
お前さんらが“覇気”と呼ぶそれを
ワノ国では“流桜”と呼ぶ
さて、今回は“まとう覇気”について行きたいと思います。覇王色の覇気もまとえるんだろ?ってのが判明したんですよね。ルフィが打ち降ろし式のパンチ“猿神銃(バジュラングガン)”でカイドウを狙っております。そこにまとわせる覇気は何なのでしょうね。
-画像はONE PIECE 第1048話より引用-
【“武装色の覇気”と“覇王色の覇気”】

-ONE PIECE 第1010話より引用-
「覇王色」も… まとえるんだろ…!?
これまで覇気をまとうと言えば武装色だったのが、「ひと握りの強者だけ」は覇王色もまとえるのが判明したのが第1010話。これは一体どういう事なんだ?と。様々な憶測を呼びました。
「数百万人一人」と言われる覇王色の覚醒者の、更に「ひと握りの強者だけ」がその覇気をまとう事ができる。こういう事なんだろうと思われます。当然ながら武装色よりも覇王色の方が強力なのでしょう。
そこでポイントはですね。
覇王色の覇気をまとえる事を知ったルフィは、もう武装色の覇気をまとう必要がなくなったのかな?いや、これは間違った考え方だと思われます。
①武装色と覇王色は置き替わらない
②武装色と覇王色は別物
③それぞれに用途が違っている
こういう事だと思うのです。
どうしてそう思うのかというと…

-ONE PIECE 第1045話より引用-
「武装色」も「覇王色」もまとい…
↑こうカイドウがルフィに対して言っているからなんですね。この第1045話のセリフで1つの考え方が提示された。どちらも必要。覇王色がまとえるのなら武装色は不必要というのは間違っている。ルフィは両方をまとわせている。そうする事に理由がありそう。
ここで少しストップです!!
【まとわせる覇気の描き方の変更】
ルフィが武装色も覇王色もまとっているという事ですが、そのセリフが出る第1045話の時点では黒く変色する描写はされていないのです。黒いイナズマが走る描写だけ。それが変わるのが第1047話です。

-ONE PIECE 第1047話より引用-
↑巨大化させた拳が真っ黒だったんですよね。ひと目で覇気をまとわせているのが分かる描写。だからといって、ルフィが覇気をまとわせるのはココからじゃありませんよ!! その前から武装色も覇王色もまとわせてます!!
どうしてこういう描き方をしたのか。
まず尾田先生は、“ヒトヒトの実”幻獣種モデル“ニカ”を覚醒させた姿は「髪も服も白くなって別人みたい」になるという事を強調したかった。だから、あえて覇気をまとっても黒くはしなかったんじゃないかな。
そこでカイドウを使って、黒くはしてませんが武装色も覇王色もまとっていますからねと注釈を入れてくれた。
ここまでは、ルフィが食べていた悪魔の実がゾオン系である事を強く印象付ける必要があったのが1つ。変身してるんですよ、と。そして太陽の神ニカというのが神秘的な“白色”である事を前面に出したかった。こういう事だと考えます。
そこから描写の方法が変わるのは…

-ONE PIECE 第1047話より引用-
覇気だけが全てを凌駕する!!! という話が出たから。このセリフが分岐点となり、悪魔の実の能力から覇気へと描写の優先度が逆転。覇気をまとわせた部位を黒く描写する様に変えた。
黒く変色するのが第1047話の巨大な拳からといっても、それ以前から武装色&覇王色をルフィがまとわせているのは確実です。カイドウが証人です。
【武装色と覇王色の違い】
では話を戻しまして、武装色と覇王色にはどんな違いがあるのかです。両立できない部分があると考えています。

-ONE PIECE 第605話より引用-
「武装色」硬化です!!!
これは武装色の覇気だけが可能とするのであり、覇王色では不可能なんだと考えております。これを必要とするから覇王色がまとえる様になっても、ルフィは武装色もまとわせていた。つまり、体を硬化させて防御していた。
覇王色の覇気を手足の外側にまでまとわせ、相手の攻撃を全て弾けるのなら良い。そうは限らないのでしょう。相手の攻撃を受けてしまう事もある。バチバチに覇気をまとわせた攻撃を、です。

-ONE PIECE 第1047話より引用-
↑これを耐えられるのは、しっかりルフィが武装硬化しているからなんだと思うんです。武装色の覇気をまとっていなければ、とてもじゃないが戦っていられない。
こういう事なんじゃないかな。

