【最強の人類】新型パシフィスタ“セラフィム”まとめ

セラフィム「りょうかい!!」-ワンピース最新考察研究室.1079

天才科学者Dr.ベガパンクが生み出した新型パシフィスタ“セラフィム”について。

-画像はONE PIECE 第1079話より引用-

【パシフィスタとは】

戦桃丸とパシフィスタが登場 -ワンピース最新考察研究室.561
-ONE PIECE 第561話より引用-

パシフィスタとは、基本的に“複製人間(クローン)”に改造を施した兵士の名称です。名前の由来は、クローン兵の素体となったバーソロミュー・くまの「おれはただの気弱な“平和主義者(パシフィスタ)”だ」の言葉から(第1099話)。

難病“青玉鱗”を発病したジュエリー・ボニーの手術費を無料にする代わり、血液の提供とクローン兵を作る許可をくれる様にとDr.ベガパンクが提案。バーソロミュー・くまが了承。

そこに五老星ジェイガルシア・サターン聖が、バーソロミュー・くま自身もパシフィスタになる事を要求(思考と自我の消去も含む)。受け入れたバーソロミュー・くまはクローン兵ではないがパシフィスタである。

パシフィスタ開発のスタートは4年前。

海軍科学班 第8研究所(後のエッグヘッド) -ワンピース最新考察研究室.1099
-ONE PIECE 第1099話より引用-

その時パンクハザードはシーザーが起こした化学兵器暴発事故により使用不可となっており、まだエッグヘッドと呼ばれる前の「第8研究所」で行われます。

そうしてパシフィスタの「試作品(プロトタイプ)」が完成したのが2年前。シャボンディ諸島でルフィが天竜人に手を出し、出動する事になった大将“黄猿”の前軍としてパシフィスタが派遣される(第504話)。

本格的に実戦投入されるのは頂上戦争。

海軍科学班戦闘兵器 パシフィスタ(マークⅢ) -ワンピース最新考察研究室.1074
-ONE PIECE 第1074話より引用-

それから2年後 “パシフィスタ マークⅢ”へと進化。「頂上戦争のプロトタイプを遥かに凌ぐ」と言われている。レーザービームに加え、最強の盾と呼ばれる“バブルシールド”を装備している。

それら従来のパシフィスタとは別に研究が進んでいたのが“セラフィム”と呼ばれる「新型パシフィスタ」です。その存在が仄めかされたのは世界会議の直前。

Dr.ベガパンクの研究所に行っていた藤虎 -ワンピース最新考察研究室.905
-ONE PIECE 第905話より引用-

大将“藤虎”に「すげェモンが完成してやした」「“王下七武海”はもう要らねェ」と言わしめたのが“セラフィム”の存在だったのです。

ただし“セラフィム”の各個体が誕生したのは2年前です(VIVRECARDによる)。おそらくプロトタイプの完成後すぐに“セラフィム”の開発に着手したと考えられます。

“セラフィム”の素体となったのは…

セラフィム「りょうかい!!」-ワンピース最新考察研究室.1079
-ONE PIECE 第1079話より引用-

物語の最初期の“七武海”7人です。

パシフィスタ開発前の時点でDr.ベガパンクが「未来からやって来た戦士達は更に───!!」と話しており、これはおそらく“セラフィム”についての構想を語っていると思われる(第1099話)。

バーソロミュー・くまのクローン兵で統一されるパシフィスタは団体戦を想定。海賊団などの組織を相手にする為。“セラフィム”は強力な敵(個人)を迎え討つ事を想定したものと思われる。

その為、“セラフィム”には様々な科学の粋が集められて開発されています。故にDr.ベガパンクは“セラフィム”の事を「“科学の最高峰”!! この海の歴史上…“最強の人類”」と言うのです。

【セラフィムは“最強の人類”】

セラフィムが“最強の人類”と呼ばれるのは…

①旧“七武海”メンバーのクローン
②ルナーリア族の血で強化
③悪魔の実の能力者(グリーンブラッド)

これら3つの要素によるものが大きい。

ただし、それが弱点になる場合もある!!

