逃れられない血筋をこの世界で最も恐れるのが天竜人

ヤマトは「カイドウの息子」という血筋からは逃れられない。こうカイドウが言ってますよね。どんな意味が込められているのか。そこで、世界一気高い血族と言われるのが天竜人であります。ここに大きく関係する話になりそう!!
ー画像はONE PIECE第1025話より引用ー
【血が恨みを受け継ぐ】
ヤマトはカイドウの息子。その事実がある限りはワノ国の侍達に同志と思って貰えるのか?と。こういう事を言ってるんだと思うんです。それは黒炭家の事を念頭にした話だろうか。

-ONE PIECE 第971話より引用-
黒炭オロチの祖父が起こした大事件により、「黒炭」の名がつく者(黒炭の一族)は全て罪人として扱われる様になったんですよね。これを知っているからこそ、カイドウの血筋となればヤマトを侍達は誰も受け入れてはくれないよと。
これは血が恨みを受け継ぐカタチ。
その人がどうという話ではない。

-ONE PIECE 第763話より引用-
「人間宣言」をしたドンキホーテ・ホーミング聖の一家を“人間”は受け入れなかった。数百年に渡る天竜人の恨みを背負わされたのです。
堕ちた“天竜人”に!!
人間達が何をするか!!!
想像できるか…!!?
人間は皆 残虐だ
-ONE PIECE 第761話より引用-
これがあっての…

-ONE PIECE 第1025話より引用-
人間と仲良くはなれねェって事だと思うんです。ワノ国の侍達はカイドウを恨んでいる筈です。各郷の大名を亡き者にし、侍達の肉親を亡き者にしたカイドウを恨んでいる筈。その恨みは血筋と共にヤマトへと受け継がれる可能性があるんですよね。
こういうのは無くさねばならない!!
そこで次の話になります。
【世界一気高い血族】

-ONE PIECE 第760話より引用-
この世界で最も“血”にこだわりを持つ一族とは何であるのか。それは天竜人ではないかと思うんです。ドフラミンゴは元天竜人であります。その彼が言うんですね。
いいか おれァ
世界一気高い血族…!!
“天竜人”だぞ!!!
-ONE PIECE 第760話より引用-
本当にそうなのだろうか。
この“血”にも何かあるんじゃないかな。カイドウの血筋の事や黒炭一族と同じ問題が絡んでいるんじゃないか。この可能性はあると考えてます。空白の100年の真実であります!!

-ONE PIECE 第395話より引用-
オハラのクローバー博士が言うのには、空白の100年というのは世界政府の手によって消された「不都合な歴史」である可能性があるらしい。何が不都合なのか。
もしも空白の100年の真実が世界に暴かれた場合、20人の王達(天竜人の先祖)が犯した罪も暴かれる可能性がある。こう考えればどうでしょう。
天竜人は誰よりも血統(血筋)にこだわる。だからこそ誰よりも過去の罪を消しておく必要がある。神の血統など真っ赤な嘘。実は犯罪者の血統である。それを知られてしまうと…。こういう事なんじゃないかな。
それは、天竜人として君臨してから800年に渡って積み重ねたモノを遥かに超える罪。世界政府や天竜人の権威の根本を崩してしまう真実。
【血統・血縁・血筋】
頂上戦争編にて、白ひげが死に際に語った言葉の中に「血縁」というワードが登場します。それは“D”を名に持つ者達の事を話していたのだと考えられます。
ロジャーの意志を継ぐ者達がいる様に
いずれ
エースの意志を継ぐ者も現れる…
“血縁”を絶てど
あいつらの炎が消える事はねェ…
-ONE PIECE 第576話より引用-
血筋によって受け継がれるモノは絶つ事ができても、受け継がれる意志を絶つ事などできない。意志は遠い昔から脈々と今に受け継がれている。こういう事なんでしょうね。
この頂上戦争編で物語の前半が終了。そして新世界がメインとなる物語の後半が描かれるのですが、最終章に向けてドンドン血縁というか“血”が大きくクローズアップされて来ているんです。
代表的なモノを挙げれば。
・人間と魚人族&人魚族の輸血問題
・王家の血統(リク王家とレベッカ)
・ドフラミンゴは元天竜人
・マムの政略結婚(血縁)
・サンジとヴィンスモーク家
・黒炭家への恨み
いずれにしてもですね、ある意味 “呪い”とも言えるモノが“血”にはあるんですよね。それからは逃れられない。“血”に呪いが宿ると言いましょうか。そこに恨みが乗っかる場合もあります。
そんな“呪いの血族”のピラミッドの頂点にいるのが「天竜人」か「Dの一族」かなんだと思うんです。“どちらか”と言うより“どちらも”かも知れません。そんな最終章に向かっているとも考えられる。
しかし、ここに白ひげのセリフが絡む。
“D”に関しては血縁というより…

