
鉄の巨人の内部にいる配信電伝虫が目を覚ました事で、Dr.ベガパンクの配信が再開されました。“D”の名を持つ者達へのメッセージの続きが断片的ではあるが聞けました。
彼は一体何が言いたいのでしょう。
-画像はONE PIECE 第1119話より引用-
【“D”の名を持つ者達へのメッセージ全文】

-ONE PIECE 第1117話より引用-
Dr.ベガパンクによる“D”の名を持つ者達に対する伝言(メッセージ)。配信が途切れたり、回をまたいだりしていて分かりにくいですよね。まずはおさらいを。
世界中に点在している…!!
“D”の名を持つ者達へ…
お前さん達の中に… も… (ザザザ…!!)
(ザザザ…)(ザザー…!!)(ザザー…)
(ツー… ツー… ツー… ツー…)
(ザザ…) …その名前… (…ザザ)
── 何も…
── などないからじゃ
(ザザ!!) ── その脈々と受 継がれる
── 意志と言える
(ザザ…!!)
その理由に翻弄される者に…
── この声が必ずや届く事を祈っている
まだDr.ベガパンクが全てを語り終えたかどうかハッキリしませんのでね。現時点での全文になります。「その名前…」と「─何も…」のインターバルは少し長めです。
そして問題は罫線(──)の部分です。

-ONE PIECE 第1119話より引用-
少なくとも配信電伝虫が目を覚ましたコマにおける罫線には何か言葉が入っていると思われます。それ以降の罫線の部分についてはハッキリしません。全てにおいて言葉が入ると考えて良いのかどうか。
ともかく「○○などないからじゃ」のハズ。
【何も… ○○などないからじゃ】
第1119話でDr.ベガパンクが言いたいのは…

-ONE PIECE 第1119話より引用-
“D”の名を持つ者達が受け継ぐのは「意志」と言えるものであって、「何も… ○○など」を受け継いでいるワケではない。こういう事なんだと思うんです。ここに翻弄された者が“D”の名を持つ者達の中にいる。
ならば、何を無いと言っているの?
怨念や恨みなんだと思うんです。

-ONE PIECE 第395話より引用-
空白の100年において高度な文明を誇った“ある巨大な王国”は跡形もなく滅び、ジョイボーイが敗北したからと言って「怨念」や「恨み」の様なものを受け継いではおらん。

-ONE PIECE 第621話より引用-
ジョイボーイに代わって約束を果たそうという「意志」を受け継いでいるハズなんじゃ、みたいな。こちらが本来の“D”の名を持つ者達の本分(本来備わっている性質)なんだと思うんです。
しかし、そうではない者がいるので… この声(=メッセージ)が必ずや届く事を祈っていますよと。だから踏みとどまって下さいねと。こう言いたかったのだと思うんです。
【ルフィとティーチ】

-ONE PIECE 第1117話より引用-
“D”の名を持つ者達というのは、「ある巨大な王国」やジョイボーイの意志を受け継ぐ者達なんだと思うんです。ジョイボーイの夢を、彼に代わって成し遂げる者。
しかし、空白の100年の出来事を理由に運命に翻弄された“D”もいる。受け継ぐべき意志ではなく、恨みや怨念を受け継いでしまっている者がいる。

-ONE PIECE 第1115話より引用-
ジョイボーイが“太陽の神ニカ”になった者だとすれば、その行動の根底にあったのは「自由と解放」だったと言えると考えます。そのジョイボーイの行動理念を受け継ぐのが“D”の名を持つ者達である。
こう仮定すると…
その道から外れた者がいる事に気づきます。
「自由と解放」の真逆を行く者です!!
マーシャル・D・ティーチなんですね!!

-ONE PIECE 第1080話より引用-
彼らは海賊島ハチノスに奴隷を閉じ込めていたのです。それもアバロ・ピサロが「売却前」と言ってます。こんな事をしている“D”の名を持つ者など他に知りません。
明らかにティーチだけ異質なんです。
そういう事をしている者が…

-ONE PIECE 第1018話より引用-
魚人の歴史を変えられるワケがない。この世界を夜明けに導けるワケがない。そんな男が古代兵器の秘密を知ってしまいそうなんですよね。カリブーからの情報で。
Dr.ベガパンクのメッセージというのは、

-ONE PIECE 第908話より引用-
“D”の名を持つ者達の中には、ルフィ(太陽)と、彼と対をなすティーチ(闇)という存在がいる事を仄めかしている。“D”の光と闇とでも言いましょうか。
ここに警笛を鳴らそうとしたのかも。
【扉絵とガイモン】

-ONE PIECE 第1119話より引用-
第1119話の扉絵はヤマトの表紙連載。そのヤマトが“希美”にて、カイドウに恨みがある子供に石を投げられる様子が描かれます。ヤマトはカイドウの息子。
それは黒炭オロチの過去を彷彿とさせます。
オロチの祖父の罪は一族に連座。オロチも迫害されるんですよね。そんな彼が「バカが怖くて夜も眠れなかった」と言っていました(第971話)。
まず、これが1点。

-ONE PIECE 第1119話より引用-
そしてDr.ベガパンクが「この声が必ずや届く事を祈っている」と言っているコマで、そのメッセージを聞いていないだろうガイモンが描かれている事。
電伝虫なり映像電伝虫でメッセージを聞いている者達は一様に驚いていたり、あるいは神妙に聞き入っています。しかしガイモンとサーファンクルはニコニコと楽しそう。聞いていないっぽい。
このガイモンの登場というのが…

-ONE PIECE 第22話より引用-
黒ひげティーチにメッセージが届いていない事を示唆している様に思えて仕方がないんです。黒いヒゲと抜けた歯です。その容姿であります。
この2点が、Dr.ベガパンクのメッセージがティーチについて語っている事を示唆しているのではないかなぁと。もちろんDr.ベガパンクがティーチを名指ししているとは思ってませんけどね。
本来の性質を持たない“D”がいる。
ヒントが散りばめられていると言うか、この第1119話には色々と仕掛けがある様な気がしています。ともかくティーチは“D”でありながら、ジョイボーイの意志を正しく受け継いでいないのは確かだと考えています。

-ONE PIECE 第576話より引用-
少なくともティーチじゃない!!
この男の進撃をルフィは止めなきゃならないんだと思うんです。それはロジャーとガープの関係性(敵対)とは違っていて。その2人とロックスの様な関係性じゃないかな。
何かが違うっぽい。
さぁ どんな答えが待ってるんでしょうね?
さらに考えてみようと思います!!

コメント