
海賊は裏切るぞ 負けるとわかりゃ
お前らを見捨てて逃げる
こうカイドウが言ったのは第987話。麦わらのルフィと手を組んだ光月家の家臣達に向けての言葉でしたね。「ルフィ殿はお前らとは違う」と錦えもんは一喝。今回はこのセリフについて考えて行きましょうよ!!
-画像はONE PIECE 第987話より引用-
【ロックス海賊団と海賊の裏切り】

-ONE PIECE 第957話より引用-
ロックス海賊団については、後に語り継ぐ者がいない程に仲が悪かったという話が出ておりましたからね。第987話でカイドウの「海賊は裏切るぞ」と「負けるとわかりゃ」「見捨てて逃げる」というのはロックス海賊団の事なんだろうなと。予想する向きはありました。
そこで今回の過去編です。

-ONE PIECE 第1049話より引用-
↑このビッグ・マムというのはゴッドバレー事件の後ですよね。海賊島「ハチノス」まで戻って来てカイドウを捜している。こういう事なんだと思われます。
この時カイドウはどうしていたのか。もしかすると政府・海軍に捕まってパンクハザードに連行されていた可能性があります。キング(アルベル)との出会いですよね。上のマムのコマの次でカイドウは海賊団を結成しており、横にはキングがいるのです。
そういう事なんだろうとは思われますが、ゴッドバレーにてマムから“ウオウオの実”の幻獣種を貰っていながら、それに恩義を感じずに逃げていたのだと思うんです。マムからすれば“話が違う”って事で。
おそらくは、“ウオウオの実”の幻獣種をくれてやるからウチの海賊団に入れ。こういう話だったんじゃないかと思うんです。そういう話だったのにカイドウは自分で海賊団を作っていた。
これも1つの裏切り行為なんでしょうけどね。
ゴッドバレーと海賊島「ハチノス」との距離が不明ですが、マムの顔が綺麗すぎるんですよね。ゴッドバレーでの激闘の後というのが一切描かれていないのです。懸命に戦わずにマムは逃げてたんじゃないのか?と。

-ONE PIECE 第987話より引用-
↑このカイドウのセリフというのは、ゴッドバレー事件におけるロックス・D・ジーベックの末路である可能性が高いんですよね。ただし、白ひげはそんな事はしなかったと思ってます。白ひげが背中を向けて敗走したとは思えない。それ以外です。
ただ、これだけじゃなかったのです。
上のカイドウのセリフというのは“過去”だけじゃなく、“未来”にも適用されるのではないか。そういう風にも考えられていたのです。だからってルフィが侍達を裏切るなんて考えられない。カイドウ側で“これから”海賊同士の裏切りが描かれそうだぞと。
その筆頭というのがそれこそ…

-ONE PIECE 第954話より引用-
元ロックス海賊団の2人であるマムとカイドウの海賊同盟だったワケです。2人の関係性の亀裂というのが攻略の糸口になって来るんじゃなかろうか?と。
これが意外にも無かったのです!!!
最後まで互いに相手を裏切る事なく… マムはマムで、カイドウはカイドウで撃破されて終わった感じなんですよ。おそらくカイドウは今回でダウンだと思っているからです。
【ワノ国編と海賊の裏切り】
振り返ってみると、ワノ国編における海賊の裏切りというのは無いんですよね。「負けるとわかりゃお前らを見捨てて逃げる」というカイドウのセリフを証明するシーンが思い浮かばないのです。
しいて挙げるなら…

-ONE PIECE 第954話より引用-
キッド・アプー・ホーキンスの海賊同盟になるんですけどね。元よりアプーはカイドウの傘下でして。そもそも3人の同盟なんて成立していなかった。あとはカイドウの申し出にホーキンスは従い、キッドは従わなかったという話なんです。
そして、この海賊同盟に関しては…

