【麦わらと“D”】“麦わらのルフィ”として倒すべきでない敵

ワノ国に向かう“麦わらのルフィ” -ワンピース最新考察研究室.910

海賊“麦わらの一味”船長 “麦わらのルフィ”

第910話“いざワノ国へ”では「モンキー・D・ルフィ」ではなく「麦わらのルフィ」と表記して紹介されています。これは“麦わらのルフィ”としてワノ国に入国するのに何かしらの意味がある事を示していると考えています。

麦わら帽子には何があるんだ!?

ー画像はONE PIECE第910話より引用ー

【第1000話“麦わらのルフィ”】


第1000話“麦わらのルフィ” -ワンピース最新考察研究室.1000
-ONE PIECE 第1000話より引用-

第910話で“麦わらのルフィ”としてワノ国に入国するのは、第1000話のサブタイトル“麦わらのルフィ”に繋がるモノと考えています。これは大きなポイントになっていると思うんです。

・海賊王をかけた四皇との戦い
・ワノ国の開国をかけた戦い

ここに“麦わら帽子”を被ったルフィが挑む事に大きな意味があるんだと思うのです。しかも、それはただの“麦わら帽子”ではない。シャンクスから預かった大切な“麦わら帽子”である!!

それはヤマトが運命を感じたモノ。

ヤマト「僕には運命としか思えない!!」 -ワンピース最新考察研究室.999
-ONE PIECE 第999話より引用-

星の数程いる海賊達の中でモモの助がルフィと出会い、このワノ国に連れて来た事は運命としか思えない。こうヤマトは言ってたんですよね。それはルフィの名前には“D”がついていたからなのですが、ここに“麦わら帽子”も外せない重要な要素となっているんだと思うのです。

だからこそ、ワノ国の入国と重要な決戦の際には「モンキー・D・ルフィ」よりも「麦わらのルフィ」である事を前面に出している。こういう事じゃないかと思えるんですね。

そこで2つの戦いに注目します!!



【“麦わらのルフィ”として戦わないケース】


作中、ルフィが自分で麦わら帽子を取って戦うケースが何回かあります。不可抗力で脱げるんじゃありません。自分から取るんです。最も有名なのが…

ナミに麦わら帽子を被せてあげるルフィ -ワンピース最新考察研究室.81
-ONE PIECE 第81話より引用-

その麦わら帽子をナミに被せてあげた上で戦ったアーロンです。ナミに預けたのです。すなわち、アーロンとは“麦わらのルフィ”として戦っていないのです!!

ここには重要な意味があると考えます。

・ナミを救い出さねばならない
・アーロンの野望は打ち砕かねばならない
・アーロンの支配を終わらせねばならない

全ての元凶はアーロンなのだが…

アーロンとの戦いに挑む麦わらの一味 -ワンピース最新考察研究室.82
-ONE PIECE 第82話より引用-

この戦いは“麦わらのルフィ”としてアーロンを排除するモノではありません。ルフィ達にとって間違いなく敵ではあるのだが、アーロンは“麦わらのルフィ”の敵ではありませんって事じゃないかなと。

それに引き替え… です。



【アーロンとホーディの違い】


麦わらの一味は敵か味方か -ワンピース最新考察研究室.633
-ONE PIECE 第633話より引用-

ホーディ・ジョーンズ率いる「新魚人海賊団」との戦いは“麦わらのルフィ”としてです。その麦わら帽子を誰に預けるでもなくルフィが被ったままで戦うのです。

ホーディは“麦わらのルフィ”の敵であり、排除しなければならない者である。これはアーロンとの戦いとの対比になっていると思うんです。もちろんポイントは魚人族であります!!

・アーロンとは“麦わらのルフィ”として戦わない
・ホーディとは“麦わらのルフィ”として戦う


ここに麦わら帽子とは何なのか?という本質の部分が表れているんだと思うんです。“麦わらのルフィ”は何の為に戦うんだって事なんです。

アーロンとホーディでは大違い。両者には明らかな違いがありました。それについては第627話でハチが説明してくれております。

アーロンの方は、人間を蔑むが同族の魚人には手を上げない“種族主義者”という話です。アーロンは魚人族こそが「万物の霊長」だと言ってましたよね。コレです。人間は下等な種族なんだ、と。

それとは違うホーディはというと、人間と仲良くしようとする魚人にまでも容赦なく手をかけるとハチが話してるんです。この説明から、ホーディが何にとっての敵であるかが1つ浮かび上がりますよね。

オトヒメ王妃を撃ったのはホーディ!!

