔の実。悪魔の実とは人間のその望みから生まれた。これがDr.ベガパンクの仮説でした。
その仮説を裏付けるように悪魔の実のトリケラトプスはトサカを回転させて飛行し、プテラノドンもトサカを引っ張ったりできます。これは想像から生まれたものであって、実際は違うのだと思うんです。
そもそもが想像の産物であって、実際の生物が悪魔の実に変化したり乗り移ったりなどしているとは思えないワケです。ラタトスクなんて生物は幻獣と紹介される限りは伝説であって実際にはいない(過去にも)。上のコマが真実なら、あのラタトスクはハンマーとは別個の能力者が描かれている事になるのです。
20人の王達による権力闘争
後から出現したイムについて、リリス(Dr.ベガパンク)は明らかに神の騎士団の「上司」だが「五老星」ではないと訝しがっています。世間一般で知られている天竜人の上下関係(五老星が天竜人の最高位)から外れている事に気付いている。
出典:ONE PIECE 第1182話|尾田栄一郎|集英社
世界政府の内部で権力闘争が行われ、より深い‟闇”が生まれているのではないのか?と。それでイムの存在が導き出せるものかは分かりませんが、「イム」という名前さえ聞けばDr.ベガパンクならピンと来るでしょう。
このリリスの発言は鋭いのだと思うんです。
出典:ONE PIECE 第1084話|尾田栄一郎|集英社
20人の王達はあくまでも平等であるという‟虚の玉座”の誓いをイム(ネロナ・イム聖)は破っているワケですけどね。どうやらネフェルタリ家を除いた19人の王達による権力闘争が勃発していたっぽいですね。
不老手術を受けたイムだけが結果的に生き残ったというような単純な話ではなさそうな雰囲気です。イムが18人の王達を出し抜いて不老手術を受け、聖地マリージョアの国宝を手にしたって感じでしょうか。

‟オペオペの実”の能力と「国宝」
Dr.ベガパンクの言う権力闘争とは、19人の王達による聖地マリージョアの国宝の争奪戦なのかな。覇権争いですね。最終的に国宝を独占したイムが「世界の王」になり、‟虚の玉座”に座る権利を手にした。
そして、その国宝に‟魔気(オーメン)”の力の源泉があるのかなぁ。つまり聖地マリージョアの国宝の名前が「アクマの実」であって悪魔の実とは少し違っているって事なんだけど── どうなんでしょうねェ。
フクロウの図書館の館長ビブロ
フクロウの図書館の「裏口」には地下通路があり、その先には「隠し部屋」が存在していました。フクロウの図書館の館長であるビブロが、その「隠し部屋」に全ての本を運んでくれていたのです。全ての文献が火事から守られました。
それはそれで良かったのですが、サウロがビブロについて「不思議に思えてきたでよ」なんて意味深な事を言っているんですね。何がどう不思議なのかサッパリ分かりませんけど。
出典:ONE PIECE 第1135話|尾田栄一郎|集英社
ビブロについて気になるのは「ここに何百年もの昔からずっとおるらしい」という情報になるんですね。もう「何百年」というワードが出てくりゃ「空白の100年」なんですよ。これについては独断と偏見ですけどね(笑
22年前に運び込まれたオハラの文献については無視して良さそうです。そのずっと前、何百年もの昔から図書館の本を何が何でも守るというのがビブロの意志。こういう事なんだと思うんですね。
そしておそらくビブロは喋りますよ。
ただし‟万物の声”が聞けないとダメ、みたいな。そのビブロの言葉から「空白の100年」について何か判明するんじゃないかなぁと。ある人物と約束したんじゃ… みたいなね。そうなると面白くなりそう。

空白の100年に描かれた壁画
図書館の文献と言えば「神典(ハーレイ)」であって、それに関連しそうな「空白の100年」に描かれた壁画というのがありましたよね。子供の落書きだと言われています。この壁画を描いた人物とビブロは面識があるんじゃないの?
エネルが見つけた月の壁画にも似る── あれを描いた人物とは一体!?
ジョイボーイなの?
黒い炎と鋼
出典:ONE PIECE 第1182話|尾田栄一郎|集英社
ゾロが手にしているのはイムに撃ち込まれた鋼の銃弾です。それは‟黒い炎”である「魔気(オーメン)」が変化したもの。鋼と言えばソマーズ聖の心臓がそうでしたよね。鋼の心臓でした(第1179話)。
また「魔気(オーメン)」により神の騎士団がパワーアップしており、人体に影響を及ぼしているのは明らかです。これはやはり錬金術が関係して来そうな感じですよね。究極の物質「賢者の石」だとか。
どういう結末になるんでしょうか。
ゾロがソマーズ聖を倒すのは間違いないと考えています。倒すというのは戦闘不能であって、明確な死を迎えさすような事にはならないと思うんですね。いくら甘いと言われようがね。
鋼の心臓が壊されれば「元に戻れねェ」(第1179話)だけで、彼らは“不死”だから死にはしない──のかな?
雨の神ザザ
出典:ONE PIECE 第1182話|尾田栄一郎|集英社
キリンガム聖が「おれの恐いもの」を具現化。その名も「雨の神‟ザザ”」。周囲に雨を降らせ、水でできた腕で子供達を掴み取ってしまいました。「‟D”の一族」と「ニカ」と共に天竜人が恐れる存在なのが「雨の神‟ザザ”」です。
聖地マリージョアは雨雲より高い位置にあり、そこに住む天竜人にとって「空から水が降る」というのは恐怖でしかないそうです。彼らにとって「雨の神」は怪物になるんですね。水も物資として下界から運ぶのでしょう。
本来「雨の神‟ザザ”」は恵みの神であって、だからこそ女性に見えるのも納得です。雨は作物を生み、育てるものですもんね。しかし女性っぽいのは分かるのですが顔を隠しているのがとても気になるところなのです。

