バーソロミュー･くまを｢元気｣にする方法は“バッカニア族の特性”にある!?

【あたしのお父さんも元気にしてくれる？】

-ONE PIECE 第1134話より引用-
Dr.ベガパンクがジンベエに頼んでいたのは自身のクローンを運び出す事。エッグヘッドからエルバフに持って来たのは良いが、それを安全に取り出すには装置が必要。
そこでリリス(Dr.ベガパンク)はエルバフに研究所を作るつもりだと言います。そこにボニーが言うんですね。｢あたしのお父さんも元気にしてくれる？｣と。
リリスの返事は｢勿論じゃ!!｣です。
問題は｢元気にする｣とはどういう意味なのか。
リリスが研究所を作り、そこでバーソロミュー･くまを修理したとします。所々ショートしている箇所だとかを直す事ができたとしますね。それで｢元気｣になるのか？と。

-ONE PIECE 第1058話より引用-
パシフィスタに改造され、一切の｢思考｣と｢自我｣を消し去られているのをどうすると言うのか。プログラムで制御され、命令されて動くだけの状態を｢元気｣と言えるのか。
そうは言わないと思うんです。
ボニーが期待しているのは“元通りのお父さん”なんだと思うんです。そしてリリスもそうしてあげるつもりなんだと思うんですね。そうじゃなきゃ｢元気｣とは言えないハズなのです。

【元に戻す事は… ｢できない｣】

-ONE PIECE 第1071話より引用-
バーソロミュー･くまを元に戻せるのか戻せないのかの2択を迫られたDr.ベガパンク(ステラ)が、｢それは… できない!!｣と答えていたんですよね。
できないのには理由がある。

-ONE PIECE 第1100話より引用-
バーソロミュー･くまから一切の｢思考｣と｢自我｣を消し去るのが、ボニーの青玉鱗の治療をする為の条件だったからです。これを承諾したのだからバーソロミュー･くまから“一切”の｢思考｣と｢自我｣が消し去られているハズです。
第1102話で、自爆スイッチをつけろという追加条件の代わりに｢少しだけ自我を残させてくれ｣とDr.ベガパンクが頼み込みますが、サターン聖の返事はNOです。
おそらくバーソロミュー･くまに自我は残っていません。それがボニーの病気を治す為の条件だったから。これが理由だからDr.ベガパンクはボニーに話せなかった。バーソロミュー･くまとの約束でもある。

-ONE PIECE 第1102話より引用-
そう考えないと、あの時のDr.ベガパンクの涙が白々しすぎて受け入れるのが難しくなる。茶番になる可能性すらあります。完全に消してしまってるんです、あの時。
それつまりね？
あの時点ではバーソロミュー･くまを元気にする事はできなかったのです。できるハズがなかった。いくら天才科学者Dr.ベガパンクでもね。それはバーソロミュー･くまの意思(ボニーを治したい)を尊重する結果です。
それが、どこかの時点で変わった!!
何かがあったんですよ!!!

-ONE PIECE 第1134話より引用-
エッグヘッド事件の渦中において、バーソロミュー･くまを元気にできるぞ、元に戻せるぞ… とDr.ベガパンク(リリス)が考え至る何かがあったんですよ。それ以前は無理だと思ってたのに。
ただし、サターン聖の死は無関係と考えます。サターン聖が死んだから元に戻せる事になった… なんてダメです。あの時に消してます。号泣してね。

【バッカニア族の特性】

第1071話では元に戻す事は｢できない｣となっていたのに、第1134話で｢お父さんも元気にできる？｣と言われて｢勿論じゃ!!｣となる。その間に何かがあった。
おそらく想定外の事があったんですよ!!
えっ？そうなの？ みたいな。
Dr.ベガパンクは新たな知見を得た。
そこに可能性を見出したのでは？

-ONE PIECE 第1104話より引用-
バッカニア族の特性です!!!

