【空白の100年のカラクリ】“からくり島”と“カラクリ島”の秘密

表紙連載「エネルのスペース大作戦」に登場するスペーシー中尉は“カラクリ島”なる場所で、ツキミ博士によって生み出されました。この“カラクリ島”なる場所が謎なんですね!! これは空白の100年に繋がる話だと考えています!!
これは2021年8月21日15:00に更新した記事です。
ー画像はONE PIECE第448話より引用ー
【“カラクリ島”と“からくり島”】
第448話の扉絵、エネルのスペース大作戦vol.17は「走馬灯ー カラクリ島で生まれたあの日ー」となっております。本編に登場するDr.ベガパンクの生まれ故郷の島の名前との関係性に謎があるんですよね。

-ONE PIECE 第523話より引用-
バーソロミュー・くまによってフランキーが飛ばされたのは“からくり島”なのです。片仮名と平仮名で表記が違っている。しかし島の違いは表記だけではありません。
フランキーが2年を過ごした“からくり島”は極寒の冬島です。砕氷船がなければ出られない様な島なのです。それに引き換えツキミ博士のいた“カラクリ島”はというと…

-ONE PIECE 第451話より引用-
↑どう見ても冬島とは思えません。未来国バルジモアがある“からくり島”とは別の島と考えるしかないのです。
そこで、
上に引用させて頂いた画像にある月の爆発です。そのツキミ博士が亡くなる原因となる月の異変というのは、宇宙海賊による遺跡の発掘にともなうモノでありまして。スペーシー中尉達が月に向かうのと、エネルが月に向かうのとに時間軸の違いはそれ程ないと考えます。
また、それに加えて…
ツキミ博士の科学力というのはですね、

-ONE PIECE 第472話より引用-
月の人の科学力と同一であると考えて良いと思われます。スペーシー中尉達と月のカラクリ兵が同一であるからです。
月の人は「青色の星」に飛んだと壁画にあります。その「青色の星」というのは物語の舞台である星(地球)に違いないと思うんです。この星にやって来た月の人の科学力がツキミ博士に受け継がれている。こういう事なのでしょう。
つまり、ツキミ博士のいた星は「青色の星」!! 未来国バルジモアのある“からくり島”の存在する星に“カラクリ島”もあると考えて良いと思うのです。

-ONE PIECE 第392話より引用-
オハラの図書館に天体模型がありました。惑星の周りを幾つかの衛星が公転する様を表しております。あの中に「青色の星」というのは1つである筈です。
周囲に“青い色(=海が存在する)”をした星が1つしか存在しないからこそ、月の人は「青色の星」と呼ぶのだと思うのです。実は青い星が他にもありました、って事はないと思うんですね。
月の人が降り立った「青色の星」に“カラクリ島”が存在し、また“からくり島”も存在する。別々にです。こういう事なんだと思うんです。
これって…
パラレルワールドでしょ?
パラレルワールド(parallel world)とは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われている。
-Wikipediaより引用-
今いる世界は現実であるが、実はもう1つ現実の世界が存在する。SFによくある設定ですよね。“カラクリ島”と“からくり島”の違いはコレで説明するのが良いと思うんです。
【“からくり島”の並行世界に“カラクリ島”がある】
Dr.ベガパンクが生まれた未来国バルジモアのある“からくり島”は極寒の冬島です。それに対してツキミ博士の“カラクリ島”に雪など積もっていません。
この“からくり島”と“カラクリ島”というのは同一の星に同一の時間軸で存在してはいるのだが、2つは並行世界(パラレルワールド)にそれぞれ存在している。
ツキミ博士の“カラクリ島”というのは、Dr.ベガパンクが生まれた“からくり島”の「もしも…」の世界。

-ONE PIECE 第592話より引用-
ツキミ博士のいる世界では、島ごと暖める“土暖房システム”が実現してる!! あちらの世界では実現できなかったモノが、こちらの世界では実現してる。そんなパラレルワールド。
これこそが“カラクリ島”と“からくり島”の違いなんだと思うんですね。同じ島の様で同じではない。いわゆる大統領のスタンドの「いともたやすく行われるえげつない行為(D4C)」で出るやつです。
ほぼ時を同じくして…
あちらの世界からスペーシー中尉達が月に飛び、こちらの世界からも少し遅れてエネルが月に飛んだ。そんな両者が月で出会った。

-ONE PIECE 第300話より引用-
エネルが「限りない大地」と呼ぶ月はツキミ博士達が見ていた月。そこに違いはない。壁画にあった月の人も、エネルとスペーシー中尉達が遭遇した宇宙海賊も2つは存在しない。そこにパラレルワールドはない。パラレルワールドが存在するのは「青色の星」だけ!!
何が「青色の星」に起きているのか…。

-ONE PIECE 第393話より引用-
全ては空白の100年に秘密があると考えます!!
パラレルワールドの分岐点は空白の100年にあるんじゃないかな。空白の100年を作り出した事でパラレルワールドが発生してしまったのかな?と。
【20人の王達は歴史を消したのではない】

-ONE PIECE 第395話より引用-
クローバー博士は、不都合な歴史が世界政府によって「もみ消された」と考えていました。もみ消したのは間違いないと思いますが、それを消し去ったと考えるのは少し違うのかも。
消したのではなく飛ばした!?
つまりはですね。
20人の王達によって飛ばされた空白の100年の先にパラレルワールドが発生した。ツキミ博士達の世界は、物語の舞台となる世界から消えた歴史からスタートしているのかも。
こちらの世界では月の人の科学力はどこかに飛ばされて消えている。いや、そもそも月の人が来ていた事すら消えている。それに対して、飛ばされた世界の住人であるツキミ博士には月の人の科学力が受け継がれていて、その世界では月の人が来ていた事は歴史的事実として存在する。ただし、どちらの世界でも「ある巨大な王国」は滅ぼされている。
こういう事であって。
実は空白の100年というのは、もう1つの現実として存在しているんじゃないかな。もう一度書かせて頂きます。こちらの世界から消えた100年の歴史から続く世界が存在している。
物語の舞台となる世界には800年前〜900年前までの100年間に何があったのか分からない。それとは違い、ツキミ博士のいたパラレルワールドには900年前以前の歴史に何があったのか分からない。それは、こちらの世界から飛ばされた100年間からスタートする世界だから。
こういう事なんじゃないのかなぁ。
そして、その2つの世界が…

-ONE PIECE 第576話より引用-
“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”のチカラでひっくり返るって事ではないだろうか。それによって世界中の人々に空白の100年の歴史が呼び醒まされる!! 月の人が存在したのが当たり前の世界(パラレルワールド)に移る。
リオ・ポーネグリフを完成させたロビンが世界に向けて発信する必要などない。空白の100年にこんな事があったんですよ、と伝える必要などない。“ひとつなぎの大秘宝”を見つければ、この世界とパラレルワールドとがひっくり返る。
これが僕の中での空白の100年に関する最新の考察であります。何がひっくり返るのか。それはパラレルワールドが存在してるんだよって事じゃないかな。パラレルワールドの存在は“からくり島”と“カラクリ島”で説明できないだろうか。ツキミ博士というのは、こちらの世界でのDr.ベガパンクその人なんじゃないなかな?
しかし、まだまだ謎はあります。僕の考え方だと、空白の100年以前の歴史が消えてしまう可能性もあります。それに対してどう考えれば良いのか。そもそも何をして100年間を飛ばせるのかも謎です。ここを考える中で新たに浮かぶモノがあるかもです。
さらに考えて行きたいです!!!
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