一つずつ見て行きます。

“体験”は「血統因子」に記憶 -ワンピース最新考察研究室.1065
-ONE PIECE 第1065話より引用-

“セラフィム”は旧“七武海”メンバーのクローンであって、血統因子に記憶される“体験”を引き継いでいると思われるのです。ジンベエ型の“セラフィム”(S-シャーク)がそれを証明して見せたのです。

ピタゴラス(Dr.ベガパンク)がそれに言及したのは、S-シャークが「魚人空手」を使って見せたからだと思われます。誰に教わったワケでもなく「魚人空手」が使える。それはジンベエの“体験”を血統因子から受け継いでいるから。

ミホーク型の“セラフィム”(S-ホーク)の剣技も同じなのでしょう。“セラフィム”は皆んな血統因子から戦闘の技術やセンスを受け継いでいる。それも七武海レベルのね。

ただし“セラフィム”はまだ子供であり成長段階にある。S-シャークは魚人空手(&魚人柔術)を使いこなせていないし、S-ホークもミホークと同等の剣技が使えるワケではないのでしょう。

そして“体験”は戦闘面だけではない。

ルフィに顔を赤らめるS-スネーク -ワンピース最新考察研究室.1090
-ONE PIECE 第1090話より引用-

ハンコック型の“セラフィム”(S-スネーク)は、ルフィの頼みを断る事ができなかった。受けていた命令よりもルフィの頼み事を優先したのです。これにDr.ベガパンクは興味津々。

ルフィに惚れるというハンコックの“体験”が血統因子を通じてS-スネークに引き継がれている。それはつまりハンコックの血統因子が採取されたのは、ハンコックがルフィに惚れて以降であるハズです。

そして②のルナーリア族の血です!!

セラフィムにはルナーリア族の血で強化されている -ワンピース最新考察研究室.1077
-ONE PIECE 第1077話より引用-

パンクハザードに捕まっていたキング(アルベル)の血(=血統因子)が“セラフィム”の強化に使われている。それはつまりルナーリア族の持つ特性を持っているという事。

・黒い羽根
・白髪
・褐色の肌
・背中の炎

特に注目すべきは「背中の炎」です!!

ルナーリア族の背中の炎について教えるゾロ -ワンピース最新考察研究室.1077
-ONE PIECE 第1077話より引用-

ルナーリア族の背中の炎が燃えている時は「ほぼ無敵」です。これが“セラフィム”にも引き継がれています。攻撃を通そうとするなら背中の炎が消えている時を狙うしかない!!

どういう時に背中の炎が消えるのか。

・早く動いた時
・バブルボールに触れた時

確実に確認できるのは上の2つです。ただしバブルボールに関しては“セラフィム”が能力者であるから。それ以外で背中の炎が消えていたら、それは素早く動いているって事です。

そうとは思えない時も多々ありますが(笑

セラフィムは科学の最高峰 この海の歴史上“最強の人類” -ワンピース最新考察研究室.1070
-ONE PIECE 第1070話より引用-

能力を使っている時も、レーザービームを撃っている時も背中の炎が消えている時もあれば、消えていない時もあるんですね。ジッと立っているだけなのに消えている事も(第1068話)。とにかく消えている時に攻撃しないと無駄な事は確かです。

能力者の血統因子から特殊な血液を生成 -ワンピース最新考察研究室.1070
-ONE PIECE 第1070話より引用-

Dr.ベガパンクは、手に入れた「超人系」の能力者の血統因子から特殊な血液(グリーンブラッド)を生成。それを投与すれば能力が得られる。彼は「超人系」の能力のコピーに成功しているのです。

“セラフィム”には腕からグリーンブラッドが通されており、それぞれ「超人系」の能力者になっています。

S-シャーク スイスイの実
S-ベア ニキュニキュの実
S-スネーク メロメロの実
S-ホーク スパスパの実
   
   
   

クローンの元となる人物が能力者ならば、その能力をグリーンブラッドでコピー。能力者でない場合は、その人物の戦闘法に適した能力が与えられています。

ドフラミンゴ・モリア・クロコダイルのセラフィムが登場 -ワンピース最新考察研究室.1086
-ONE PIECE 第1086話より引用-

問題はクロコダイル型の“セラフィム”が能力を持たされている場合です。クロコダイルは“スナスナの実”の能力者。それは「自然系」です。どうやらDr.ベガパンクは「自然系」の能力のコピーに成功していません。

残る3人には何の能力が選ばれているのか。

“セラフィム”は悪魔の実の能力という“強さ”を得ているが、それが“弱点”にもなっているんですよね。その弱点はルナーリア族の特性をも手放す事になります。

「バブルボール」に閉じ込められたセラフィム -ワンピース最新考察研究室.1090
-ONE PIECE 第1090話より引用-

海のエネルギーを配合された「バブルボール」に閉じ込められると背中の炎が消えてしまいます。閉じ込めなくても「バブルボール」に触れさせられただけでも背中の炎は消えている(第1077話)。