-ONE PIECE 第641話より引用-
体を硬化させるのは武装色の覇気だけ。これは覇王色じゃ代替はできないんじゃないかな。防御面はこれまで通り武装色だけ。攻撃力に転じて使う部分については覇王色で代替が可能。そこは覇王色の方が威力は増す。
【ルフィが“猿神銃”にまとわせる覇気】

-ONE PIECE 第1048話より引用-
ではルフィが“ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)”にまとわせる覇気であります。ここまで書いて来た事を踏まえまして、僕は武装色と覇王色の両方をまとわせている可能性があると考えてます。
つまり、
まとわせる覇気は武装色から覇王色へと置き替わったワケではないって事。カイドウの覇王色に対抗するにはルフィも覇王色をまとわせなければならない。ただし武装色は武装色で必要。
武装色をまとわせて体を硬化させていなければ、カイドウの“火龍大炬”の熱に負けて溶けてしまう。たとえ触れなくてもです。そういう事だから、まだ覇王色の覇気がまとえる事を知らなかった時期のヒョウ五郎との修行シーンを入れたのではないか。
そしてコレは…

-ONE PIECE 第972話より引用-
光月おでんが700℃を超えて上がり続ける釜の油に耐えた秘密と関係しているのではないか。高温の油に浸かった下半身を武装硬化して耐えていたって事なんじゃないかなぁ。
いずれにしても覇気だとは思うんです。
ただし、この時に使った覇気が覇王色だったなら、周囲にいた人々を威圧してしまっていた様な気がするんです。バタバタと気絶する者が出ていても不思議じゃない。そうはならなかったのだから… 武装色なのかなと。
【黒いイナズマと覇気】
最後に黒いイナズマと覇気の関係性について考えを書いておこうかと思います。バチバチと黒いイナズマが走りますよね。これをどう考えれば良いのか。
僕としてはですね、
黒いイナズマが走っているからといって、その覇気は覇王色とは限らないと考えています。武装色の覇気であっても、それが強力であれば黒いイナズマが走る。

-ONE PIECE 第987話より引用-
↑この赤鞘九人男の覇気はどう考えても覇王色の覇気ではないんですよね。これは強力な武装色の覇気であります。カイドウに刺さる=覇王色ではないのです。
なぜそう言えるのか。
お前らはやはり おでんじゃなかった
あんな怪物侍は もう現れねェ…!!
浅いんだよ…
そんな力じゃ
あの時の傷は開きもしねェ…!!!
お前らじゃムリだ
↑この第993話のセリフがあるからです。
もしも覇王色の覇気だったなら…

-ONE PIECE 第1010話より引用-
ゾロの様なカイドウに傷を残す深い斬撃であったハズなのです。この斬撃に、ゾロが刀に覇王色の覇気をまとわせている事がカイドウには分かったんですよね。赤鞘九人男の斬撃は浅い。それは覇王色ではなく武装色だから。
それでも強力であるのは間違いない。

-ONE PIECE 第983話より引用-
↑うるティの頭突き(ウル頭銃)も覇王色の覇気とは考えられない。この時うるティが覇王色の覇気をまとわせていたのなら、それをルフィは受けたんですからね。

-ONE PIECE 第1010話より引用-
お前の頭突きをくらってわかった…!! 「覇王色」もまとえるんだろ…!? とルフィは気づいたでしょうに。覇王色がまとえるのはカイドウの金棒(降三世 引奈落)をくらったからです。金棒がまとう覇気が覇王色だったからです。
どうも黒いイナズマ=覇王色とは言えそうにないですよね。確かに覇王色をまとわせた時に黒いイナズマは走る。しかし、そうは限らないみたい。武装色であっても黒いイナズマは走る。
こういう事っぽい気がします。
さてもさても、ルフィvsカイドウの行方が気になりますよね!! 早く月曜日が来て欲しいよね!!

