
Dr.ベガパンクにおける“死の概念”は通常のそれとは違っている様子。Dr.ベガパンクは生きているのか死んでいるのか。麦わらの一味と共に脱出を果たしたリリスとは何であるのか。色々と考えてみようと思います!!
-画像はONE PIECE 第1124話より引用-
【死の概念】
黄猿に光の剣で貫かれたDr.ベガパンク(ステラ)の心肺は停止した。しかし本体から切り離して「パンクレコーズ」に格納してある“脳”は心肺機能に依存しておらず、

-ONE PIECE 第1123話より引用-
Dr.ベガパンクの心肺が停止しても“脳”だけは生き続けて行く。Dr.ベガパンク(ステラ)はもう“脳”だけが生きている状態。それは果たして人として生きていると言えるのか?と。
とてもデリケートな問題なので少し言葉を選びますとですね。それが一般論かは分からないが、ルフィ達の概念でそれは「死んどる」って事なんですよね。
しかしリリス達(Dr.ベガパンク)の概念で言うと「生きておる」。こう線引きしたワケです。そしてリリスを連れ出した事で、Dr.ベガパンク(ステラ)との約束は破ってはいない。
ちなみに僕の概念でもDr.ベガパンクは生きてます。

【何をもって「死」とするか】ONE PIECEにおいて“死”とは一体何なのか!?
パンクレコーズ内部、巨大な脳を前にシャカがDr.ベガパンク(ステラ)に言います。…
Dr.ベガパンクが心肺停止したとしても、その“脳”はまだ“ノミノミの実”の能力者のままであって。リリスやヨークが得た知識は際限なく脳内に記憶されるのでしょう。
おそらくはですね、
喜怒哀楽を表現したり、何かを成し遂げようとする意志を体現する体を失ってしまえば… それは人間(生物)として生きているとは言えない。これがルフィ達(お前達)の概念での話なんでしょうね。
【リリスとDr.ベガパンク】
Dr.ベガパンク(リンゴのおっさん)を助けられなかったと悲しむルフィに、ちゃんと約束を守ってくれたのだから悲しまないでくれとリリスが言います。
ここなんですけどね。
リリス=Dr.ベガパンク
リリス≠ステラ
こう言えると思うんです。

-ONE PIECE 第1061話より引用-
リリスはDr.ベガパンクで間違いないんだけど、リリスはリリスであってDr.ベガパンク本人とは違う。つまりDr.ベガパンク(ステラ)と別人ではないんだけど… 同一人物とは言えない。

-ONE PIECE 第1067話より引用-
サテライト6人合わせてステラ1人分の人格。リリスの人格はステラの一部分(1/6)でしかない。リリスの性格というのはDr.ベガパンクの一面を表したものでしかない。それはヨークも同じく。
【みんな生きておる】

-ONE PIECE 第1124話より引用-
リリスが「みんな生きておる」と言ってくれました。これでルフィ達は悲しむのをやめて宴に興じる事になったんですけどね。リリスは一体何を言っているのか。
「パンクレコーズ」にある脳内に、死んでしまったシャカやアトラス達が個別でも存在していると言えるのだろうか。僕は違うと考えています。
みんな=ステラ
ステラの脳内には常に6人がいる。ただし6人が合わさった状態で、です。サテライトはそれぞれステラの人格の一部でしかない。脳内に個別で存在するワケではないハズ。

-ONE PIECE 第1124話より引用-
死んでいないからリリスとヨークはDr.ベガパンクの脳内にはいない。そんな事はないハズなのです。ステラの“脳”が生きていれば、サテライトも全員が生きているも同然。
脳内には、悪い考えを持つ一面(リリス)も欲求(ヨーク)もある。それらが脳内にありながら、切り離した状態でリリスやヨークが存在している。

-ONE PIECE 第1124話より引用-
だからヨークとは「脳を切り離してる」のにリリスは空腹を感じる。それは「パンクレコーズ」の“脳”に食欲があるからなんですよね。ヨークが別にいてもステラの“脳”には食欲がある。
リリスとヨークが切り離されていても、リリスとヨークは1つの“脳”と繋がっている。その“脳”とはステラの“脳”である。
よってリリスが状況を聞いたのは、シャカなどのサテライトを含めた“Dr.ベガパンク達”じゃなくて“ステラ”である。ステラの脳内の記憶から状況を把握した。
こういう事なんじゃないかな?
ヨークに撃たれて死んだ時点でシャカという存在は消えた。ただしステラの脳内からシャカの様な人格が消える事はない。“脳”を切り分けてシャカを生み出したワケではないのだから。
ただ分身が消えただけ。
【リリスとヨーク】
リリスが食欲を感じるシーンがあるが、

