週刊少年ジャンプ2025年48号に掲載のワンピース第1162話の考察です!!
扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」が終わって、今週からはまた読者のリクエストに応えて尾田先生が描いてくださった1枚。「街中を白猿とパルクールで駆け巡るルフィ」です。
走る、跳ぶ、登るなどの基本的な移動動作を行い、あらゆる障害物を乗り越えながら移動するフランス発祥の身体鍛錬・スポーツ。
パルクールって初めて知ったんだけど、なんか凄いよ!
では本編です。
タイトルは‟約束”です!!
デービー・ジョーンズは人違い
サターン聖に憑依して、いや体を借りて… うーん、合体して?
どう表現して良いのか分かりませんが、ともかくゴッドバレーにやって来たイムがロックスを見つけて「!」と反応。「お前だったとは…」「デービー・ジョーンズ!!!」と言っているんですね。
これはどういったニュアンスのセリフだろう。
18年前に会ったアイツ(ロックス)はお前だったのか… デービー・ジョーンズよ
こんな感じになるでしょうか?
それに対する「人違いだ」のロックスの返答というのは、おれはデービー・ジョーンズじゃねェよって感じになりそうです。会った事もねェ。そりゃ遠い先祖なんでしょうからね。
なぜイムはロックスをデービー・ジョーンズと呼ぶの?
出典:ONE PIECE 第1125話|尾田栄一郎|集英社
それはルフィの事を‟ジョイボーイ”と呼んでいたのと同じだと思うんですね。エッグヘッドでサターン聖が粛清されたのはルフィを逃がしたからですよね。しかしイムはジョイボーイを逃がしたと怒っていた。
そしてイムは後でこうも言っています。
「新しいデービー」
これはロックスの息子であるティーチを指していると思われます。ロックスはデービー・ジョーンズでティーチは新しいデービー。ティーチもまたデービー・ジョーンズであり、新たにこの世に出て来たデービー・ジョーンズ。
おそらくね?
イムからすればデービー一族(デービー・ジョーンズの血を引く者)は全てデービー・ジョーンズなんですよ。つまり「デービー一族を歴史から消す」というのは「デービー・ジョーンズを歴史から消す」に等しいのかも。
デービー・ジョーンズを消し去りたければ、デービー一族を全滅させなければならない。デービー一族が1人でも生きていれば、まだこの世にデービー・ジョーンズは生きている。
ここに何か秘密がありそうですが、
ジョイボーイと呼ばれたルフィの一族(モンキー一族)はそこまでの扱いを受けていないんですね。ルフィはジョイボーイの子孫とは思えませんし、モンキー一族が迫害されたという情報も出ておりません。
どうやら、
ジョイボーイとデービー・ジョーンズは同一人物ではないんです。
ここが次の問題に大きく関わりそう。
果たされるべき‟約束”
出典:ONE PIECE 第1163話|尾田栄一郎|集英社
デービー・ジョーンズである事を否定したロックス。しかし「‟約束”は果たされるべきだ…」と続けています。過去にデービー・ジョーンズが何か約束をしており、それをロックスは成し遂げたいと思っている。
‟約束”と言われて思い浮かぶものが1つありますよね?
出典:ONE PIECE 第649話|尾田栄一郎|集英社
ジョイボーイと人魚姫の約束です!
その当時の人魚姫も古代兵器ポセイドンとして覚醒しており、その力を使って何かをしようとしていた様子なんですよね。しかしジョイボーイはその約束を果たす事ができないと悟り謝罪文を送る。代わりに約束を果たす者が現れますからね、と。
それを信じた魚人島は、その約束の日まで方舟ノアを見守り続けますと約束。それらの約束が果たされれば「無念のまま潰えた夢」(第621話)が成就するっぽい。おそらくは地上への移住です。
ただし、
ロックスの言う‟約束”と魚人島は無関係ではないハズ!
