ロキの友達「モサ公」は何者なのか!?

エルバフの冥界、そこに磔の刑に処されているロキが友達と呼ぶ「モサ公」とは一体何者なのか？雪電伝虫の向こう側にいるその人物は僕達の知っている誰かなんですか？

モサ公はエルバフにはいない

第1151話で一方的にかけて来て、要件だけ伝えて切ってしまったモサ公。要件というのは当分の間は連絡が取れなくなるので、これまでの感謝だけ伝えさせて下さいというものです。

その内容は「先程… 言えなかったのですが」と。

先程というのは第1134話での通話を指しているんですね。

出典：ONE PIECE 第1134話｜尾田栄一郎｜集英社

この時にモサ公は言いたかったが言えなかった。

ただしロキが「恐怖体験」の話を持ち出し、その流れで「優しさがある」なんてモサ公が言ってしまって逆鱗に触れてしまうんですよね。それで肝心な要件が伝えられなかったワケです。

こう考えられます。

ともかく第1134話の時点で当分の間は連絡できないと伝えたかった。その理由は何やら立て込んでいるという話なんですよね。では、その時のエルバフはどういう状況だったか。

まだ立て込む様な事は起きていない！！

出典：ONE PIECE 第1134話｜尾田栄一郎｜集英社

アウルスト城にシャムロックと軍子が現れるのも第1134話ですが、それはロキとモサ公の通話が描かれた後になります。

この2人の侵入者についてはギャバンが察知していた様子ですが、彼は単独行動を取っていたんですよね。ギャバンがモサ公など考えられず、彼に繋がる人物がモサ公とも考えにくい。

モサ公に関する立て込んだ話というのはエルバフとは別の場所の出来事。それはモサ公の「先程」というセリフが示している（あの時エルバフではまだ事件は起きていない）。こういう事。

出典：ONE PIECE 第1143話｜尾田栄一郎｜集英社

またエルバフには「電語虫」と呼ばれる通信機器があり、モサ公は「電伝虫」（雪電伝虫）でかけて来ています。エルバフ内での通話なら電語虫を使っているのではないだろうか。

そしてロキが電伝虫で受けているんだから、モサ公も電伝虫でかけているハズ。モサ公の方も雪電伝虫かは分かりませんけどね。ともかく会話は電伝虫同士なんでしょう。

だからってモサ公がいるのはエルバフ国外！とは言い切れませんけど。

それでもモサ公の正体が明らかになるのは、これから挟まれる世界情勢での事になるのかもしれません。あるいはロキがエルバフ国外に出る展開になった時ではないかな？と考えます。

モサ公の恐怖体験

出典：ONE PIECE 第1134話｜尾田栄一郎｜集英社

モサ公には「恐怖体験」というのがあります。今でも思い出すと震えが止まらないらしい。

これについてロキが「おれももどかしかったさ」と話しています。行ってやりたくても行けなかったと解釈する事ができるんですね。ただし、これだけで恐怖体験の時期を推測する事は不可能。

そのモサ公の体験はロキと知り合う前の出来事かもしれないから。

どうやらモサ公は誰かを取り逃がしてしまっています。そいつを再起不能にしておかないと復讐に来るぞという風にロキは忠告しているんですからね。

そしてロキがその場にいたのなら、モサ公に代わって辺り一帯を廃墟にして１人残らず死なせてやったのにと話しています。ただしモサ公はそこまでは望んでいない。

これだけを読むと、モサ公側がどこかへ攻め込むも誰かを取り逃がしてしまったという話に取れます。相手側を壊滅させるまではしたくなかった、って意味っぽいんだけどね。

あるいはモサ公側が攻め込まれ、敵の首謀者を取り逃がしたという話も成り立つでしょうか。その場所は自陣ゆえに壊滅するまでしてもらっては困る。

ハッキリしているのはモサ公が恐ろしい体験をしてるって事！

ポイントは、作中で誰かを取り逃がすという事件が起きていなかったか？って話なんですけどね。もう枚挙にいとまがありません。ルフィが関係しているだけでも沢山あります。

ロキとモサ公の出会いについて

ロキはモサ公を「見た事も会った事もねェ」と話しています。それは電伝虫で知り合った仲だと思われます。ロキはモサ公の声しか知らない。厳密には出会ってはいない。

出典：ONE PIECE 第1134話｜尾田栄一郎｜集英社

電伝虫にフサフサの毛が生えているのは「防寒型」だからだと思われます。その毛でモサ公の顔を想像する事はできないと考えます。音声認識とは受話器を取らなくても通話できるって事かな。

ロキとモサ公が知り合うキッカケが気になりますよね。

１つ考えられるのが──

出典：ONE PIECE 第1131話｜尾田栄一郎｜集英社

陽界への入島手段が分からず、冥界に入った人間が持っていた電伝虫です。これがモサ公に繋がる雪電伝虫だった。その人間は死に、雪電伝虫だけがノソノソとロキの側にやって来た？みたいな。

まぁでも防寒型の雪電伝虫というのは、冥界の環境でも使える通信機器って事ですよね。ロキがモサ公と出会うのは冥界＝磔の刑にされてからの６年間だと思うんですけどね。

ロキが海に出て暴れていた時にどこかの冬島で拾ったとか。そういう話も考えられますけどね。ここはまだ確定的な事は書けませんね。

それでもやはり気になるのが冥界という環境。

モサ公とはそういった人物なのかなぁ？

モサ公の正体とは

昨年末のジャンプフェスタでのメッセージで「一方、その他の海にも異変が！あの男がついに世界をかき回し始めます!!」とありましたね。

ここにモサ公が関係している可能性があるんです！

かき回す側なのか、かき回された側なのかはハッキリできませんけどね。エルバフではない、どこか（その他の海）で誰かが動き出した事によりモサ公も立て込む事になったのだと予想。

問題は「あの男がついに」の部分です。

出典：ONE PIECE 第1121話｜尾田栄一郎｜集英社

上の画像の人物の中にモサ公がいるとは思ってません。しかし、この中の誰かの近くにいる人物、あるいは上の人物によって攻め込まれる事となった人物。そこにモサ公が潜んでいるのではないか。

もちろんルフィは除外なんだけど…

四皇の周辺がやはり怪しいんですよ！！

あとは「誰かを取り逃がす」という部分が合致すれば良いんですけどね。そうなると黒ひげ海賊団がクローズアップされるんですけど。どうなんだろう。コビーを取り逃がしてはいますよね。

出典：ONE PIECE 第1145話｜尾田栄一郎｜集英社

ロキはかつてロックスに憧れていた。黒ひげティーチはロックスの息子。この辺を絡めた話の中にモサ公は潜んでいると言うのだろうか。黒ひげ海賊団の中、あるいは黒ひげ海賊団に攻め込まれた側にモサ公がいるのかな？

ついに動き出したというのは何者なのか。

聖地マリージョアが火の海とイムが話しているんだけど──!?

そもそもモサ公って既出キャラなのかな？

皆さんはどう考えていらっしゃいます？

僕は世界情勢に注目しています！！