【ゾオン系の覚醒】ランブルボールの改良とリスク

これまでは3分間に限られていたランブルボールの効果を30分に延ばせると言って来たシーザー。この話にチョッパーは乗ったのです。それにより巨大化(=怪物化)の持続時間は延ばせた様子ですが、やはり気になるのはリスクであります!!
ー画像はONE PIECE 第1014話より引用ー
【シーザーの過去と人間性】

サンジの父であるヴィンスモーク・ジャッジは優秀な科学者であり、サンジ達が生まれる前は海外の無法な研究チームに所属していたらしい。第840話の「おれ達」に長女レイジュが含まれるなら24年以上前になります。四兄弟だけなら21年以上前になります。
研究チームにはDr.ベガパンクも所属していて、そこにはシーザーもいたと考えられます。ジャッジとシーザーが見知った間柄である描写がありました(第870話)。
その無法な研究チームが世界政府に買収されるんですね。この買収の後、Dr.ベガパンクとシーザーは世界政府の研究者となったのでしょう。ジャッジは逃げ出します。
Dr.ベガパンクが世界政府NO.1の科学者で、シーザーがNo.2であります。マヌケな部分もありますが、シーザーもなかなかの科学者だと分かります。問題は…

↑その人間性です!!
パンクハザード編でルフィに倒されて捕獲された以降、面白おかしく描かれていてはいますがシーザーは正真正銘のクズです。ド外道です。人の命の重みなど考えておりません。10人に1人にしか効果が現れず、残る9人に副作用の出る果実に「SMILE」と名付けて出荷する様なヤツなのです。

↑どんなリスクが増えるのか分かったモンじゃありません。ここが心配な訳ですよね。チョッパーの事なんて考えているとは思えない。ランブルボールの改良がチョッパーを危機におとしいれる可能性があるのです!!
ここでのポイントは2つです。
①シーザーは政府の科学者
②シーザーは非人道的
【チョッパーの危惧】
パンクハザードからグリーンビットへ向かう船上でしょうか、チョッパーとシーザーの会話シーンが描かれます。シーザーがチョッパーに対して、3分間の巨大化で何ができるんだ?と言っています。

だけど…
それ以上モンスターでいると…
↑何なんですか?
ここにランブルボールのリスクがあるのであって、持続時間を延ばす事でそれが加増されると思われるのです。そもそも3分以上モンスターでいた場合に何があるというのか。ここから導き出さねばなりません。
おそらくですが…

制御(コントロール)できなくなるのではないかな。
だから3分間だけしか効果が持続しない様に調整していた。ランブルボールを食べたとして、時間が来ると強制的にモンスター化が解ける様にしていたって事ではないかなと。
つまり、自我が保てるかどうか。
これこそがランブルボールのリスクなのであって。持続時間を延ばしても良いのだけど、それをしてチョッパーでいられなくなる危険があるって事なのかも!!
【インペルダウンの獄卒獣】

チョッパーが巨大化(怪物化)した姿と獄卒獣は非常によく似ております。獄卒獣というのは海底監獄インペルダウンに登場したのです。それは「“覚醒”した動物系の能力者」(第544話)と説明されていました。
どこか不自然なんですよね?

悪魔の実の能力には“覚醒”という上のステージがあるという話ですが、そこまでインペルダウンの獄卒獣には強者のイメージはありません。獄卒獣は自力で能力を覚醒させたのだろうか。ここが大きな疑問点でして…。
もしも強制的に能力を覚醒させる方法があるとすれば、今回のシーザーのランブルボールの改良にも絡んでいるのかも知れないのです。インペルダウンは世界政府の機関であり、シーザーは政府の科学者だったのだから。
そこで獄卒獣です。

このミノタウロスは何者なのか。
元々は何なのでしょう。人間だったのかな?それにしては人間の言葉を使いません。ルフィに殴られた時も「モ゛ォオ〜〜」と牛の鳴き声を発しておりました。
もしかすると、人間だった頃の自我が失われているのかも。その代わりにウシウシの実の“悪魔”に意志を乗っ取られてしまっているのではないかな?

ある意味、物が悪魔の実を食べた状態と同じなのであって。ミノタウロスの人間としての意志(精神)は失われてしまっている。その代わり、巨大化した状態が永遠に続いても死んでしまう事はない。

怪物化したチョッパーはとても苦しそうでした。この苦しみの先に待っていたのは… ヒトヒトの実の“悪魔”によるチョッパーの肉体の乗っ取りだったのではないか。
これこそが シーザーが言う

リスクが増えるが… って部分ではないだろうか。
つまり、
ただ単に巨大化(怪物化)した状態から戻れないだけじゃなく、チョッパーがチョッパーとしての自我を失ってしまう事こそが最大のリスクなのではないかと考えております!!
暴走した状態から戻れない!!
もうそれはチョッパーではなく、ヒトヒトの実の“悪魔”の意志で動くモンスターである。こんな風に考えております。これだけは絶対に避けねばなりません。薬に頼るのではなく、チョッパーはチョッパー自身で能力を覚醒させる事を期待しております!!
【チョッパーの怪物化と獄卒獣の違い】
ひとつ書いておきたい事があります。

チョッパーはトナカイです。ヒトヒトの実を食べたトナカイなんですね。ランブルボールで巨大化した場合、その姿はトナカイのバケモノになるのです。悪魔の実の暴走といえど“ヒト”のバケモノにはなりません。

獄卒獣は、それぞれ食べていた悪魔の実の能力の姿で巨大化したって事になるのなら、チョッパーのパターンとは逆なのです。
ここが謎なんです!!
イマイチ規則性が分からないのです。
ただ、ここに答えを出すとすれば… 人獣型の怪物(バケモノ)になっているって事に成るでしょうか。
チョッパー=トナカイ+ヒト
ミノタウロス=ヒト+ウシ
ミノコアラ=ヒト+コアラ
元の姿と能力の姿のミックスで巨大化してるって事かもですね!! あとは、どちらの意志が肉体を支配しているのか。ここにポイントがあるのかも。
【まとめ】

ランブルボールの持続時間を延ばす事で増えるリスクとは何なのか。それはチョッパーがチョッパーでいられるかどうかなんだと考えています。
ただ単に姿が巨大化で固定されるだけじゃなくて。エニエス・ロビー編で見せた様な暴走状態のまま自我を失ってしまう事になるのではないかな?
それをされたのがインペルダウンの獄卒獣であって。シーザーはこの理屈を知っていて、それをランブルボールの改良に繋げたのではないだろうか。
ちゃんと30分で終わらせれば大丈夫なのかも知れないが、それ以上となると… あるいはランブルボールの連続服用によって… チョッパーの身体には大きなリスクが降りかかる事になるのかも。
さぁ どうなんでしょうね?
これがチョッパー「5人目」のタイトルコールに繋がって行くかは現時点ではまだ分かりません。しかし、何かありそうな気もして来ましたね!!
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