コメント
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こんにちは。
いずれSBSで解説されるとは思いますが、面白い題材ですよね。
私も覇王色と武装色は纏った際の性質が
異なるのだろうと思います。
ただ私は攻撃/防御という棲み分けではなく
覇王色(他者への威圧) vs 武装色(自分への気合)
という対比構造で捉えています。
どちらも物理的に纏うことで「見えない鎧」のように使うことができる。
また、その範囲が広ければ攻撃を触れないで弾いたり逆に相手の内部に攻撃することもできる。
まず「自分への気合」たる武装色を纏うと、体表面を「硬化」することが出来る。ただしその範囲を自分より外側に広げるには高い出力と練度が必要。
一方で「他者への威圧」たる覇王色を纏うと、自分より外側に広がる「鎧」を纏うことになる。
そもそも覇王色を纏うこと自体に高い練度が必要だが、同じ出力なら、武装色に比べて攻撃や防御に「深み」ないし「厚み」を得やすい。
従って、覇王色も纏えれば戦闘には有利だが、頑張れば武装色だけでも対抗できる。
(「強者」だが「王の資質」を持たない者もいる。そうでなければガープや旧三大将、ミホーク、ウィーブルなど四皇と比較される彼らが皆、覇王色持ちということになってしまう。)
黒いイナズマは、演出なのでライブ感もあるが、色に関わらず強力な覇気には出る。
覇王色纏いや覇王色同士の衝突ではほぼ必ず出る。
こんな仕組みだと考えています。どうでしょうか?
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こんにちは。
いずれSBSで解説されるとは思いますが、面白い題材ですよね。
私も覇王色と武装色は纏った際の性質が
異なるのだろうと思います。
ただ私は攻撃/防御という棲み分けではなく
覇王色(他者への威圧) vs 武装色(自分への気合)
という対比構造で捉えています。
どちらも物理的に纏うことで「見えない鎧」のように使うことができる。
また、その範囲が広ければ攻撃を触れないで弾いたり逆に相手の内部に攻撃することもできる。
まず「自分への気合」たる武装色を纏うと、体表面を「硬化」することが出来る。ただしその範囲を自分より外側に広げるには高い出力と練度が必要。
一方で「他者への威圧」たる覇王色を纏うと、自分より外側に広がる「鎧」を纏うことになる。
そもそも覇王色を纏うこと自体に高い練度が必要だが、同じ出力なら、武装色に比べて攻撃や防御に「深み」ないし「厚み」を得やすい。
従って、覇王色も纏えれば戦闘には有利だが、頑張れば武装色だけでも対抗できる。
(「強者」だが「王の資質」を持たない者もいる。そうでなければガープや旧三大将、ミホーク、ウィーブルなど四皇と比較される彼らが皆、覇王色持ちということになってしまう。)
黒いイナズマは、演出なのでライブ感もあるが、色に関わらず強力な覇気には出る。
覇王色纏いや覇王色同士の衝突ではほぼ必ず出る。
こんな仕組みだと考えています。どうでしょうか?
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コメントありがとうございます うずさん
なるほど、そもそも覇王色は「威圧」で武装色は「気合」ですもんね。そこからの拡大させたチカラなのは間違いなさそうです。同じく纏えるという事なんで重なる部分があって、尚且つ覇王色は武装色の上位に位置するのも間違いなさそうですよね。
書き込んで下さった内容は納得です!! 本編なりSBSなりでまた詳しく説明が入りそうですよね。「ひと握りの強者」として他に誰が登場するかも期待。面白くなりそうですね!!
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コメントありがとうございます うずさん
なるほど、そもそも覇王色は「威圧」で武装色は「気合」ですもんね。そこからの拡大させたチカラなのは間違いなさそうです。同じく纏えるという事なんで重なる部分があって、尚且つ覇王色は武装色の上位に位置するのも間違いなさそうですよね。
書き込んで下さった内容は納得です!! 本編なりSBSなりでまた詳しく説明が入りそうですよね。「ひと握りの強者」として他に誰が登場するかも期待。面白くなりそうですね!!
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こちらの記事に書かれているような構図があるとして気になるのはイムの存在ですね。
まだイムについては何も分かってません。
分かってませんから単なるフィーリングになりますが、どうもあの人物も「人間」ではない気がするのです。
もしかしたらイムもまた月にルーツを持つ存在かもしれないし、例え青の星に生まれたものだとしても人間以外の種族であるように思います。
もしそうだとしたら人間至上主義の20人の王やその末裔の天竜人がイムを王や神として推戴してるのは何故なのでしょう?
もちろんこの前提が間違っていてイムが特殊な力を持つ人間(種族としての)可能性も当然ありますが。
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こちらの記事に書かれているような構図があるとして気になるのはイムの存在ですね。
まだイムについては何も分かってません。
分かってませんから単なるフィーリングになりますが、どうもあの人物も「人間」ではない気がするのです。
もしかしたらイムもまた月にルーツを持つ存在かもしれないし、例え青の星に生まれたものだとしても人間以外の種族であるように思います。