ネフェルタリ家の女王リリィ
そのフェイスベールで隠す顔ってネフェルタリ家の女王リリィだったりしないかな?
どうも天竜人が「雨の神」を恐がるとか不自然なんですよ。そんな事ある?みたいな。そして太陽(晴れ)と雨というのは対になっていますでしょ?ジョイボーイと対になりそうな女性と考えれば──って話なんですね。
これはもう直感です。
まぁでも、まずはこの「雨の神‟ザザ”」が女性なのかどうかです。それはすぐにも判明するハズなのです。なぜならサンジが向かっているからです。「雨の神」に対してサンジの燃える足なんでしょうけどね、女性なら蹴れません。
その時はキリンガム聖を蹴ればイイ!
次号休載
今回もまた情報がテンコ盛りでございましたね。順番としてはイムの前にソマーズ聖とキリンガム聖をどうにかする流れなんでしょうけど、その前にルフィの復活になるのかなぁ。そうなるとまずロキがピンチって感じかな?
もう少しイム側が優勢で進みそうな予感。
そして次号は休載になるそうです。
よって続きは5月25日(月)になります!!
あれれ 5月は2回だけじゃん (´・ω・`)
いつも読んでくださりありがとうございます♪










コメント
それぞれに音楽があるなら登場シーンで音楽あったイム様も確定かな
太陽の神=ニカ(ルフィ)
雨の神=ザザ(ビビ?)
森の神=?(イム?)
大地の神=?(ティーチ?)
今のところ、こういうイメージ
こんにちは管理人さん!
アラバスタ編が「雨」を巡る物語でしたよね…。
ビビの想いと共に砂漠の国に奇跡的に雨が降りました!
ネフェルタリ家=雨の神の血を引く一族の可能性もあるのだろうか?と…。
具現化した描写から、口元に中東地域の女性がする布っぽいのをしてるのもリリィ要素が…って思ってしまいますが。
ニーズホッグを裏切り者と呼び、鉄雷(ラグニル)のことも知っていそうなイム様
その言い方から、『あの頃』もラグニルとニーズホッグはタッグを組んでいて、その時はイム様の味方だったのでしょうか
ところで、ニーズホッグがイム様の味方だったとしたら
『ラグニルという武器を持ち、巨大な竜に姿を変えて太陽の神と対立した』という、エルバフに伝わる戦さ神の伝承も納得ですね
イム様&ニーズホッグ(戦さ神)VS 太陽の神ニカ(ジョイボーイ?)だった?
つまり、この伝承は800年前の巨大な戦争のことなのでしょうか?
それとも何千年とか、もっと前からの伝承?
でもそうなると不思議なのがラタトスクの存在です
巨大な竜に姿を変える戦さ神というのは、ニーズホッグの能力の前任者で間違いないですが、戦さ神の従順な腹心であるラタトスクはこの時、ラグニルと同時に存在しているんです
で、ヤルルが言うには…
「主亡き今も 従者ラタトスクは 彼の武器に乗り移り 主の帰還を待っている」 とのことですが、今週のラグニルの説明で、リスリスの実 幻獣種 モデル ラタトスク、つまりリスの姿は悪魔の実だと判明しているんです
ということは、エルバフの戦さ神の伝承が間違いでなければ、ラタトスクは自分の意思で悪魔の実になり、ラグニルに食われたことになります
これが事実だとしたら、「人の願いが実を作る」というベガパンクの仮説が一歩進んで、「強烈な意思を持った個体が、自ら概念(悪魔の実の幻獣種)へと転じた」という前例にもなります
ここで思い出すのが人工悪魔の実『SMILE』工場です
その作り方は、シーザーが動物の上半身を集めて濃縮したエキスSADを作り、それを吸わせた木をトンタッタ族が育ててSMILEの実を収穫するという方法でした
この方法はもしかしたらラタトスクがリスリスの実 幻獣種になった方法に近いのかも?
悪魔の実が生まれる仕組みがもうすぐ明かされるかもしれないですね!
雨乞いやフェイスベールなどから「雨の神はリリィ女王の能力か……?」とも考えたのですが、リリィ女王はイム様がコブラ王を問い詰めるまで「裏切り者」ではなく、公的には「創造主」の1人だったのですから、その能力をニカやDの一族と並べて恐れるのは不自然ですね。
キリンガムが言っていた
「太陽の神 ニカ」
「Dの一族」
「雨の神 ザザ」
個人的主観も入りますが、この3つのキーワードのうち
「太陽の神 ニカ」と「Dの一族」
この2つは見方によって全く違う捉え方ができますよね。
「ニカ」であればエルバフ編序盤で示されたようにエルバフの子どもたちの中でもその存在は
善なのか、悪なのかで割れている。
「Dの一族」であれば世界政府にとっては悪であるが、我々読者にとっては主人公の名前にも入っているのでどちらかというと応援する側。
正義になる。
この流れから察するに
“雨の神 ザザ”
も、天竜人からは恐れられているが逆にその存在を崇め奉る国や集団があるのではないでしょうか
あと、少し補足的なことになりますが…
「リズム」に関して思うことを♪
・ニカルフィが刻む心音のリズム。
↑ズニーシャが「ジョイボーイが帰ってきた」と認識しました。
・雨乞いのリズムも、そのリズムに近い“宴”要素があるように思えます。
↑かつて、ジョイボーイ側にいたのだろうかと。
人々を「自由にする」太鼓に、干ばつ地帯に「恵みの雨をもたらす」構造が成立しますしね…。