【開国などしとうない】なぜワノ国は開国しなくてはならないのか

開国などしとうない!! と言うモモの助 -ワンピース最新考察研究室.1041
「ワノ国」の人達が危険にさらされるなら
「開国」などしとうない!!!

こうモモの助は言い、ヤマトに対して臆病かと問います。国を閉ざしたのは光月家です。なぜ光月家は鎖国したのか、どうして光月おでんはワノ国を開国しなくてはならないと考えたのか。その謎に迫ります。
-画像はONE PIECE 第1041話より引用-

【光月家が鎖国をした理由】

どうしてワノ国は鎖国をしたのかが謎なのです。
鎖国は“巨大な力”からワノ国を守る為
-ONE PIECE 第972話より引用-
ラフテルに辿り着き世界の秘密を知った光月おでんは“巨大な力”からワノ国を守る為に国を閉ざしたと説明しておりました。
この“巨大な力”が何であるかです。
武力であるなら守り切れていないんですね。怪物と呼ばれる四皇カイドウの力を前にしてワノ国は主権を守る事ができなかったのです。将軍オロチは傀儡です。カイドウに利用されていただけ。
とはいえ、光月おでんを筆頭にワノ国の侍が団結していたならカイドウの侵略は阻止できていたと考えられます。光月おでんが海外へ冒険に出ていた事、裸踊りで人心が離れていた事は大きい。
それにしても、
ワノ国は“天然の要塞” -ワンピース最新考察研究室.985
-ONE PIECE 第985話より引用-
滝に囲まれた“天然の要塞”である事が第一にあり、そこに侍の強さがあって守られて来たのだと思うんです。わざわざ国を閉ざした事にどれ程の意味があったのか。
卓越した航海術を持っていればワノ国に攻め込もうと思えば可能なんですよね。実際にワノ国に攻め入った者はいるんです。侍リューマやカイドウに撃退されてはいますけれど。
鎖国してる事など無意味に近い。
おそらく武力ではないんです。それは鎖国してようが防ぎようがない。“巨大な力”というのは、それ以外の何かなんですよね。国を閉ざす事で守り抜けたモノ。
そうなると…
・文化
・思想
・情報
この3つに絞れると思うんです。
世界を牛耳る天竜人の思想(考え方)、また文化(価値基準)… そして世界政府による操作も加わった情報の侵入。これこそが“巨大な力”の秘密なんじゃないかと考えます。
これらが入って来ない様に光月家は国を閉ざした。
それがあるからこそ…
老婆「巨大な後ろ盾を得られる!!」
-ONE PIECE 第965話より引用-
「今まで海外にいた…」という黒炭ひぐらしが発端となってワノ国の悲劇が始まっている。海外に触れた者がワノ国に戻って来てから変になっている。何もないのにカイドウが攻めて来た訳ではないのです。
中でもやはり“情報”なんだと思うんです。
ワノ国とゾウの情報は全く入らない -ワンピース最新考察研究室.965
-ONE PIECE 第965話より引用-
ワノ国に世界の情報は入らない。逆にワノ国の情報が世界に伝わる事もない。これこそが鎖国制度による最大の恩恵だと考えています。ゾウもまた守られて来た。
それを示す事例が1つありまして。
光月おでんはロジャーと共にラフテルに辿り着いた
-ONE PIECE 第818話より引用-
ワノ国の錦えもん、ゾウのペドロはロジャーを本名で呼んでおりました。「ゴールド・ロジャー」ではないのです。これは世界政府による情報操作が及んでいない事を示していると考えています。
世界に惑わされてはいけない。
ワノ国は何があろうと自国の思想や文化を守り抜かねばならない。逆にワノ国からの情報を遮断して何も知らせない様にした。こういう事じゃないかな。
ワノ国には“流桜”と呼ばれるモノがあり、それは海外の武装色の覇気と同じ。覇気には見聞色の覇気と呼ばれるモノがあるのだが…
ルフィからアルパカマンが何をするか聞くヒョウ五郎 -ワンピース最新考察研究室.939
-ONE PIECE 第939話より引用-
それはあまり使われていないっぽいんですね。ヒョウ五郎は“流桜”に関してはルフィの師匠なのだが、見聞色に関しては全くだったのです。
それはつまりワノ国は「見聞」を捨てたという事を示唆するのであって。これこそが鎖国が何をしたいが為の政策だったかを示すモノと考えられないだろうか。
そして見聞色の覇気が異常に発達したモモの助がワノ国を開国するかどうかの瀬戸際に立っている。この構図になっているんじゃないかと考えます。

