【第1029話考察】“塔(タワー)”
今回の扉絵は読者リクエストです。

「ボニーとラッコのわんこそば対決」
ここでジュエリー・ボニーが扉絵で登場ですか。本編ではボニーの同期である「最悪の世代」の“明”と“暗”がクッキリと出る訳ですけど…。うーん。聖地マリージョアのボニーのその後も気になりますよね!! ボニーの考察もしたいトコロ。
では本編です。
タイトルは“塔(タワー)”です!!
ー画像はONE PIECE第1029話より引用ー
【血も涙もない怪物になんて】
全身の骨が砕けて内臓も潰れるという技を食らっても平気。歪んだ体も叩けば元通り。クイーンの刀を折ってしまう程の強度。サンジ自身も体の異変に気づいています。
そんなサンジに対して「すごいのう」とチョッパーは言うのだが、当のサンジはというと…

-ONE PIECE 第1029話より引用-
あんな血も涙もない怪物になんてなりたくねェ…!!!
ひとまず考える時間が欲しい。サンジが恐れているのは1つです。四つ子の兄弟と同じ外骨格が形成されたという事は… の部分なんですよね。その先があるかも知れない。
このままおれは…!!
心を失うのか!!?
人造人間キカイダーの「良心回路」とも言えるモノになるでしょうか。「かわいそう」だとか「悲しい」といった感情をイチジ達は持たない。それと同じになってしまうんじゃないか。
これは待ったナシかもね。
その方向で展開しているとしか思えないのです。サンジから心が失われる可能性は高いと考えています。ただし、一旦は失われても何かがあって取り戻すのだと思うんです。

-ONE PIECE 第852話より引用-
母ソラの抵抗は無駄ではなかった筈!!
劇薬を飲んでまで命懸けで守ったサンジの“情”は何があっても完全には消えない筈。そう信じております!! ソラの愛というのが今回の件でクローズアップされると考えています。
【もしも心が失われれば…】
サンジから心が失われてしまうとします。それは一時的なモノと考えてはいますが、実際にどんな事がサンジに起こるかなんです。ここが非常に気になる部分でして。
まず、どんなカタチであれサンジが女性を蹴る展開はないと考えています。それはさせない筈だと思うんですね。どんな理由があろうと決してサンジは女性を蹴りはしない!! そう信じています。
となると…

-ONE PIECE 第828話より引用-
兵士を“壁”にする行為で何かあると予想しています。これは血統因子を操作されていないジャッジも行っていました。その点は気になるトコロですけどね。
おそらくサンジを庇って味方(侍か仲間)がクイーンの攻撃を受ける展開がありそうな。その時に芽生える筈の感情が出て来ない。こういった事が起こりそうな気がしてます。
そこでサンジを見ていると、外骨格が形成されていながら痛みは感じているんですよね。それが頻繁に出て来ます。もしかすると、これからサンジは痛みを感じなくなるんじゃないかな?と。
自分の痛みが分からない者は他人の痛みも分からない。こういう言葉がありますよね。別に痛みを感じないからイチジ達は部下を身代わりにして平気なんじゃないとは思うんです。そこは分かるんですけどね。
サンジが痛がっている事には何かありそう!!
【何をして体に異変が起きたのか】

-ONE PIECE 第1029話より引用-
おれは何をした!?
↑どう考えます?
これについては色々と考えて来ました。

-ONE PIECE 第1023話より引用-
まず間違いなくレイドスーツの着用がキッカケになっているんです。それも「2回目」にレイドスーツを着たあたりから… だそうです。
①花の都のページワン戦
②湯屋での覗き
③モモの助救出の為
この②で着たあたりから…です!!
ははぁん、そういう事か、と今になって気付きました。これまでは出血がキッカケになったと考えていましたが、少し違ったかも。心の喪失と絡めているんですからね。

-ONE PIECE 第934話より引用-
↑↑↑
ジェルマの科学力を邪心で使おうと考え、実際にその為にレイドスーツを着用した事でサンジの体に異変が起こった!!
こういう事かもです。
サンジの心が悪に染まったのです。自身の欲望を満たす為だけにレイドスーツを着たのです。3回ある中で2回目だけはコレなんですよ。
ここは詳しく別記事を立てます!!
【逃げたサンジは…】
考える時間をくれと逃げ出したサンジ。どんな展開が待つのでしょう。ただし、サンジ単独でクイーンを倒すのは間違いないと考えてます。助けが欲しいのではない筈。
まず1つ考えられるのがですね。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
追いかけるクイーンから隠れる為にレイドスーツを着る展開はありそう。そこで振り返るんだと思うんですね。自分は何をしたのかを振り返るのです。そして異変が起こり出したと感じた2回目に、何の為に着たのか(覗きの為)を思い出すのだと予想してます。
あとは、失われていく心の描写の為の逃走なのでしょう。恐れている事が徐々に現実となる。それを描く為の場所に移動するんだろうと思うんですけどね。
まず期待したいのが…

