【第1125話考察】“何をもって死とするか“

週刊少年ジャンプ2024年41号に掲載の「ONE PIECE」第1125話の考察です！

扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」です。

Vol.13「おでん城再建中&“港友棟梁行方不明”」

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

九里のおでん城が再建中ですが、肝心の港友棟梁が行方知れず。これは前回の誘拐未遂事件と関わりがありそう。娘さんと大工… 鬼ヶ島の遊郭を再建しようとしてるのかな。

黒幕はブラックマリアであり、前回のシルエットは配下の者か!?

では本編です。

タイトルは“何をもって死とするか”です！！

ルッチ&カクの帰還とステューシーの行方

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

CP0ルッチとカクが海軍船に帰還しました。サイファーポールの諜報部員からステューシーの事を聞かれて「殺した」と返すルッチ。ちょっと信じられませんよね。

少なくともステューシーは生きているハズ。カクに促されて走り出した先はどこだったのか。僕はパンクレコーズだと予想しましたが、まさかエッグヘッドから飛んで行くとは思いませんもんね。

やはりステューシーはDr.ベガパンク（ステラ）の為にしか生きられないのかな。ステラはいなくなりましたが、脳はパンクレコーズで生き続けて行く。そこにステューシーがいれば安心なのですが…。

出典：ONE PIECE 第1116話｜尾田栄一郎｜集英社

またルッチとカクは罰を受けるかも知れないと話していたのがステューシー。逃走する事なく帰還したルッチ達。彼らの処分はどうなるのか。

まだルッチとカクには出番がありそう。イムがビビの身柄を欲していた事に関係して来ると予想しています。共にCP9からCP0へと昇格した仲間達と合流しそうな気がしますよ♪

エルバフへの追走は却下

「ヨーク」「パンクレコーズ」「融合炉」を手に入れるのには成功したのでね。ひとまずは良し。サターン聖が“マザーフレイム”を得られたのは良かったと話しています。

それを聞いている９人の中将達はバスターコールの失敗に責任を感じており、逃した“麦わらの一味”とボニーを追ってエルバフに向かうと言います。

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

しかしながらサターン聖は「エルバフはやめておけ」と却下。これは「世界一の強国」（第858話）と名高いエルバフの軍隊を相手に貴様達でどうにかなるのか？という意味だと思うんです。

ただし、“マザーフレイム”の入手を前段に置いている。

加えてドーベルマン中将が配信の内容に対する真実味について問うているのを後段に置いているんです。そしてDr.ベガパンクが古代兵器の実在について配信で語っていましたよね。

出典：ONE PIECE 第1060話｜尾田栄一郎｜集英社

まさか── エルバフに落とすつもりか？

目の前の中将達に「（古代兵器を使うかもしれないから）やめておけ」なんて言えるワケがありませんからね。こちらの可能性もあるのかな？

まぁ それだとエルバフ編が吹っ飛びます(笑

どちらにせよ、エルバフに行けば無事では済まないぞって事をサターン聖は言っているんだと思うんです。だから申し出を却下しているハズ。

“マザーフレイム”を手にしたイムの次の一手にも注目！

鉄の巨人の廃棄

出典：ONE PIECE 第1067話｜尾田栄一郎｜集英社

200年程前に聖地マリージョアを襲った鉄の巨人（エメト）。「世界政府」により完全な廃棄を命じられるも、科学者の好奇心がそうさせるハズもなく── と説明されていました（第1067話）。

そのDr.ベガパンクの言う「科学者」。

サターン聖もその１人だったのです。しかもサターン聖こそが廃棄せずに研究しろと命じていたのです。もう失態も失態の大失態です！！

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

これぞまさに生物の欲は制御できない！

もしも200年前にエメトを廃棄していれば、Dr.ベガパンクのメッセージが世界中に配信される事はなかったのかも。加えて“ジョイボーイの覇気”が解放される事もなかった！！

こちらとしてはサターン聖の好奇心に救われたのです！

飛び立つパンクレコーズ

エッグヘッド「研究層」のラボ内にいるヨークが異変を察知。ラボ内にまで島雲が充満している事に気づきました。それをしたのはエジソン。

ヨークに阻止されなければ「融合炉」を世界政府に取られずに済んだんですけどね。そうはなりませんでした。ただしパンクレコーズだけは離脱させるのに成功。

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

だからといって世界政府がパンクレコーズの入手に失敗したとは言い切れません。「融合炉」があるので“マザーフレイム”は作れます。離れてもヨークとパンクレコーズは繋がったままなのです。