【ワノ国が開国する理由】

頼んだぞ!! お前ら…!!「ワノ国」を開国せよ!!!
-ONE PIECE 第972話より引用-
ワノ国を開国せよ=情報の流入を解禁せよ
海王類の声を聞いた光月おでんは、20年以上先の未来に世界に何が起こるかを予見した。国を閉ざしたままだと世界の情勢の変化に乗り遅れてしまう。
何よりも…
その者が800年の時を越え現れる時
-ONE PIECE 第972話より引用-
ジョイボーイの出現にも気づけない可能性がある。だからこそジョイボーイが現れるまでにワノ国は開国しておかなければならない。世界に向けてアンテナを張っておく必要がある。
そしてワノ国はジョイボーイを迎え入れますと世界に向けて発信する事にも意味があるんじゃないかと考えています。大海を分かつ程の“巨大な戦”におけるワノ国の意思表示と言えるでしょうか。
モモの助は開国などしとうない!! と言う。
ルフィからの声 -ワンピース最新考察研究室.1015
-ONE PIECE 第1015話より引用-
しかし、その類稀なる才能を最大限に活用しなければならない時が来る!! 今こそ遠く離れた世界の“声”に耳を傾けなければならない。
ワノ国の人達が危険にさらされるなら、モモの助こそが守り抜かねばならない。それはワノ国の将軍としての責務である!! 国を閉ざしたまま逃げ続けていてはならない。
モモの助「にげる…!?」-ワンピース最新考察研究室.993
-ONE PIECE 第993話より引用-
モモの助自身が強い意志を持てるかどうか。将軍としての気構え、また世界を夜明けに導く者としての気構えが持てるかどつか。もちろんモモの助ならやれる!! と。
ここになって来るのではないかなと。

【世界政府による情報操作】

今回、僕はワノ国が鎖国をした理由として“情報”の遮断というのを取り上げてみました。これについては何かありそうなんです。世界政府と“情報”というのには何かありそう。
そこで振り返りたいのが…
CP0「誤報である」-ワンピース最新考察研究室.712
-ONE PIECE 第712話より引用-
ドレスローザ編における誤報であります。わずか10人余りをダマすだけの為に世界にウソがつけるんです。これについては五老星さえも知らないトコロで行われていたのです。
ドフラミンゴは誰に頼んだのか。五老星の上となるとイムしか考えられないんですよね。これは単に新聞社への要請だけの話なのかどうか。
まだ更に裏があったりするのかな?
海賊王ゴールド・ロジャーを報じる新聞 -ワンピース最新考察研究室.967
-ONE PIECE 第967話より引用-
ロジャーから“D”を隠して「ゴールド・ロジャー」にしたりだとか、うそつきノーランドの話も関連しそうなんですよね。世界を握るというのはマスメディアを握るって事なんでしょうけど…。
世界政府の権力と“情報”については何かありそう。それが空白の100年のカラクリに関係するのかどうかなんですけどね。ワノ国にも空白の100年は存在しそうですし。
見守りたいですね!!!

