イチジ達にも“感情”が芽生える可能性

サンジが危惧するのは、このまま心を失ってイチジ達の様な怪物になってしまうんじゃないか?という事なんです。もしもです。その通りにサンジがなってしまうんだとすれば… ちょっと面白い事になりそうですよね!!
ー画像はONE PIECE第1029話より引用ー
【四つ子と血統因子の操作】

-ONE PIECE 第840話より引用-
サンジは四つ子で生まれました。血統因子の操作は4人共に成功した筈と科学者がジャッジに伝えております。その血統因子の操作というのは生まれる前、まだ母ソラのお腹にいる時の事であります。
ソラは4人の子供達を無感情のマシーンにする事に猛反発していましたが、血統因子の操作の為の手術は強行されてしまうんですね。そこでソラが取った行動というのが…

-ONE PIECE 第852話より引用-
操作された血統因子に影響を及ぼす程の劇薬を飲むというモノ。ジャッジの野心に対して命懸けの抵抗を試みたのです。それが今から21年と少し前の出来事。
さて、
こう振り返ると分かるんですが、四つ子なんですから「血統因子の操作」も「劇薬の影響」も等しく4人は受けているんですね。いずれもソラのお腹の中にいる時にです。しかし、どちらの効果も4人平等には表れなかった… 筈だった。
①血統因子の操作(サンジだけ効果ナシ)
②劇薬の影響(サンジだけ効果アリ)
↑この図式が崩れつつあるんです。

-ONE PIECE 第1028話より引用-
サンジにも血統因子の操作が成功していたという話は本当だった。外骨格と思われるモノがサンジにも形成されたのです。もしかすると、ソラの抵抗も虚しく心を失う可能性すらも出て来たのです。
もしも、サンジから心が失われてしまえば、
①血統因子の操作(4人共に効果アリ)
②劇薬の影響(4人共に効果ナシ)
↑この様な図式になりかねない。
でもね?
サンジから心が失われるのだとして…

-ONE PIECE 第1029話より引用-
一旦は イチジ・ニジ・ヨンジといった「あんな血も涙もない怪物」にサンジもなるとします。しかし、怪物になったサンジに再び心が芽生える事になるのなら、すでに怪物になってしまってるイチジ達にも心が芽生えるかも知れない。
【ある意味イチジ達3人も失敗作】

-ONE PIECE 第852話より引用-
子供達の“心”を巡ってジャッジとソラは大げんか。心を失えば人間じゃないと言うソラと、戦争に勝てれば怪物で良いんだと言うジャッジ。血統因子の操作を強行するジャッジと、その血統因子の操作を狂わせる劇薬を使うソラ。
そんな劇薬どうしたんだろ。ソラ側に立つ科学者がジェルマ66にいた様には思えないんです。ならばソラもまた科学者かも知れませんよね。Dr.ベガパンクが所属し、血統因子を発見する事になる「MADS」なる研究チームにソラもいたのかも。その劇薬を調合したのはソラ自身かもです。
では、
科学者ジャッジからすれば…

-ONE PIECE 第899話より引用-
血統因子を操作した筈なのに効果の出なかったサンジは失敗作に他なりません。チカラは与えた筈だぞ?という立場になります。
しかし科学力ソラからすれば逆に…

