【人間は希望を捨てねェ】世界は“D”の勝利を信じ続ける

人間は希望を捨てねェ…
いや 捨てらねェのさ…
それが厄介…!!
このカイドウのセリフは後に重要な意味を持って来るのではないかと考えます。カイドウはルフィに対して言ってはいるのですが、全ては“D”へと集約して行くのだと思います。ただし良い事ばかりでもなさそう。
ー画像はONE PIECE 第1013話より引用ー
【ルフィの勝利を信じ続けるという事】

麦わらの一味は当然の事、錦えもん達やヒョウ五郎を筆頭とする侍達もルフィに希望を乗せている。勝利を信じて疑わない。だからこそのカイドウのセリフなのであり…

ルフィの首を切って「勝利宣言」をすべきだったと悔やんでいるんですよね。たとえルフィがカイドウに敗北したと聞いても、鬼ヶ島から落ちて死んだと聞かされても信じ続けるだろう。シッカリと現実(首)を見せるべきだった。
これは『第199話“HOPE”』が思い出されます。
まず第186話でウソップとチョッパーの耳に、ミス・メリークリスマスから「“麦わらのルフィ”なら… もう とうに殺されちまったさ」と聞かされるんですよね。もちろん信じはしないのですが、やはり心配で仕方がない。
そこで第199話にて生存が確認されます。

ルフィは、一度クロコダイルに敗北した事を告げ、もう負けないと宣言します。「終わりにするぞ!!! 全部!!!」と。幹部戦を終えてボロボロの仲間達は、このルフィの言葉に力がみなぎります。
サブタイトルの“HOPE(希望)”とはルフィであります。実は再びクロコダイルに敗北してしまうのですが、最終的に皆んなの希望を裏切る事なくルフィはクロコダイルに勝利します!!!
その間、麦わらの一味の仲間達は仕掛けられた時限爆弾の処理に奮闘するんですよね。これも無事に終わらせました。ルフィの勝利を信じるからこそ挫ける事なく戦い続けられる。
人間は希望を持っている限り心が折れる事はないんです。それが厄介だからルフィの首を掲げるべきだったとカイドウは言う。それで全ては終わらせられたのです。
ここで1つ重要なのが、カイドウに対する勝利というのはワノ国の開国(夜明け)が絡んでいるという事です。もっと大きな意味が含まれていそうなのです!!

モモの助がルフィを連れてワノ国に来たのは運命としか思えない。そうヤマトは話していました。そのヤマトが光月おでんの航海日誌を手に言った言葉というのがですね。
だってルフィの名前には
“D”がついてるんだもん!!!
↑ここなんですよね!!
ルフィの勝利=“D”の勝利
ワノ国の人間が信じているのもコレなのであり、これから世界中の人間(様々な種族を含む)もモンキー・D・ルフィの勝利を信じる事になるのではないか。それは遥か昔から信じ続けて来られた“希望”という事でないか。ここまで広がって行く話なのかも。

ワノ国も含めて世界が「ある人物」を待っているという話だからです。この「ある人物」というのは実はルフィの事なんじゃないのかなぁ。ここに運命が存在してるのかも。
【“D”は信じ続けられている】
人間は希望を捨てねェ…
いや 捨てらねェのさ…
それが厄介…!!
このルフィへの言葉というのは、世界が“D”に対して向けるモノをも表しているんじゃないかと考えます。そうはいってもカイドウにそんな意図があるとは言いません。
光月おでんは世界が「ある人物」を待っていると言う。おそらく“D”の根幹に関わる事であり、ジョイボーイという人物が大きく関係しているのは間違いなさそうです。
頂上戦争終結後に五老星が…

厄介なのはいつも“D”であると言い、少々その名前が人目に触れすぎている様だと続けていました。“D”の意味なんて、それを名前に持つ者達ですら知らないのに、世間の人々に分かる筈もありません。それでも人目に触れるすぎる事が気になる様子です。
もしも“D”のアレコレが空白の100年に関係するなら、今から800年も前の事になるんですからね。世界の人々の記憶の中に何かあるなんて話じゃない筈なんです。
しかし、どうやら800年の時を越えて現れる人物を世界は待っており、世界政府は“D”が人目に触れすぎる事に嫌悪感を示す。ここには何かある!!

人から人へと受け継いで来てるのかも!!
“D”から“D”といった血縁を絶っても消えないという話。ならば“D”から“Dでない者”へといった風に何かが受け継がれて来ている。それが800年間ずっと捨てきれねェ希望となって繋がって来ているのかも。それが何か(ひとつなぎの大秘宝?)をキッカケとして噴出するのを世界政府は恐れており、とても厄介だと考えている。
こういう事なのかも。

“Dの意志”というのは、何も「“Dの一族”の意志」という訳ではなくて。名前に“D”を持たない者にも人知れず伝播しているモノであり、世界の人々に「希望」として受け継がれているのかも知れません。いや、“D”というのは人々に「希望」を持たせる存在と言う方が正しいのかも。

↑ルフィこそが希望(HOPE)そのものだから。
【ロックスも信じ続けられている!?】
“D”は“D”でもルフィなどとは違ったカタチで希望を捨てきれずに信じられ続ける人物がいる様に思えます。それは…

ロックス・D・ジーベックです!!!
このロックス率いるロックス海賊団は38年前のゴッドバレー事件で壊滅しております。船長ロックスは「すでにこの世におらん」と説明されているのですが…

船長を失っても力は増している、とヒナから出ていたんですね。これは復活を待ち続けられているという事ではないだろうか。つまり、ロックス海賊団の再来を希望として捨てきれずにいる者達がいる!? そんな勢力が力を増しつつ存在し続けているのかも。
これは、ジョイボーイと対比される存在と見る事ができるのかも知れないのです。待たれる人の数や、再来までの年数には大幅な違いがあるんですが…
・ジョイボーイ(800年の時を越えて)
・ロックス(38年の時を越えて)
それは陰と陽の関係に似て…
両者は対峙する事になるんじゃないか!?
こういった考えが正しいのかは分かりません。僕個人が思うトコロでありますが、そのカタチはどうあれ何か“D”には人々を惹きつけたり期待させるモノを持って生まれていると言えるのかも。それは彼らが持つ意志(Dの意志)に秘密があるのかな。
何を目的とするにしても、今の世界に対して「自由」を渇望するのは自然の流れかも知れません。それが多くの人の期待するモノなのか、ごく一部の者達に期待させるモノなのか。
少なくとも…

ルフィと対立する黒ひげティーチですが、彼も間違いなく“D”であります。彼を信じてついて行く仲間もいます。黒ひげティーチはロジャーが待っている男ではないのだけれど… 黒ひげティーチこそを待ち望む者達もいるのかも知れませんね!!
ここら辺が後に出て来ても面白いかも。

同じ“D”でありながら相対する関係で描かれるのには何があるのか。ジョイボーイとロックスという待ち望まれる2つの存在というのが絡んで来たりするのかな?それぞれに希望を捨てきれねェ人間が背後についているのかも。互いに勝利を信じ続ける者達が後ろにいるって事になるんでしょうかね。
そうなるのなら…

今回のカイドウの言葉は後に大きな意味を持って来るのかも知れませんよね。どうなるのか推移を見守りたいです!!!
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