
黒ひげマーシャル・D・ティーチが求め続けた悪魔の実であるヤミヤミの実。その能力の最大の特徴は「悪魔の力」を引きずり込んでしまうトコロ。これこそが求め続けた理由なんだと思われるのですが…。
ー画像はONE PIECE第441話より引用ー
【ヤミヤミの実が手に入らなかったなら】

運がなけりゃ諦めたが
何十年もの間、ティーチが白ひげの船にいたのはヤミヤミの実が転がり込んで来る確率が1番高いと考えたからです。もしもヤミヤミの実が手に入らなかったなら、運がなかったと諦めていたと言います。その場合、黒ひげ海賊団を結成する事もなかったと考えられるんですよね。
それはつまり、ヤミヤミの実の入手こそが計画のスタートだったという事だと思うのです。ヤミヤミの実が転がり込んで来なかったなら、そのまま隊長の座にもつかず名を上げる事もなく人生を終えていた。
サッチを亡き者にしてしまって逃げる必要ができたから黒ひげ海賊団を結成したのではない。サッチを亡き者にしたのは「ハズミ(第440話)」に過ぎない。ヤミヤミの実が入手できたから動き出した。こういう事なんだと考えます。
ヤミヤミの実が入手できてこその計画。それ程までの価値がヤミヤミの実にはある。その最大の価値というのがですね…

ティーチが実体に触れると、能力者はいかなる能力も使えなくなるという部分なんだと思うんです。この事が後で重要な意味を持つのだと考えられる訳です。

覇気こそが全ての展開になりながらも…です。
【ティーチの計画は全てを見越していた】

新世界からの冒険は覇気が扱えなければ話にならない。今では覇王色の覇気すらも纏えるという事が明かされました。それが可能なのは「ひと握りの強者」のみであります。
これら覇気の概念の登場により…
もはやロギアの能力者は無敵などではなく、覇気を纏わせられれば実体を捉える事も可能だと分かったのです。

ヤミヤミの実の能力の優位性が失われたと考える向きもあるでしょうか。あるいは、ティーチは覇気が扱えないからこそヤミヤミの実を求めたと考える向きもあるでしょうか。
ここはまだハッキリしませんが、
今のこの覇気全盛の展開をティーチは見越していた風なのです。その上でヤミヤミの実の入手にこだわっていたと考えられるのです。正確に言えば、ティーチではなく尾田先生が見越して描いていたと思われる。
そもそも「覇気」なるワードというのは…

誰あろうティーチの口からが初出なんですよね。ジャヤのモックタウンにおいて、ルフィの覇気で3千万の懸賞額は低過ぎると感じていたのです。
そしてヤミヤミの実の能力のリスクです。

ロギアでありながら攻撃を受け流す事ができない。これは、その第441話の時点では大きなリスクでありました。しかし今となってはそうじゃないんですよ。ロギアの流動する体の優位性なんて遠い過去の話なんです。
攻撃を受け流せないヤミヤミの実のリスクなんて、そこまで重大なリスクとは言えない状況になっているんです。これがあるから僕は、先の展開を見越していたんだろうなと言うのです。覇気なるワードがティーチの口から出るのは第234話。その時点でルフィがロギアの能力者に対抗する為の覇気の設定がなかったとは思えない。
ロギアでありながら攻撃なんて受け流せなくても良い。そういう展開になるのは分かり切っていた。それよりも、そのリスクと引き替えに得られる…

能力者に能力を使わせなくさせるチカラこそが大きな意味を持つって事なんだと思うんですね。これこそが覇気全盛の次に必要となる要素なんじゃないのか?と。
ただし!!!

ティーチがカイドウやマムの実体に触れたからといって、それで勝てるモノでもない筈です。能力を使えない様にしたからといって攻撃が効く様になる訳ではありませんもんね。
そんなカイドウ達の相手をするのはルフィ達。

このワノ国編でカイドウとマムは敗れ去る事になりそうなんです。つまり、ティーチのヤミヤミの実の能力が効果を発揮するのは別って事なんじゃないかなと。ティーチもまたルフィ達と同じく“最悪の世代”とされるのです。
なぜティーチがヤミヤミの実を求めたのか。その理由は少し先の展開にありそうなんです。
【最も凶悪とされる悪魔の実】
ティーチの今後を予想する上で…

シャンクスとの激突は避けられないと考えます。
ただし、僕はシャンクスを能力者だとは考えておりません。シャンクスとティーチが戦う展開になるからといって、そこでヤミヤミの実の能力の真価が明かされるとは思っていないんです。
その展開で描かれるのは…