本物の“タイヨウ”の下まで…
-ONE PIECE 第626話より引用-

・魚人島の地上への移住
・魚人島の人々と人間の友好

↑これらを妨害する者というのがホーディなんですね。そんなホーディは“麦わらのルフィ”として排除せねばならない。この部分においてホーディは“麦わらのルフィ”の敵という事になるんだと思うんです。

ホーディはオトヒメ王妃が夢見た世界の敵!!

ネプチューン「無念のまま潰えた夢」
-ONE PIECE 第621話より引用-

魚人島の遠い先祖達が試みるも無念のまま潰えた夢の敵である。その魚人島の先祖達の夢というのは、ジョイボーイと人魚姫の約束というのが大きく関わっていると思うんです。

となると、つまり…


“麦わらのルフィ”の敵
=ジョイボーイの敵



↑こう捉えて良いと思うんです!!

ホーディはジョイボーイにとっての敵であるが、アーロンはそうじゃない。排除するにしても麦わら帽子を取った状態でなければ少しズレてしまうんだと思うのです。ジョイボーイとしてはアーロンを排除しませんって事になるでしょうか。



【“麦わらのルフィ”vsジンベエ】


ルフィvsジンベエ!? -ワンピース最新考察研究室.628
-ONE PIECE 第628話より引用-

ルフィは麦わら帽子を被ったままでジンベエと戦っています。これを先のアーロンとホーディとの戦いと同列にはしません。麦わら帽子を被って魚人族を殴るかどうかが本題ではないんです。何の為に争うか、です。

何があってルフィとジンベエとでケンカになったのかです。

ルフィは仲間を取られている事と「おれの友達もみんな困る」から戦いに行かせろと言う。ここで言う「友達」というのはケイミーや魚人島で出会った人達です。ジンベエがそれを止めるのはルフィと魚人島の関係を考えてのモノ。どちらも魚人島の為を思っての衝突(ケンカ)です。

ルフィがホーディを倒す事についてジンベエに異論はない。ただ、順序がありますよって事だったんですよね。すぐにでも戦いに向かおうとするルフィをジンベエが止めるのです。ここで衝突(ケンカ)が起きます。

別にルフィが麦わら帽子を被っていても何らおかしくないと考えます。その行動は魚人島の友達を考えての事でもあるんです。

ジンベエの言い分は、魚人島にとってのヒーローになれというモノ。応援される存在として戦ってくれと言うのです。魚人島から助けを求められて戦ってくれないかって事です。

このルフィvsジンベエというのは、争ってはいても“麦わらのルフィ”としてジンベエの提案を飲むかどうかの戦いなんです。この争いがあったから、ルフィは“麦わらのルフィ”としてホーディと戦えたんだと思うんです。そういう展開になる為には避けられない戦いだったんじゃないか。

ジンベエの提案にルフィが乗った事で…

“麦わら”と叫ぶ魚人島の人々 -ワンピース最新考察研究室.633
-ONE PIECE 第633話より引用-

魚人島の人々が “麦わら”を連呼するのです。ここは印象的なシーンだと考えています。“麦わらのルフィ”に来て欲しいと願うのです。

こうならなければ、ルフィはアーロンの時と同じく麦わら帽子を取って戦わなければならなかったのかも。「麦わら帽子=ジョイボーイ」とするなら、“麦わらのルフィ”は魚人島の人々に恨まれる存在にはなってはならなかった筈です。遥か昔の約束を果たす土台が崩れます。

アーロンが魚人だから人間に狩られた -ワンピース最新考察研究室.629
-ONE PIECE 第629話より引用-

アーロンが魚人だから人間に狩られたと考えている者も少なくない状況だったんです。そのアーロンをルフィは麦わら帽子を取って倒していた。そこからワンステップ次に行く為にジンベエの提案は必要不可欠だったと思うんです。

“麦わらのルフィ”として魚人島からホーディなる存在を排除する為にです。



【麦わら帽子とジョイボーイ】


ジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる -ワンピース最新考察研究室.649
-ONE PIECE 第649話より引用-

やはりルフィの麦わら帽子とジョイボーイというのは切っても切れない関係性にあるんじゃないかと思われます。ワノ国編で“麦わらのルフィ”というのがクローズアップされるのも、後にルフィがジョイボーイになる布石だと思うのです。ここにヤマトは運命を感じているのかも。

