【第1104話考察】“ありがとう、お父さん”

週刊少年ジャンプ2024年8号に掲載のONE PIECE第1104話の考察です!!
今週の扉絵は読者リクエストです。

｢レストランでネズミのカップルのプロポーズが成功してデザートを運んでくるサンジ｣
エンゲージリングを手にプロポーズするネズミ君。“宝石”と“愛”というのがテーマだと思われ、本編との関連がとても気になる扉絵となっております。
では本編です。
タイトルは“ありがとう、お父さん”です!!
-画像はONE PIECE 第1104話より引用-

【自爆スイッチは押されていた】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
これは衝撃の事実です!!
もう五老星ジェイガルシア･サターン聖はバーソロミュー･くまに付けられていた“自爆スイッチ”を押していたと言うのです。まぁ考えてみれば当然なんですけどね。
革命軍が連れ去り、ちょうど本拠地に着いたであろう時に“自爆スイッチ”を押していれば大打撃を与える事が可能なのです。しない手はありません。
サターン聖が押したのは｢数日後｣との事。
時系列で言うと、作中の今日というのは…
イムと五老星がルルシア王国に対して｢マザーフレイム｣を使用してから6日後になります。あのルルシア王国の消滅というのは6日前になるんです。

-ONE PIECE 第1089話より引用-
｢マザーフレイム｣の使用によってルルシア王国が消えた日から6日後。これが今日なんですね。6日後にルルシア王国の跡地に巨大な“海の滝”が形成されたのです。
これにより“本物”である事が実証され、本来ならDr.ベガパンクは全員消す事になっていたのだがヨークは保護する様に作戦が変更されたと思われる。島を消すだけでは不十分だったっぽい。
バーソロミュー･くまが革命軍に連れ去られたのは、ルルシア王国に｢マザーフレイム｣が使用されるよりも前の事なんです。その何日前なのかは定かではありません。
しかし定かではないのですが…
コビーが黒ひげ海賊団によって連れ去られたのが｢数週間前｣なんですね(第1059話)。それは世界会議によって七武海制度の撤廃が可決された事が要因となった事件です。“メロメロの実”の能力が絡みます。
それと同時期にバーソロミュー･くまは連れ去られている。もうバーソロミュー･くまが連れ去られたのは｢数週間前｣だと思われます。

-ONE PIECE 第1067話より引用-
突然バーソロミュー･くまが動き出したのは作中の時系列で“前日”の話であって。サターン聖が“自爆スイッチ”を押したのと、彼が動き出した事に直接の因果関係があるとは思えない。
とっくの前に押されていた!!

【自爆スイッチはつけておらん】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
さらに衝撃だったのが、Dr.ベガパンクは“自爆スイッチ”を付けていなかったと言うんです。その代わりに“完全停止スイッチ”を付けていたんですって。
Dr.ベガパンクは｢条件は守った｣と言いますが、全く守られていなかったからこその今回の事態なのです。押した時に自爆していれば、その瞬間に全ては終わっていたのです。
僕は取り外されていたと考えましたので、そこまでひっくり返ったとは感じなかったんですけどね。もうバーソロミュー･くまの体に“自爆スイッチ”は失われている派でした。
しかしながら、
その“自爆スイッチ”の使用法を考察されていた方々にとっては相当なショックだったかも知れません。僕もバーソロミュー･くまがサターン聖と共に自爆する可能性もあり得ると思ってはいたんです。
そもそも付いていなかったなんて…。
しかし新たな問題が出て来ました!!

【バッカニア族の特性】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
“完全停止スイッチ”を押されたなら、意志もなく命令すら耳に入らない状態になっているハズ。それなのに動き出した。ましてやボニーのいるエッグヘッドに来た。
これは科学的な見地からはあり得ない。その理屈は天才科学者Dr.ベガパンクでも説明ができない。こういう事だそうです。
ここに｢バッカニア族の特性｣が関わっている!!
しかも｢彼らはかつて…｣と。
この｢かつて｣というのは“空白の100年”に関する事だと考えます。そこに関連して何らかの言い伝えがバッカニア族にはある。こう思えて来るんですよね!!
これを見て僕は…

【第1104話チョイ見せ考察】“バッカニア族”バーソロミュー･くまから｢記憶｣は消せない!?

