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【第1168話‟エルバフの雪”】「深海契約」を交わしたハラルド王がイムに操られ──!?

ワンピース 第1168話 扉絵 最新話考察/感想
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週刊少年ジャンプ2026年2号に掲載の「ONE PIECE」第1168話の考察!

扉絵は読者リクエストです。

「はっちゃんの手袋を6つ編むひつじの家族」

手袋は雪かきしてくれるはっちゃんへのプレゼント。自分の毛を刈り取って編んでくれてます。ウール(羊毛)だから温かいだろうね。コーヒーも用意してくれてるよ。

では本編です。

タイトルは‟エルバフの雪”です!!

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世界と繋がりつつあるエルバフ

巨人族の海兵の活躍を報じる新聞。この「巨人族の海兵」というのはエルバフの巨人族ではありません。「大海賊時代」の到来を受けて海軍に投入された海兵は「各地の巨人族」(第1167話)。

それでも人間族の巨人族に対するイメージが変わって来つつあります。そしてエルバフの海産物や木材(杉)も人気を博しています。木材の運搬ではウミットが登場していますね。

エルバフに生える針葉樹についてはモミの木をイメージしておりましたが、あれは杉だった様子ですね。

宝樹アダムも流通していたハズですが、それはあくまでも裏のルートであって。今回は正規のルートでエルバフの木材が流通し始めているのを知らせる描写になっています。

人間族と巨人族、そして世界とエルバフの距離が近づいている。世界と繋がりつつあるのが分かります。そしてエルバフでは国民に対してハラルド王が未来を語ります!

ワンピース 第1168話 国民に訴えるハラルド
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

エルバフが世界政府に加盟できたなら観光船を作り、同盟国を自由に行き来したい。世界中の人々をエルバフに招き、またエルバフからも様々な国へ旅行に行けるようにしたいのでしょう。

この未来はハラルド存命中に叶う事はありませんでした。

もう少し先の未来の話になりそうですね。ハラルド王の意志を継ぐ者がそれを実現させるのでしょう。ハイルディンとロキの兄弟が力を合わせる必要がありそうです。

セイウチの学校では子供達が楽しく学んでおり、それをハラルド王とサウロが眺めております。サウロが子供達が‟戦士である事”を失う恐さはないのか?と問いますが、ハラルド王は全く思わないと答えます。

とにかくハラルド王はエルバフから「戦争の時代」を払拭したいのです。この国に軍事力など要らない。これを冒頭に持って来ているんですね。

イーダの死

任務で忙しくしているハラルド王は、もしかするとイーダの死の場面に間に合わないのではないか。そう考えておりましたが、ちゃんと言葉を交わす事もできていた様子ですね。

幾多の国々や様々な種族には尊重すべき文化がある事が分かっていながら、ハラルド王はエルバフの文化に関しては‟悪習”と断じております。たとえイーダに諭されてもダメです。

イーダは‟戦士の誇り”についても「かっこいい」と言い、その文化を大切にすべきだと話しています。しかしハラルド王は全く聞く耳を持ちません。

これはエルバフ以外の血が流れるイーダとの結婚を認めてもらえなかった事が大きいみたいです。しかしエルバフの文化を尊重するイーダは‟正妻”になれなくても構わない。ハラルド王のその気持ちだけで十分だと言ってますね。

ハラルド王の考えとイーダの考え、その両方を引き継ぐ事でエルバフの未来の方針が定まって行くのだと僕は考えています。ちょっとハラルド王の考えは急進的すぎると思うんです。

ワンピース 第1168話 イーダの死とハラルド・ハイルディン・ロキ
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

イーダは亡くなってしまいます。それはエルバフに雪の降る日だった。これがサブタイトルの‟エルバフの雪”に繋がっているんですね。‟エルバフが春を待つ日”を意味しているものと思われます。

