【受け継がない意志】ロックス・D・ジーベックの野望の正体

ロックス海賊団船長ロックス・D・ジーベックの野望は「世界の王」だったらしい。まるでテロ組織の様に世界政府に牙を剥いたそうです。ロックスが目指したモノとは何なのか。ゴッドバレー事件とは何であるのか。そもそも「世界の王」とは何なのか…。
これは2021年6月13日22:00に更新した記事です。
ー画像はONE PIECE第957話より引用ー
【ジョイボーイとは世界の王か海賊王か】

第1014話でカイドウの口から“ジョイボーイ”の名前が出て来ました。それはルフィに対する言葉であります。ルフィに対して「お前も… “ジョイボーイ”には… なれなかったか…!!」と言ったのです。
どうやらルフィの前にも“ジョイボーイ”になれなかった者がいるんですよね。それはカイドウの知る人物なのであって。その人物こそがカイドウに“ジョイボーイ”の存在を教えた可能性もある。
誰が思い浮かぶかとなると…

ロックス・D・ジーベックです!!
そのロックスの野望が「世界の王」なのです。
“世界の王=ジョイボーイ”
↑こういう事になるのです。

このロックスの野望を阻止したのがゴール・D・ロジャーとモンキー・D・ガープなんですよね。ゴッドバレー事件であります。海兵であるガープがロックスの野望を阻止するのは分かります。問題はロジャーです。
ロジャーは「海賊王」と呼ばれる事となる!!
その「海賊王」を目指す…

モンキー・D・ルフィとは何者なのか。
カイドウは「なれなかったか…!!」と言ったのだが、やはり最終的にルフィこそが800年の時を超えて現れるという“ジョイボーイ”になるんだと思うのです。
という事はですね…
“海賊王=ジョイボーイ”
↑こういった図式にもなりそうです。
どちらにしろ「王」であるのは間違いないのでしょう。その部分はほぼハッキリしていると言って良いと思うんです。何にしろ“ジョイボーイ”は「王」である。

海王類が言っていた「2人の王」とは“人魚姫(ポセイドン)”と“ジョイボーイ”を指すと考えて良さそうだからですよね。。つまり、“ジョイボーイ”こそが古代兵器ポセイドン(しらほし姫)を「正しく導く者」なんですよね。魚人島編を経て、ハッキリしたカタチで魚人達との友好を結ぶ事を達成したルフィが担う事となる。正しく導ける者はルフィしかいないのです。
では、
ロックスが目指した「世界の王」とルフィが目指す「海賊王」というのは一致するのだろうか。どちらも「“ジョイボーイ”になる」という事なのか。ここになって来るのです。
そこで僕はどう考えるのかです。
“世界の王=ジョイボーイ=海賊王”
↑これで良いと思います!!
ロックスは間違っている!! なんて言うつもりはありません。ロックスの野望は「世界の王」であって、それは「“ジョイボーイ”になる」という事と同一なんだと考えます。
何にせよ…

その名前に“D”を持つ者が“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を見つけ出したなら“ジョイボーイ”になるんだと思うんですね。結局のところ、「“ジョイボーイ”なれなかった者」というのは「“ひとつなぎの大秘宝”を見つけられなかった“Dの一族”」という事なのでしょう。
その秘宝を見つければ、それ相当の力を得るのでしょうね。まさに「世界の王」となれる程の力を手にする事になる。その力をどう使うかが問題なのであって。単純な話、ロックスはその力で世界を支配しようと考えていたって事なんじゃないのかな。

それに対するルフィであって、ロジャーも同じだったのかな。支配なんてしない「この海で一番自由な奴」こそが“ジョイボーイ”になるべきである。“ひとつなぎの大秘宝”はそういう奴が使うべき宝なんだって事なのでしょう。
こう考えると…

何としてでもロジャーとガープはロックスを阻止せねばならなかったのでしょう。同じ“D”としてです!! “ジョイボーイ”はロックスが目指す様な「世界の王」にしてはならないって事。然るべき人物がなるべきなんだ、と。
では、同じ“D”なのに、なぜこういう事が起きるのかが問題なんです。これを考える先に…

ルフィと黒ひげティーチの対立の構図が浮かんで来るのかも知れないのです。この両者というのも、同じ“D”なのにというのがあるんですよね。なぜ黒ひげティーチを止めなくちゃならないのか。なぜ黒ひげティーチじゃないのか。
もしも黒ひげティーチが「海賊王」となったとしても、800年前から受け継がれる何かが達成される事に違いはないんじゃないのか?と。黒ひげティーチだって“D”なのだから。
ここには何があるのか。
【受け継がない意志】

