ホーキンスの能力とマトマトの呪い

ワラワラの実の能力を使いキッドの命を宿すホーキンスの攻略。その鍵は左腕にありました。ホーキンスへのダメージは全てキッドへ向かう。ただしキッドは左腕を失っているんですよね。ホーキンスの左腕へのダメージはキッドに向かう事はない。
これを見て思い出したのはデッケン!!
ー画像はONE PIECE第1029話より引用ー
【ホーキンスと藁人形】

-ONE PIECE 第951話より引用-
ホーキンスが体に宿す「藁人形(ストローマン)」というのは対象者の分身である。それを宿すという事は対象者の命を宿しているのと等しい。ホーキンスへのダメージは「藁人形」を介して対象者へ向かう。
これは呪いの藁人形(丑の刻参り)をモチーフにしていると思われます。憎い相手の髪の毛などを仕込んだ藁人形に五寸釘を打ち込む。すると呪いが相手に向かうという話。
ホーキンスはどこかでキッドの髪の毛などを入手していた。もっと詳しく言うと、キッドの血統因子を奪って「藁人形」に仕込んでいるって事になるでしょうか。それをキッドから入手したのはカイドウが空から降って来た時だと考えています。

-ONE PIECE 第795話より引用-
その時キッドはカイドウにボコボコにされたのです。横にホーキンスがいたのは間違いありません。髪の毛なり血液なりを入手する事はできた筈。逆に、それの入手が不可能な相手の「藁人形」は作れないって事になりそうですね。誰だって対象者にできる訳ではなさそう。
そこでキラーのホーキンス攻略です。

-ONE PIECE 第928話より引用-
キッドの左腕は赤髪海賊団との抗争で失われていました。ホーキンスの左腕を攻撃しても、それは「行き場のないダメージ」になるんですね。キッドには向かわない。
左腕だけは「藁人形」でカバーされていなかった。むき出しだったのです。言うなれば、左腕だけはホーキンス自身の生身の部位だったのです。そこを攻撃されてしまった。
では魚人島編へ戻る事にしましょう。
【バンダー・デッケン九世とシャボン】
バンダー・デッケン九世というのは様々な謎があります。その中の1つについて、今回のホーキンスの件が考えるヒントになっているのかどうか。皆さんも一緒に考えて頂ければと思います。
まずデッケンは能力者です。海に嫌われてカナヅチになっている筈です。海水に浸かればチカラが抜けてしまう筈なんですね。海中ではシャボンを必要とします。

-ONE PIECE 第613話より引用-
しかし、デッケンは両腕と腰から下をシャボンから出しても平気なのです!! これは海中です。巨大なシャボンに包まれた魚人島ではないのです。その外である魚人街。
とても不思議なシーンです。

-ONE PIECE 第616話より引用-
明らかに全身をシャボンで包まなくても大丈夫なんです。わざと出してるのかな?と思うくらいなんですね。どうも尾田先生は意図的に描いてらっしゃる様に思います。彼は出しても平気なんですよね〜 と。
ルフィではこうはいきません。

-ONE PIECE 第605話より引用-
ルフィも海中に出ますが、カリブーが考案した“バタ足コーティング”で全身スッポリです。しっかり足もシャボンの中なんですね。この後にクラーケンを攻撃するのに手を出すのですが、ちゃんとチカラが抜けております。
デッケンの手足というのはどうなっているのだろう。なぜ海水に浸してもチカラが抜けてしまうという描写を差し込まないのか。これが今回のホーキンスの件と絡むのかどうかなんです。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
ホーキンスは、キッドの命を宿していながら左腕は呪いでコーティングされていなかった。そこは生身だった訳です。デッケンもまた何か宿してるっぽいんですよね。問題はデッケンが宿すモノの手足なんですよ。
【マトマトの呪い】

-ONE PIECE 第615話より引用-
バンダー・デッケン九世はマトマトの実の能力者なのですが、実際に彼が悪魔の実を食べて能力者になったのか疑問があるのです。“マトマトの呪い”と共に引き受けた能力って何でしょう。
この「呪い」なるワードがホーキンスを思い起こす。“魔術師”なる異名もありますよね。あの「藁人形」なんて呪いのアイテムそのものなのです。
もしかするとですね…