おそらく海楼石でもなるのでしょう。

【セラフィムの実年齢と見た目】

セラフィムが誕生したのは2年前であり、実年齢は2歳ですが見た目は8歳である(VIVRECARDより)。1年間で4歳の加齢が見られます。

20歳の兵士をつくるのに5年かかる -ワンピース最新考察研究室.840
-ONE PIECE 第840話より引用-

これはジェルマ66のクローン兵が「20歳の兵士を一人作るのに5年かかる」という話と一致します。こちらも1年あたり4歳なんですね(5×4=20)。

ただしパシフィスタは違うんです。

パシフィスタを見るバーソロミュー・くま -ワンピース最新考察研究室.1102
-ONE PIECE 第1102話より引用-

たった2年で、その見た目は45歳のバーソロミュー・くまと同じなんです。バーソロミュー・くま型の“セラフィム”(S-ベア)は2年で見た目は8歳までしか成長していない。

ちなみにボニーの“トシトシの実”の能力は「生物に対して永遠の効力はない」のです。そしてボニーがパシフィスタの研究に能力を使わされた形跡もない。

一般のパシフィスタと“セラフィム”で成長速度に違いがあるのは謎であります。おそらく急激に成長させるのは可能だが、それを“セラフィム”にさせないのには理由があるのかもね。

【威権順位】

パシフィスタ威権順位と戦桃丸 -ワンピース最新考察研究室.1091
-ONE PIECE 第1091話より引用-

“セラフィム”を含むパシフィスタには「威権順位」というものが設定されています。命令権の序列ですね。より順位が上の者に従う様にプログラムされている。

五老星

Dr.ベガパンク(ステラ+サテライト)

戦桃丸

威権チップを持つ者

「威権順位」が上の者は、パシフィスタへの命令の書き換えが可能なのです。そして重要なのが、「威権順位」が同列の場合は命令の書き換えができない!!

“威権”が同列ならばセラフィムへの命令は書き換えられない -ワンピース最新考察研究室.1073
-ONE PIECE 第1073話より引用-

ルッチ(威権チップ所有者)の命令をステューシー(威権チップ所有者)では書き換えできない。ヨーク(Dr.ベガパンク)の命令はエジソン(Dr.ベガパンク)では書き換えできない。

ならば五老星の誰かがパシフィスタに命令していたとして、それ以外の五老星では命令の書き換えができないんです。これは出て来る可能性あります。

“若月狩り”カタリーナ・デボン -ワンピース最新考察研究室.925
-ONE PIECE 第925話より引用-

黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンがサターン聖をタッチしており、おそらく彼女はサターン聖に化られる。彼女がパシフィスタに命令すれば、世界政府・海軍では誰も命令の書き換えは不可能になる。そんな可能性があるのです!!

そして「威権順位」のトップについて。

実は五老星がトップではなく…

「くま」はいつでもボニーの味方 -ワンピース最新考察研究室.1106
-ONE PIECE 第1106話より引用-

バーソロミュー・くまの姿をしたパシフィスタについては、ボニーこそが「威権順位」のトップであるとDr.ベガパンクが設定していたのです。これはS-ベアにも適応されていると思われます。

よって「威権順位」は最終的に…

ボニー(くまの姿をしたもののみ)

五老星(+デボン?)

Dr.ベガパンク(リリスとヨーク)

戦桃丸

威権チップを持つ者

こうなるのかも。

【セラフィムの動力】

第1123話でシャカ(Dr.ベガパンク)が「融合炉(パワープラント)」の数値に異変がある事を察知。これにより何者かが「マザーフレイム」を盗んでいる事が判明します。

セラフィムへのエネルギー使用量が少しずつ上乗せされてます -ワンピース最新考察研究室.1123
-ONE PIECE 第1123話より引用-

その話の中で「セラフィムへのエネルギー使用量が少しずつ上乗せされてます」と出ます。セラフィムへのエネルギー使用量の数値を上乗せし、その分の「マザーフレイム」を盗み出したのでしょう。

これによりセラフィムの動力に「マザーフレイム」が使われている可能性があります。ただし、どの様な使われ方をしているのかは不明。

【S-スネーク】

子供の頃の姉様(ハンコック)にそっくりの「セラフィム」-ワンピース最新考察研究室.1059
-ONE PIECE 第1059話より引用-

元“王下七武海”ボア・ハンコックのクローン。手からレーザービームを放つ攻撃に加え、“メロメロの実”の能力を持っている。

初登場は第1059話“コビー大佐の一件”。コビー達と共にボア・ハンコック拿捕の為に女ヶ島アマゾン・リリーへ。途中参戦した黒ひげ海賊団とも交戦。

  S-スネーク ボア・ハンコック
年齢 8歳(見た目)
※誕生は2年前
31歳
身長 208cm 191cm
血液型 S型 S型
出身地 “偉大なる航路”
エッグヘッド
“凪の帯”
アマゾン・リリー
悪魔の実 メロメロの実
(グリーンブラッド)
メロメロの実
覇気 武装色
見聞色
覇王色
武装色
見聞色
好物 火鍋 火鍋

見た目は8歳ながら、ハンコックよりも身長は高いのです。問題は“覇王色”の資質を受け継いでいるのかどうか。そして好物は共通して「火鍋」です。

前述した様に、S-スネークは初対面のルフィの頼み事を断れず、それはハンコックの「血統因子」の影響と思われる。それが好物に表れているとして、“覇王色”の資質も受け継いでいる可能性が高い。

S-スネークの「威権順位」トップはルフィ!?

