【おでん漫遊記】モモの助は航海日誌から何を知るのだろう(その②)

光月おでんの航海日誌(おでん漫遊記)を開くモモの助。これについては先に1本の記事を書いております。しかし、その記事内容には1点だけ解せない点があり、どうしても追加で書いておきたい事が出て来ました!!
ー画像はONE PIECE 第1012話より引用ー
【この状況で航海日誌を読む意味】
まず先に書いた記事の何が納得できないのか。
【おでん漫遊記】モモの助は航海日誌から何を知るのだろう
↑この記事では、なぜモモの助が「世界を夜明けに導く者」と言われるのか、ズニーシャに声が届いた秘密についてが記されているのではないかとしました。しかし、それは今じゃなくて良いのです!! この決戦が終わった後でも良いのです。宴の最中であったり、ルフィ達が出航する前後でも構わないのです。
やはり、今読んでおく事に意味がある様に思うのです。ここで読む事で、次の展開に航海日誌の記述が大きな意味を持って来るのではないかと考えたのです。そこでポイントは2つです!!

・おでんの冒険の全てが記されている
・カン十郎に命を狙われている
中でも重要なのがカン十郎であります!! カン十郎が命を狙って来るんです。その前に航海日誌を読んでおく必要があるんじゃないだろうか。
【カン十郎について記されている?】
その航海日誌には“光月おでんの冒険の全て”が記されているらしいのですから、何もワノ国を出てからの冒険に限られているのではない筈なのです。光月おでんは航海日誌に『おでん漫遊記』と名付けています。

ちとワノ国を漫遊して参る!!!
↑ワノ国の各郷を巡る旅についても記されているのは間違いないと思うのです。いや、むしろコレが今回の事について大きな意味があるのではないだろうか。なぜなら『おでん漫遊記』という名が明かされたのは今回が初めてであり、上の第962話の「漫遊して参る」とセットなのかも知れないからです。
山の神事件で花の都を追放された光月おでんが頼ったのは白舞の霜月康イエでありました。そこからワノ国漫遊の旅が始まります。白舞から希美、そして兎丼から九里へと至る旅でありました。各地で家臣となる者達と出会うんでしたね。
注目は希美でのカン十郎との出会い!!

過去迫害を受けていた様だが自業自得だ
ワノ国で迫害を受けたとなれば“黒炭家”であります。この時すでに光月おでんはカン十郎が“黒炭家”の一族である事を知っていた節があるんですよね。この時は「自業自得だ」と書き記していたみたいですけど…

後で黒炭オロチの話を聞く中で、その根っコの深さを思い知った可能性があるんですよね。光月おでんはここまでの恨みだとは思っていなかった様な気がするんです。上の第971話の表情を見るにです。
この“黒炭家”に関する事で何か記しているのかも。
【黒炭家の処置について】

光月おでんの狙いはカイドウです。裸踊り以降はオロチを標的にした事はありません。これに対して…

しのぶが討つべきはカイドウだけだと光月おでんは分かっていたと言うんですけどね。オロチを討ったトコロで変わらないのは「黒炭家問題」の方じゃないのかな。
カン十郎にしてもオロチにしても“黒炭家”である事は隠していました。そうでなければ生きられないからですよね。
罪を犯した張本人は
とうに死んでんのによ!!
「黒炭」の名がつけば
ガキでも罪人になるらしい!!!
ワノ国の人物には姓を持たない者がほとんどです(錦えもんなど)。他にも“黒炭”を隠している者がいるかも知れない。オロチやカン十郎を処刑したとしても恨みが増すだけの様な気がします。
これは…

人間による魚人族への“迫害”の歴史と重ねている様な気もするんです。これがあるからこそ、単純にホーディを倒してはならなかったのです。それをジンベエが教えてくれたのです。まわりくどい方法を取らねばならなかった。
この魚人島編のジンベエの役割を…

航海日誌が担ってくれると考えればどうでしょうか。そこには黒炭家の処置について記されているのではないかな。何となくですが、“黒炭家”は根絶やしにしろなんて書いてあるとは思えないんです。
カン十郎がモモの助の命を狙って来る。そのカン十郎を「次こそ…!!」と菊之丞が討とうと走っています。このタイミングで航海日誌を開いたって部分が重要なのではないだろうか。
「もしも黒炭カン十郎が裏切る事があれば…」とカン十郎を名指しにして何か記していたりしないかなぁ。
それというのも、

これまで航海日誌を持っていたヤマトとカン十郎を出会わせていないんですね。カン十郎がモモの助を連れてカイドウの前に現れるのですが、その時ヤマトは失踪しておりました。そして今、カン十郎が迫る段階でヤマトがいなくなります。
今からモモの助が読む中で航海日誌にカン十郎の事が出て来るからじゃないのかなぁ。それなら先にヤマトとカン十郎を出会わせてしまう訳にはいきませんしね。他の誰でもないモモの助の口から処置の方法が語られる様に仕向けてるのかなと。
光月おでんが遺した航海日誌「おでん漫遊記』には様々な事が記されていると思います。それこそ“D”についてやジョイボーイの事などです。そういった内容こそが…

ヤマトの言っていた「大切な事」なんだろうと思うんですけどね。今このタイミングで読む事ではない様な気もするんですね。ルフィが無事にワノ国を出航する時でも遅くはありません。そっちの方が適切ではないだろうか。
そういった内容は現時点では伏せておいて、今から来るカン十郎についてをモモの助は読むのではないかなぁ…。黒炭家と敵対した場合に、光月おでんはどうすべきと記していたのだろう。ここが僕は気になります!!
この可能性も頭に入れておこうと思います!!
- 関連記事
-
-
ルッチが優先するのは“任務”か“エゴ”か 2023/09/29
-
ジュエリー・ボニーは常にDr.ベガパンクに守られてきた 2023/09/28
-
黒ひげ海賊団がエッグヘッドで「狙う物」と政府・海軍が「守る物」 2023/09/27
-
サターン聖が命令してもパシフィスタはDr.ベガパンクを攻撃しない!? 2023/09/26
-
Dr.ベガパンクが頼んだ荷物の回収 2023/09/25
-
【第1093話考察】“ルフィvs黄猿” 2023/09/25
-
ジュエリー・ボニーはまだ「幼い子」!? その正体は…クローン!? 2023/09/25
-
鉄の巨人を起動させたエネルギーは“覇気”か!? 2023/09/24
-
バーソロミュー・くまと血の繋がるボニーだけの力 2023/09/21
-
【太陽vs光】黄猿の能力は環境に影響を与えるのか!? 2023/09/20
-