エルバフには「鉄雷(ラグニル)」を武器とする‟戦さ神”の伝承がありました。その腹心である従順な‟氷リス”ラタトスクは、主の死後「ラグニル」に乗り移って帰還を待っているという伝説。
これは何を意味するのでしょう──。
動物系の悪魔の実は意思が宿ると言います。どうやらコレが謎を解くカギになっていると考えられます。あるいは物に悪魔の実を食わせる技術にも関わりそうですよ!
「ラグニル」とラタトスクの謎を考えます!
鉄雷(ラグニル)の名の由来
出典:ONE PIECE 第1170話 第1171話|尾田栄一郎|集英社
「ラグニル」は打ち付ければ雷を起こし、また相手を凍らせる事もできます。雷を引き起こすのは「ラグニル」が持つ力ではない。それを扱うロキの能力(‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」)によるものです。
‟原初世界(ニブルヘイム)”という技で相手を凍らせるのは「ラグニル」に宿る‟氷リス”ラタトスクの力によるものなんですね。こちらが「ラグニル」が持つ本来の力になるんです。
「鉄雷(ラグニル)」というのはまだラタトスクが宿る前につけられた名前だからですよね。‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」の能力者である‟戦さ神”の武器ゆえに「鉄雷」と名付けられたのでしょう。
‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」の能力者(=‟戦さ神”やロキ)でない者が扱っても「ラグニル」は雷を引き起こしたりはしません。その能力者が扱ってこそ「鉄雷」の名に相応しい武器となる。
しかし相手を凍らせるのは誰であっても可能です。そのハンマー(ラグニル)が持つ力だからです。
ただし「ラグニル」を持ち上げる事ができるのならです。いや、ラタトスクに認められる必要もあるだろうか。ラタトスクが力を貸してあげたいと思う者でなければならないのかも──?
従者ラタトスクの死と「ラグニル」
‟戦さ神”とその従順な腹心である‟氷リス”ラタトスク。両者が‟太陽の神”と対立する様子が描かれるコマでは、「ラグニル」を持った‟戦さ神”とリスが描かれております。
‟戦さ神”はリスを従えていたの?
いや、そうではないハズです!
出典:ONE PIECE 第1175話|尾田栄一郎|集英社
ヤルルはラタトスクについて「従者」と言っております。「従者」とは主人に付き従って身の回りの世話や護衛などを行う人の事ですよね。
‟戦さ神”の従順な腹心というのは人間であり、ラタトスクの能力者(‟リスリスの実”幻獣種モデル「ラタトスク」)であると考えています。あのコマは単に獣型で描かれているだけなんじゃないかな?
つまり、従者ラタトスクの死後──
出典:ONE PIECE 第703話|尾田栄一郎|集英社
彼が持っていたラタトスクの能力は果実に宿り悪魔の実として復活する事を拒み、主の武器であった「ラグニル」に宿る選択をしたのだと考えています。
これがヤルルの語る伝承の真相だと思うんです。
動物系の悪魔の実には意思が宿る
まず先に亡くなったのは‟戦さ神”と呼ばれた当時のエルバフの王であると考えています。ハラルドやロキの先祖であり‟古代巨人族”の血を引いていたのでしょう。その王が‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」の能力者。
王の死後── 彼の持っていた‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」はエルバフ国内で悪魔の実として復活する。世界のどこかではなくエルバフです。それも王宮の中じゃないかな。
その悪魔の実は従者ラタトスクによって宝箱に収められてエルバフの「国宝」とされ、王の武器であった「ラグニル」と共に厳重に保管されたのかな?と。
そして従者ラタトスクの死後、その能力は「ラグニル」に宿る事になる。主が持っていた能力を持つに相応しくない者が食べる事がないように。そういう事が起こらないように、という強い想いがそうさせたのか──。
出典:ONE PIECE 第1044話|尾田栄一郎|集英社
これらの現象は全て動物系の悪魔の実には意思が宿っている事で説明が可能だと考えています。
‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」にしても、従者ラタトスクの能力にしても自らの意思で宿る場所を選んでいたって事ですね。その実を食べた者の意思が宿るのでしょう。
