「闇の組織」はルフィ達が倒すべき敵なのだろうか!?

海賊島ハチノスで見つかった金鉱脈と闇の組織 -ワンピース最新考察研究室.1155
流刑島だった海賊島ハチノスに金鉱脈が発見。それを聞きつけた「闇の組織」が手を貸して罪人達が巨万の富を得たと言います。物語に度々登場する「闇の組織」でありますが、ルフィ達にとっての敵となって来るのだろうか!?
-画像はONE PIECE 第1155話より引用-

【闇の組織と裏社会の帝王達】

“海兵狩り”にはすでに多くの“闇の組織”が出資 -ワンピース最新考察研究室.1058
-ONE PIECE 第1058話より引用-
まず「闇の組織」と「裏社会」、それらに君臨する「帝王達」という存在についての説明から入りたいと思います。これをしておかないと「闇」と「裏」は違うのではないですか?と言われそうだからです。
同じなんですね。
クロスギルドに多くの「闇の組織」が出資しているという話が出たのが第1058話です。その資金が海兵狩りの報酬として支払われる描写があります。それが第1082話。
裏社会の帝王達が大喜びだぜェ!? -ワンピース最新考察研究室.1082
-ONE PIECE 第1082話より引用-
Tボーン中将を消した男にそれは支払われたワケですが、この時バギーが「裏社会の帝王達」が大喜びだと話しているんですね。つまり「闇の組織」とは「裏社会の帝王達」である。
それでいくと「裏社会の帝王達」とは…
各国より招かれる闇の世界の帝王達 -ワンピース最新考察研究室.857
-ONE PIECE 第857話より引用-
ビッグ・マムのお茶会に招かれていた「闇の世界の帝王達」も含まれると考えて良いと思うんです。「闇」も「裏」も一緒。アンダーグラウンドって事なんでしょう。
実際にモルガンズがクロスギルドに出資したかは分かりません。ブランニュー准将は「多くの“闇の組織”が出資」と話していますからね。お茶会に出席した6名以外にもいるんでしょう。

【闇の組織の存在】

ロビン「裏の世界は深いの」-ワンピース最新考察研究室.202
-ONE PIECE 第202話より引用-
作中で「闇の組織」の存在が登場するのは、振り返ればアラバスタ編になるんですよね。ロビンの口から出た「裏の世界」というのが初出ではないかと考えます。
随分と前から登場しているんですよ。
どうしてクロコダイルがアラバスタ王国に目をつけたのか。そこに古代兵器プルトン、及びその兵器の“ありか”を示すポーネグリフがあると考えたのか。
クロコダイルやロビンが「そういうものの存在」を知れたのは「裏の世界」、つまりは「闇の組織」がバックにいたからだと考えられるんですよね。
バロックワークスの背後には「闇の組織」が絡んでいた。
こういう繋がりがあったからこそ、クロコダイルが「クロスギルド」を設立するに当たって「闇の組織」が出資を行う事になった。こういう風に現在に繋がっていると考えられるのです。

どうして「闇の組織」がアラバスタ王国の秘密を知っていたのかは不明です。これまでロジャー海賊団(光月おでん乗船)でさえアラバスタ王国を訪れる描写はありません。

コラソンと「“北の海”の闇(ノースの闇)」 -ワンピース最新考察研究室.765
-ONE PIECE 第765話より引用-
「闇の組織」はクロコダイルだけではなく、ドフラミンゴのバックにもついていたと思われます。コラソンが暴き出した「“北の海”の闇」というのは、“北の海”に存在する「闇の組織」という事だったのではないか。
「闇の組織」は地下経済にガッツリ食い込んでおり、武器・兵器にドラッグに悪魔の実、果ては人の密輸までも手にかけていると思われます。
人の密輸に関してはカイドウ(第971話)や“黒ひげ”ティーチ(第1080話)も手を染めておりました。カイドウは元ロックス海賊団であり、どちらも海賊島ハチノスと関わっております。
そして今回(第1055話)で海賊島ハチノスで金鉱脈が発見された際に「闇の組織」が一枚噛んでいた事が明らかになったのです。
黒炭オロチとCP0の密談 -ワンピース最新考察研究室.929
-ONE PIECE 第929話より引用-
ちなみに世界政府もドフラミンゴを介して「闇の組織」と取り引きしていた事が明らかになっております。ドフラミンゴ失脚後は直接ワノ国に取り引きを持ち込みました。カイドウが支配するワノ国へね。
こりゃもう壊滅させなきゃダメでしょ。
「闇の組織」なんて百害あって一利なし。
これからルフィ達の敵になるのかどうか。
非常に興味があるワケですが…。

【闇の組織は倒すべき勢力なのか】

結婚式に招かれた闇の世界の帝王達 -ワンピース最新考察研究室.860
-ONE PIECE 第860話より引用-
「闇の世界の帝王達」というのは、表向きは正規の経済活動をしているんだと思うんです。その裏で非合法な事もやっている。
例えば“海運王”ウミットは正規の海運会社として知られているんだけど、ヤバい“ブツ”も運んでいるんだろうなと。あるいは情報(ニュース)ですね。
では、ウミットが経営する海運会社「UMITシッピング」というのが麦わらの一味の敵となるのか?と言われると… ちょっと違う様な気がするんですよ。
それは、これからウミットを含めて「闇の組織」がルフィ達の冒険の邪魔をして来るとは思えないからです。ルフィの自由を奪う為に立ちはだかると思えないのです。
ドフラミンゴとカイドウの取り引き -ワンピース最新考察研究室.922
-ONE PIECE 第922話より引用-
ドフラミンゴが倒されても、カイドウが倒されても「闇の組織」はルフィ達を狙って動くという事をしていないんですね。ルフィ達に怒ったのは武器を買えなくなった者達です。
クロスギルドへの出資から考えて、「闇の組織」は世界政府・海軍の敵として存在しているんです。その世界政府とルフィは敵対しているワケですから、「闇の組織」がルフィと敵対する理由がないのです。
これからルフィが作る世界(新時代)というのが、「闇の組織」にとって歓迎すべき世界ではない。「闇の組織」が儲からない世界を到来させるという方向になるのかなぁ。
あるいは、世界政府という巨悪は倒したが「闇の組織」は存続しています… といったナレーションで終わらせるのかも。これはスリラーバーク編のラストの様な手法ですね。
ミステリーやSFでよくあるヤツです。
スリラーバーク編ラストのナレーション -ワンピース最新考察研究室.490
-ONE PIECE 第490話より引用-
モリアを倒しはしたが、“魔の三角地帯”で船が失踪するのは「そのずっと昔からの深き謎…」で締めくくりつつ、ローラが霧の中で何か動いた?と。まだ何かあるんじゃないかと余韻を残す終わり方。
本当に何かあるのかも知れないし、もう何もないのかも知れない。どっちなのか分かりませんが、ホラーワールドのスリラーバーク編のラストとしては申し分ナシと思われます。
ただ、
もしも「闇の組織」のトップ(元締め)が登場すると言うのなら、話は変わって来ます。これが出るなら倒す事になりそう。それでもアンダーグラウンドなマーケットというのは残りそうな気がするなぁ。
今のところ僕は、世界政府の前でも後でも「闇の組織」がルフィ達の前に敵として立ちはだかる展開はないと考えております。今後の展開によりますけどね。
どうなるのでしょうか?
推移を見守りたいと思います!!!

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