ここで言う‟春”というのは、ハラルドとイーダが夢見る新たなエルバフの到来ですね。それが実現する前(=冬)にイーダは亡くなった。

ハイルディンもその死に立ち会えていますが、留置場に入れられているロキは立ち会う事ができません。酒村に対する罪で入れられているのでしょう。ただし、その死を察しているらしいのは‟見聞色の覇気”だろうか──。

包帯を巻いていながら周囲が見えているロキの目には謎があります。さすがにイーダの死の光景は見えていないと考えておりますが…

シャンクスの失踪

ワンピース 第1168話 シャンクスが失踪
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

14年前にシャンクスが失踪。今回の任務が完了すれば晴れて「神の騎士団」になれるハズだったそうです。しかし失踪したので、次点であったハラルドにチャンスが巡って来たという話。

ここで2点 気になる事がありますよね!

  • 今回の任務とは何?
  • 欠員となったのは誰?

今回の任務とは何?

まさか今回の任務というのは「先住民一掃大会」ではなかったか?と。その任務を嫌って失踪した可能性があります。シャンクスはそもそも任務についていなかったのかも。

ゴッドバレーで行われた「先住民一掃大会」は38年前。その大会は3年に一度であり、あれから8回目の大会が行われていたのなら14年前という事になるんです。

これが理由で失踪していたのなら、シャンクスは目的を達成する事なく聖地マリージョアを去っていた可能性が出るんですね。彼の行き先はエルバフだと分かってます。

「深海契約」を嫌っての失踪も考えられますが… どうなんだろう?

欠員となったのは誰?

「深海契約」と「深々海契約」は「この世に13人としか結ばれぬ」という話でしたよね。よって誰か1人欠員が出たからこそ、新たに「深海契約」を結べる事になったと考えられます。

第1167話と第1168話で五老星の面子に変わりナシ。

  • 五老星(5人)
  • 神の騎士団(7人)
  • 軍子(1人)

おそらく14年前までは上の13人だと思うんです。

ワンピース 第1160話 神の騎士団が出撃
出典:ONE PIECE 第1169話|尾田栄一郎|集英社

ゴッドバレー事件に関わった‟神の騎士団”7人の内、シャムロック聖が「神の騎士団」になった際に1人欠員が出ていたハズです。そこからさらに14年前に誰か1人抜けているんですよ。

ソマーズ聖の他の誰かです。

ロキの「神の騎士団」への勧誘は、五老星ジェイガルシア・サターン聖が欠員になった事によるものだと推測できます。

不死身なのに欠員が出る。それも14年前。

誰に何があったんでしょうね?

深海契約を結んだハラルド

シャンクスの失踪でチャンスが巡って来たハラルド。二つ返事で「神の騎士団」に入りたいと申し出ます。そうなればエルバフは加盟国になれるという話でしたからね。受けるに決まってる!

世界政府は周到な計画を練った上でエルバフの侵略に動き出したのではなかった様子。シャンクスの失踪がなければ、まだまだ先延ばしになっていたんでしょうね。

五老星に連れられてハラルドがやって来たのはパンゲア城内の‟虚の玉座”のある部屋でした。玉座にはイムが座って待っており、「ヌシアと見ていた」と言っております。

たとえ「浅海契約」であってもイムの監視下にある。それがイムの「ヌシアを見ていた」の言葉の意味になるのでしょうか?

それならばイムはシャンクスの行動を掴んでいる事になります。シャンクスの腕にも「浅海契約」を結んだ印があるんです。

ここは気になるところ。

ワンピース 第1168話 「深海契約」を結んだハラルド
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

「深海契約」はイムと直接交わす契約。それにともないハラルドの腕の印も変化しました。そして新たな力の数々を与えられています。

深海契約で与えられる力
  • さらなる腕力
  • 不死の体
  • 五芒星(アビス)を作れる

そしてイムから「最後の任務」を達成すればエルバフを世界政府の加盟国に認めようと言われました。おいおい、もうこの「最後の」でクエスチョンマークが浮かばないといけないんだよ! 汗

