
それでも取り返さなきゃいけねェもんがあんだ!!!
ルフィはカイドウから何を取り返さなきゃいけないのだろう。色んな考え方ができると思われます。
-画像はONE PIECE 第1046話より引用-
【アラバスタ王国では「国」だった】
このシーンを考える上で最初に思い浮かんだのはアラバスタ王国編のvsクロコダイルでの一言でした。この時にルフィはクロコダイルから奪われたモノをまだ返してもらっていないと言っていたのです。
それは何か。

-ONE PIECE 第204話より引用-
“国”!!!
言われたクロコダイルは「え?」ってなるんですね。まだアラバスタ王国を支配する前だったからです。それは“これから”もらうんだよ、と。
それでもルフィはもうとっくに無かったと言うんですね。ここが本当にビビの国ならば、もっと笑ってられるハズだと。この部分もまた太陽の神ニカに通じる部分があるんですよね。笑うというワードがポイントになっているから。
今回は完全にカイドウ&オロチに奪われております。ただ、カイドウだけに絞って言えばワノ国を奪うのは“これから”です。新鬼ヶ島計画によるワノ国の支配はこれからです。
ルフィが取り返さなきゃいけないモノ。それはワノ国という“国”と考えて良いのかな。しかし“国”に関してはコブラ王のセリフがあるんですね。

-ONE PIECE 第167話より引用-
国とは“人”なのだ!!!
こう言って、国王軍はコーザ達の反乱軍とは戦ってはならないと指示をします。国の民を討ち滅ぼすのは国を滅ぼすのと同じ。だから決して戦ってはならん!!と。
敵はクロコダイル。そのクロコダイルを倒して国を取り戻そう。これがルフィの戦いでありました。
このワノ国編の決戦では…

-ONE PIECE 第986話より引用-
ワノ国の元お庭番衆&元見廻り組と光月家が戦っているんですね。ここでまずコブラのセリフと合いません。それ以上に僕が注目するのが…

-ONE PIECE 第1046話より引用-
これまで築き上げて来た“部下”や“城”を失ったと話すカイドウが「お前もだろう?」と聞いている事。それに対して「取り返さなきゃいけねェもんがあんだ!!!」と言ってるんです。
ルフィの場合は“部下”ではなくて。“友達”や“仲間”と言い替える必要がありそう。いわゆる“人”ですよね。コブラのセリフを借りればイコール国。それを失ってなお、多大な犠牲を払ってでも取り返さなきゃいけないモノがあると言うのです。
国なのかな?
ここに少なからず疑問が出たんです。何の為に命をかけてでも取り返さなきゃならないのか。ワノ国はカイドウから何を奪われているのか。これを色々と考えてたんです。何なのだろう。そこで僕が注目したのがコレです。

-ONE PIECE 第117話より引用-
それは命よりも大切な旗なんだ!!!
それはエルバフの戦士が大切にする…
誇り!!!
ウソップは言いました。「誇りは宝」と。
カイドウはワノ国の侍の“誇り”を奪ってしまっている。それをルフィは取り返さなきゃいけねェと考えているんじゃないか。そして、これをワノ国編で描いておいてエルバフ編へと繋がって行くのかも。
沢山の命が失われている。その命よりも大切なモノとは何であるのか。作中では1つ“誇り”というモノが命よりも大切だと描写されているんです。

-ONE PIECE 第117話より引用-
名誉ある死。これですよね。これまでカイドウやオロチと戦って死んでいった侍達。その侍達の死であります。それを踏み躙ったのがカイドウでありオロチじゃないかな。
どうなんでしょうか。
他にも「自由」だとかもありそうなんです。ルフィが取り返さなきゃいけないと言うのなら。これも捨てがたいんです。しかし今後の物語の展開も踏まえますとエルバフの宝である“誇り”になりそうなんですよね。
おそらく何であるのかルフィが教えてくれると思うんです。何を取り返すのでしょう。“国”か“誇り”か“自由”か。モモの助もまた戦い取り返さなきゃならないハズです。
見守りたいですね!!!

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