気になるのはエジソンの安否です。

「バレたか」のエジソンは包帯巻き。

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

上の画像に出ているエジソンは何？？？

パンクレコーズの中には「シャカの胴体と足」「ピタゴラスの右腕」「アトラスの左腕」をつけたエジソンが登場していますよね。そして「ウェザリア」に連絡していますので、これから合流するのかな。

ステラの脳内においてステラは登場せずサテライトで会話が繰り広げられています。第1124話で気絶していたリリスが目を覚まし、現状を聞いた相手というのが今回のシャカ達なんでしょうけど。

どうもよく分かりませんね。

聖地マリージョアは大騒ぎ

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

聖地マリージョアでもDr.ベガパンクの配信を受けて大騒ぎになっています。問題は「ベガパンクの話は事実なのか!?」と騒いでいる事。つまり知らないんです。

もう一般の天竜人は秘密（世界政府の闇）については知らないと考えて良いのかも。愚鈍な天竜人が口を滑らせては大変だからかな。五老星は知っているハズ。ならば神の騎士団はどうか。

ここは気になりますよね！

そして聖地マリージョアの食糧問題は深刻さを増している様子。実際はまだ余裕がありそうですが、天竜人は我慢ができません。兵糧攻めは確実に効いているぞ！！

ガーリング聖が五老星に昇格

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

神の騎士団の最高司令官だったフィガーランド・ガーリング聖が新たな五老星に就任する事になりました。ポストは「科学防衛武神」です。つまりサターン聖の後任。

その事実を知って汗をかくシェパード・十・ピーター聖。このピーター聖には気になる点があったんですよね。変身するのが“サンドワーム”というのが気になっていたのです。

ならばガーリング聖が何かしらの動物に変身するのだとして、それはどんな動物の幻獣･妖怪なのか。そして不老と不死ですね。これについてはどうなっているのか。

サターン聖の死

第1125話のサブタイトルは「何をもって死とするのか」です。これはDr.ベガパンクについての話なのでしょうが、このサターン聖の“死”は何をもって引き起こされているのか。

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

イムから与えられていた“力”をサターン聖は没収されたのかも。サターン聖から噴き上がる黒い炎こそが与えられていた“力”であると考えます。不老と不死を取り上げられたから白骨化しての死亡でしょうか。

テキーラウルフ以外の巨大な橋

カマバッカ王国ではコアラがDr.ベガパンクのメッセージをまとめています。革命軍としても「海賊王」の登場は無視できません。

世界が海に沈むという事で、天竜人が“レッドライン”という世界一高い場所に住んでいる事にも意味が出て来る。更に700年前から建て続けられている“巨大建造物”の意味も分かって来た。

「テキーラウルフ」（東の海）
「ウォッカウルフ」
「ラムウルフ」
「バーボンウルフ」

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

驚かされたのが「巨大な橋の上の国」はテキーラウルフの他にもあった事。もしかすると４つの海にそれぞれ存在するのかな。聖地マリージョアから放射状に建造されていると見て良さそうですかね。

出典：ONE PIECE 第1125話｜尾田栄一郎｜集英社

ドラゴンの懸念は民衆が“安全な場所”を奪い合う世界の到来です。

ポイントは“民衆”なんです。もしも民衆が聖地マリージョアという場所に対して動きを見せるというのなら、それは革命軍にとっては追い風になり得ます。

しかし、そうじゃないんです。おそらく。

ここで団結しなければならない民衆が争う事になるかも知れない。民衆による‟安全な場所”の奪い合い。ここを危険視しているっぽいのです。

どうなって行くのでしょう。

次回予告

エルバフで待ち受けるシルエットについては分からず仕舞いです。これは仕方がありません。エルバフに行って確かめるしかありません（笑

ただしエルバフはまだ。引き続き世界情勢（配信後の動き）が描かれると考えています。注目はルフィ以外の四皇の動きですが… どうなんでしょうね。

しかし今回は熱くなりましたね！！

何と言ってもサターン聖の粛清です。世界政府も大きく動く事になりました。ガーリング聖が五老星になった事で、その子供が神の騎士団の最高司令官に就任するのだろうか。

出典：ONE PIECE 第1121話｜尾田栄一郎｜集英社

あの第1121話のシルエットでしょ？　笑

シャンクスとの関係も含めて面白くなりそうだ！

色々と考えなくちゃいけませんよ。

そんな次回は9月17日（火）です♪

いつも読んでくださりありがとうございます♪