イムに操られるハラルド

アウルスト城に帰還したハラルドは「王の間」に‟アビス”を作っておりました。これがシャムロックと軍子がやって来た‟アビス”になるワケですが──

ワンピース 第1152話 ギャバン「実はあの日おれは城から異常な覇気を感じ取り」
出典:ONE PIECE 第1152話|尾田栄一郎|集英社

ギャバンは14年前の「あの日」にも異常な覇気を感じ取っており、この時も誰かが‟アビス”を通って城に来ていた可能性があります。もちろん、その異常な覇気がハラルドのものだった可能性もあります。

イムからテレパシーで「最後の任務」を告げられたハラルド。それはエルバフで戦士の軍団を組織し、海軍に並ぶ「巨兵船団」を立ち上げろというものでした。ハラルドは拒否。

ワンピース 第1168話 イムの命令に逆らえないハラルド
出典:ONE PIECE 第1168話|尾田栄一郎|集英社

しかし「深海契約」を結べばイムに逆らう事はできない

どうやら軍子やサターン聖がされたような憑依は「深海契約」ではできない様子ですね。それは「深々海契約」を結んだ者だけ。つまり軍子は「深々海契約」を結んでいる!

ここでようやくイムの意図に気づいたハラルド!

衛兵に自らを鎖で柱に縛りつけるように指示し、ヤルルと息子達を呼ぶように言いつけます。この3人に事の経緯などを説明するつもりなのでしょう。ガーリング聖に言われた通り契約の事は内緒にしていたのでしょう。

ただしハイルディンは海に出ていた。

それでヤルルとロキの2人が城に呼ばれたって事だったんですね。これで第1152話のロキの回想シーンに繋がるワケです。留置場に入れられていたロキは解放。

ロキが入れられていた留置場こそが、ロードが‟太陽神”を語り「ブロックの国」を作っていた場所になります。14年前まではまだ本来の留置場として使われていたんですね。

あの日 ヤルルとロキが「王の間」で見たのは、衛兵に刺されているハラルドだったのですが── これはハラルドが衛兵に刺すように命じたのでしょう。しかし不死身だから死なない。

僕は「悪魔契約」と「黒転支配」を受けてしまったと考えていましたが、もう「深海契約」によってハラルドはイムに操られてしまったという事みたいですね。

衛兵113人の殺害も、ヤルルの頭に剣を刺したのもハラルドの仕業なのでしょう。そして不死身のハラルドの命を奪ったのはロキであって、‟覇王色の覇気”でそれをしたんでしょうね。

そしてハラルドのしくじりというのは、「最後の任務」を達成できなかった事。それを阻止したのはロキって話になりそうですけどね。

ワンピース 第1152話 エルバフに伝わる“禁断の悪魔の実”
出典:ONE PIECE 第1152話|尾田栄一郎|集英社

あとは‟伝説の悪魔の実”に関するアレコレですね!

それが置かれていた場所が、もしも玉座の下にある隠し階段を下りた先の「宝箱部屋」なんだとします。そこに「鉄雷(ラグニル)」もあったのなら、ロキも絡んで来る事になりそうです。

その悪魔の実はロキが食べたと思うんです。

そして、それを食べたからこそ感電せずに「ラグニル」を使う事になれたんだと思うんですね。それを使用するには‟伝説の悪魔の実”を食べていなければならず、2つは揃えて安置してあったと思うんだけどなぁ。

次号は休載

いよいよ14年前の事件の真実が明らかになりそうです。もう全てはイムが悪いんです。そりゃハラルドも甘かった部分があったのかもしれない。しかしハラルドも悪いなんて言葉、僕にはありませんね。

残念ながら次号は休載です。。。

次回は12月22日(月)になります!

もしかすると前日のジャンプフェスタで1ページ公開があるのかもしれませんね。そして次回が年内最後になりそうです。もう1年が終わるのかぁ。

いつも読んでくださりありがとうございます♪

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