【S-ホーク】

CPの役人を斬る「S-ホーク」-ワンピース最新考察研究室.1070
-ONE PIECE 第1070話より引用-

元“王下七武海”ジュラキュール・ミホークのクローン。手からレーザービームを放ち、世界最強の剣士ミホークの剣技を備え、“スパスパの実”の能力を有する。

初登場は第1059話“コビー大佐の一件”で、S-スネークと共にアマゾン・リリーに赴き作戦行動。“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチに斬りかかっており、「コイツ でけェ!!!」と驚かれている。

  S-ホーク ジュラキュール・ミホーク
年齢 8歳(見た目)
※誕生は2年前
43歳
身長 212cm 198cm
血液型 S型 S型
出身地 “偉大なる航路”
エッグヘッド
????
悪魔の実 スパスパの実
(グリーンブラッド)
 
覇気 武装色
見聞色
武装色
見聞色
好物 ぶどうジュース 赤ワイン

こちらもミホークの身長を超えております。ただし、ミホークの「赤ワイン」に対して「ぶどうジュース」なのは、まだ8歳の子供の趣向だからでしょうね(笑

ミホークと2年間修行したゾロによると、S-ホークは「お前の方が… いくらか人間味があるか…」との事。ゾロに攻撃を阻止され動揺した様子がそう見えたようです。

【S-ベア】

セラフィム「S-ベア」の能力により島内へ飛ぶ -ワンピース最新考察研究室.1068
-ONE PIECE 第1068話より引用-

元“王下七武海”バーソロミュー・くまのクローン。バーソロミュー・くまやパシフィスタと同じく手と口からレーザービームを放つ。

初登場は第1062話“科学の国の冒険”。CP0ルッチ達によりエッグヘッドへ変換される船の上。まだ一言も言葉を発した事がないんじゃないかな(笑

  S-ベア バーソロミュー・くま
年齢 8歳(見た目)
※誕生は2年前
47歳
身長 660cm 689cm
血液型 X型 X型
出身地 “偉大なる航路”
エッグヘッド
“南の海”
ソルベ王国
悪魔の実 ニキュニキュの実
(グリーンブラッド)
ニキュニキュの実
覇気 武装色
見聞色
武装色
見聞色
好物 はちみつ、サーモン はちみつ、サーモン

S-ベアはバーソロミュー・くまより少し小さいです。なぜか子供の頃の服装ではなく、革命軍に所属して数年後からの服装をしている。子供の頃の辛い“体験”を呼び起こすからだろうか?

Dr.ベガパンク「バッカニア族の特性は身体の強さではない」-ワンピース最新考察研究室.1104
-ONE PIECE 第1104話より引用-

注目点はバッカニア族の特性を受け継いでいるのかどうか。おそらく受け継いでいるのだろうが、肝心の特性が謎であります。

「威権順位」トップはボニーと思われる。

【S-シャーク】

S-シャーク登場 -ワンピース最新考察研究室.1065
-ONE PIECE 第1065話より引用-

元“王下七武海”ジンベエのクローン。手からレーザービームを放つ。グリーンブラッドで手にした“スイスイの実”の能力は、魚人族ジンベエとの相性抜群である。

初登場は第1065話“6人のベガパンク”。戦闘データを取る為に麦わらの一味と交戦させられる。魚人空手を使い、魚人柔術もまた修得していると思われる。

  S-シャーク ジンベエ
年齢 8歳(見た目)
※誕生は2年前
46歳
身長 320cm 301cm
血液型 F型 F型
出身地 “偉大なる航路”
エッグヘッド
“偉大なる航路”
魚人街
悪魔の実 スイスイの実
(グリーンブラッド)
覇気 武装色
見聞色
武装色
見聞色
好物 もずく酢、フルーツ もずく酢、フルーツ

ジンベエタイプのセラフィム登場 -ワンピース最新考察研究室.1065
-ONE PIECE 第1065話より引用-

「SERAPHIM 04」と書かれた容器をバックに登場しており、S-シャークのナンバーは「04」で4番目に開発された“セラフィム”である可能性があります。

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