週刊少年ジャンプ2025年50号に掲載の「ONE PIECE」第1165話の感想と考察です!
扉絵は読者リクエストで「ゼウスを枕にして気持ちよさそうに寝ているベポ」です。
そのベポを枕に気持ちよさそうに寝ているのがトラファルガー・ロー。それ以外の「ハートの海賊団」の船員は描かれていません。ローとベポの現在が心配されるんですよね~。2人はどうなったのか。
この扉絵は何かを示唆するものとなっているのだろうか──!?
では本編です。
タイトルは‟残響”です!!
Contents
覇王色の衝突
涙を流しながら殺してくれと頼みつつ、その表情と言葉とは裏腹にロジャー&ガープに襲い掛かるロックス。ロジャーがロックスの剣を止め、その隙にガープが殴りかかる。3人共に凄まじい覇気がほとばしる!
出典:ONE PIECE 第1165話|尾田栄一郎|集英社
その激突は「覇王色の衝突」を起こし、天が割れます!
ただし、これまでとは少し違います。
- 白ひげ×シャンクス(第434話)
- ビッグ・マム×カイドウ(第951話)
- ロジャー×白ひげ(第966話)
- ルフィ×カイドウ(第1026話)
- ロックス×ロジャー&ガープ(第1165話)new
同レベルの力量を持つ者同士が激突した場合に天が割れると考えられていた。まさに「天下を二分する」という描写だったのです。ルフィとカイドウが天を割った第1026話のサブタイトルは「‟天王山”」。
今回はそうじゃないんです。ロジャーとガープは競り負けており、大きく吹き飛ばされているんです。ロックスが微動だにせず。それでも天が真っ二つに割れる描写を持って来た。
あるレベルを超えて激しく覇王色が衝突すれば天は割れちゃう。
こういう事ですかね。
ロックスが2人を圧倒するのは、悪魔化に際してイムから「常ならざる腕力」(第1150話)を与えられているからだと考えられます。ロックスの腕力が2人のそれを上回っているんだね。
そして腕力が上がれば覇気の力も上がる。
イムが‟覇王色の覚醒者”に「常ならざる腕力」を与えれば、「常ならざる覇王色」をも同時に与えてしまうって事かな。
ポーロ海賊団船長 ポーロ・グラム
ニューゲートが1人で歩いていると、そこに声をかける人物がいます。その人物は「グラム」と名乗り、手を組まないかと持ち掛けます。ニューゲートのファンだそうです。
出典:ONE PIECE 第1165話|尾田栄一郎|集英社
ポーロ海賊団 ポーロ・グラム!!
どこをどう見てもマルコです(笑
マルコの父親なんでしょうね。つまりマルコのフルネームは「ポーロ・マルコ」であり、『東方見聞録』で有名なマルコ・ポーロから取られているんでしょう。
ニューゲートは「邪魔だ 消えろ」とつれない返事をするのですが、この2人で「白ひげ海賊団」を旗揚げするのでしょう。マルコは当時7歳なので一緒に。そして父グラムは亡くなってしまうのかな。
ニューゲートとミス・バッキン
ニューゲートとグラムの出会いの裏で、ミス・バッキン(バッキンガム・ステューシー)はニューゲートを見失っていました。おそらく置き去りにされるんです。ニューゲートからすれば置き去りにした気はないんでしょうが(笑
ここでニューゲートとバッキンは別れているとします。
ならば「白ひげJr.」を自称するエドワード・ウィーブルの誕生についてはどうなるんでしょうか。ウィーブルは35歳なんです。ゴッドバレー事件の3年後に生まれているんです。別れたんじゃダメですよ?
出典:ONE PIECE 第1073話|尾田栄一郎|集英社
その真相を知るのはDr.ベガパンク!
バッキンは「‟白ひげ”とウィーブルの血縁」を証明できると言っているんです。ここにDr.ベガパンクが絡み、研究機関「MADS」が絡むんでしょうからね。
そうなるとバッキンがどこかでニューゲートの血統因子を入手していなければならない。今のトコロその様な描写はないんです。ニューゲートは傷を負っていないんですよね。
ここに関してはまだ謎のままだ。
ギル・バスターは‟ホロホロの実”の能力者
出典:ONE PIECE 第1165話|尾田栄一郎|集英社
ロックス海賊団のギル・バスターの横に「ゴースト」が浮かんでいます。つまりギル・バスターは‟ホロホロの実”の能力者だったのです。ペローナの前に彼が食べていたんですね!