覇王色の覇気を纏わせられる「ひと握りの強者」であるシャンクスに対して、どうティーチが戦うかになるんだと考えてます。ティーチの地力が試される。それは今ルフィがカイドウと戦うのと同じ事なんじゃないかなと。
更にその先であります!!
ヤミヤミの実の能力というのは…

“悪魔の実”の歴史上…
最も凶悪とされる
↑この様に説明されていましたよね。
誰にとって最も凶悪なのか。
ポイントは「歴史上」なる言葉なんです。

第594話で五老星が悪魔の実の「歴史」を語っているんです。しかもティーチの事についてです。ここがやはり気になるんです。五老星は何歳であり、どれだけの悪魔の実の歴史を見て来たのか?です。
もしかすると、ヤミヤミの実の能力は世界政府にとって最も凶悪とされているんじゃないのかな。空白の100年を含めた、これまでの約900年間の歴史においてです。
ティーチは世界政府を敵に据えてます。
よォく世界に伝えときなァ…!!
平和を愛するつまらねェ庶民共!!
海兵!!! 世界政府!!!
そして… 海賊達よ!!!
この世界の未来は決まった…
↑こう第577話で宣言したのです。
世界政府との戦いを視野に入れた上で、どうしてもティーチはヤミヤミの実を入手しなければならなかったのではないか。世界政府との事でヤミヤミの実の能力の真価が発揮されるのではないか。

第441話でティーチが言っていた「己の能力に過信する(能力者)」というのは、世界政府を指しているんじゃないだろうか。それを使わせない事こそが重要になって来るのかも。ティーチが触れれば能力者は能力が使えないのです。
例えば…

ドンキホーテファミリーのシュガーの能力などは、触られる前にティーチが掴めば効き目はないのです。オモチャにされる事などないのです。どんな能力か分かっていれば対抗できるのです。
このシュガーの能力というのがですね、オモチャにされた者に対する記憶を消すというモノなんですよね。しかもシュガーは歳を取らない。とても気になる重要人物なのです。これと似た悪魔の実の能力を世界政府(イム?)が握り…

空白の100年というのが作り出されている可能性があるのかなぁと。
触れられてはならない。
こういった悪魔の実の能力を世界政府が持つ。それを示唆するのがティーチのヤミヤミの実なんじゃないだろうか。ティーチはそんな能力の存在を知っているんじゃないかなと。だからこそヤミヤミの実を求めた。それを入手しなければ太刀打ちできないから。
それをルフィがどう対処するのかって話になって行くのかなぁと。チラリと想像しております。何にせよ、覇気についてが一段落した後で、再び悪魔の実の能力に対する話が出て来ると考えてます。それこそ世界政府の権力を支える悪魔の実の能力の存在が出て来そうな…。ティーチがヤミヤミの実を求めた事には重要な意味があると思うんですよね。何らかの能力への対抗手段というのがクローズアップされそうな気がします。

それがゴムゴムの実の重要性に繋がるかは… まだ分かりませんけどね。
見守りたいです!!!