コメント

  1. のりのん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「(父が)今ここにいても」と言っているので現在のワノ国の状況が日誌が書かれた当時のワノ国とは違うのかもしれない。
    世界規模の動きはモモの助は把握していないはずなのでおそらく間違いないだろう。つまり世界政府の艦がそこに来ていることとは関係ないと思う。
    現在のワノ国の状況が何を指しているかであるが、おでんの予想していた以上にカイドウ(とオロチ)によってワノ国が荒れてしまっている事を指している気がする。
    討ち入りが行われている事を指しているとも考えられるが、20年後の討ち入り成功はおでんの悲願だったのでこの場の現状を指しているわけではないと思う。
    なのでおそらく、日誌に書かれていたことはワノ国を開国することでワノ国が"世界規模の戦い"に巻き込まれる可能性についてだったのではないだろうか。
    20年前のワノ国であれば問題なかったのかもしれないが、現状では花の都ぐらいしか栄えていないのでモモの助は開国を躊躇っているというわけである。
    ちなみに「今ここにいても」以外の台詞でもモモの助の葛藤を"悟る"ことができる。
    日誌は予言の書みたいなものであるはずだがモモの助は「父は予言者ではない!!」と言っているので、これから起きる世界の大まかな流れは書かれていても国レベルのことは書かれていなかったと考えることができる。
    それに加えかんじんの目的が分からないというのもモモの助が二の足を踏んでいる理由だろう。
    つまりよく分からない目的の為に疲弊しているワノ国を危険にさらしていいのか悩んでいる、というわけである。
    この予想が正しいならモモの助は"ワノ国の将軍として"今後立派になれるポテンシャルを早速見せていることになるが、しかし世界を夜明けに導く存在として相応しいかはよく分からないので、おそらくこの件についてはモモの助の口から近い内にまた何か明らかになるだろう。
    その後本当に世界を夜明けに導く者がモモの助なのかどうか(実際はルフィかもしれない)が明確になるのかもしれない。

  2. のりのん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    「(父が)今ここにいても」と言っているので現在のワノ国の状況が日誌が書かれた当時のワノ国とは違うのかもしれない。
    世界規模の動きはモモの助は把握していないはずなのでおそらく間違いないだろう。つまり世界政府の艦がそこに来ていることとは関係ないと思う。
    現在のワノ国の状況が何を指しているかであるが、おでんの予想していた以上にカイドウ(とオロチ)によってワノ国が荒れてしまっている事を指している気がする。
    討ち入りが行われている事を指しているとも考えられるが、20年後の討ち入り成功はおでんの悲願だったのでこの場の現状を指しているわけではないと思う。
    なのでおそらく、日誌に書かれていたことはワノ国を開国することでワノ国が"世界規模の戦い"に巻き込まれる可能性についてだったのではないだろうか。
    20年前のワノ国であれば問題なかったのかもしれないが、現状では花の都ぐらいしか栄えていないのでモモの助は開国を躊躇っているというわけである。
    ちなみに「今ここにいても」以外の台詞でもモモの助の葛藤を"悟る"ことができる。
    日誌は予言の書みたいなものであるはずだがモモの助は「父は予言者ではない!!」と言っているので、これから起きる世界の大まかな流れは書かれていても国レベルのことは書かれていなかったと考えることができる。
    それに加えかんじんの目的が分からないというのもモモの助が二の足を踏んでいる理由だろう。
    つまりよく分からない目的の為に疲弊しているワノ国を危険にさらしていいのか悩んでいる、というわけである。
    この予想が正しいならモモの助は"ワノ国の将軍として"今後立派になれるポテンシャルを早速見せていることになるが、しかし世界を夜明けに導く存在として相応しいかはよく分からないので、おそらくこの件についてはモモの助の口から近い内にまた何か明らかになるだろう。
    その後本当に世界を夜明けに導く者がモモの助なのかどうか(実際はルフィかもしれない)が明確になるのかもしれない。

