
“ひとつなぎの大秘宝”と書いて「ワンピース」と呼ばれる宝。作中では「この世の宝の頂点」とされています。それが何であり、どんな力を持つ秘宝であるかも謎ですが、そもそものネーミングに謎があるんですよね!!
-画像はONE PIECE 第968話より引用-
【「ONE PIECE」のネーミングの謎】
“ひとつなぎの大秘宝”と書いて「ワンピース」と読む。そして「ワンピース」とは、この漫画のタイトルである「ONE PIECE」なのだと思われます。
その「ONE PIECE」なるタイトルについて。

-ONE PIECE BLUEより引用-
データブック「ONE PIECE BLUE GRAND DATE FILE」における質問コーナーで、その「ONE PIECE」のタイトルネーミングには秘密がある事が明かされています。
それは「まわりの誰も知らないであろう秘密」との事。歴代担当編集の方々も知らないのかどうか。そこはハッキリしてません。重要ですけどね。とにかく秘密があるみたい。
これは長らく謎のままであり、様々な解釈がされて来たものと思います。僕も色々と考えて来たワケですが。どうやらコレっぽいなぁと。
「ONE PIECE」→「ONE PEACE」
「piece(欠片)」と「peace(平和)」。2つは同音異義語(発音は同じで意味が異なる)です。どちらも発音記号は[piːs]だったハズなんですよね。
そこで、

-ONE PIECE 第576話より引用-
誰かが“ひとつなぎの大秘宝の(ワンピース)”を見つけた時に世界がひっくり返れば、「ONE PIECE」のタイトルも「ONE PEACE」にひっくり返るのではないかなぁ。
【「ひとつなぎ」は「人つなぎ」】
その大秘宝は世界を一つ(ONE)にし、争いのない平和(PEACE)な世の中へと一変させる。それが「世界の夜明け」であって。争いは争いでも…

-ONE PIECE 第827話より引用-
全世界のあらゆる種族間の争いであります。例えば人間と魚人族だとか、足長族と手長族の“千年抗争”などですね。これらに終止符が打たれる事になるんじゃないか。
ミンク族のペコムズが、「世界中の全種族が差別なく暮らせる国」について「この世の全て」と言っているんです(第827話)。この「この世の全て」というワードが重要なのです。

-ONE PIECE 第506話より引用-
なぜならゴール・D・ロジャーが死に際に、「“この世の全て”をそこに置いてきた」と言っているからです。その「この世の全て」こそが「おれの財宝」であり、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”なんですよね?
そして更に…

-ONE PIECE 第621話より引用-
ジョイボーイが魚人島と何かを約束していて、それがオトヒメ王妃の夢見る世界に繋がる。オトヒメ王妃が訴えたのは、人間と分かり合って地上へ移住しようというもの。
ジョイボーイが遺したのか、はたまた太古の昔からの伝説なのか、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つければ種族間の争いをなくしてくれるとされているのかも。
どう争いをなくすのかは不明だが…

-ONE PIECE 第501話より引用-
種族は違えど皆んな同じ“人類”であって。
「ひとつなぎ」=「人つなぎ」
人と人… 例えば人間(人類)と魚人族(人類)が手を繋いで仲良く暮らせる世界。それを実現させてくれるのが“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”なんじゃないのかな。
それをジョイボーイとロジャーは後世に託したのかも。そのバトンをルフィと麦わらの一味&麦わら大船団が受け取り、全世界のあらゆる種族が差別なく暮らせる世界にする(世界に夜明けを訪れさせる)。
【ロジャー海賊団がラフテルで見つけたもの】

-ONE PIECE 第1話より引用-
処刑の時、ロジャーは一言も“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”という名前を出していないんですね。あくまでも「この世の全て」を置いて来たとしか言っておりません。
“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”というのは、ロジャーがグランドラインを制覇した時に世間が「ロジャーが手に入れた全ての物」を総称して呼んだに過ぎない。
よく知りもしないで勝手に世間が言い出した物なのかも。そこに白ひげが頂上戦争で“お墨付き”を与えた。それは実在するものなんだ、と。

