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14年前 エルバフに伝わる‟禁断の悪魔の実”を手にしたのは何者!?

ワンピース 第1152話 エルバフに伝わる“禁断の悪魔の実” ワンピース考察
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14年前のエルバフ「アウルスト城」の城内にて凄惨な事件が起きます。第1168話では事件の起こる直前までが描かれました。そこに至るまでの経緯も明らかになっています。

事件の裏で何者かがカギを開け、エルバフに伝わる「禁断の‟悪魔の実”」が保管されていた場所に入るのですが(第1152話)。この人物は何者であり、その時に何があったのでしょう?

これについて改めて考えてみようと思います!

第1152話で僕達が持った印象というのは事実とは異なるものだったのかもしれないのです。その時のハラルド王の状態というのが1つのポイントになっていそうなのですが──!?

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深海契約を交わしたハラルド

まだ第1152話では明かされていなかった情報として最も大きいのが、ハラルドがイムと「深海契約」を交わしていたという事になると思うんですね。これにより印象が全く違ったものとなりました。

ワンピース 第1168話 イムの命令に逆らえないハラルド
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

「深海契約」を交わした事により‟不死”と‟力”を得たハラルド。その代わりにイムの‟命令”に服従する事を余儀なくされてしまったのです。頭で何を考えようと、体はイムの命令通りに動いてしまう。

ただし精神まで乗っ取られてはいないんですね!

第1149話で軍子がされたような、イムに憑依されたりはしていないのです。ハラルドの意志は残っており、その意志に反した行動を取らされているだけなのです。

まだ現時点での話なので、ハラルドがこれからイムによって精神まで乗っ取られてしまう可能性はあります。

ハラルドは‟体の自由”を奪われながらも、どうにかしようと懸命に努力しているんですね。「私を柱に縛りつけろ」「ヤルル様と息子達を呼べ」など衛兵に指示を出している(口は自由みたい)。

第1152話でハラルドが多数の衛兵に剣を突き立てられていたワケですが、これはハラルド自身がそう指示したのかもしれないのです。私を刺せ、とね。

第1168話でハラルドは「不死身… まだ実感がない…」と言っており、自分が不死身になっている事についてまだよく分かっていませんでした。

不死身だと実感できていたのなら「刺せ」と指示しても効果がない事に気づけるのでしょうが、そうではなかったと考えられるのです。

死ぬ事でイムの支配から逃れようとしたのかも。体の自由が奪われているので自分で自分を刺す事はできない。ならば衛兵にやってもらおう。こういう事だったのかもね。

何かを指示する事はできたというのがポイントなのです。

ロキと禁断の‟悪魔の実”

衛兵に対してハラルドが「エルバフに伝わる禁断の‟悪魔の実”を持って来てくれ」と指示した可能性もあるんです。それはつまり「禁断の‟悪魔の実”」に活路を見出したのかもしれないということ。

ワンピース 第1130話 エルバフに伝わる“伝説の悪魔の実”
出典:ONE PIECE 第1130話|尾田栄一郎|集英社

ロキはハラルドを殺害して「禁断の‟悪魔の実”」と食べたと伝わっています。もしかすると順序が逆なのかも。「禁断の‟悪魔の実”」を食べるのが先なんじゃないかな?

ロキは「禁断の‟悪魔の実”」を食べたからこそハラルドを殺害できたのであって。その能力を得たからこそイムに支配されるハラルドを解放してあげる事ができたとも解釈できるのではないかな?と。

ワンピース 第1156話 ロックスが手に入れたい2つの悪魔の実
出典:ONE PIECE 第1156話|尾田栄一郎|集英社

このエルバフに伝わる「禁断の‟悪魔の実”」こそが、かつてロックスが求めた2つの悪魔の実のうちの1つだったと思われます。どうやら聖地陥落のための重要な鍵となる能力なんですよね。

ロックスは「ハラルドが食ってこそ力を発揮する」と言いました。ロキはハラルドと同じく古代巨人族の血を引いています(同じ息子でもハイルディンにはない要素)。ロキであっても効果を発揮しそう。

その悪魔の実はロキが食べていると思うんです。

ワンピース 第1143話 ハイルディン「近づくと感電するぞ」
出典:ONE PIECE 第1143話|尾田栄一郎|集英社

その能力を得ているからこそ感電せずに「鉄雷(ラグニル)」を扱えているんだと思うんですね。まるで‟太陽の神ニカ”のように「ゴムの体」を持っているのかもしれないのです。ロキは‟太陽の神”を自称しています

第1152話で「禁断の‟悪魔の実”」を保管していた場所のカギを開けたのは衛兵であって、それはハラルドの指示によるものだったのではないか。

そしてハラルドはその「禁断の‟悪魔の実”」をロキに食べるように告げ、その能力で自身の命を奪うように指示したのではないだろうか?

