【夜明け】赤鞘九人男と“D”の一族とに通じるもの

この第1022話の雷ぞうのセリフ1つ1つから、赤鞘九人男と名前に“D”がつく者達にはどこか通じるモノがあるんじゃないかと感じるのです。両者を照らし合わせた先に何か見えて来そうな気がするんですけどね…。
ー画像はONE PIECE第1022話より引用ー
【錦えもん達は笑っているんじゃないか】

-ONE PIECE 第1022話より引用-
感情ゆえに 我らは本望!!!
この部分、ちょっと難解です。雷ぞうが何を言いたいのか… そのニュアンスとしては分かるんです。何となくね。しかし、ハッキリ言語化して説明するとなると少々難しいです。
よって、それはそれとしまして。
ポイントはですね…
“感情”と“本望”を結びつけている事!!!
そして、

-ONE PIECE 第1022話より引用-
討ち死にさえ本望!!!
↑こう持って行くのです。
“感情”&“本望”&“死”
そこに描写される3人の人物。倒れている錦えもんとお菊、そしてアシュラ童子の3人の顔は笑っているんじゃないかな。
それはまるで…

-ONE PIECE 第574話より引用-
頂上戦争におけるポートガス・D・エースの様にです。あるいは第397話のハグワール・D・サウロの様に。“本望”というのは「望みを達成して満足である」という事です。そこに“感情”を絡めるのですから、満足して笑って亡くなって行くという事だと思うんです。
アシュラ童子だけはチラリと顔が描かれていまして。笑っているかは微妙なトコロ(見方による)なんですが、話の持って行き方からして笑ってそうな気がするのです。

-ONE PIECE 第1022話より引用-
倒れた3人の他の6人にしても、今顔に出てる“感情”が討ち死にに際して変わって行くんだと思うんですね。「本望だ」という表情に変わる。そうなると“笑顔”しか浮かばないのです。
本当に亡くなって行くかは別としてです。
錦えもん達は生きていて欲しいと思ってはいます。しかし、今この展開で実は生きてました…とすると“命”の価値があまりに軽くなるとも思えます。ここは難しいですよね。今はただ見守りたいです!!
【ワノ国の夜明けと世界の夜明け】
まだ錦えもん達が笑っているかは分かりません。ハッキリ描かれた訳ではないのです。しかし、どうも赤鞘九人男と“D”の一族には通じるモノがありそうで。

-ONE PIECE 第1022話より引用-
赤鞘九人男→ワノ国の夜明け
“D”の一族→世界の夜明け
どちらも“夜明け”の為に戦いを挑む。ここに通じる部分がありそうなのです。そこから“感情”と“死”で連想されるモノは何ですかって話なんですね。
その規模、重ねた歴史の長さ、個人か一族か。ここに大きな違いはあれど、このワノ国編の仇討ちというのはですね…

-ONE PIECE 第576話より引用-
この先に待っている「世界中を巻き込む程の“巨大な戦い”」の縮小版ではないだろうか。そんな気がして来るんですね。つまり、赤鞘九人男にとっての光月おでんというのは“D”の一族にとってのジョイボーイなんだろうなと。
その“巨大な戦い”というのもまた仇討ちの側面があって。それを成し遂げた先に夜明けが待っている。世界政府(イムと五老星)による夜が終わり煌々と太陽が登る事になる。
こんな風に色々と繋げる事ができそう!!
【“D”の一族もまた亡霊】

-ONE PIECE 第1022話より引用-
赤鞘九人男が主君の想いを遂げる為の“亡霊”なら、“D”の一族はジョイボーイの想いを遂げる為の“亡霊”である。こう考えてはどうでしょうか。
福ロクジュが光月おでんを“亡霊”と呼びます。

-ONE PIECE 第649話より引用-
イムや五老星にすれば、空白の100年に実在した地上の人物であるジョイボーイは“亡霊”に他ならない筈です。もうそのジョイボーイは亡くなっている筈だからです。
その“亡霊”が800年の時を超えて現れるんですよね。そう光月おでんが話していました。しかし実際に800年の歴史を飛んで来るのではなくて…

-ONE PIECE 第968話より引用-
その生まれ変わりが現れるんだと思うんです。遠い海(グランドラインの最果て?)とはラフテルを指していて、そこに到達した者こそが800年の時を超えて現れるジョイボーイではないかなと。つまりはルフィであって。
そうなるのなら、ルフィもまた世界政府(イムや五老星)からすれば“亡霊”に他なりませんよね。というか、ジョイボーイになる資質を持つのが“D”の一族だと仮定すると、その一族は全て“ジョイボーイの亡霊”になるんですよ。同義なんですよね。
もしかすると、これまで世界政府が何人もの“D”を亡き者にして来た可能性があります。その何人もの“D”が処刑されるたびに…

-ONE PIECE 第99話より引用-
笑顔を見せて来た。どの死顔も笑っている。それはそれは恐ろしくて堪らなかったんじゃないかなぁ。こいつら気味が悪いぞ、とね。まさに“亡霊”の様相を呈します。こんな事も想像したりしてます。
【赤鞘九人男と“D”の一族】
もしも、赤鞘九人男というのが“D”の一族を考える上でのサンプルケースになるというのなら。1つ気になる事が出て来ます。それは“D”の一族にある大きな謎を解くヒントになるのかも知れません。

-ONE PIECE 第963話より引用-
光月おでんの家臣というのは元々は10人なのです。赤鞘九人男と呼ばれるのは、イゾウが白ひげ海賊団に残って帰国しなかったからです。そして裏切り者であるカン十郎の存在です。
・家臣でありながら海外にいたイゾウ
・内通者として潜り込んでいたカン十郎
こういった存在が“D”の一族にもいるのかな!?
奇遇にも“D”の一族に2つの謎があるんです。
・“D”を隠し名にするロー
・お前じゃないと言われたティーチ
まだ何をどう繋げて良いかは分かりません。繋がるかどうかさえアヤフヤです。僕の勝手な推論から始まった話なのです。しかし、何か見えて来そうな気もしたり…。
とりあえず赤鞘九人男に注目したいです!!
赤鞘九人男に関するアレコレが“D”の一族へと繋がる可能性があると考えてます。光月おでんとの関係性を紐解く事で、ジョイボーイと“D”の一族についても分かって来るのかも知れないのです。ひとまず決戦の推移と共に見守りたいと思います!!
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