【刀鍛冶】天狗山飛徹が「町へは行けぬ」理由とは!?

花の都で火祭りを楽しむ天狗山飛徹とおトコ。以前、ワケあって町へは行けないと説明していましたよね。ここの意味について再び考えてみたいんです。
ー画像はONE PIECE第1026話より引用ー
【背中の羽と天狗下駄】

-ONE PIECE 第1016話より引用-
天狗山飛徹がおトコを連れて花の都に来たのが描かれたのは第1016話でした。これまでと少し服装に違いがあるんですよね。それは最新話である第1026話でも引き続き確認できます。
・背中の羽
・天狗下駄(一本歯の高下駄)
・刀
これらは編笠村に置いて来たのだと思われます。お玉がスピード達と出航するのを制止するコマでは「羽」も「天狗下駄」も確認できるんです。
それらの服装は…
・編笠村では問題ナシ
・花の都では問題アリ
↑こういう事じゃないかと思うんです。
これこそが、

-ONE PIECE 第912話より引用-
ワケあって町へは行けぬ 何らかの理由と絡んでいるんだと思うんですね。刀に関してはですね、「侍以外 刀も持てぬ決まり」(第926話)であるから所持は違反になるから置いて来たとして。残る2つである「羽」と「天狗下駄」には何があるのか。ここになりそうな。
そこで「天狗の面」であります。
おそらくは、お面であって飛徹の素顔がそのまま天狗じゃないんだと思うんです。それは花の都にやって来るのに外す必要はなかったのだとして。その理由は…

-ONE PIECE 第993話より引用-
それを付けていても何ら怪しまれる事がないからだと思うんです。狐だとかのお面をしている人物がチラホラ描かれているんです。祭りだからこそでしょうね。
これによって素顔を晒す必要は無くなった。しかし、そこに「羽」と「天狗下駄」はセットで着用してはならない。そうなると身元がバレバレになる。これはつまり、天狗山飛徹だとバレてはならないって事だと思うんです。
問題は誰にバレてはならないのか。
【天狗山飛徹が身を潜める相手】
天狗山飛徹が町へ行けない理由について、オロチ&カイドウ側に見つかってはならないとばかり考えていました。しかし、どうやらソレばかりではなさそうな気がするんです。
花の都の人々から隠れているのかも?
花の都だけじゃありません。限られた人以外。ワノ国に住む大多数から天狗山飛徹は身を潜めているんじゃないか。そんな気がするんです。
本来なら、狂死郎(傳ジロー)が花の都に留守番で残る手筈になっていました。全てのオロチ側の軍勢が鬼ヶ島の宴に参加するのではないんです。そうではあるのですが…

-ONE PIECE 第993話より引用-
カイドウやオロチに向かって日頃の鬱憤を晴らしているんですよね。それを言って良いみたいなんです。そんな事を言っても消される事はないらしいんです。
そんな火祭りにおいて、天狗山飛徹は自身の身元を明らかにする事ができない。それは、花の都の人々にバレてはならないからではないかなと。
それは編笠村も同じくであって。

-ONE PIECE 第912話より引用-
ドレークの襲撃にあって天狗山飛徹とお玉の2人だけが助かったのは、村の人々と共に暮らしていなかったからじゃないだろうか。村で共に暮らしていなかったから襲撃を受けずに助かった。ここでも天狗山飛徹は身を潜めていたんじゃないかな?
お玉とエースの過去編において、天狗山飛徹の姿は1度も描かれないのです(アニメでは知りません)。お玉は村の人々に受け入れられていたと思うんです。天狗山飛徹はどうなんだろう。2人は村が滅びてから住み出したんじゃないのかなぁ。
そう考える理由があるんです!!
【天狗山飛徹は忌み嫌われる存在か】
ワノ国の「鈴後」では、刀を墓標にする風習があります。ワノ国における“刀”の位置付けというのが垣間見れる描写だと思うんです。侍リューマの刀(秋水)は国宝であります。
そこで天狗山飛徹という刀鍛冶です。
あのゾロの「三代鬼徹」は天狗山飛徹が打った刀であります。また、天狗山飛徹の先祖である“古徹”なる人物が「二代鬼徹」を打ったんですよね。つまり天狗山一族というのが…

-ONE PIECE 第97話より引用-
あの“鬼徹一派”なんだと思われます。天狗山飛徹の一族というのは代々「刀鍛冶」の家系であって。その刀はことごとく“妖刀”だったという事じゃないかな。
これなんじゃないかと思うんですね。
ワノ国において、天狗山飛徹の一族というのは呪われた一族とされているんじゃないか。こう思われても不思議じゃない様な気がするんです。ワノ国全体から忌み嫌われる存在じゃないかなと。奴らは侍にとって大事な刀に呪いをかける血族である、みたいな。
しかし、光月おでんは気にしなかったのかも。

-ONE PIECE 第955話より引用-
天狗山飛徹が打った「天羽々斬」を恐れもせずに腰にさしてたんですよね。この経緯があるから錦えもん達には身を隠す必要がないって事じゃないのかな。ただしモモの助は恐がってます。呪われた妖刀の可能性があるからでしょうね。
つまりですね。
天狗山飛徹が町へ行けなかったり、火祭りにおいて身元が分からない様にカモフラージュしているのは、ワノ国における“鬼徹一派”の位置付けというのが深く関わっている様な気がします。
“鬼徹一派”は全員が「烏天狗」の服装に身を包んでいて、その容姿も相まって恐れられて来たんじゃないかなと。こう考えてみました。
ですから、
オロチ&カイドウから指名手配されてるんじゃなくて。そもそもワノ国において異質な存在として捉えられて来た歴史があるんじゃないかなと。差別だとか… そういうのもあったのかも。
ただし…

-ONE PIECE 第818話より引用-
石工の一族である光月一族がポーネグリフを作るのに、“鬼徹一派”がその工具を用意したんだろうとは思います。その工具あってこその光月一族の“技”じゃないかなと。800年前にさかのぼる話になると考えてます!!
2つの一族の過去がどういうカタチで現代に繋がっているのか。ここに興味があるんですよね。ひとまず今回はワノ国の人々において天狗山飛徹の一族は忌み嫌われる存在としてみました。天狗山飛徹が町へ行ったなら、石を投げられたり塩を撒かれたりするのかなぁと。これが行けぬ理由じゃないかなと。
他にも色々と考えてみたいです!!!
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