-ONE PIECE 第668話より引用-
パンクハザードにおけるロビンのセリフの回収でありまして。海賊の同盟に関するモノなんですよ。過去にロックス海賊団であっただろう“海賊団内部における裏切り”と少しズレてるんです。カイドウのセリフと若干のズレがある。
そこで海賊団内部に目を向けますと…

-ONE PIECE 第990話より引用-
ドレークから「裏切るなら今だぞ」と言われながら、ホーキンスはそれを拒否しておりました。かたやドレークも海賊としてカイドウを裏切ったとは言えない。そもそも海兵だったのです。
ドレークはアプーともありましたよね。
こちらは逆パターンです。

-ONE PIECE 第1030話より引用-
アプーの方から話が持ちかけられます。カイドウを討ちたいなら手を組もうぜと。これがね、成立しないんですよ。ルフィとの義理があるからとドレークは拒否。あとはCP0の介入があって話はウヤムヤ。
それ以外を見渡しても、裏切りがあっても海賊ではなかったりですね。お玉の“きびだんご”があったからだったり。氷鬼で見捨てられた者達だったりなのです。抜けてるモノがあるかもですが、あとは皆んなカイドウに対する忠誠は本物だったっぽいのです。
となると、あのカイドウのセリフというのは今後に繋がるのかな?と。まだ他にも海賊団があるんですからね。そっちで回収される話なのかな?
それならシャンクスと黒ひげになる!!
【2つの海賊団と海賊の裏切り】
このワノ国編以降、残る海賊団となると2つです。シャンクスの赤髪海賊団と黒ひげティーチの黒ひげ海賊団になりますよね。そこでカイドウのセリフとの関連性において見逃せないのが…

-ONE PIECE 第957話より引用-
海軍本部に赤髪海賊団がどう見られていたかであります。ブランニューが「部下からの信頼も厚い」と言っていましたよね。最もバランスのいい“鉄壁の海賊団”であると。
これがね、怪しいんですよ!!!
部下からの信頼が厚いだとか、鉄壁の海賊団だとか言われている赤髪海賊団に裏切り者がいる可能性。あるんですよね。逆に面白くなるんです。

-ONE PIECE 第234話より引用-
↑赤髪海賊団(新入り) ロックスター!!
もうね、怪しさ満点なんですよね。その名前に“ロックス”が入っている事もあります。それより何より101巻のSBSにて「実力者ですが、幹部の肩書きはないです。」と。幹部に取り上げて貰えない何かがあるのかな?
ここは見守りたいところ!!
そしてやはり黒ひげ海賊団における裏切りというのは外せないんですよね。クザン(青キジ)というのは当てはめて良いのか微妙です。クザンは海賊じゃないと僕は考えてます。
黒ひげ海賊団における裏切りとなると…

-ONE PIECE 第575話より引用-
インペルダウンから入った者達です!!
その者達というのは、黒ひげティーチの「一つの儲け話」に乗っただけ。それこそロックス海賊団の結成の理由と重なるモノなんじゃないかと考えていまして。忠誠なんて無いんじゃないのかなぁと。
そもそも、
黒ひげ海賊団とロックス海賊団、あるいはマーシャル・D・ティーチとロックス・D・ジーベックという男には何か重なるモノがあると考えているんですよね。何かありそうだぞと。
ロックス海賊団の末路と黒ひげ海賊団の末路は揃えて来るんじゃないかな。そんな気がしてるんです。あのカイドウのセリフというのは未来の黒ひげ海賊団を示しているんじゃないか。
しかし赤髪海賊団のロックスターもありそうなんですよ。何となく。ゆえに赤髪海賊団と黒ひげ海賊団のどちらかじゃなくて、どちらにも海賊の裏切りというのが出て来るのではないか。どちらもある意味“ロックス”は外せないのかもねと。これで待ってみようかな。
どうなって行くのでしょうね?