-ONE PIECE 第967話より引用-
では、ロジャー海賊団が最後の島(ラフテル)で見つけた“莫大な宝”とは何であるのか。それは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”だったのか、そうではなかったのか。
確かにロジャー達は見つけているんです。
ラフテルで何かをね。
しかし、それを見つけているのに…

-ONE PIECE 第603話より引用-
白ひげが言う様な事は起きていない。世界はひっくり返ってはいなかったと思うんです。世界はこれからひっくり返るのだと思うからです。そう考えるとロジャーは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つけていない。
しかしながら、元ロジャー海賊団の船医クロッカスが“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”がラフテルにある説が有力だと言っています。加えて誰も辿り着けていない、とも(第105話)。
ここがよく分からないのです。
ロジャー達は辿り着けているハズなのです。ならば上陸はしなかったという事だろうか。ただし辿り着いて確認はしている。では、その時に見た“莫大な宝”とは何なのか。
そのラフテルにある“莫大な宝”と何かを「ひとつなぎ」にすれば“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が完成するという事なのだろうか。

-ONE PIECE 第761話より引用-
“莫大な宝”+聖地マリージョアの国宝
①世界の最果て(ラフテル)の宝
②世界の中心(マリージョア)の宝
この2つを繋ぎ合わせるのかなぁ。実は②も元々はジョイボーイ(ある巨大な王国)の宝だったりね。ワンピースだった宝が今は別々になってツーピースになってたり。
こういう事もありえるだろうか。
さて、
“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が、世界中の全種族が仲良く暮らせる世界を実現させる物だとすればね。ルフィや麦わらの一味の為の宝じゃないではないか。こう思われるのかも知れません。

-ONE PIECE 第1060話より引用-
しかしルフィの“夢の果て”が分かっていないんです。それを実現させるには、世界中のあらゆる種族が仲良くなっていなければならないのかも。この可能性はあるんですよね。
そして、実際に“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”がどんな宝で、どんな効力を持っていれば世界中の種族が仲良くなると言うのかと問われても… ちょっと想像がついてません。

-ONE PIECE 第649話より引用-
それでも種族間の争いというのは必ずや解決されると信じています。魚人島の問題はクリアされるハズ。これは第8話から登場するナミの過去にも大きく関わる問題ですもんね。
どうなるのでしょうか。
推移を見守りたいと思います!!!

コメント
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リュウグウ王国は、
・王族は人魚
・政務を司る大臣達も人魚
・多くの魚人族はスラム街の魚人街に押し込められている
という状況だったので、もし「人間という共通の脅威」がなければ、エスタブリッシュメントの人魚族と下流の魚人族との間でもっと激しい種属間闘争が起きていたでしょうね
実際、ホーディら新魚人海賊団によるクーデターは、冷遇されてきた底辺の魚人族による、支配階級の人魚族に対する反乱とも言えます。
ネプチューン王は魚人街を潰し、そこの魚人族を本島に移住させましたが、地上の人間達との融和よりむしろ、国内の魚人族の同化政策の方が急務かもしれませんね。
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リュウグウ王国は、
・王族は人魚
・政務を司る大臣達も人魚
・多くの魚人族はスラム街の魚人街に押し込められている
という状況だったので、もし「人間という共通の脅威」がなければ、エスタブリッシュメントの人魚族と下流の魚人族との間でもっと激しい種属間闘争が起きていたでしょうね
実際、ホーディら新魚人海賊団によるクーデターは、冷遇されてきた底辺の魚人族による、支配階級の人魚族に対する反乱とも言えます。
ネプチューン王は魚人街を潰し、そこの魚人族を本島に移住させましたが、地上の人間達との融和よりむしろ、国内の魚人族の同化政策の方が急務かもしれませんね。