イムからロックスの生死について問われたサターン聖が「激しすぎる“破壊”」によって「また新しい何か」が生み出される危険性について言及しております。
これは何を示唆しているのか?であります。
第1162話の総合記事とは違った考えが浮かんでいたにもかかわらず、まだ記事にしていなかったのに気づいて大慌てです(汗
【激しすぎる“破壊”】
サターン聖の言う「激しすぎる“破壊”」というのが大きなポイントになっております。これが何を意味しているのか。前例が1つ提示されているんでした。
世界政府による「激しすぎる“破壊”」──
出典:ONE PIECE 第1115話|尾田栄一郎|集英社
それは世界沈没であります!!!
“空白の100年”に起きた人為的な天変地異によって世界は海に沈んでいるんでしたね。これにより大陸は消失し、残った島々の上に我々は暮らしている。
20の王国の連合軍(後の世界政府)による古代兵器(ウラヌス?)の使用によるものと考えられます。Dr.ベガパンクは世界政府が古代兵器を所持していると考えています(第1123話)。
この時に何かが生み出されているんですよ!!
だから、このゴッドバレーで「激しすぎる“破壊”」を行えば「また(=再び)新しい何か」が生み出される危険性がありますよと。あの時と同じ事が起きるのではありませんか?とね。
こうサターン聖が言うものだから、
イムにも思い当たるものがあるらしく、「……!!」となって。「そうはさせぬ…」とゴッドバレーの混乱に自ら介入する事を決めた。こういう流れになっているっぽいのです。
【“破壊”は何を生み出すのか】
ならば“空白の100年”に何が生み出されており、また今回ゴッドバレーで何が生み出されそうとしているのか。それは世界政府(イムやサターン聖)が危うさを感じるものなのです。
受け継がれる意志だと考えます!!!
“空白の100年”における「激しすぎる“破壊”」により、
出典:ONE PIECE 第507話|尾田栄一郎|集英社
“Dの意志”というものが生み出されていたんですよ。世界沈没という世界規模の“破壊”によって、世界各地に“Dの意志”を受け継ぐ者達(“D”を名に持つ者達)が出現した。
それはおそらくジョイボーイの意志なんでしょ?
“Dの意志”とはジョイボーイの意志であって、彼の意志を受け継ぐ者達というのが名前に“D”をつける様になったんだと思うんです。ジョイボーイの死後にね。
そして今回、ゴッドバレーという島単位ですから規模は小さいながらも生み出されそうな危うさがある。そしてイムが気にしているのはロックスの生死ですからね。
ロックスの意志というのが新たに生み出される!!
これをサターン聖は危惧しており、そうはさせぬとイムが言っているのだと思うんです。これを念頭にイムとサターン聖の会話を振り返りますとね。
出典:ONE PIECE 第1162話|尾田栄一郎|集英社
サターン聖の「むしろ」の意味ですね。
これは対比や逆接の意味ですよね。「逆に」って事。
ロックスは死んだのか?と聞かれて、全てが想定外なんで分からないのですがと言いつつ、「むしろ(逆に)」死んだ方がヤバくないですか?みたいな。
ロックスを憎み徹底的に“破壊”してしまうとジョイボーイの時みたいになりはしませんか?とね。この様にサターン聖は進言している風に読めるんですね。
しかしイムには算段がある様子。
そうはさせない方法を持っている。ただし自らゴッドバレーに出向く必要がある。こういう事っぽいんですよ。
【ロックスの意志】
出典:ONE PIECE 第1085話|尾田栄一郎|集英社
“空白の100年”における「激しすぎる“破壊”」によって敵対する者達を滅ぼしたイム。しかし、それによって“Dの意志”を受け継ぐ者達という強大な敵を新たに生み出してしまっている。“Dの意志”を受け継ぐ者達というのは、ジョイボーイが果たせなかった夢を代わりに成し遂げようとする者達。
その意志は血縁を絶てども消す事はできない。困った。
それと同じ過ちをゴッドバレーでも繰り返しつつある。
ロックスの意志、その夢を受け継ぐ者を生み出してしまいそう。これを阻止する為にわざわざイムはゴッドバレーに降臨した。これが第1162話までの流れだと思うんです。
ロックスだって“D”なんですけどね、
出典:ONE PIECE 第1155話|尾田栄一郎|集英社
殊更その夢を受け継ぐ者達です。ロックス個人の意志・夢です。それを受け継ぎ、ロックスに代わって成し遂げようとする者。“世界の王”にならんとする者ですね!!
