【第1135話考察】“友の盃”

週刊少年ジャンプ2025年6.7合併号に掲載の「ONE PIECE」第1135話の考察です！

扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」です。

Vol.21「あの日のおらとはちがうでやんす!!」

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

修行の成果が早くも出ました！

お玉の蹴りが元百獣海賊団の“真打ち”ホールデムに入ります。その衝撃でホールデムが持っていた絡繰刀が、お腹のライオン“噛二郎”を斬ってしまったのだろうか。

では本編です。

タイトルは“友の盃”です！！

フクロウの図書館館長ビブロ

前回、ロビンが「フクロウの図書館」に持ち込んだ本が巨大化しましたよね。その仕組みが判明しました。鍵を握っていたのは図書館内にいたフクロウ！

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

名前をビブロと言い、このフクロウこそが「フクロウの図書館」の館長であります。ここに何百年もの昔からいて、図書館の中（＝ビブロのナワバリ）に入った本を全てデカくしてくれる。

リリスによると“イクイクの実”を食べた「育成フクロウ」ではないかな？と。その能力は無機物に限り巨大化できるのだそう。しかし巨大化を“育成”とするのは… 少し(汗

加えて「紙」は有機物（炭素を含む）だし──。

この論理でしょうか？

しのぶの“ジュクジュクの実”とは全く違うんだけど… あっちこそ“イクイクの実”のネーミングが相応しい様な気がしますけどね。あれこそ育成させました。生物（モモの助）すらも。

おそらくネーミングが問題だったのかな。

巨大化の能力に相応しい名前はすでに出てます。

出典：ONE PIECE 第1080話｜尾田栄一郎｜集英社

サンファン・ウルフで巨大化（デカく）する能力として“デカデカの実”というネーミングを使ってしまっている。これこそビブロで使いたいところだがダメって事のような気がするな。苦肉の策で育成？

余計な事ですけどね(笑

「医学の本」を読みたいチョッパー

ともかくビブロの能力では巨大化はできても小さくはできない。「フクロウの図書館」にはエルバフに元々あった巨大な本もある。そこにチョッパーの求める「医学の本」があるらしいが大きくて読めない。

出典：ONE PIECE 第1014話｜尾田栄一郎｜集英社

ならばリリス（Dr.ベガパンク）がね、ランブルボールを改良してくれれば大丈夫なんだけど。巨大化（モンスター化）の持続時間を延長＋リスク軽減って風にしてくれれば良いのになぁ。

ともかくチョッパーが巨大化すりゃ読めるんだよ。

もしかするとエルバフの薬学に触れる事で──

出典：ONE PIECE 第145話｜尾田栄一郎｜集英社

夢の実現に近づくのかもね？

エルバフの図書館にある「医学の本」には、チョッパーにとって重要な内容が記されているのかもしれません。どうにか読んで欲しいんだけどね。

コロンの父ちゃんは“人間族”

エルバフの子供達が軟弱に育っている事が分かっていましたが、それは“遊び”の点でも出ていました。ブランコ遊びにしたってワンパクさの欠片もありません(笑

寂しい気持ちになるルフィ。

その気持ちは分かるが平和になろうとするのに文句は言えない。そうウソップに聞かされ、どうにか納得しようとしています。

そんな時、２人に斬りかかる者がいる！

狙いは“麦わらのルフィ”！

それは冥界の酒場にいた少年コロンでした。再び斬りかかるもルフィに木刀を折られてしまいます。すかさず飛び上がったルフィがギア３“ゴムゴムの象銃”で反撃（当てない様に）。

そんなルフィをカッコいいと言うコロン。彼は学校には通っておらず、他の子供達から「乱暴者」と呼ばれています。コロンはコロンでそんな子供達が大嫌い。

なんとコロンの母親というのは、「最後の戦士の世代」と言っていたリプリーだったのです。生物の先生です。更に驚かされたのが──

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

コロンの父ちゃんは“人間族”なんです！

それも「元海賊」です。エルバフの戦士にも負けない強者なんだそう。その父親は現在エルバフにいるハズです。マトさんがコロンに「父ちゃんの好物」も持たせていましたからね（第1132話）。

こうなると父ちゃんの候補として躍り出るのは？

出典：ONE PIECE 第1124話｜尾田栄一郎｜集英社

あの「来い…」のシルエットの人物になるんですよね。更には第631話の扉絵でクロッカスと酒を酌み交わしていた人物って事になるっぽいんです。

リプリーとの釣り合いを考える必要はあるんでしょうか。カイドウの様な少し大きめの“人間族”と考えた方が良いのかなぁ。コロンも巨人族としてそれほど小さくはない。これらを考慮するとまた違って来ますもんね。

そこまで考える必要はないのかもね。

別行動を取る“麦わらの一味”

セイウチの学校に行っていたルフィ達も図書館へ来ました。またフランキーやジンベエ達も合流して全員が勢揃い。まだエルバフの衣装に着替えていなかった者達もいましたが──