コメント
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ゴムゴムの実は唯一ヤミヤミに対抗できるとか?
無限に伸びて吸収されない?とかどうでしょう。
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ゴムゴムの実は唯一ヤミヤミに対抗できるとか?
無限に伸びて吸収されない?とかどうでしょう。
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ルフィの本能の赴くまま進む冒険に比べると、黒ひげは極力無駄な戦いは避け、用意周到にコトを進めているように見える。
「おれが成り上がる手段は、もう全て計画してある!!!」
エースに言ったこの言葉通り、「最終目的」とその「道筋」は明確に描いているのだろう。
「支配と自由」はONE PIECEの大きなテーマとなっているようだが、登場人物が「”支配者”となりたいのか?」これを見分ける上で非常に重要なポイントは「仲間と対等かそうでないか」だと考えている。
黒ひげはどちらなのだろうか?
一つの例として、ルフィに空島へ逃げられた後にバージャスが黒ひげに放った言葉を見て欲しい。
「何とかしろよ船長!!!」
この後の黒ひげの言葉に対してもバージェスは、「ったくよォ!!」と吐いているが、これらは上下関係や主従関係にある場合には出ない言葉遣いだと考えられる。他の船員も「船長」と呼ぶなど立場的には立ててはいるが、心は対等に見える。黒ひげも船員に上から命令したりする素振りはない。
つまり、黒ひげは「仲間と対等」であり、「支配者になりたい訳ではない」と言える。例えば、最終目的が「世界の支配者になる」ならば、それに繋がる言動が普段から滲み出ているはずだが、その様な節は無く、むしろ”自由奔放”に海賊をやっている様にすら感じないだろうか
黒ひげ、バージェス、オーガー、ラフィット、ドクQ」の5人は、「運命」や「巡り合わせ」という言葉を頻繁に使っている。
その発言の節々からは、周到な計画を持っていながらも伸るか反るかは”天任せ”で行動していることが伺え、計画の途中で失敗や死が待っていても「それも運命」と受け入れられる度量の大きさを感じさせる。
それは言い換えると「死を全く恐れない強い精神」を持っている者達だと言える。
「シリュウ、ピサロ、デボン、ショット、ウルフ」インペルダウンより連れ出されたこの5人は、元は”死刑”か”完全終身刑”が言い渡された囚人であり、監獄で一生を終える運命が確定していた者達だ。
ということは、黒ひげは最終目的の為に「死ぬ運命にあった者達を集めた」ということである。後述するがこれは非常に重要なポイントだと考えている。
ちなみに、何らかの病気を患っているドクQも寿命が限られているという可能性がなくは無い。
そしてそもそも黒ひげの計画は「ヤミヤミの実」が手に入らなければ発動することすらなかったかもしれない。
つまり裏を返すとこうなる。
「最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能」
・周到な計画がある
・海賊王になるつもり
・支配者になりたい訳ではない
・死を恐れない最初の5人
・死ぬ運命あった後の5人
・最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能
ー 全てを破壊し尽くした後、青色の星をのみ込み”カオス(無)”に還す ー
私は、これこそが「黒ひげの最終目的」だと考えている。そして、これを可能にする為に必要だったのが「全てを破壊し尽くす”グラグラの力”」であり「破壊したモノ全てをのみ込み尽くす”ヤミヤミの力”」なのではないだろうか。
では、本当にその様なことを考えているのか前述した「黒ひげ海賊団の性格や特徴」と照らし合わせてみよう。
・周到な計画がある
・海賊王になるつもり
・支配者になりたい訳ではない
・死を恐れない最初の5人
・死ぬ運命にあった後の5人
・最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能
まず、ヤミヤミの実が転がり込んでくる可能性が高いという理由で白ひげの船に乗ったところから既に「周到な計画」は始まっていたと言える。他のどの実を食べても世界をカオスに還すことは叶わないからこそ、仲間を殺してでも手に入れたかったのだろう。
また、最終的には青色の星のモノもヒトも森羅万象がカオスに還るのだから「支配者になる必要もない」。
更に、森羅万象をのみ込むということは味方ごとのみ込むことになるが、「死を恐れない最初の5人」は、いずれにしても最終的には自分達ものみ込まれる計画だからいつ死んでも構わないし、死を恐れる必要もないのだろう。彼らがとにかくやりたい事は恐らく…
ー “破壊”と”殺戮” ー
それは「死ぬ運命にあった後の5人」も同じで、脱獄出来たからといって今さら世界を支配しようなどと小さなことは考えておらず、命の限り破壊と殺戮をし尽くしたいと願う「サイコパス集団」なのではないだろうか。
SECRET: 0
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ルフィの本能の赴くまま進む冒険に比べると、黒ひげは極力無駄な戦いは避け、用意周到にコトを進めているように見える。
「おれが成り上がる手段は、もう全て計画してある!!!」
エースに言ったこの言葉通り、「最終目的」とその「道筋」は明確に描いているのだろう。
「支配と自由」はONE PIECEの大きなテーマとなっているようだが、登場人物が「”支配者”となりたいのか?」これを見分ける上で非常に重要なポイントは「仲間と対等かそうでないか」だと考えている。