アラバスタ王国の守護神である「ジャッカル」と「ファルコン」。それに変身できる能力者が亡くなると必ずアラバスタ王国で悪魔の実として復活する。それは悪魔の実に宿る意思がそうさせるから。
これらは動物系の悪魔の実にのみ起こる現象であって。意思の宿らない超人系や自然系の悪魔の実では起こらないのだと思うんですね。
出典:ONE PIECE 第676話|尾田栄一郎|集英社
スマイリーの死後、その能力(‟サラサラの実”モデル「アホロートル」)は近くにあったリンゴに宿ったのですが── それはシーザーとまた会いたいという意思によるものだと考えています。近くに果物があったからじゃないハズです。
この理論が正しければ──
出典:ONE PIECE 第577話|尾田栄一郎|集英社
もしかすると動物系の能力を‟能力者狩り”する事はできないのかもしれません。まだ‟能力者狩り”のメカニズムが不明ですから分からないんですけどね。強制的に奪えるのなら可能ですが、能力によっては奪われるのを拒否される事もあるのかも。
‟戦さ神”とラタトスクと「空白の100年」
出典:ONE PIECE 第1170話|尾田栄一郎|集英社
ハラルドが「何百年もの間」誰も‟リュウリュウの実”幻獣種モデル「ニーズホッグ」を食べた者はいないと話していました。誰も「ラグニル」に認めてもらえなかったからです。
この話からラタトスクが「ラグニル」に宿ったのは何百年か前の出来事であるのが分かります。ラタトスクはそれから今に至るまで誰も認めて来なかったのです。何千年も前の話じゃないんです。
そうなると「空白の100年」においてエルバフの王とジョイボーイは対立していたって話っぽいんです。おそらくは異なる思想を持っていたのでしょう。エルバフの王とジョイボーイの思想が対立していた。
出典:ONE PIECE 第1166話|尾田栄一郎|集英社
それがハラルドの謝意に込められていたのであって、それまでのエルバフは‟人間族”と手を取り生きて行こうなどという考え方など持っていなかった。ここがジョイボーイと対立したんでしょうね。
これにより‟D”とは何であるかが見えて来ます。
‟D”というのはジョイボーイと直接の関係はないんです。もちろん無関係とは言いません。しかしジョイボーイと対立したエルバフも‟D”なんですからね。‟D”というのはジョイボーイを軸にしてはいけないんですよ。
出典:ONE PIECE 第1085話|尾田栄一郎|集英社
軸に据えるべきはイムを含めた世界政府であって、それに対立する思想を持つ者達が‟D”なんだって事なんでしょうね。20人の王達の敵である者達が‟D”である。
あくまでも20人の王達の思想に反発した者達が‟D”であって、その1点だけは共通しても、‟D”だからといって全ての思想が共通しているワケではないと考えています。
こんな構図じゃないかな?
ジョイボーイと対立したという話なんだから、ラタトスクが「ラグニル」に宿る経緯において「ある巨大な王国」の科学力は使われていないと思うんですね。
能力の伝達条件
出典:ONE PIECE 第1175話|尾田栄一郎|集英社
ヤルルの語るエルバフの伝承には「物に悪魔の実を食わせる技術」や「能力の伝達条件」を考える上で重要なポイントが散りばめられていると考えています。
ちょうどエルバフにはリリス(Dr.ベガパンク)もいますからね。もしかすると詳しい話が聞けるのかもしれませんよね。
ラタトスクの能力が「ラグニル」に宿ったとすれば、それは自然に起こった現象であってですね。それを科学的に解き明かして技術として確立する事ができる。そういった話だと思うんです。
全ての鍵を握るのは動物系の悪魔の実なのかなぁ。
そこに意思が宿っているという事ですね。その意思を利用して物に宿ろうとさせてやれば、物が悪魔の実を食べたかのような現象が起こるのであって。能力の伝達条件において意思の存在は不可欠なのかも。
出典:ONE PIECE 第385話|尾田栄一郎|集英社
悪魔の実の‟悪魔”には意思を持つものと持たないものがある。その意思には、かつて食べた事のある者の意思が影響を与えているんだって感じなんですよね。動物系のみです。
さて、どんな答えが用意されているんでしょうね?
楽しみに待ちたいと思います!!
ありがとうございました♪













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