週刊少年ジャンプ2024年46号に掲載の「ONE PIECE」第1129話の考察です!
扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」です。
Vol.16「編笠村忍者修行中」
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
「九里」編笠村にてお玉が忍者修行。師匠はしのぶ。港友棟梁と娘達の行方不明事件がまだ解決しておりません。この2人とヤマトで解決に導く展開になるのでしょうか。
では本編です。
タイトルは“生人形(リヴドール)”です!!
表紙連載の時系列
表紙連載で登場するしのぶの体型が元通りになっています。“モリモリの実”の能力者である緑牛の技をくらって痩せ細ってからは若い時の姿を取り戻していたんですけどね。
リバウンドしたのかな?
出典:ONE PIECE 第1115話|尾田栄一郎|集英社
お玉としのぶは本編にて登場していたのです。「花の都」でモモの助達とDr.ベガパンクの配信を聞いていたんですよね。「九里」ではありません。この時のしのぶはリバウンドしておらず。
ちなみにヤマトはまだ本編に再登場していないハズです。気になるのは表紙連載と本編の時系列なんです。そこにしのぶの体型の変化が絡むんですけどね…。
これも表紙連載の続きで判明するのかな?
太陽神の正体
今回の話は“太陽神”の正体と、ルフィ達が「ブロックの国」に閉じ込められる経緯の謎解きがメインとなっております。意外な答えが用意されておりました。
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
“太陽神”の正体は「新巨兵海賊団」の航海士ロード。ルフィの子分であるハイルディンの仲間です。本来ならロードも「麦わら大船団」の一員であるハズなんですけど。そう簡単な話ではない。
ロードは「チビ人間」であるルフィの子分になるなど納得がいかない。ロードには世界一強いエルバフの戦士としてのプライドがある。ハイルディンの奴、勝手に決めやがって… みたいな。
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
そんなロードの下にムギンがサニー号を運んで来る。船にはルフィ達が眠っていた。ロードはルフィ達をエルバフの衣装に着替えさせ、「ブロックの国」に放り込んだ。
まだチョッパーだけが「ブロックの国」に入れられていなかった理由は不明のままです。もはや意味があったのかどうかも分かりません(笑
拙者だけのミニマムな世界
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
“太陽神”であるロードがしきりに“世界”や「歴史」なるワードを口にしています。それらを自分の手の上で作り出したい。こういう事なんでしょうけどね。
これも“世界”!!
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
囲い込まれた「箱庭」で起きる筋書きのない物語…!!!
拙者の作ったこの“世界”に… 悪が生まれ英雄が生まれ歴史が作られてゆく!!!
拙者だけのミニマムな世界の!! “生人間”の妙味!!
もがけ 拙者の掌の上で…!!
運命に抗う非力な人形推せる!! 神回!!
虚無絶望もまた… “世界”!!!
挫折落胆もまた“歴史”!!!
弱く滑稽!! しかし果敢!!! 感涙不可避!!
神の真似事なんですよね、
これって。「ブロックの国」が“世界”であって地上だとすれば、神殿のロードは天上の神にでもなったつもりでいる。そして神をかたる者に待つのは当然、天罰(ナミの“雷霆”)だ。
あるいはイムや五老星が“世界”をどう見ているのか… というのがロードの言動の背景にあるんですかね。同じく神をかたる者達なのです。
巨人族の為の“留置所”
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
この場所は「本来巨人族の為の“留置所”」なんだそうです。“留置所”の一室。それゆえに強固に作られているって話なんですけどね。
「本来」というのは、もう今は使われていない“留置所”って事なんですかね。“留置所”だった場所にロードが住み着いたのかな。ここはロードの秘密基地?
神殿と呼ばれるロードの部屋は炎上中。ルフィ達が暖炉の火をまいて燃え上がっています。もう逃げるなら外壁を突き破るしかない。こういう展開になっているんですけどね。
この“留置所”には他に誰もいないのかな。まさか巨人族が捕まっていたりしませんかね。今回の騒動により、閉じ込められていた巨人族が解き放たれる。その事により── みたいな。
ルフィ達を侮るロード
エッグヘッドからの脱出劇により、巨人族の強さというのがクローズアップされましたよね。「巨兵海賊団」が迎えに来てくれたからこそ脱出できた面はあるんです。
そうやって持ち上がった巨人族の強さを──
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
ことごとくロードが下げております。
とにかくロードが「チビ人間」を侮りすぎなんです。ルフィ達を侮るんです。グルトバニー(耳神)がやられた事を「そんなバカな…!!」と言ったりだとか。
まぁルフィはドレスローザの闘技場でハイルディンを1発ノックアウトさせてますからね。ロードはその仲間です。その程度の実力なんでしょうけど。
今後の展開に関係して来るのかな?
“留置所”の外
出典:ONE PIECE 第1129話|尾田栄一郎|集英社
「ちょっと“ギア4”」で左腕だけ“筋肉風船”で強化。“ゴムゴムの猿王銃”で外壁を突き破ったルフィ。外を見て「あ!!」と笑顔になっております。
ならば、ルフィ達を探しているだろう「グレート・エイリーク号」はどうするんだろう。このまま別行動の可能性ありますよ。ドリー&ブロギーと共に上陸しない事によって、思いもよらない騒動を巻き起こしたり?
あるいは合流するならどんな展開になるのか。
新巨兵海賊団の現在
“太陽神”の正体が「新巨兵海賊団」の航海士ロードと判明して思ったのが、「こんな所で何をしているの?」というもの。どうして「新巨兵海賊団」の船員がいるんだろう。
もしもロードがこのままエルバフ編で立ち回りを見せるとします。あるいは他の「新巨兵海賊団」の面々(ハイルディン達)もエルバフ編で活躍する事になるのならね?
出典:ONE PIECE 第800話|尾田栄一郎|集英社
「一大事件」はどうなるんだろう。
いつ引き起こすのよ。僕はエルバフ編の裏で「一大事件」が引き起こされるのだと予想してたんです。だからこそです。こんな所で何してんの? とロードに対して思ったんですよね。
もしかすると「一大事件」とは──
出典:ONE PIECE 第576話|尾田栄一郎|集英社
世界政府との決戦の中で起こる事件の1つとして歴史に名を刻む事になるんですかね。そうでないと「新巨兵海賊団」はエルバフ編で登場してる暇なんてないハズなんですよ。
まずロードとハイルディン達が別行動をしているのかどうか。別行動しているのなら、航海士不在でハイルディン達は動いている事になります。それはちょっと考えられない。
「新巨兵海賊団」の現在が気になりますね。
次号予告
“太陽神”の正体も判明、「ブロックの国」からの脱出も果たされたとすれば、ここから本格的にエルバフ編のスタートとなるのでしょうか。
ちゃんとこの導入は必要だったと思う事になるのかな。
エルバフ編で重要な立ち位置を担うだろうロキ王子。この人物を考える上でロードの人間性はとても重要な意味を持っている。そう僕は考えております。ローラへの求婚もキーになりそう。
この続きは10月21日(月)になります!
いつも読んでくださりありがとうございます♪












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