そういう者は出現したのだろうか…?
出現しているのならイムの試みは失敗に終わったって事なんです。「そうはさせぬ」とわざわざ来ていながら、それを阻止できなかったって事なんですからね。
おそらくはティーチが受け継ぐ。
出典:ONE PIECE 第957話|尾田栄一郎|集英社
マーシャル・D・ティーチというのがロックスの息子であり、その意志を受け継ぐ者なんでしょう。ティーチを生かしてしまう事がイムの失敗であり… 誤算という事になるんでしょうか。
ただですね…
出典:ONE PIECE 第1162話|尾田栄一郎|集英社
ロックスと共闘する道を選んだニューゲートやカイドウがその意志を受け継ぐ事を阻止するのには成功するんでしょうか?
ここも気になる部分なんです。
「そうはさせぬ」と言っているイムは何をするつもりなのか。何をすればロックスの意志を受け継ぐ者の出現を止める事ができるのか。ここがまだよく分からないんです。
色々と予想はしておりますけどね。
ともかく「激しすぎる“破壊”」が生み出すモノとは意志なんだと思うんです。徹底的にと言うか大々的にと言いましょうか… そういった事をするとフォロワーを生んでしまうと言いたいのだと思うんです。
オハラにしても同じくね。
滅ぼしたとしても、その意志を受け継がんとする者が出て来てしまう。もう止める事はできない。ゴッドバレー事件の結末には何が待っているんでしょうね?
推移を見守りたいと思います!!!








コメント
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ロックス周りの何かが残されたのかは今のとこわからないですが、この時の色々がきっかけとなって革命軍が誕生してますからね。ここでドラゴンが脱走しなかったら今のシャンクスやルフィもいないはず。あとの時代も含めて考えるとまさに世界政府にとっての大きな敵がいくつも産まれる分岐点になってるともいえますね。
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ロックス周りの何かが残されたのかは今のとこわからないですが、この時の色々がきっかけとなって革命軍が誕生してますからね。ここでドラゴンが脱走しなかったら今のシャンクスやルフィもいないはず。あとの時代も含めて考えるとまさに世界政府にとっての大きな敵がいくつも産まれる分岐点になってるともいえますね。
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サターン聖あのイムに対して「あんまり無造作に破壊してると余計に怪物を生み出しかねませんよ」ってやんわり反抗してるのが意外でした
くまの言葉を内心で反芻させてたり、本当なんで尾田先生は退場させた後にこんなシーン追加するかな…
言ってることやってることは外道だけど悪意は感じられない不思議
五老星という立場と読者がまだ知らない情報によって動いてるのがわかるから今後で印象また変わりそうです
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サターン聖あのイムに対して「あんまり無造作に破壊してると余計に怪物を生み出しかねませんよ」ってやんわり反抗してるのが意外でした
くまの言葉を内心で反芻させてたり、本当なんで尾田先生は退場させた後にこんなシーン追加するかな…
言ってることやってることは外道だけど悪意は感じられない不思議
五老星という立場と読者がまだ知らない情報によって動いてるのがわかるから今後で印象また変わりそうです
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五老星は支配者として天竜人こそが頂点っていうスタンスは崩さないけどあくまでそういう姿勢ってだけで世界政府を運営しないといけない立場だからかやっぱりそこらの天竜人とは根っこの部分が全然違いますよね
天竜人にとっては「魚」でしかないはずの魚人ともなんとか関係を築けないか頭を悩ませてたし、くまに対しても「バッカニア族に産まれたのが悪い」とだけ言っててあんまり嫌悪感みたいなものも無さそう
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五老星は支配者として天竜人こそが頂点っていうスタンスは崩さないけどあくまでそういう姿勢ってだけで世界政府を運営しないといけない立場だからかやっぱりそこらの天竜人とは根っこの部分が全然違いますよね
天竜人にとっては「魚」でしかないはずの魚人ともなんとか関係を築けないか頭を悩ませてたし、くまに対しても「バッカニア族に産まれたのが悪い」とだけ言っててあんまり嫌悪感みたいなものも無さそう