異様な覇気の正体

第1152話でスコッパー・ギャバンが「実はあの日おれは城から異常な覇気を感じ取り」と話しています。それでシャンクスと共にアウルスト城に向かう事になるんですね。

その時の状況については描写があります。

ワンピース 第1152話 アウルスト城の異常な覇気を感じ取るギャバン達
出典:ONE PIECE 第1152話|尾田栄一郎|集英社

アウルスト城から黒いイナズマがほとばしっています。

これが「異常な覇気」の正体なのですが──

その次の「誰だ 扉を閉めたのは!!」のセリフと相まって、聖地マリージョアから誰かが‟五芒星(アビス)”を通ってやって来たのではないのか?と。こう考えられる描写となっていたんですね。

それが続く「禁断の‟悪魔の実”」のシーンにも繋がるんだけど。

出典:ONE PIECE 第1134話 第1110話|尾田栄一郎|集英社

何者かが‟アビス”を通ってやって来る時、黒いイナズマ(覇気)が走るのは上下なんですね。第1152話の場合はアウルスト城から拡散するように黒いイナズマが走っているんです。

その前にアウルスト城に黒いイナズマが落ちるシーンがあるのだが、第1152話ではそれが省かれている可能性というのはあります。これはまだ否定できません。

第1152話の「異様な覇気」というのはハラルドのものではないか。ハラルドは「深海契約」を交わした際に‟力”を与えられているんです。この「漲る力」こそが‟神の騎士団”などの「異様な覇気」の秘密ではないかな?

14年前 エルバフには何者も侵入して来てはいないのかも

聖地マリージョアから誰かが来ていたワケではない。全てはハラルド。だからイムもソマーズ聖もハラルドがしくじったと言っており、彼に全ての責任を負わせているのではないかな?と。

14年前の事件において聖地マリージョアからは誰も来ておらず、衛兵が逃げられないように城の扉を閉ざしたのはヤルルかロキなんじゃないかな?と。それは‟真実”を隠すためになるでしょうか。

事件の核となるのはハラルドが世界政府の手先になっていた事なんだけど。ハラルドの改革は止めるべきではない。ならばハラルドは名君のままの方が良い。

こう判断したヤルルが、‟真実”はアウルスト城の中だけに留めるべきだと── 城を閉ざしたという事なのかなぁ。

可哀想なのは閉じ込められた衛兵なんだけど(汗

明らかにロキもヤルルも真相を隠しているんです。ロキが全ての責任を被る事で収めているんですよね。城の扉を閉めたのは彼らであって、侵入者の仕業ではなさそうなんだよなぁ。

禁断の‟悪魔の実”を持ち出した者

ワンピース 第1152話 エルバフに伝わる“禁断の悪魔の実”
出典:ONE PIECE 第1152話|尾田栄一郎|集英社

第1152話で「禁断の‟悪魔の実”」を持ち出したであろう人物。

悪魔の実が入っているだろう宝箱の大きさと比べて、地面に映る影の大きさというのは巨人族のものとは思えない。それは分かるんです。

ただし、巨人族が悪魔の実を保管するのに人間サイズの宝箱を使うだろうか?と。その宝箱を開くカギとなると… 巨人族にとってはどれだけ小さいサイズになるでしょう。

そんなの開け閉めできるの? 笑

あの宝箱はある程度の大きさがあったのであり、映る影というのも巨人族のものではないかなぁ。そしてそれは衛兵であって、ハラルドの指示で「禁断の‟悪魔の実”」を持ち出していた。

悪魔の実は国外に流出しておらずロキが食べていた。

これでひとまず待ってみようかな!

この答えは第1169話で明かされると思われます。果たして「禁断の‟悪魔の実”」を持ち出したのは何者なのか。その悪魔の実は現在どうなっているのか。ロックスが求めた2つの能力の1つなのです!

推移を見守りたいです!!

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