ギル・バスターにも面白い設定が乗っかってました。
そういえば前回の扉絵にペローナが登場していたんですよ。ウサ耳のゴーストと共にね。それはこういう事だったのかな。
さて、ロックス海賊団と悪魔の実はとても興味深い!
| ジキジキの実 | キャプテン・ジョン→ユースタス・キッド |
| ボムボムの実 | ガンズイ→Mr.5(ジェム) |
| ホロホロの実 | ギル・バスター→ペローナ |
| マネマネの実(?) | 黒炭ひぐらし→Mr.2(ベンサム) |
黒炭ひぐらしに関してはロックス海賊団にいたと確定してはおりません。その能力でシキの顔になったのと、カイドウとパイプがあった事による推測に過ぎません。この過去編に登場していませんしね。
問題は凶(後の‟銀斧”)なんですよ。
彼の能力も実は引き継いでそうなんだけどなぁ。
ゴッドバレーは「なかったものとする」
いつの間にやらイム(サターン聖)は島を出て世界政府の船に乗っていました。ホント詰めが甘いと言いましょうか… まぁ こうする事でイムにバレずに事を起こすという状況が作れるんですけどね(笑
そこでサターン聖(イム)のセリフです。
あの島はなかったものとする…
出典:ONE PIECE 第1165話|尾田栄一郎|集英社
よいな
え?「なかったもの」って何よ?
表現が後退してません?
出典:ONE PIECE 第1165話|尾田栄一郎|集英社
ゴッドバレーというのは実は「跡形もなく消えて」はいないんじゃないの?
谷を形成する2つの山、そして町などは崩れてしまったのでしょうがね(ロジャー達の激闘により)。その島自体は消えてはいないんじゃないか。その島に関するあらゆる記録が消されているだけ。
いや、海面上に出ていた部分も削り取ったのかな?
それはつまりルルシア王国の様にはなっていないって事で。
その事については前々から分かっていたのですが、どうやってゴッドバレーが「跡形もなく消えて」しまうのか興味があったんですよね。センゴクのセリフについての疑問。
その仕事は「海軍本部G-11支部 サイファーポールNo.6」がしたのであって、人の力でしているんですね。それならば、できる事に限界があるんです。
ガープが海軍を辞めない理由
世界政府の「‟黒い化物”」(=イム+サターン聖)の行動は‟正義”とは程遠い。このロジャーの言葉に同意するガープ。海軍を辞めるのならロジャー海賊団に来いよ。そうロジャーが誘う。
それをガープは断り、「おれが辞めたら海兵達を誰が守る!!!」と言う。彼は世界政府から海兵達を守る為に海軍を辞めずに残ると言っているんですね。
これこそが理由だったんですね。
ガープは世界政府から海兵を守って来た!
ただし、全ての海兵を守れはしなかった。
それでも守る事ができた海兵達が少なからずいて── その者達が後に世界政府に牙をむくのでしょう。その1人がコビーであって、それ以外にもガープが「海軍の未来」を託す者が多数いるんです!
ガープが海軍に残った意味が分かるのはこれからだ!
ロジャー&ガープvsロックス決着!
体力で敵わないロックスに勝つには、最大質量の「覇王色」をブチ込む必要がある。そうロジャーがガープに提案しています。ロックスのまとう覇気を質量で上回らなければならない。
覇気に質量? あるんでしょうね!
出典:ONE PIECE 第1072話|尾田栄一郎|集英社
人は死後21gの質量を失うという研究結果があるそうなんです。魂には重さがあるんです。「イメージ」や「思い出」にも重さがあるのか知りたいとDr.ベガパンクが話していたんですよね。
覇気にも質量があり重量(重さ)も存在するんでしょう。
覇王色の「最大質量」とは、ありったけの気迫を込めろって事なのでしょう。それをすれば体力を失い戦闘不能になるらしい。
ともかくイチかバチかの大勝負に出るつもりなんですね。そこまでしないとロックスには勝てない。そして2人は今持てる最大の覇気を乗せた最高の技でロックスを仕留めます!