聖地マリージョアからカマバッカ王国に連れ出したバーソロミュー･くまが突如として動き出します(第1067話)。なぜかボニーの危機を知り、聖地マリージョアを経てエッグヘッドにやって来る。
ここにバッカニア族の特性があるっぽい。
ポイントは意志もないハズなのに、まるで意志を持って動き出している事。エッグヘッドに来たバーソロミュー･くまは一直線にボニーの下に走りサターン聖から守ります。

-ONE PIECE 第1105話&第1106話より引用-
その後もボニーを守る行動を起こしてます。
この時点ではまだボニーの“威権順位”は関係ないんです。PX-0(バーソロミュー･くま)に指示を出していたワケではないんですね。それなのに守ろうと動いています。
そもそもエッグヘッドに来たのが不思議。
何か潜在的なものがありそうなのです!!

【意識を切り替える脳の回路】

ここまで積み上げて来れば、バーソロミュー･くまを元気にする方法も見えて来ると思うんです。バーソロミュー･くま自身の自我は消えているんです。しかし、なぜがボニーを守りたいという意志を持つ!!

-ONE PIECE 第1102話より引用-
Dr.ベガパンクは｢二重人格の様に意識を切り替える脳の回路｣を発明していました。これをバーソロミュー･くまに試させてくれと頼みましたがダメだったんですね。
これを使うつもりなのかも。
バーソロミュー･くまの意識は消失してます。そのチャンネルから、潜在的に持つ意識の方に切り替えれば良い。バッカニア族の特性の方にチャンネルを替える。
その回路を再び作る為にも研究所が必要なんだ。Dr.ベガパンク(ステラ)のクローンを安全に取り出す為の装置を作った後に、その回路を作る。するとバーソロミュー･くまを元気にできる。

-ONE PIECE 第560話より引用-
もしかすると意識を切り替えて出て来た人格がバーソロミュー･くま本人とは別人かも知れない。しかしボニーの事は分かっているワケです。どうやら。
全くの別人格とも思えないんですよね。
これをリリスも分かっているんだと思うんです。Dr.ベガパンク(ステラ)と｢パンクレコーズ｣で脳を共有するリリスならね。よって元気にできる(＝元に戻せる)という確信を持っているのかも。

【10人目の仲間】

バーソロミュー･くまがバッカニア族としての特性を持ち、それが元に戻せる(元気にできる)という事に繋がるのならね。その潜在的な意識の中にバッカニア族としての何かがありそう。

-ONE PIECE 第1095話より引用-
バーソロミュー･くまの一族は、サターン聖によると世界に対して大罪をおかしたという事なんです。何かをしているんです。もしかすると“空白の100年”に関連してます。
そして“太陽の神ニカ”を言い伝えている。
ここがバーソロミュー･くまを元気にする事によって、より明確に呼び覚まされる事になるんだとすればね。これまでとは少し違った面も出て来るのかも知れない。

-ONE PIECE 第1話より引用-
バーソロミュー･くまはバッカニア族として、麦わらのルフィ(太陽の神ニカ)と共に戦いたいという意識を呼び覚まされるのではないか。つまりバーソロミュー･くまこそが“10人目”の仲間なのではないか。
こういう事になるんじゃなあかなぁ。
2929に当てはまる悪魔の実の能力者が出て来るのなら話は変わりますけどね。やはり“ニキュニキュの実”の能力者であるバーソロミュー･くまが最終的に仲間になるんじゃないのかな。
潜在的な何かがあるっぽいんです。
その血と共に、バッカニア族として受け継いでいるものがバーソロミュー･くまにはありそうなんです。ここを呼び覚まして元に戻るのなら… なんですけどね。
どうなんでしょうか？
ともかくバーソロミュー･くまが元に戻るのかどうか。元気になるとは何を意味するのか。リリスは何をするつもりなんでしょうね。
推移を見守りたいと思います♪