ここが重要でして。
出典:ONE PIECE 第908話|尾田栄一郎|集英社
ロックスの言う‟約束”の方も古代兵器ポセイドン(しらほし姫)を利用して何かをするつもりだと考えられるんです。第908話のイムの行動から、古代兵器ポセイドンを巡るルフィとティーチの構図で何かあるみたいなんですね。
デービー・ジョーンズが誰とどんな‟約束”をしたかは分からないものの、これまでのロックスの言動から推測するに、古代兵器ポセイドンの力を利用して‟世界の王”になるのが目的だと思うんです。
そこに魚人島の夢は無関係なんじゃないかな?
その夢を叶えてあげようなんて考えちゃいない。
ここがジョイボーイとの大きな違いであって。
- 魚人島の夢を叶える為に古代兵器ポセイドン(しらほし姫)を使おうとするルフィ(ジョイボーイ)
- 一族の野望を叶える為に古代兵器ポセイドン(しらほし姫)を使おうとするティーチ(デービー・ジョーンズ)
ルフィとティーチとで古代兵器ポセイドン(しらほし姫)の争奪戦が繰り広げられるのではないか?と。どちらが手にしたとしてもイムにとっては由々しき事態である。絶対に阻止したい。
こういった感じになるのではないかな?
イムにはイムで成し遂げたい事があるらしく──
出典:ONE PIECE 第1163話|尾田栄一郎|集英社
軍子の「世界は… ある日 突然消える…!! 筈だった!!」(第1146話)というセリフから、イムはこの世界を人知れず沈めるつもりでいた様子。世界を沈める事で「ムーの世界」は完成するのかもね。
- ルフィの実現する世界=全人類が仲良く(イムは嫌)
- ティーチの実現する世界=ティーチが世界の支配者(イムは嫌)
- イムの実現する世界=天竜人だけが暮らす世界?
こんな風な三者三様の世界が待っているって事かな?
イムに対する総攻撃
出典:ONE PIECE 第1163話|尾田栄一郎|集英社
夢の競演と言っても過言ではありません。
手を組んだワケではないのですが、その当時の世界における強者の上澄みも上澄みと言える6人が同時にイムに攻撃するという事態になります。めちゃくちゃカッコイイ!
| ロジャー | 神避(かむさり) |
| ガープ | 拳骨衝突(ギャラクシーインパクト) |
| ロックス | 深淵の呪い(パンデモニウム) |
| ニューゲート | 破空阿(ハクア) |
| リンリン | 威国(いこく) |
| カイドウ | 龍(りゅう) |
ロジャー・ガープ・リンリンはお馴染みの技ですよね。
ニューゲートは‟グラグラの実”を使った技みたいです。ロックスが技名を言うのは初。「パンデモニウム」は地獄の首都(万魔殿)だそうです。
しかし カイドウの「龍」ってなんだよ! 笑
口から火が出るんだけど、それを何と呼ぶのか分からない。とりあえず龍と叫んでおいた、みたいな? あとで龍について調べまくるんだろね。かわいいぞ!(当時21歳)
しかしイムには効いていないっぽい。
それがイムの体かサターン聖の体かハッキリしませんが、不死身は不死身なんだと思うんですね。ただしロックスの攻撃を受けたガーリング聖が「奴に斬られた傷は再生に時間を要する」と言っていましたよね(第1162話)。
イム(サターン聖)は即座に元通りです。
どうやら覇気で上回っているんです!
体の持ち主としてはよく分かりませんが、発している覇気はイムなんですよ。そのイムの覇気がガーリング聖などとは比べ物にならないくらい強力なので再生に時間を要しない。ここがポイントなんだと思うんです。
イムにダメージを与えたかったなら、その覇気を上回る覇気で叩く・斬る必要があると思うんです。そしてエメトの‟イザッテトキ”でイムが膝をついたのは、ジョイボーイの覇気が凄まじかったからなのでしょう。
ルフィは覇気のレベルにおいてもジョイボーイと並ぶ必要がありそう!