尾田栄一郎公認ポータルサイト「ONE PIECE.com」にて、1月22日に発売…

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チョイ見せで感じた事に間違いはなかったんじゃないかな？と。そんな気がしたんです。実は、このチョイ見せを受けて書こうとしていた記事の再考を迫られたんですけどね(ニカの記事)。
今回の件で言及される、
バッカニア族の特性というのは、意志も無いのにボニーの事を覚えていて動いているって事なんだと思うんです。しかも世界政府の思惑通りにはいかないって事。
もしかするとですよ？

-ONE PIECE 第908話より引用-
バッカニア族には、イムが“灯”を消しても通用しなかった。この“灯”というのを意志だと据えるならあり得る話なんだと思うんです。消える事のねェ“炎”ですね(第576話)。
バッカニア族の特性とは、何をされようが意志を消す事はできない。その意志に従って動き続けちゃう。その様な事が｢かつて｣あったのではないかな？と。
それをサターン聖は知っているから“自爆”させるスイッチを付けたかった。たとえ自我を消したとしても暴走する可能性が予見できていた。それにDr.ベガパンクは従わず… って事なのかなぁと。
どうもバッカニア族には消しても消せない物があるっぽいなぁ。

【サターン聖の再生する体】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
バーソロミュー･くまの怒りの拳がサターン聖の顔面にヒット!! 殴られても睨みつけるサターン聖も恐ろしいのですが、それを上回るバーソロミュー･くまの気迫であります!!
殴り飛ばされたサターン聖は倒壊した建物の下敷きになってしまいます。海兵達は｢歴史的大事件｣だと大騒ぎします。ルフィが殴り飛ばした天竜人(チャルロス聖)の、そのまた最上位ですからね。
立ち上がるもボロボロのサターン聖。
片方のツノは折れ、右腕も失われている状態。もちろん顔面は血だらけなんですけどね。それらが元通りになるのです。サンジも驚いております。

【影革命】なぜサターン聖の体は再生するのか

折れたツノと失われた右手を再生させる五老星ジェイガルシア･サターン聖。どういう理…

onepiece-latestlab.com

このカラクリについては先に記事にしました。

【あたしが忘れないからね】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
あたしが忘れないからね!!!
｢人はいつ死ぬと思う…?」
“完全停止スイッチ”を押された時　…違う!!!
｢人に忘れられた時さ…!!｣
これは第145話のDr.ヒルルクのセリフを脚色したものなんですけどね。まぁコレなんでしょう。ボニーが忘れない限りはバーソロミュー･くまが死ぬ事はないんですよ。
それは、ボニーがバーソロミュー･くまの意志を受け継ぐ事になるというのかどうか。ここが1つのポイントになる様な気がします。しかし、僕はバーソロミュー･くまが死ぬとは思えないんです。
まだ1つ残ってます!!

-ONE PIECE 第1098話より引用-
捕えきれず消えたというルフィが能力を覚醒させ、“解放のドラム”を聞かせた時に何か奇跡が起こる様な気がするんですよね。さらに内なる記憶を呼び覚ましそうな。

【消えたルフィの行方】

前回 何者かによって与えられた食糧を補給していたルフィですが、海兵の話によると｢捕えきれず消えちまった｣という事なんです。
おそらくルフィは未来を見たのだと考えています。ボニーについてはバーソロミュー･くまが動くので大丈夫。自分が動く必要はない、とね。
そこで、ルフィが消えて向かいそうな場所が1つあるんです。もう今の状況でルフィに向かって欲しい場所があるんですよね。もう1つしか浮かばないんですよ!!
しかも｢消えた｣と言っている!!