-ONE PIECE 第852話より引用-
劇薬の影響の出なかったイチジ達3人こそが失敗作になりそうなんです。ソラがそんな風に子供達を見る筈がないのは言うまでもありません。あくまでも僕の見解です。
そこで、
サンジに対する血統因子の操作は失敗した訳ではなかったんですよね。覚醒しなかっただけなんです。潜在的なチカラを持って生まれてはいたのです。
それはイチジ達も同じでは?
イチジ達3人に対してもソラの劇薬は影響を及ぼしてはいた。ただ、覚醒しなかっただけではないか。イチジ達も実は潜在的に“心”を持ってはいる。それが覚醒するキッカケがなかっただけなのかも。
つまりは…
①血統因子の操作(4人共に効果アリ)
②劇薬の影響(4人共に効果アリ)
↑この可能性なんです!!
もしかするとサンジは心を失うのかも。恐れる事が現実となり、サンジは怪物になってしまうのかもね。しかし、何かをキッカケとして再び心が芽生えて人間に戻れるんじゃないか。
そのキッカケが何であるのか。場合によってはイチジ達に心が芽生える可能性もありそうな気がするのです。そのキッカケさえあればです。そうなるとソラの勝ちなんですよね。命をかけて守ったのはサンジだけじゃなかった。全ての子供達の心を守り抜いて亡くなったって事になるんです。
【実はイチジ達も心を持ち始めていた?】
サンジの血統因子が覚醒したのにはレイドスーツの着用が鍵を握っている様な感じです。しかし、足から発火する「悪魔風脚」というのは実は血統因子の操作によるモノという考え方もできそう。すでに血統因子の操作の影響は出ていたんだ、と。
それと同じくイチジ達も少なからず心を持ち始めていたんじゃないか。持たない筈の“情”を見せるシーンがあったんじゃないか。いや、そういう話はすでに出ていたんです。そのキッカケと思われるシーンというのも、アレなんじゃないか?と。

-ONE PIECE 第870話より引用-
↑憎んでいる筈の自分達をサンジが救おうと考えていたと知った時であります。ここから「ん?」と思わせる描写が出て来るんですよね。
これは第870話“訣別”のヒトコマです。一旦みんなベッジの体内(城内)に逃げ込んだ時です。このまま籠城は無理。どうにか脱出しなければならないって事でジェルマ66が護衛を引き受けるのです。
まず異変が起きるのがニジです。

-ONE PIECE 第870話より引用-
マムに狙われたレイジュを気遣うんですよね。すぐにイチジが一喝。「弱い奴が悪い!! 任務を全うせよ!!!」と。そのイチジの冷徹な言葉により、逆にニジの行いが何であるのかが際立つんですよね。
その次はヨンジも加わります。

-ONE PIECE 第871話より引用-
完全に任務を放り出してます。マムにやられた父ジャッジの元に急ぐんですよね。“情”の喪失のないレイジュより早くです。結婚式で死にかけた時はヘラヘラしてたのに。
ここでの「任務」というのは、こちら側が敵の包囲網から逃げ出すまでです。それは玉手箱の爆発もあったりして成功するんですよね。これによってサンジへの借りは返している筈なんです。
しかし、最後にイチジが動く!!

-ONE PIECE 第882話より引用-
麦わらの一味がマムのナワバリを抜けるまでの護衛に艦を出すのです。絶体絶命のサンジを守る為にカカオ島まで来てくれるんですよね。
奇遇だな… サンジ
おれ達もコイツらに…!!
一泡吹かせたいと思ってた!!
-ONE PIECE 第897話より引用-
↑こんな事を言ってますけどね… それからの行動を見るに、命懸けでサンジを無事に送り出そうと思っての事だとしか思えないのです。
無感情なら知らんぷりなんですよね。何らかの感情があっての行動である筈なのです。それがたとえ借りを作ったままでは嫌だから、だとしてもです。

-ONE PIECE 第840話より引用-
↑サンジなんてどうでもいい筈なんですよ。
ラストのジェルマ66の動きはイチジが決めたモノと考えられるんです。出撃命令を出しているのがイチジだからです。その時ジャッジはダウンして治療を受けていたと考えられます。
これらをもって、すでにチラチラと“情”を見せ始めていたと考えて良いのかどうか。意見が分かれるかも知れません。僕としては少し気になっています。
どうなんでしょうね。
サンジが血も涙もない怪物になったとして、また再び血の通った人間に戻れるとして。怪物だった筈のイチジ達も血の通った人間になれる日が来るのかな。全てはサンジのこれからに懸かっているのかも。
注目したいです!!!
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