-ONE PIECE 第1027話より引用-
フランキーが近くにいる筈なんです。クイーンと同じサイボーグであるフランキー。両者を対面させる展開は見たいトコロであります。
あとはナミ達ですよね!!
上記した通り、何があろうとサンジは決して女性を蹴りはしないと予想しております。それでも女性がいる場所に移動する展開はありそう。それでどうなるのか面白くなりそうですもんね!!
ここまでサンジだけで4つのトピックです。サンジにとって重要な局面ですから仕方ないです。次からは後半のキラーvsホーキンスへと移ります。これもまた熱い展開になりましたね!!
【キッド海賊団とホーキンス海賊団】
キラーvsホーキンスという最悪の世代対決であります。キッドの命を宿して身代わりにするホーキンスに対してキラーがどう戦うのか。その攻略は後回しにさせて頂きまして。
キッド海賊団とホーキンス海賊団という2つの海賊団の決定的な違いが描かれた様に思います。ホーキンス海賊団には…

-ONE PIECE 第1029話より引用-
キッドを解放してくれ
おれの命ならやる…!!!
↑船長の為にこんな事を言う仲間なんて居なかったんじゃないだろうか。キラーといえばキッド海賊団のNO.2ですよね。麦わらの一味ならゾロと同じ立ち位置です。
そのゾロもまた…

-ONE PIECE 第485話より引用-
船長ルフィの身代わりとして命を差し出したのです。ゾロと両翼を担うサンジもでしたよね。まず今回のキラーの行動で思い出したのはコレです。
キラーがキッドの身代わりに命を差し出す覚悟を見せてからのホーキンスは明らかに苛立っています。キラーの言葉に何を感じたのかなんです。とても重要な描写だと思うんですね。
同じ最悪の世代でも何が違うんだろう。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
何を必死で言い訳するんだ? ホーキンス。
ホーキンスは“四皇に従う”という選択をしました。それをキラーは「悔いてるんだろう…?」と言うんですけどね。その時の選択で離れていった仲間達というのもいるんだろうなぁと。
【キラーがホーキンス撃破】
ホーキンス撃破の鍵は…
もしお前が
行き場のないダメージを受けたら
それはどこに行くんだ?
↑これでありました。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
すかさずホーキンスの左腕を落とすキラー。キッドは赤髪海賊団との抗争で左腕を失っていたんです。ホーキンスの左腕への攻撃はキッドには向かわない。
そして斬り落とした左腕からキッドの藁人形を取り出すキラー。ワラワラの実の能力者ホーキンス以外でもできるんだ…と少し驚きましたけれど。その藁人形が最後。
しかしホーキンスにはまだ切り札が残っておりました。「藁人形ズカード」でキラーに反撃を試みるも、最早ホーキンスはキラーの敵ではありませんでした。
決め技は…

-ONE PIECE 第1029話より引用-
“刃音撃(ジンソニック)”!!!
漫画を書いたりした事はありませんし詳しくは分かりませんが、第1029話のキラーの攻撃はどれも大胆な構図でカッコいいんですよね。なんだろう… すごく綺麗。
ホーキンス撃破です!!!
キラーがホーキンスの左腕から藁人形を取り出したり、“ストローマン”への攻撃がホーキンスに向かわなかったり…。結局のトコロ生存率1%の男は誰だったのかも謎のまま。 少し気になる部分はありましたけど。スカッと勝利してくれて良かったです!!
これでホーキンスが退場なら、今ドレークと戦うアプーもどうなるのか楽しみですね。ある種の末路と言うべきラストが待っていそうな。ここから最悪の世代もフルイにかけられて行くんでしょうね。
【“塔(タワー)”のカード】
ホーキンスは最後の最後までホーキンスでした。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
“ストローマン”の首を斬られたホーキンスは、まだ勝負を諦めた訳ではなかった筈です。起死回生を狙ってカードを出したのは間違いなさそう。目の前のキラーとの戦いの決着を占い、それに準じた“ストローマン”の出現を狙った筈なんです。
しかし出たカードは“塔(タワー)”であります。

-ONE PIECE 第1029話より引用-
「古きものの崩壊」
隠された意味ー 「新しい道」
それはあたかも、この鬼ヶ島の決戦の決着を示すかの様な意味のカードが出たのです。占いで未来が決まるモノではない。未来は切り開くモノなんだ、と。それを示しておいての“塔(タワー)”のカードなんです。そこはある種の含みを持たせながらなんですが、光がさして来たと思えるのです!!
キッド&ローが四皇ビッグ・マムを撃破する可能性が大いに高まったのです。これは熱い!!! ルフィとカイドウの戦いの行方だけじゃありません。キッドとローもやってくれる筈!!!
【次号予告】
次回は 11月1日(月)になります!!
ずっと熱い展開が続いております。今回もまた考察するポイントが盛り沢山であります。大きな柱としてはサンジ関連になりますけれど。後半についても少なからず考える部分はあります。ものすごく楽しいです♪
ひとます次は血統因子の覚醒のキッカケでしょうか。これは詳しく記事にしておきたいと考えてます。色々と考えて行きたいですね!!
いつも読んで下さりありがとうございます!!
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