
「赤髪海賊団」大頭“赤髪のシャンクス”。彼について劇場版「FILM RED」において“フィガーランド家”の血統にある事がチラリと描写されており、後に本編にて“神の騎士団”の最高司令官としてフィガーランド・ガーリング聖なる人物が登場。どんな関係性にあるかが問題となっているのですが… シャンクスと天竜人について今回は。
-画像はONE PIECE 第957話より引用-
【シャンクスは天竜人の権力を持つのか】
まず劇場版「FILM RED」において、どういう風に“フィガーランド家”というのが出ていたのかであります。それが出て来たのは五老星の口から。ウタを危険視するものの、シャンクスの娘だとすると“フィガーランド家”という事になるが?といった感じで言及されるんですね。
それはつまり“フィガーランド家”となれば手が出しにくいぞ、という事。ウタがそうならシャンクスもですよね。シャンクスとウタの血縁については関係ありません。五老星から見てシャンクスはどう見えているのかがポイントなのです。
シャンクスは“フィガーランド家”の血筋として見られている。こう考えて良いと思うんです。シャンクスはこの世界の創造主の末裔である天竜人の血が流れていると見られている。
ドンキホーテ・ドフラミンゴとは全く違うハズ!!
ドフラミンゴには天竜人の血は流れていない!!

-ONE PIECE 第763話より引用-
父ホーミング聖が天竜人である事を放棄した時点で家族4人は人間となった。その血は人間のものである。天竜人の血が流れていると思っているのはドフラミンゴだけ。世界政府はそうは見ていない。
ホーミング聖が返還した「天竜人の証明チップ」というのはアメリカ合衆国の“グリーンカード”なんだと考えます。永住者カードですね。19の国の王が聖地マリージョアに移住し、そこの住人として証明されるもの。その程度のものじゃないかな。
もう「証明チップ」を返還すればアラバスタ王国のネフェルタリ家と同じ扱いになる。“最初の20人”の末裔だろうが天竜人ではない。天竜人としての権利の一切を失う。
しかしながらシャンクスの場合…

-ONE PIECE 第1086話より引用-
もしも“神の騎士団”の最高司令官フィガーランド・ガーリング聖と血縁関係にあるならば、それ相当の権利を今も有している可能性があります。少なくとも“権威”は持っているハズであると考えます。
それをシャンクスが行使するかしないかの話。
これが劇場版「FILM RED」で示されていたと考えられるんですね。ポイントは、シャンクスが誰からどう見られているか?なのです。ここについて僕の見解を書かせて頂こうかと思います。
【ミョスガルド聖の審議と処刑】

-ONE PIECE 第1054話より引用-
チャルロス聖の事件の犯人を逃したドンキホーテ・ミョスガルド聖。それに関して神々の地で審議にかけていたところ“神の騎士団”が介入して来たって話になっておりました。
もしも“神の騎士団”が介入しなければ、ミョスガルド聖の処刑はなかったと考えています。“神の騎士団”が介入したから処刑されたのであり、そうでなければ「無罪」だった可能性もあるかも。
神である天竜人は裁きにくい!!
ミョスガルド聖が何をしようと、それを罪に問うてしまうと… それは全て天竜人に返って来ると思うんです。ミョスガルド聖を審議していたのが天竜人だとして。「神である天竜人は何をしても許される」という事を天竜人自身で否定する事になりそうだからです。
ミョスガルド聖を処分したい。そう思っていても天竜人にはできない。ここに介入したのが“神の騎士団”であって。“神の騎士団”がミョスガルド聖を裁いたとすれば、その軍団の立ち位置も想像できます。