もしそうだとしたら人間至上主義の20人の王やその末裔の天竜人がイムを王や神として推戴してるのは何故なのでしょう?
もちろんこの前提が間違っていてイムが特殊な力を持つ人間(種族としての)可能性も当然ありますが。
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すいません!
これは上の記事にコメントするつもりで間違えました!
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すいません!
これは上の記事にコメントするつもりで間違えました!
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カイドウに殴られてケロッとしてるのはニカがああいうふざけた能力だからだと思いますけどね。
熱息を食らって真っ黒焦げになってる場面は「そこは武装色機能してないの?」ってなるし、それで次のコマでは元に戻ってるの見たら理屈を超越してるとしか。
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カイドウに殴られてケロッとしてるのはニカがああいうふざけた能力だからだと思いますけどね。
熱息を食らって真っ黒焦げになってる場面は「そこは武装色機能してないの?」ってなるし、それで次のコマでは元に戻ってるの見たら理屈を超越してるとしか。
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コメントありがとうございます 天の川さん
イムというのが、ジョイボーイの裏切り者の可能性はあると考えてます。20人の王達にもネフェルタリ家という裏切り者がいます。だったら逆も?と。
「人間が徒党を組む以上 この世に完璧な組織などねェ」というのはスモーカーの話。イムというのが「ある巨大な王国」に関係するのか、「ジョイボーイの仲間」というのに関係するのか。その2つが重なっているとは言い切れません。どちらかの裏切り者の可能性があると考えてます。
これも詳しく考えを書いてみたいですね。しかしズニーシャの罪だとかもあって長くなりそうなんですよね(汗
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コメントありがとうございます 天の川さん
イムというのが、ジョイボーイの裏切り者の可能性はあると考えてます。20人の王達にもネフェルタリ家という裏切り者がいます。だったら逆も?と。
「人間が徒党を組む以上 この世に完璧な組織などねェ」というのはスモーカーの話。イムというのが「ある巨大な王国」に関係するのか、「ジョイボーイの仲間」というのに関係するのか。その2つが重なっているとは言い切れません。どちらかの裏切り者の可能性があると考えてます。
これも詳しく考えを書いてみたいですね。しかしズニーシャの罪だとかもあって長くなりそうなんですよね(汗
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どちら様かコメントありがとうございます
> カイドウに殴られてケロッとしてるのはニカがああいうふざけた能力だからだと思いますけどね。
> 熱息を食らって真っ黒焦げになってる場面は「そこは武装色機能してないの?」ってなるし、それで次のコマでは元に戻ってるの見たら理屈を超越してるとしか。
むしろ僕は、武装色硬化してるから耐久できてるのだなと感じました。カイドウの発言から、黒く描写されなくても武装色をまとっているのは確定です。
目が飛び出したり真っ黒焦げになるのと、あのルフィとカイドウの攻防における覇気の役割は分けて考えるべきじゃないかなと。太陽の神ニカになれたら相手の攻撃を無効化できます、とは考えたくないんです。手に汗にぎるバトルであるハズが、またたく間にチープになっちゃいますから。
どうかそんな風に捉えずに、しっかり覇気で防御しながら戦ってるって風に考えてですね。共に熱くなりたいなぁというのが僕の気持ちです。
差し出がましい事でしたならスミマセン!!
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どちら様かコメントありがとうございます
> カイドウに殴られてケロッとしてるのはニカがああいうふざけた能力だからだと思いますけどね。
> 熱息を食らって真っ黒焦げになってる場面は「そこは武装色機能してないの?」ってなるし、それで次のコマでは元に戻ってるの見たら理屈を超越してるとしか。
むしろ僕は、武装色硬化してるから耐久できてるのだなと感じました。カイドウの発言から、黒く描写されなくても武装色をまとっているのは確定です。
目が飛び出したり真っ黒焦げになるのと、あのルフィとカイドウの攻防における覇気の役割は分けて考えるべきじゃないかなと。太陽の神ニカになれたら相手の攻撃を無効化できます、とは考えたくないんです。手に汗にぎるバトルであるハズが、またたく間にチープになっちゃいますから。
どうかそんな風に捉えずに、しっかり覇気で防御しながら戦ってるって風に考えてですね。共に熱くなりたいなぁというのが僕の気持ちです。
差し出がましい事でしたならスミマセン!!
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> これは上の記事にコメントするつもりで間違えました!
天の川さん OKですよ!!!
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> これは上の記事にコメントするつもりで間違えました!
天の川さん OKですよ!!!