そのシーンについて──
出典:ONE PIECE 第1122話|尾田栄一郎|集英社
エメトの体内に結んでいたジョイボーイの「最大級の覇気」(=イザッテトキ)を受けた五老星と少し似ている様な気がしました。
ロジャー&ガープはレイリーとギャバンに助け出される。
こんな感じになる様な気がしています。
悪魔化したドリー&ブロギーと救う方法
そして最後に1つ重要な事を書いておかねば!
悪魔化したロックスは最終的に死亡すると思われますが、同じく悪魔化させられているドリー&ブロギーも「死」でしか救ってやる事はできないのか?と
そんなハズはないと考えます!
出典:ONE PIECE 第1151話|尾田栄一郎|集英社
逆に白と白で挟んでひっくり返してやれば良い!
ゴッドバレーにはいなかった2人──
いや2つの能力者で挟むんだと思うんです!!
「白転解放」ですね!!
それは2人の「太陽の神」であって、ルフィとロキとで挟む事で悪魔化した者を元に戻せると考えます。ここでロキが食べた伝説の悪魔の実の秘密が判明するのでしょう!
出典:ONE PIECE 第1156話|尾田栄一郎|集英社
その実こそがロックスが欲した悪魔の実ですよね!
エルバフにあり、ハラルドが食べてこそ力を発揮すると言っていた悪魔の実です。それはハラルドではなくロキが食べているのでしょう!
次号は休載
上に書きましたが、これですぐにロックス死亡とは思っておりません。もう少し何かありそう。レイリーとギャバンがやって来るまでの間にね。
そしてゴッドバレー事件についてモルガンズが報じるワケですが、これについて世界政府とどの様な交渉が行われるのか。ここも気になりますし、その報道に触れたハラルド&ロキの反応も描かれて欲しい。
エリスとティーチの行方についても知りたいところ。
もう色々と知りたい事だらけですが──
次号は休載になります!!!
この続きは11月25日(火)になるそうです!
発売日に注意ですよ。
いつも読んでくださりありがとうございます♪
















コメント
ニューゲート→グラムの船で出航→白ひげ海賊団結成
リンリン→シュトロイゼンと共にハチノスのペロスペローらを迎えに行く→万国を建国(3年以内)
シキ→金獅子海賊団結成
王直→ハチノスの提督になる→ロッキーポート事件で敗北
凶→名を上げる→?
ジョン→名を上げるが死亡 ゾンビに
ガンズイ→死亡 ゾンビに
バーベル→死亡 ゾンビに
ギル→死亡 ゾンビに
カイドウ→4年後にキングと出会い百獣海賊団結成
グロリオーサ→ロジャー海賊団に同行→シャクヤクと共にシャボンディ諸島に定住?
ステューシー→すでに結成されているMADSに合流→2年後に複製人間ステューシーが誕生→3年後にウィーブルが誕生
エリスとティーチの最後は見届けず、ロックスは放置。本気でデービー一族を滅ぼしたいわけではなさそうだ…何しに来たんだろう。
イム様って目的がはっきりしないままだし詰めが甘すぎるところがあるので、展開づくりのためだけのしょぼい存在に見えてしまう。
先週、1164話の
イムのセリフ「デービー…!!?」
これ、意味がわからなかったけど
もう一度読んだらわかった
悪魔化したのに、ジーベックは
イム様の命令を無視したのか!
だからイム様は驚いたと…
ジーベックの願いは
ロジャーとガープに
自分を殺して欲しかったのか…
それはまるで
自我がないのに動き出した
ロボ化した、くまのように?
自我がなくても動ける?
自我がなくても涙を流せる?
それがバッカニア族の特性?
(ちなみに悪魔化したドリーやブロギーは涙さえも流せない)
自我ないジーベックやくまは
なぜ、ある程度動けるのか??
「魂」で動いてる??
バッカニア族
彼らはかつて「魂の一族」と呼ばれた?