【人の完成】最強生物カイドウは“死”を覚悟した事がない!?

生きとし生ける全てのもの達の中で「最強の生物」と呼ばれる海賊… それが百獣のカイドウであります。自身を含めて誰もカイドウを死なせる事はできなかった。
おそらくカイドウは“死”を覚悟した経験など無い筈です。命を懸けるという事の意味が分かっていない可能性があります。
ー画像はONE PIECE第795話より引用ー
【カイドウは“死”を覚悟した事がない】

そういうとこだ…!!
いつでも覚悟がある…!!!
これは、片腕を失ってもまだ立ち上がって来る菊之丞を見てカイドウが放ったセリフです(第994話)。“死“に対する覚悟がある。こういう事を言っていると思われます。カイドウはその覚悟がある侍が好きなんだそうです。
カイドウは、自分が持てないモノを持つ侍達が好きなんだと思うんです。カイドウは“死”を覚悟した経験がないと思うからです。あったとすれば人生で1回きり。

光月おでんによって唯一の傷をつけられた時。この度の決戦でゾロがつけるまで、光月おでんだけが残る傷をつけた人物だったんですよね。ただし、どちらも致命傷と呼べるモノではありません。傷が残ったというだけです。

覇王色の覇気を纏える者は他にも何人かいる筈です。それでもカイドウに傷が残っていないのは運が良かったと言うしかありません。命拾いして来た人生とも言えるかも。
そんなこれまでの人生が、カイドウに“死”を覚悟させて来なかったんだと考えます。命というモノを軽く考えているんじゃないかな。自殺を趣味とするのはその典型ではないかと思われます。空島からの飛び降りにしても、それで死ぬなんて微塵も思っていなかったのではないか。
よく指摘されるのが、死にたいのなら悪魔の実をもう1つ食べれば良いという話があります。食べれば良かったのです。

ヤマトに食べさせるつもりが無かったなら自分が食べてみれば良かった。それはしない。これでは本当にヤバそうな事は避けて来たんじゃないかと言われても仕方ありません。
これにより何が考えられるかというと…

自分の人生はここまでと悟り、“死”を受け入れて覚悟した事なんてカイドウには1度も無かったんだろうなと。ルフィやロジャーとは真逆なんじゃないかと思うんです。
第99話で処刑台のルフィは笑いました。助かってからも、周囲が驚くのとは対照的に1人笑っているんですね。空島から飛び降りた後のカイドウとは真逆なんです。しかめっ面で「また生きちまった…」とカイドウは言ってます(第795話)。
この事は後で大きくクローズアップされると思うんです。
【“死”を覚悟する事とは】
“死”を覚悟するとは何なのかです。要は、ここがカイドウには欠落しているんじゃないかと言いたいんです。それはすでに第2話にて出ておりました。

海賊王になると決めたのだから、その為に戦って死ぬのなら別に構わないとルフィは言ってるんですね。それだけの覚悟で夢に向かっているんだって事です。
これが1つ。
もう1つあります。

誰かの為にこの命をなげうっても良いという覚悟です。その覚悟はヤマトが示しました。これは頂上戦争の白ひげも同じですよね。カイドウが「うまくやったよ」と言った白ひげの死に様そのものです。
この境地に至った事がない!!
だからこそ、白ひげやロジャーの死に様に対して「うまくやりやがった…!!!」なんて言葉が出るんだと思うんですね(第994話)。その両者の“死”の本質について何も分かっていないんじゃないかなぁと。
最強生物であるカイドウは死ねない。だからこそ命を懸けるという感覚が持てない。自身の命を懸けてまでも叶えたい夢や守りたい者なんて、これまで1つも無かったのではないかな。
逆に、例えば自分が守られていた事だとかも想像できないのではないかと考えます。なまじ守って貰わなくても大丈夫な肉体を持ってしまっているからです。その事が…

ウオウオの実の譲渡に関するマムとカイドウの意見の食い違いに出てるのかも知れません。マムが「一生の恩」とまで言っているのが気になります。そこまでの事か?とカイドウ寄りの意見を持ってしまいそうですが、まだ真相は不明なんですね。
さてさて、
・“死”を覚悟する者
・“死”を覚悟できない者
この両者の激突に僕は注目していて…

まずヤマトがモモの助とワノ国の為に“死”を覚悟してカイドウと激突する展開にしたんだと考えます。光月おでんを名乗るというのも、ヤマトが目の当たりにした「伝説の一時間」があっての事でしょうしね。間違いなく命を懸けている筈です。
覚悟の有無は“強さ”に関わる筈です。
ただし、ヤマトではカイドウには勝てず、ルフィへとバトンタッチされる展開にはなるんでしょうね。どんな展開が待っているのか。
【初めて“死”を感じた時…】
ルフィvsカイドウで注目する点として、これまでの人生で初めてカイドウが“死”を恐怖する展開が来ると予想してるんです。ルフィの猛攻がそれを感じさせるんじゃないか。そう考えるなら、いよいよカイドウが望む局面になるって事なんですよね。

ついに「人間でもないの!?」と言われる様な最強生物カイドウが、人として「完成」するのかどうか。そういう話なんじゃないかと思うんです。どうやらカイドウが“人間”であるのは間違いなさそうですからね。
いよいよカイドウの“人間”として欠落した部分が補完される。それこそが人間誰しもが持つも、カイドウが持っていない“死”に対する恐怖なんだとして。その時カイドウがどうなるのか。
取り乱す可能性あるかも!!

↑こんなモンじゃないのかもです。
本当の意味で“死”に直面したカイドウがどうなるかに注目したいです!! ルフィの大物っぷりとの対比にしそうな気がするんですよね。しかし、そこは四皇ですからね。ニヤリと笑う展開もあるかもです。
ここが気になるんですよね〜。
まずルフィがカイドウを死なせる展開は無いと考えてます。それはしないと思いますし、さすがにカイドウもタフでしょうからね。そうはならないと思いますけども。
どうなるのでしょうね。
まぁでも、カイドウが“死”を恐怖した事が無いというのも分かりません。どんな過去編が描かれるかにも注目ですよね!! 楽しみです♪
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