多くの方が考えていらっしゃる様に、僕も“Dの一族”というのは「ある巨大な王国」に関わっているんだと考えております。まず間違いなく無関係とは思えない。この王国に“ジョイボーイ”もいたのでしょうね。
つまり“Dの意志”とは“ジョイボーイの意志”なんだと思うのです。それによって全ての“D”は“ジョイボーイ”になる資格を有している。その中から“ひとつなぎの大秘宝”を見つけた者こそが名実共に“ジョイボーイ”と呼ばれる事となる。こういったところでしょうか。
その「ある巨大な王国」というのは20人の王達によって滅ぼされたんだと思われます。ここが最大のポイントになると考えております。
結論から言いますと…
800年前に滅ぼされた“恨み”を意志として受け継いでいるか否か。ここで“Dの一族”が真っ二つに分かれるんだろうと思うのです。「その恨み晴らさでおくべきか〜」と受け継いで来た者達がいる一方で、そんな事はどうでも良いから…

魚人島との約束を果たそうという意志を受け継いで来た者達がいる。前者がロックスであって後者がロジャーなんじゃないかな。それは黒ひげティーチとルフィの構図にも当てはまるのであって。“Dの意志”には2つある!!
・受け継がれる意志(人魚姫との約束)
・受け継がない意志(滅ぼされた恨み)
受け継ぐべきではない意志を受け継いで来てる奴らがいるって事なのではないかな。だからこそロックスは世界政府に牙を剥く。世界政府(天竜人)に成り代わって自分こそが「世界の王」にならんとする。その根源は“恨み”であって…

まさに魚人島のホーディ・ジョーンズそのものではないだろうか。彼らは歪なカタチで受け継いで来ていたんですよね。まさに“負の意志”が爆発したのです。この魚人島の構図が“Dの一族”にもあるんじゃないだろうか。
復讐です!!!
ホーディ達は玉手箱(エネルギーステロイド)という“力”を得て動き出したのです。それは“D”にとっての“ひとつなぎの大秘宝”と重なるかも知れません。何があってもロックスには渡してはならなかった。

そう考えると、ゴッドバレーには何があったのか?という話にもなるんですよね。同じく「国宝」があったのか?と。まぁここは置いておくとして。
ロックスや黒ひげティーチというのは、受け継ぐべきではない意志を受け継いで来ているんじゃないだろうか。魚人島編でふかぼし王子は言いました(第644話)。
我らはまず…
内側と戦うべきだった!!
これは“Dの一族”にも当てはまるのかも。“Dの一族”もまた一旦「過去をゼロ」にする必要があるのかもね。それがルフィvsティーチの対立の構図になって来るのではないでしょうか。
・正のジョイボーイ(ロジャーやルフィ)
・負のジョイボーイ(ロックスやティーチ)
どちらも“ジョイボーイ”には違いない。“ひとつなぎの大秘宝”を見つければなれる。しかし内面には大きな違いがある。ここが大きなポイントになって来る様な気がしています!!!
ロックスが目指した「世界の王」も“ジョイボーイ”の1つのカタチで間違いはないのだろうと思います。しかし、正しく意志を受け継いで来た者達にとっては絶対に阻止しなければならない。ロックスは“受け継がない意志”を受け継いでしまっている。それは黒ひげティーチにも… って事ですかね。
どうなるのでしょうか?
- 関連記事
-
-
“真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)”の完成で知れるもの 2023/02/07
-
ブルックは聖地マリージョアの国宝を利用できる 2023/01/22
-
【ワノ国の防御壁】古代兵器ウラヌスの攻撃目標 2023/01/21
-
【突き通せぬもの】“酒鉄鉱”の産出国はエルバフ 2023/01/19
-
空白の100年のパラドックス 2023/01/05
-
【悪魔の掟】カナヅチではない能力者は登場するのか 2023/01/04
-
【謹賀新年】2023年 ONE PIECEに期待するもの 2023/01/02
-
【誰も死なないで】モンキー一族と世界中を巻き込む程の“巨大な戦い” 2022/12/21
-
【“火ノ傷”の男の正体】海賊島ハチノスから聞こえる“声” 2022/10/31
-
【最初の20人】ネフェルタリ家と天竜人(世界貴族)を分けるもの 2022/09/17
-