  3. ゼロムス より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    今回のモモの助は「開国したくない」と内心を打ち明けている感じだった。
    これがなかなか興味深い場面ではないだろうか?
    ここ、モモの助は「自分は頭が悪いゆえ」と前置きしつつも、おでんの意思とは別の「自分の考え」を示しているのがいい感じ!
    すごい泣き虫で情けない印象がぬぐえないモモの助だけれども、ここで偉大なる父・おでんの「開国せよ」という言葉を無理くりに貫こうとしていないのがポイント。
    そう、他の赤鞘のメンバーであれば(忠義心の影響もあって)開国という一大イベントをナシにしようなんて発想そのものが出てこないんじゃないだろうか!
    ここは赤鞘たちと全く違う部分であり(仮に臆病であろうとも)自分の意思を持っている点においてモモの助の肩を持ちたいところかな!
    よく言ったと思うし、今ある情報から考えれば無理に開国なんてしなくていいと思う!
    ちなみにここ、赤鞘がこの場にいないメリットというものが存在する。
    モモの助も「ヤマトにだから打ち明けられた」みたいなところもあるかもしれない。
    というのも、赤鞘の面々だと今回のモモの助の意見を打ち明けても「なりません、それはモモの助様が幼いゆえに理解できておらぬだけです!」などといって強引におでんの意思を遂行しようとしかねないところ。
    過去にはモモの助を後ろから羽交い締めにしたり、その意見を封じようとした経緯もあるしね。
    錦えもんたち赤鞘はモモの助を大切に思っていないわけではないと思う。
    しかしその気持ちよりも「おでん様の悲願を果たす」という使命のほうが大きくなっていて、モモの助の意見をすら(その使命を果たすために)捻じ曲げようとするところがあると思う。
    対してモモの助は年齢的にそれを跳ね除けるだけの判断能力を持ち合わせていないから、周りの大人に強くいわれたら、しぶしぶでも頷くしかないところが難しいところ。
    しかしここにはそんな大人たちがおらず、ヤマトはモモの助の考えを尊重してくれそうなタイプでもある。
    そのことを踏まえると、モモとヤマトの巡り合わせはワノ国にとってかなりプラスになると思うし、今回の一幕はそれを象徴したワンシーンだったといえるんじゃないかな!

  4. ゼロムス より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    今回のモモの助は「開国したくない」と内心を打ち明けている感じだった。
    これがなかなか興味深い場面ではないだろうか?
    ここ、モモの助は「自分は頭が悪いゆえ」と前置きしつつも、おでんの意思とは別の「自分の考え」を示しているのがいい感じ!
    すごい泣き虫で情けない印象がぬぐえないモモの助だけれども、ここで偉大なる父・おでんの「開国せよ」という言葉を無理くりに貫こうとしていないのがポイント。
    そう、他の赤鞘のメンバーであれば(忠義心の影響もあって)開国という一大イベントをナシにしようなんて発想そのものが出てこないんじゃないだろうか!
    ここは赤鞘たちと全く違う部分であり(仮に臆病であろうとも)自分の意思を持っている点においてモモの助の肩を持ちたいところかな!
    よく言ったと思うし、今ある情報から考えれば無理に開国なんてしなくていいと思う!
    ちなみにここ、赤鞘がこの場にいないメリットというものが存在する。
    モモの助も「ヤマトにだから打ち明けられた」みたいなところもあるかもしれない。
    というのも、赤鞘の面々だと今回のモモの助の意見を打ち明けても「なりません、それはモモの助様が幼いゆえに理解できておらぬだけです!」などといって強引におでんの意思を遂行しようとしかねないところ。
    過去にはモモの助を後ろから羽交い締めにしたり、その意見を封じようとした経緯もあるしね。
    錦えもんたち赤鞘はモモの助を大切に思っていないわけではないと思う。
    しかしその気持ちよりも「おでん様の悲願を果たす」という使命のほうが大きくなっていて、モモの助の意見をすら(その使命を果たすために)捻じ曲げようとするところがあると思う。
    対してモモの助は年齢的にそれを跳ね除けるだけの判断能力を持ち合わせていないから、周りの大人に強くいわれたら、しぶしぶでも頷くしかないところが難しいところ。
    しかしここにはそんな大人たちがおらず、ヤマトはモモの助の考えを尊重してくれそうなタイプでもある。
    そのことを踏まえると、モモとヤマトの巡り合わせはワノ国にとってかなりプラスになると思うし、今回の一幕はそれを象徴したワンシーンだったといえるんじゃないかな!

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