火祭りの起源はジョイボーイの鎮魂祭

火祭りは亡き人を弔う祭とされているそうです。これは元々はジョイボーイに対する鎮魂の意味があるのではないかな。つまり 800年続いて来た祭事だろうと思うのです。
ー画像はONE PIECE 第1016話より引用ー
【ジョイボーイの鎮魂】

討ち入りの日取りを“火祭りの夜”と決めたのは、その日が満月だからだろうと思われます。ミンク族が真の力(スーロン)を発揮できる様にとの配慮だったのではないかな。もちろん鬼ヶ島にカイドウとオロチが揃う日である事も理由であります。
ずっと火祭りは満月の日に行うと決まったモノなのかもね。ならば旧暦の15日。毎年○月15日が火祭りの決まっている。天狗山飛徹は「天国へ届くように」と言いますが…

実は“満月へと届くように”と火を焚いたのが始まりだったのではないか。そして盛大に祭を楽しむ(エンジョイ)。焚いて出た煙と共に“笑い声”を満月に届けている。それだけではなく、祭のクライマックスには…

空船なるモノを空に飛ばすんじゃないかな。まるでエネルがマクシムで月に向かった時の様な光景が広がる。少し違うのが、火祭りの場合は無数の空船が月へ向かって飛んで行く。
それは何かと言いますと…

空白の100年に滅びた「ある巨大な王国」というのは月から来た人達の王国であって。その人達は月に帰れぬまま亡くなって行った。だからこそ満月の日に盛大に空船を飛ばしてやる。全ては鎮魂の為。中でも特にジョイボーイに対する鎮魂の意味合いが強いのかなぁと考えています。祭を楽しむ人々が皆んな笑っているからです。

カイドウが話していた「窮地ほど笑い… 笑う程に…」というのはジョイボーイを指しているみたいだからです。ジョイボーイという名前からして、笑ったり楽しんだりといった事には関連がありそうです。
【ジョイボーイも見守ってる?】

おトコが「お父ちゃん 見てるかな」と言います。
ああ勿論だ
空がこんなに澄んでいる
見守ってくれているハズだ…
お前と
この国の行く末を…!!
飛徹がこう返しています。天国に想いは届き、きっと父トの康は見守ってくれているよと言うんですよね。火祭りはジョイボーイへの鎮魂の祭じゃないかとしました。800時前に亡くなったジョイボーイもまた見守ってくれているのかも。しかし…

依然として鬼ヶ島の上空は厚い雲に覆われています。上のコマは飛徹のおトコのシーンのすぐ後に差し込まれているのです。鬼ヶ島は見守って貰えてない!!
振り返れば、鬼ヶ島の上空に満月が出ていたのは赤鞘九人男がカイドウと戦っていた時まで。その決着がつき、マムが屋上に到着した時には厚い雷雲に覆われてしまっていたのです。

まだ一度もルフィの頭上に満月が出た事がないんですね。ここには何かありそうな。ルフィの頭上に満月が出た時に何かあるんじゃないのかと。それによってルフィがパワーアップするなんて都合の良い事はないにしても、何か象徴的なシーンとして描かれるのではないか。
それこそ…

今後こそルフィとカイドウの激突で天が割れて満月が顔を出すのかも。自然の成り行きに任せるのではなく、ルフィの手で満月を頭上に輝かせるのではないか。そして、その戦いをジョイボーイが見守る事となって…

ルフィこそがジョイボーイになるんじゃないかと読者に印象付ける演出とするのかなと。つまり、ルフィはジョイボーイの加護を受ける。赤鞘九人男はそれを受けられなかった。なぜルフィは満月の加護を受けるかというと、それは“D”であるかどうかが関係するって事になりましょうか。
満月(ジョイボーイ)がルフィを選ぶ!? みたいな。
【火祭りと鬼ヶ島】

火祭りの日にオロチが行列を引き連れて鬼ヶ島に参拝に向かいます。これはカイドウが鬼ヶ島に居城を構えた時からの事なのか、それ以前から行われていた行事なのかハッキリしません。
誰も住んでいない無人島の頃から、光月将軍家もまた火祭りの日に参拝していたのかどうか。もしも火祭りと無人島(鬼ヶ島)への参拝がセットだったとすると…

↑この島には「ある巨大な王国」やジョイボーイに深く関係している可能性が出ます。まず無関係ではない筈です。花の都から遠く離れた島へと参拝に向かう訳です。どんな理由があるのか。例えばロードポーネグリフが安置されていたとかが考えられますが、僕が注目するのはドクロです!!
何度も書いて来ましたが…

20人の王達と対立したジョイボーイというのは海賊だったと思うんですね。ジョイボーイ(海賊)が正義だったのに塗り替わってる。だからこそのドフラミンゴのセリフであって。
ルフィがジョイボーイになるのは“海賊王”になった時だと思うんですね。ロジャーとは違って「“ひとつなぎの大秘宝”を見つけた海賊王」になった時こそ、ルフィがジョイボーイになるのだと思うのです。だからロジャーはなれずルフィはなれる。
海賊を象徴するドクロがあるから、あの無人島(鬼ヶ島)に火祭りの日に参拝に向かう。だったらジョイボーイに参拝するのと同義って事になりますよね。これなら話の辻褄が合う様に思うんですね。そこで…

どうやら鬼ヶ島と呼び出すのはカイドウであって、それ以前は何と呼ばれていたのか分からないのです。名前があったのかすら不明なんです。ここが気になる訳です。
この島には「ある巨大な王国」やジョイボーイに関して深い繋がりがあるんだとして。その島の名前が分からない。もしかすると…

あの「ある巨大な王国」の名前と密接に絡んでいるんじゃないかな?と。その王国そのものの名前が無人島の名前と同一の可能性もあるのかも。滅んだ王国の名前が消えてしまったのと同時に島の名前も消えたんじゃないか。ワノ国は無人島に「ある巨大な王国」と同じ読み方の漢字を当てていたのではないか。
そんな気もいたしております!!
【まとめ】

ワノ国の火祭りの起源は「ある巨大な王国」やジョイボーイに対する鎮魂の祭ではないかと考えます。亡くなったトの康がおトコ見守るのと同じく、ジョイボーイもルフィを見守ってくれるのかも。しかし、今のところルフィの頭上に満月が出た事がない。
これからなんだと思います!!
これからルフィの頭上に満月が輝く!! そこからルフィの反撃が始まって行くんじゃないのかな。ジョイボーイの加護を受けて戦う!! こういった演出になる様な気がしております。そうやってルフィこそがジョイボーイになるんだろうなと印象付けられて行くのかも。
そして鬼ヶ島がどうなるのか。そもそも鬼ヶ島とは何なのか。ここも最終的に明かされて行き、「ある巨大な王国」やジョイボーイとの繋がりも見えて来るのかな?どうなんでしょうね?
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