-ONE PIECE 第1086話より引用-
天竜人の最高位である五老星すらへりくだるイムに関係しているんだろうなと。僕は“神の騎士団”というのはイムの「近衛兵」や「親衛隊」といった感じで考えています。イム直属。だからこそ“神の騎士団”は天竜人ミョスガルド聖を裁けたのかも。
天竜人が下々民に対して何をしても許されるも、同じ天竜人には手が出せないなら。イムや“神の騎士団”は天竜人に対してすら何をしても許される。ミョスガルド聖を裁いてくれたガーリング聖に天竜人は大喜び。
こういう事なのかな?と。
そこでシャンクスです。
【シャンクスが持つ権力】
もしもシャンクスがフィガーランド・ガーリング聖と同じ血が流れているとします。“神の騎士団”の最高司令官としての絶大な権力を持つ者の血縁者とするんです。ならばシャンクスは何をしても許されなければならない。
海賊行為だろうが…

-ONE PIECE 第1054話より引用-
“ゴムゴムの実”を強奪しようがシャンクスは許される。その罪は問えない。少なくとも天竜人は、です。その罪を問うたならば、天竜人は自分達の権利を手放す事になってしまう。自分達の“血”を否定してしまう。
こうなりそうな気がしています。
シャンクスの罪を問えるとすればイムと“神の騎士団”という事になるんじゃないかな。天竜人と、その上の権力を持つ者ではシャンクスに対する見方が違って来ると考えています。
もしもガーリング聖がシャンクスに対して、もはや血縁者でも何でもないと言っていたとしてもですね。シャンクスにフィガーランド家の血が流れている事を否定できない者達がいる。その者達にはシャンクスに流れる血が持つ“権利”や“権威”を否定できないハズだと思うんです。

-ONE PIECE 第957話より引用-
↑でもシャンクスは手配されてますよ?と。
その首に40億4890万ベリーという懸賞金がかけられています。しかも「DEAD OR ALIVE(生死問わず)」です。これに関しては、シャンクスが“フィガーランド家”の血縁である事は世界に広く知られているのかな?と。
一部の者しか知らないと思うんです。
これは“建前”のものかも。世界政府はシャンクスが“フィガーランド家”の血縁者である事を伏せているのかも。ならば海賊なんだから手配されない方がおかしい。
そもそもシャンクスという名前はロジャー達がつけた名前であって。ゴッドバレーの宝箱に入っていた時点で1歳なんだから「フィガーランド・○○○○」という本名がつけられていたハズなんです。
もしも世界政府がシャンクスを陥(おとしい)れたいなら、元は天竜人の身分だと分かる名前で手配すれば良いんですよ。シャンクスは人間に堕ちた天竜人と分かる名前。そうすればシャンクスを恨む人達も出て来るでしょうに。
シャンクスが「シャンクス」であるのには理由がありそう。世界政府はシャンクスの出自を隠しているっぽいんですよね。それで表向きはシャンクスを海賊として手配しているだけで、五老星はシャンクスに対して“フィガーランド家”の血筋が持つ権威を感じている。
あとはガーリング聖がどう見ているのか。これはコレでまた別なんだと思うんです。上に書かせて頂いたミョスガルド聖の審議と処刑の経緯から考えるにです。

-ONE PIECE 第514話より引用-
シャンクスに流れる血が“創造主”の血であるという事は確固としてあると思うんです。その血が持つ“権力”と“権威”がシャンクスにはある様な気がしています。シャンクスにとっては逃れられない“呪い”の様なものかも知れませんけどね。
どうなんでしょうね?
この問題はすごく興味あります。
何が明かされるか楽しみに待ちたいです!!

コメント
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普通の天竜人はイムの存在を知らないんですよね?
であれば天竜人たちは神の騎士団のことを
イムの「近衛兵」や「親衛隊」のような存在としては認識してなくて
単純に裁判官みたいに認識してるんでしょうかね
怖いもの知らずの天竜人たちも神の騎士団だけは恐れているのかな
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普通の天竜人はイムの存在を知らないんですよね?
であれば天竜人たちは神の騎士団のことを
イムの「近衛兵」や「親衛隊」のような存在としては認識してなくて
単純に裁判官みたいに認識してるんでしょうかね
怖いもの知らずの天竜人たちも神の騎士団だけは恐れているのかな