ただ、麦わら帽子を被って戦う相手、被って戦ってはならない相手というのがありそう。ここが1つ気になるポイントなんですね。

vsアーロンの場合は麦わら帽子を取った。

とすれば…

「ココヤシ村の支配に対する戦い」と「魚人島の夢の為の戦い」は分ける必要があるんじゃないか。ここに麦わら帽子というのが大きく関係するのかも。“D”である事とは別にあるんですよ、って事かもです。

麦わら帽子にしても“D”にしても、どちらもジョイボーイに通じるんだと思うんです。ただし、麦わら帽子と“D”には少し違ったモノが乗っかっているのかも。

それはつまり、「麦わらのルフィとしての戦い」と「モンキー・D・ルフィとしての戦い」というのは同じの様で少し違った意味を持っているのではないか?と思えて来るって事です。

そこで、アーロン以外にも麦わら帽子を取って戦ったケースを取り上げてみようかと思います。それはリトルガーデン編にありました。

ビビに麦わら帽子を預けるルフィ -ワンピース最新考察研究室.117
-ONE PIECE 第117話より引用-

エルバフの戦士ドリーと戦う際に、ルフィが麦わら帽子をビビに預けているんですね。これはバロックワークスによる策略で戦う事になったのです。メリー号にあった酒が爆発したのです。

これもまた“麦わらのルフィ”として争うべきではない戦いだったのかも。その真意が判明するのはエルバフ編になるんじゃないか。

アーロンと戦う際に麦わら帽子を取ったルフィが、次に魚人島編でホーディと戦うのには麦わら帽子を被ったままだったのです。これと同じく、ドリーとの戦いで麦わら帽子を取ったルフィではあるが、エルバフ編では麦わら帽子を被ったままエルバフの戦士と戦う事になる。こういう事かもです。

ならば、エルバフにもジョイボーイに関して何かあるんじゃないか。魚人島との約束みたいなモノがです。そこに麦わら帽子が大きく関係しているのなら…

・麦わら帽子は全種族の友好
・“D”は支配体制の崩壊


↑こう分かれているのであり、その2つが揃ったルフィが戦う事に大きな意義があると考えられるでしょうか。

アーロンもドリーも「全種族の友好」に関しては敵ではない。その為に戦うべき巨悪は別にいるんです。だから麦わら帽子を取って戦っているんです、と。こう尾田先生が伏線を張っているって事になるでしょうか。


どう思われます?


エルバフ編というのがあるのなら、そこで今回の話題について分かって来るかも知れません。麦わら帽子が何かの鍵を握ってるんです。

イムと麦わら帽子 -ONE PIECE最新考察研究室.906
-ONE PIECE 第906話より引用-

↑当然ながらコレとも繋がって来るでしょう。聖地マリージョアにあった麦わら帽子ですよね。イムなる存在が握っているんです。そしてルフィがシャンクスから麦わら帽子を預かっている事もです。


更に色々と麦わら帽子について考えたいです!!

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コメント 4

There are no comments yet.
AXIA
2021/11/19 (Fri) 21:56

ルフィは2年前レイリーとの修行を始めるに当たって「海賊〝麦わらのルフィ〟はちょっと休業だ」と言い麦わら帽子を脱ぎましたよね。
という事は2年間の修行は「麦わらのルフィ」ではなく「モンキー・D・ルフィ」としてのものであり、そこで会得した武装色の覇気やギア4も麦わらのルフィとしての力ではない。
2年後、カタクリとの戦いで開眼した未来視やヒョウ五郎から習った流桜、カイドウとの戦いで覚醒した覇王色纏いが麦わらのルフィ=ジョイボーイとしてのルフィの力だと読み取れますかね。

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2021/11/19 (Fri) 23:41

第2話のサブタイトルが"その男 麦わらのルフィ"でしたね

ひーちゃん@管理人
2021/11/21 (Sun) 17:07

コメントありがとうございます AXIAさん

そうなんですよね!! レイリーとの修行中は休業したんでした。

僕は「海賊」の部分に注目してるんです。こことジョイボーイには繋がる何かがあって、海を冒険する(=海賊)のではない期間は“麦わらのルフィ”は休業。ビンクスの酒の歌詞というのはジョイボーイの… って事で考えてるんですよね。

もちろん、AXIAさんが目をつけられた部分もありそう!!

ひーちゃん@管理人
2021/11/21 (Sun) 17:11

どちら様かコメントありがとうございます

> 第2話のサブタイトルが"その男 麦わらのルフィ"でしたね

そうなんです!!

僕は第2話の渦潮がどうも気になるんですよね…。

ワンピース考察【麦わら帽子】