
光月おでんが「旅の総括」として語ったところでは、「ゾウ」と「光月家」とが歴史的に固い絆で結ばれていたとの事なんですね。ハッキリと「ゾウ」と言っています。ちょっとスルーしがたいですね。
ー画像はONE PIECE 第973話より引用ー
光月おでんが「ゾウ」としている部分が引っかかるのです。
「光月家」と「ミンク族」は
古くから何かあれば
運命を共にすると契りのある両族…!!
ーONE PIECE 第819話より引用ー
このイヌアラシの言葉は第963話にて子供の頃に聞かされていたものなんですね。ゾウのロードポーネグリフを前に当時の侠客団が話している後ろでイヌアラシとネコマムシが聞いていたのです。
光月家が固い契りを交わしたのは「ミンク族」である。光月おでんのセリフは、ニュアンスとしては同じ事を話しているのですが、何がそんなに気になるのかと言いますと…

ONE PIECE 第821話より引用
光月モモの助が「ゾウ」そのものである“象主(ズニーシャ)”に声を届ける事ができた謎があるからです。これこそが光月おでんが言う様に「光月家(モモの助)」と「ゾウ(ズニーシャ)」との固い絆を表すモノではないだろうか。
モモの助は言いました。
なぜ せっしゃの声は届いたのであろうか?
よもや
光月家の何かをしっていまいか!?
ーONE PIECE 第822話より引用ー
1000年生きているというゾウ。おそらくは空白の100年に何があったのかを知っているのでしょうし。光月家とミンク族とが固い契りを交わしたという「遥か昔…数百年も前の事(第963話)」も知っていそう。
これを光月おでんも知ったのかもね。最後の島(ラフテル)へと辿り着き「この世の全て」を知った事で。それを「旅の総括」として家臣達に説明しているのかも知れません。それこそがつまり「光月家」と「ゾウ」との固い絆ではないだろうか。
光月家とミンク族との契りとは別に、光月家とゾウ(ズニーシャ)とも固い絆というモノが存在してるんじゃないかと言いたいのです。ゾウはゾウでも動物としての象(ナイタミエ・ノリダ象)じゃくて「ズニーシャの意志」の方です。大昔に何らかの罪を犯したというズニーシャに宿る“意志”と光月家とに何か関係性がありそう。
ズニーシャは「許可をくれ」「命じてくれ」と言ってました。つまり、関係性として光月家がズニーシャより上位にあると考えられます。その上でズニーシャに宿る“意志”とは何なんでしょう。
モモの助は声を届ける事ができましたが、光月おでんは声が聞けるだけで会話はできなかったんです。モモの助だけにできたのが大きな謎なんですね。もしかすると、海王類と会話ができるポセイドンと同じく数百年に一度生まれる存在というのがモモの助なのかも知れません。
それ以外にも、モモの助には天月トキの血を受け継いでいる事が気になります。トキの血というのも鍵を握っているのかも。ズニーシャに宿る“意志”の正体とは…

ONE PIECE 第965話より引用
トキの両親というのが絡んでいるのかも!?
トキの両親はワノ国を離れていたんですよね。だからこそトキはワノ国を目指していたのです。このトキの両親というのが大昔に何か罪を犯したのかなぁ。どうなんでしょうね。

ONE PIECE 第965話より引用
トキの旧姓である「天月」は、将軍家である光月家に仕える大名家の一つでした。光月家が上位と言えます。それならば「命じてくれ」も分かって来るのですが…。
何となくですが、光月おでんはモモの助の声が「ゾウ(ズニーシャ)」に届く事を知っていたのかも。それが20年以上先の未来に起こる「巨大な戦」において必要になる事すら知っていたのかも。そんな風に考えています!! ズニーシャの謎については引き続き考えて行きたいです!!