黒ひげはどちらなのだろうか?
一つの例として、ルフィに空島へ逃げられた後にバージャスが黒ひげに放った言葉を見て欲しい。
「何とかしろよ船長!!!」
この後の黒ひげの言葉に対してもバージェスは、「ったくよォ!!」と吐いているが、これらは上下関係や主従関係にある場合には出ない言葉遣いだと考えられる。他の船員も「船長」と呼ぶなど立場的には立ててはいるが、心は対等に見える。黒ひげも船員に上から命令したりする素振りはない。
つまり、黒ひげは「仲間と対等」であり、「支配者になりたい訳ではない」と言える。例えば、最終目的が「世界の支配者になる」ならば、それに繋がる言動が普段から滲み出ているはずだが、その様な節は無く、むしろ”自由奔放”に海賊をやっている様にすら感じないだろうか
黒ひげ、バージェス、オーガー、ラフィット、ドクQ」の5人は、「運命」や「巡り合わせ」という言葉を頻繁に使っている。
その発言の節々からは、周到な計画を持っていながらも伸るか反るかは”天任せ”で行動していることが伺え、計画の途中で失敗や死が待っていても「それも運命」と受け入れられる度量の大きさを感じさせる。
それは言い換えると「死を全く恐れない強い精神」を持っている者達だと言える。
「シリュウ、ピサロ、デボン、ショット、ウルフ」インペルダウンより連れ出されたこの5人は、元は”死刑”か”完全終身刑”が言い渡された囚人であり、監獄で一生を終える運命が確定していた者達だ。
ということは、黒ひげは最終目的の為に「死ぬ運命にあった者達を集めた」ということである。後述するがこれは非常に重要なポイントだと考えている。
ちなみに、何らかの病気を患っているドクQも寿命が限られているという可能性がなくは無い。
そしてそもそも黒ひげの計画は「ヤミヤミの実」が手に入らなければ発動することすらなかったかもしれない。
つまり裏を返すとこうなる。
「最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能」
・周到な計画がある
・海賊王になるつもり
・支配者になりたい訳ではない
・死を恐れない最初の5人
・死ぬ運命あった後の5人
・最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能
ー 全てを破壊し尽くした後、青色の星をのみ込み”カオス(無)”に還す ー
私は、これこそが「黒ひげの最終目的」だと考えている。そして、これを可能にする為に必要だったのが「全てを破壊し尽くす”グラグラの力”」であり「破壊したモノ全てをのみ込み尽くす”ヤミヤミの力”」なのではないだろうか。
では、本当にその様なことを考えているのか前述した「黒ひげ海賊団の性格や特徴」と照らし合わせてみよう。
・周到な計画がある
・海賊王になるつもり
・支配者になりたい訳ではない
・死を恐れない最初の5人
・死ぬ運命にあった後の5人
・最終目的はヤミヤミの実だからこそ実現可能
まず、ヤミヤミの実が転がり込んでくる可能性が高いという理由で白ひげの船に乗ったところから既に「周到な計画」は始まっていたと言える。他のどの実を食べても世界をカオスに還すことは叶わないからこそ、仲間を殺してでも手に入れたかったのだろう。
また、最終的には青色の星のモノもヒトも森羅万象がカオスに還るのだから「支配者になる必要もない」。
更に、森羅万象をのみ込むということは味方ごとのみ込むことになるが、「死を恐れない最初の5人」は、いずれにしても最終的には自分達ものみ込まれる計画だからいつ死んでも構わないし、死を恐れる必要もないのだろう。彼らがとにかくやりたい事は恐らく…
ー “破壊”と”殺戮” ー
それは「死ぬ運命にあった後の5人」も同じで、脱獄出来たからといって今さら世界を支配しようなどと小さなことは考えておらず、命の限り破壊と殺戮をし尽くしたいと願う「サイコパス集団」なのではないだろうか。
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コメントありがとうございます ななしさん
それもあるかもなんですが…
ルフィとティーチはインペルダウンで戦ってるんですよね。そこでヤミヤミとゴムゴムをブツけてます。これがありましたので、ヤミヤミの真価は別にあるんじゃないかと考えてみました。
しかし、あの時とは違うんだという展開も面白いですね!! 見守りたいです!!
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コメントありがとうございます ななしさん
それもあるかもなんですが…
ルフィとティーチはインペルダウンで戦ってるんですよね。そこでヤミヤミとゴムゴムをブツけてます。これがありましたので、ヤミヤミの真価は別にあるんじゃないかと考えてみました。
しかし、あの時とは違うんだという展開も面白いですね!! 見守りたいです!!
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コメントありがとうございます のりのんさん
黒ひげは支配したいと考えてそうな節があるように思うんですよね。頂上戦争でのセリフからして。そこがルフィとは違うように思えるんですよ。まぁでもわかりませんもんね。
どんな計画があるのか知りたいですね!!
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コメントありがとうございます のりのんさん
黒ひげは支配したいと考えてそうな節があるように思うんですよね。頂上戦争でのセリフからして。そこがルフィとは違うように思えるんですよ。まぁでもわかりませんもんね。
どんな計画があるのか知りたいですね!!