-ONE PIECE 第951話より引用-
↑この「藁人形」と“マトマトの呪い”は似たモノかも。ホーキンスが「藁人形」を体に宿す様に、デッケンは“マトマトの呪い”を体に宿している。こういう事かもね。ただし、デッケンの場合も何かアイテムを介しての事なのかまでは分かりません。
厳密にはデッケン自体は能力者ではなくて。能力を持つ“何か”が体に宿っているからデッケンは能力を使える。そして、デッケンの体に宿る“何か”には手足が無い!! だからデッケンは手足を海水に浸しても平気である。
こういう事になるでしょうか。
ある種の共通点が浮かび上がりましたよね。
・ホーキンスの左腕は能力(呪い)の対象外
・デッケンの手足は能力(呪い)の対象外
↑ここなんですよ。
今回のホーキンスの事例からデッケンの謎について何か導けるかも知れない。そう僕は思ったんです。更にココから話を広げてみようかと思います!!
【初代バンダー・デッケンの謎】
ここまでを読んで頂いて1つ疑問に思われる事があるかも知れません。デッケンに宿る“何か”の手足に関する部分ですよね。

-ONE PIECE 第615話より引用-
実際にマトマトの能力を行使するのは手です。その“何か”の方に手が無いんじゃ能力は使えないのではないか… という風に思われるかもです。
これはですね。その能力を持つ“何か”というのには手が無い。だからデッケンの手を借りて能力を使っていると考えればどうでしょう。あのデッケンが“マトマトの呪い”と呼ぶモノはですね…

-ONE PIECE 第703話より引用-
能力者が死んで、その死体から抜ければ果実に宿る筈が、デッケン九世の方に宿ってしまったって事じゃないと思うんです。それならデッケンは完全な能力者になってる筈です。

-ONE PIECE 第613話より引用-
↑手足を出しても構わない事と話が合わないんですね。やはり手足を持たない“何か”が宿ってる。その“何か”が能力者。デッケンが手足をシャボンから出しても、その能力者は海水には浸っていない。
ただし、デッケンの体内にマトマトの実の能力が宿っているのは間違いない。体全体を覆う様に宿っているのではないだけ。海水に浸してはならない場所こそが呪いの宿る場所。その呪いのチカラを借りてデッケンは能力を行使する事ができてる。こういう事だと思うんですよね。

-ONE PIECE 第484話より引用-
全身を改造されてもバーソロミュー・くまの手のひらには“肉球”が出る。能力が使えるんですよね。クロコダイルの義手が砂になったりもしますし、能力の及ぶ範囲については色々と不思議であります。
さて、
このデッケンの“マトマトの呪い”というのは…

-ONE PIECE 第606話より引用-
初代バンダー・デッケンが大きく関係してるんだと思うんですね。この初代デッケンというのが真のマトマトの実の能力者なんだと考えてます。
九世が能力者なんかじゃない。初代が宿っているから九世は能力が使えている。そういう事にだと思うんですけどね。これまでは…

-DRAGON BALLより引用-
↑こういった典型的なゴースト(おばけ)の容姿から、デッケン九世がシャボンから手足を出しても構わないと考えていたんですよ。ゴースト(おばけ)に足はありませんし、いつも手は丸めてます。そんな初代デッケンのゴースト(おばけ)が九世に宿っているんだろうなと。
しかし、今回のホーキンスとキッドの件で、初代デッケンもまた手足を斬られるという様な事をされていたんじゃないか。ここが気になったんです。初代デッケンは神の怒りを買ったらしい。それによって何をされたのか。
ひとまずはココまでです。
そもそもの点も正しいのか分かりません。ホーキンスとデッケンを繋いで良いのかも分かりませんもんね。話を広げるにしてもココまでが限界かなと。もう少し色々と考えてみます!!
皆さんはどう思われたでしょうか。思わぬトコロから過去の謎が頭を出して来るってのがONE PIECEを読んでるとよくあふんです。こういうのがまた楽しいんですよね♪
ありがとうございました!!
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