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

ゲルズが用意していた衣装に着替えます。どうやらリリスとボニーの服はない様子ですから、麦わらの一味の為にだけ用意してたみたい。それぞれのサイズに合わせた服を作っていたんでしょう。

ここは詳しく知りたいですね。

麦わらの一味が全員エルバフの衣装に着替えたところで、３方向に分かれて行動する事になりました。リリスとボニーを含めると４方向になります。

特に重要なのは“西の村”に向かった面々です。そして次にフランキー。宝樹アダムを堪能すると言って、３層ある“どこ”の事なのか。あとは居住許可はどこで誰に貰うのか？です。王はいません。

アウルスト城の２人

出典：ONE PIECE 第1134話｜尾田栄一郎｜集英社

前回 突如として魔法陣から現れた２人。その場所は“西の村”の付近にある「アウルスト城」でした。そして彼らの目的も判明です。ロキを探しています！

侵入者に気づいた城の門番が２人に近づく。すると侵入者はロキはどこにいるか答えろと命令。逃がされては困ると答えを拒否する門番。すると包帯巻きの方の人物が「ドドド!!」を音を発する！

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

すると門番の１人から骨の折れる様な音がし、激しく痛がって倒れてしまいます。もう１人の門番には何も起きておりません。一体何が起きたのか。

自分自身への打撃・衝撃orダメージを相手に飛ばしているように見えます。骨が折れる程の衝撃で自分自身を叩けば、その衝撃が門番に襲いかかる、みたいな？。

おそらくは悪魔の実の能力だろうなと。

しかし２人はロキをどうするつもりなのか。

奇しくもルフィの方もロキに用事がある。

出典：ONE PIECE 第1131話｜尾田栄一郎｜集英社

ルフィと侵入者とでロキを解放する為の「海楼石の錠を外す“鍵”」の取り合いになるのかもね。そういう展開が待っているなら、２人の目的はロキの生け捕りです。ロキを消しに来たのではないのかも。

もしもロキの殺害が目的なら、ルフィがロキを守る側に立つと思われます。何かしらの対立軸が欲しい。ロキの解放が目的ではないのなら、エルバフの巨人族の側に侵入者と対立する理由はありません。

なぜロキを捜しているんでしょうね？

山ひげのヤルル登場

“西の村”に到着したルフィ達。ドリー&ブロギー、オイモ&カーシー、ハイルディンがそれぞれ麦わらの一味への感謝を述べます。そして“友の盃”を掲げて乾盃と相成りました！

そんな“西の村”に１隻の“霧舟”がやって来ます。

出典：ONE PIECE 第1135話｜尾田栄一郎｜集英社

乗っていたのは“山ひげのヤルル”です。世界最高齢の408歳。人間でいうと204歳（成長速度1/2）でしょうか。うそつきノーランドの時代から生きている事になるんです。

ブロギーが「わざわざ村まで」と言っています。普段はどこで暮らしているんでしょう。村までって事は、おそらくは“城”なのかな。アウルスト城ではない城ですね。

そんなヤルルですが、なんと頭に剣が刺さった状態での登場です。「兜のお陰で命拾いした」と言いますが、完全に突き刺さっています(笑

一体何があったの？？？

かつてヤルルは、マザー・カルメルの「略奪より交易」の教えも良いが、自分達が“戦士”である事を忘れてはならないという考えを持っていましたよね（第866話）。

そしてハラルド王の「戦いより他国との交易を」という考え方には、伝統を重んじる長老達による反発があったと言うんです。「長老達とぶつかりながら」という話でしたね（第1134話）。

だからといってヤルルの頭に剣を突き刺した犯人がハラルド王かというと… 少し話がヤヤこしくなって来るんですよ。ハラルド王もヤルルも共に皆んなから慕われていますからねェ。

出典：ONE PIECE 第1130話｜尾田栄一郎｜集英社

ヤルルの頭に剣を刺したのもロキって話になっているんじゃないの？と。もうアレもコレもロキの仕業。ロキが全てのヘイトを集めているって事っぽいですけどね。

それならそれで色々と話がヤヤこしくなって来る。どちらかと言うとロキはヤルル側の思想を持っているんだと思うんです。彼は戦いに明け暮れたエルバフを誇りに持っていそうなんですよ。

裏がある話になってそうですけどね。

とりあえずヤルルに刺さった剣を抜いちゃうと死んでしまいそう。あのままが良いのかも。あるいは、あの状態だから長生きしてたりするのかな（長生きの秘訣 笑）。

次回予告

前回ラストの黒いイナズマが走った時点で皆んなが異変に気づくと思っていたんですけどね。そうではなかった。２人は潜入できてます。ならば強大な覇気を隠していると思われます。

どこでルフィ達は気づくのか。すぐ近くなんです。そしてシャンクス似の人物を見た時のルフィの反応ですね。ここら辺が次回になって来るのかも。そうなりゃ宴どころじゃないよ！

合併号ですので次回は…

１月20日（月）になりますよ！

発売日に注意です♪

いつもありがとうございます！！