-ONE PIECE 第1065話より引用-
そもそも食欲は感じていたんだと思うんです。サテライトは食べなくても生きていられる体であり、ヨークが代わりに食べて食欲を満たしてくれればOK。
何も食べずにステラ(本体)が生きていられるワケもなく、彼だけは食事も排泄も睡眠も取っていたのだと思うんです。心臓も肺もあるステラは人間だから。
リリスが状況を把握したのは「パンクレコーズ」の“脳”と念波で通じたからなのでしょう。では“脳”にアクセスしておきながら、ヨークと脳を切り離しているとは何事か。
この部分の仕組みが難解なのですが、これからはリリス自身で食事をとる必要があり、今後ヨークに行動を把握される事はない。その代わりヨークの体験や知識も分からない。
こういう事なんでしょうね?

-ONE PIECE 第1090話より引用-
リリスもヨークも「パンクレコーズ」と繋がっていながら、同期はしなくなった。それはアトラスがリリスのスイッチを操作したから(第1120話)。こういう事でしょうか。
何にせよ、リリスとヨークは互いに行動を把握する事はできなくなったのかもね。
【パンクレコーズの未来】

-ONE PIECE 第1090話より引用-
世界政府が「マザーフレイム」を欲する限り、Dr.ベガパンクの“脳”は絶対に破壊する事はできない。“脳”を失えばヨークも生きては行けない。
いくらDr.ベガパンクの脳内に、知ってはならない研究結果があろうとも、危険な思想が含まれていても消し去る事はできないハズなのです。おそらくDr.ベガパンク(の脳)は生き続ける。
そこで「パンクレコーズ」ですが…

-ONE PIECE 第1067話より引用-
将来的に、全人類でDr.ベガパンクの“脳”を共有したいと話していました。それが実現すれば、Dr.ベガパンクの脳など遥かに超越した“知識の海”を作る事も可能になると。
それに対してジンベエが「思想も入り込んだら不都合も起きんか?」と。「勘がいいな」とDr.ベガパンク。知識と共に思想も入ってしまうんでしょうね。
もしもDr.ベガパンクの構想が実現すると、もはや「パンクレコーズ」はDr.ベガパンクの脳とは言えなくなります。全人類の脳。ただしDr.ベガパンクの脳は生きて行く。Dr.ベガパンクがいなくなるワケではない。
ただ、
それと繋がるリリスは何者になるの?
まだ今はステラの脳と繋がっているからリリスもヨークもDr.ベガパンクなんですよね。ステラの脳と繋がっているのはサテライトだけ。これが崩れた時です。
ここにサテライトとはどんな存在であるかを考えるヒントがある様な気がします。現在のリリスとヨークを取り巻く状況も含めてね。

-ONE PIECE 第1124話より引用-
果たして生と死の概念とはどう考えれば良いのか。
何が明かされるのか楽しみに待ちたいです!!

コメント
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PASS: d7afde3e7059cd0a0fe09eec4b0008cd
ズレているかもしれませんがiCloudとiPod等アップル機器みたいな関係なのかなと解釈しています
=ステラであれば「も」(というか全文)について訊こうと思えば秒で解決してしまいますものね
同一の存在でもルフィたちが改めて訊きたがる集団ではないから当面明かされないのかもしれませんが…
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ズレているかもしれませんがiCloudとiPod等アップル機器みたいな関係なのかなと解釈しています
=ステラであれば「も」(というか全文)について訊こうと思えば秒で解決してしまいますものね
同一の存在でもルフィたちが改めて訊きたがる集団ではないから当面明かされないのかもしれませんが…
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PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
サーバみたく冗長構成(RAID)が組まれているなら、どのサテライトが故障しても修復は可能(生きている)です。
個人的には、実はリリスは他のサテライトとは違う冗長構成(ミラーリング)で組まれているのなら、面白いなとおもいました。
その場合、自身がステラといっても間違いではないし、それぞれのサテライトを改めて生み出すこともできるからです^^
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サーバみたく冗長構成(RAID)が組まれているなら、どのサテライトが故障しても修復は可能(生きている)です。
個人的には、実はリリスは他のサテライトとは違う冗長構成(ミラーリング)で組まれているのなら、面白いなとおもいました。
その場合、自身がステラといっても間違いではないし、それぞれのサテライトを改めて生み出すこともできるからです^^