-ONE PIECE 第1092話より引用-
↑ここでしょ？
伝説の鉄の巨人が安置されている場所です。ここにルフィは行ったのであり、その場所でルフィは能力を覚醒させて“解放のドラム”を響かせる!! そのリズムを鉄の巨人に聞かせるんですよ!!
ここなら消えたのも納得です!!

-ONE PIECE 第1067話より引用-
その場所は｢幻影(ホログラム)｣によって隠されているのだから。よってルフィは“ホログラム”の向こう側に消えたんです。追っていた海兵は、壁にしか見えない向こう側にルフィが消えたのを確認した!!
こう思いますけど？

【バスターコール発動命令】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
サターン聖がエッグヘッドに向けてバスターコール発動命令を下しました。これ良いんですか？(笑) サターン聖の独断でしょうに。｢マザーフレイム｣はどうするのよ…。
サターン聖の言う…
①世界の秘密を探求する者(ロビン.ベガパンク)
②失われた種族の血を引く者(くま)
③古き神を呼び起こしてしまった者(ルフィ)
これらが不都合に満ちているので全てを焼き尽くしてしまいましょう。全くもって短絡的な考え方と言わざるを得ません。｢マザーフレイム｣が手に入れば｢永い戦いが終焉を迎える｣可能性もあるのにね。
このバスターコール発動命令というのが…

-ONE PIECE 第1079話より引用-
近海の黒ひげ海賊団を動かすんだろうな、と。欲しい物を焼かれちゃたまらねェって感じで。海軍によって包囲されていて攻めあぐねている黒ひげ海賊団の重い腰を動かす!!
その為の展開と考えてます。
ちょっと今回のサターン聖の決断は唐突ですし、エッグヘッドに対する当初からの作戦とは辻褄が合わないんですよね。黒ひげ海賊団を動かす為のトリガーっぽい。
そして鉄の巨人の動きもあります!!
さぁ どうなるのでしょうか!!

【黄猿｢見事に育ったもんだ｣】

-ONE PIECE 第1104話より引用-
“黄猿”が｢確かに 見事に育ったもんだ｣と話しています。この直前にフランキーがバーソロミュー･くまの事を｢おれ達にとっても恩人なんだよ!!｣と言ってるんですね。
つまり“黄猿”は、バーソロミュー･くまがシャボンディ諸島で麦わらの一味を逃した事について、各自の成長を促す為だったと分かっている。
だからこそ｢恩人｣のセリフに｢確かに｣と応えているのであって。あの時は手も足も出なかった｢わっし｣に成長の程を見せてみろ、と。フランキーを蹴り飛ばしている。
これによって“黄猿”は世界政府側の立場で動きますよと意思表示していると思われるんですね。もちろん心は揺れてます。そこをDr.ベガパンクに突かれているんだけど。
これがどう動くかですね!!

-ONE PIECE 第1089話より引用-
まだ現時点で“黄猿”は、世界政府側の立ち位置を崩すまでにはなっていないんですよ。これだけの事があってもまだ立場を崩していない。
それでも、この先の展開で麦わらの一味やDr.ベガパンクに対して手心を加える様な事があるならば… 何が起きるのか？って事なんですよ!!
“黄猿”が逃してやりたいと思う様な事!!
それは事件の結末に待っていそうな。

【次号予告】

いよいよクライマックスもクライマックスですね!! バスターコールからの脱出劇というのが最大の見せ場となるのだと思われます。黒ひげ海賊団の介入も近そう!!
そんな次回は…
1月29日(月)になります!!
どう動くのでしょうか。
次の記事からは個別で詳しく考えて行きますね!! まぁでも、ゆっくりしてはいられませんね。早めに記事にして行きたいと思ってます♪
いつも読んで下さりありがとうございます!!