コメント
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当時のロックスはおそらくカイドウよりも遥かに強かったんじゃないかと思いますが、その強さ故に自身過剰だったんじゃないかと思います。
軽率と過信…
頂上戦争の際、白ひげは黒ひげティーチの短所を指摘していましたが、ティーチが明らかにロックスの影響を受けているという事から親子関係も予想されますが、ロックスもそういう性格だったんじゃないかと思います。
意外に冷静で思慮深いカイドウから見れば、ロックスはそういう性格が致命的な短所であり、いつかはその為に失敗し命を落とす事になるだろうとカイドウは予想していたのかも知れない…
また、ロックスにもやはり貴族意識みたいなものがあったりしたのかも知れないとも思いますね…
カイドウからすればロックスは『本物』ではなく、ゴッドバレー事件当日にリンリンからウオウオの実をもらっていたはずですが、それを手に入れたカイドウには最早ロックス海賊団にいる理由はなくなり、ちょうどその日が重なっただけだったりするんじゃないかと思うんですよね…
龍は自由な大海原に解き離れたわけですが、百獣海賊団にはカイドウを裏切ろうと人間は一人もいなかった…
あのクイーンですらカイドウを尊敬し、慕っていたようですが、カイドウはロックス海賊団のチームワークの無い実態を反面教師にして百獣海賊団を作り上げたんじゃないかとも思いますね…
カイドウも自由平等な世界を目指していたようですが、弱者を奴隷にしようという考えはやはり天竜人と同じであり、時代はカイドウを選ばなかったという事なんでしょうね…
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当時のロックスはおそらくカイドウよりも遥かに強かったんじゃないかと思いますが、その強さ故に自身過剰だったんじゃないかと思います。
軽率と過信…
頂上戦争の際、白ひげは黒ひげティーチの短所を指摘していましたが、ティーチが明らかにロックスの影響を受けているという事から親子関係も予想されますが、ロックスもそういう性格だったんじゃないかと思います。
意外に冷静で思慮深いカイドウから見れば、ロックスはそういう性格が致命的な短所であり、いつかはその為に失敗し命を落とす事になるだろうとカイドウは予想していたのかも知れない…
また、ロックスにもやはり貴族意識みたいなものがあったりしたのかも知れないとも思いますね…
カイドウからすればロックスは『本物』ではなく、ゴッドバレー事件当日にリンリンからウオウオの実をもらっていたはずですが、それを手に入れたカイドウには最早ロックス海賊団にいる理由はなくなり、ちょうどその日が重なっただけだったりするんじゃないかと思うんですよね…
龍は自由な大海原に解き離れたわけですが、百獣海賊団にはカイドウを裏切ろうと人間は一人もいなかった…
あのクイーンですらカイドウを尊敬し、慕っていたようですが、カイドウはロックス海賊団のチームワークの無い実態を反面教師にして百獣海賊団を作り上げたんじゃないかとも思いますね…
カイドウも自由平等な世界を目指していたようですが、弱者を奴隷にしようという考えはやはり天竜人と同じであり、時代はカイドウを選ばなかったという事なんでしょうね…
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コメントありがとうございます 雷斗さん
白ひげやロジャーに関しては名前を出して語っているのに、ロックスは不自然な程に何も言わないんですよね。ルフィの背後にチラリと浮かべただけだったでしょうか。ここには何かありそうな気がしてきますね。
書き込んで下さったような人物像の可能性もありますよね。マムが言うようなロクでもない男だったのかも。ロックスについて伏せているのは何があるからなんでしょうね。気になります!!
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コメントありがとうございます 雷斗さん
白ひげやロジャーに関しては名前を出して語っているのに、ロックスは不自然な程に何も言わないんですよね。ルフィの背後にチラリと浮かべただけだったでしょうか。ここには何かありそうな気がしてきますね。
書き込んで下さったような人物像の可能性もありますよね。マムが言うようなロクでもない男だったのかも。ロックスについて伏せているのは何があるからなんでしょうね。気になります!!