つまり当時のロジャー・ガープ・ロックスの覇気はまだジョイボーイのレベルに達していなかったと考えます。ルフィはそれを超える事になりそうです!ワクワクするね!
シャンクスは自ら宝箱の中へ
すでに第1161話でヒントは出ておりましたが、キャプテン・ジョンが‟ジキジキの実”の能力者だった事が確定。後にキッドが能力を引き継ぎます。ちなみにガンズイが‟ボムボムの実”の能力者でした。こちらはMr.5。
宝を独り占めしようと企むジョンが‟ジキジキの実”で宝箱を引き寄せると、銃を背負っていたドラゴンも引き寄せられてしまいます。その時ガンズイの攻撃を受けてジョンが気絶(?)、能力が解除されてドラゴンが墜落。
抱いていた赤ん坊(シャンクス)を確かめてみると、なぜか折れた木の枝とすり替わっていて…(そんな事ありますか? 笑)。そしてシャンクス(1歳)の方はと言うとですね、自分で落ちていた宝箱に入ってしまうっぽい。
シャンクスの初めて喋った言葉が「シャンクス」だったりするんでしょうか。それを聞いたロジャー達がこいつの名前はシャンクスだ、と名付ける事になるんでしょうかね?
イムがロックスに‟黒転支配”
出典:ONE PIECE 第1163話|尾田栄一郎|集英社
なんとラストではロックスが‟黒転支配(ドミ・リバーシ)”を受けてしまうという衝撃展開!イムはエリスとティーチを消すように命令すると思われます。もうすでにロックスの顔は悪魔化してしまっています。
ひとつ気になるのが ‟悪魔契約(アー・クワール)”を受けていない事です。それはイムの支配の元であり、一定の‟寿命”と引き換えに‟不死身の体”と‟常ならざる腕力”が与えられるんでしたね(第1150話)。
おそらく省略されただけなんだと思うんですけどね。
ともかくロックスが不死身かどうか次回で判明するでしょうから、それを待とうと思います。そしてロックスは為す術なくイムの命令に従ってしまうのか。ここが最大の注目ポイントになるんです。
ロジャーとガープは、ロックスが妻子を手にかけようとするのを阻止するのかな。ニューゲート達も手伝ってくれるのでしょうか。イムの思い通りにはさせない。
出典:ONE PIECE 第957話|尾田栄一郎|集英社
それならばセンゴクの話も分かっては来ます。
しかし、まだ完全じゃありません!
ロジャーとガープが手を組んでロックスを倒す事になる理由は少し分かって来ました。何となくね。エリスとティーチを守るカタチになるので、奴隷達を守る為というのも分かりますよね。
何がどうなって「天竜人を守る為」になるの?
ここがまだよく分かりませんよね?
イムが天竜人を消せと命令するハズもなく、そういう展開になったからってガープ達が守る義理もない。その場にいる天竜人となればサターン聖(イムの存在をガープ達は知らない)、あとはガーリング聖(神の騎士団)が来るのかな。誰を守るのよ!?
まだ何かありそうな気がしますね!
どうなって行くのでしょうか。
次回を楽しみに待ちたいと思います!!
次は11月4日(火)だよ!









コメント
管理人さん、おはようございます。
>ガープ
幻の左きたああああああああああああああああああ
管理人さん見てくださいガープの【拳骨衝突】を!
頑なに右拳しか使わなかったガープがついに左拳をををををを!
↑ワシ、ガープは相手を〇しかねないから左拳を封印していると妄想してまして、それでもイム相手なら使っても納得なのですよー
>ドラゴン
分かってないんだろうなと思ってましたが、海軍ルート目指してたか。青いなぁ
せめてこの子だけでも助けたいと思っていたシャンクスを失い
希望は断たれたまさに絶望!これで爆発しなかったらウソですよねー(*´Д`)ハァハァ
>シャンクスの名前
常識的に考えて、赤ん坊なんだし、産着に名前書いてあるのでは?