-ONE PIECE 第507話より引用-
その意志(Dの意志)こそが重要になって来そうな雰囲気なんです。それを受け継いで来た事こそが最終戦争で爆発しそうなんですよね。
その“血”にこだわるのは世界政府の側!!

-ONE PIECE 第573話より引用-
海軍大将だった赤犬サカズキがルフィとエースに向かって「貴様らの血筋はすでに“大罪”だ!!!」と言ってます。そのセリフを向けるのはルフィ達じゃなくて、自分達の“上”なんじゃないのかなぁ。
【滅ぼされた王国の恨み】

-ONE PIECE 第1025話より引用-
ヤマトは侍達に同志として受け入れられるのかどうか。間違いなく受け入れられるのだと思うんです。カイドウの息子という血筋なんて関係ない!! 親の罪を子に晴らす様な事にはならない。ヤマト自身を見て、ちゃんと受け入れるんだと思います。すんなりとは行かないかも知れませんけどね。

-ONE PIECE 第1024話より引用-
ちゃんとヤマトは「ワノ国」と一緒に最終戦争を戦うんだと思ってます。これは間違いないと言えると考えてます。その血筋に罪を重ねる事にはならない。
では、
空白の100年の真実が明らかになるとして。その20人の王達の罪を末裔(天竜人)に重なるなんて事があるのだろうか。ここが大きなポイントになる様な気がします。

-ONE PIECE 第395話より引用-
滅ぼされた「ある巨大な王国」の恨みをブツけるのかな。そうじゃない気がするんです。それをしちゃダメな気がするのです!! ルフィ達(Dの一族)がそれをすると何かがズレちゃうのです。
そこで思い出して頂きたいのが、

-ONE PIECE 第726話より引用-
トンタッタ族と“ドンキホーテ”なんですね。実は両者には900年前からの因縁がありました。しかし、トンタッタ族は過去の恨みを持ち出しません。歴史的事実として述べるのみです。
今現在ドレスローザで悪さをするドンキホーテ・ドフラミンゴを打倒し、リク王家の復権の為に戦うんです。これなんだと思うんです。モンキー・D・ルフィと世界政府(天竜人)の戦いも同じ構図ではないだろうか。
今世界の自由を阻害する世界政府を倒すのが主題であって。過去の恨みを今の天竜人に晴らす事はしない。これは僅かな違いではない様に思います。とても大切なポイントだと思うんです。
なぜなら…

-ONE PIECE 第641話より引用-
長い歴史の中で積み重ねた人間への復讐に走るホーディ・ジョーンズを「悪」として倒したからです。決して復讐に走ってはならない。
このホーディに当たる“D”がいるっぽいんです。滅ぼされた恨みを世界政府に晴らそうとする奴です。これがルフィと敵対する事になるだろうマーシャル・D・ティーチなのかなと考えてます。
カイドウの血筋であるヤマトを受け入れろというのなら、20人の王達の血筋である事を罪として天竜人を見るべきではない筈です。現在進行形で犯している罪を問うだけで止めなきゃならない筈。ただし、恨みは恨みであるのも確か。ここは後に大きくクローズアップされると考えています!!
見守りたいです!!!
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