【窮地ほど笑い… 笑う程に…】カイドウは何と続けたのだろう

窮地ほど笑い… 笑う程に…!!
このセリフに続くのが何であるかが謎なのです。一体カイドウは何を語ろうとしていたのでしょう。まず、逆にカイドウ達が楽しそうに笑っていたシーンがありましたよね。そこからまず行きましょうか!!
ー画像はONE PIECE 第1011話より引用ー
【楽しいな…!! ウォロロロロ!!】
第1011話でカイドウがルフィに対して「楽しそうだな…」とまず言ってますよね。その後に「窮地ほど…」と続けるのです。これってね?

楽しいな…!! ウォロロロロ!!
マ〜マママハハハハ…!! カイドウ
おれも今
そう感じてたトコさ!!!
この第1003話で人獣型になったカイドウと対比になってる様な気がするんですよ。この時にカイドウとマムが窮地に立たされていたとは思えません。そこは少し違う様な気はします。
ただね?

この直前にルフィがカイドウをボコボコに殴っていて、それにマムが驚愕の表情を見せていたのです。ここでギア4の副作用にルフィが襲われるのですが、最悪の世代がルフィを守りつつ追い討ちをかけるんですよね。
ローがマムに“カウンターショック”で攻撃したり、ゾロはカイドウのウロコを斬りました。そしてカイドウが全方位攻撃の“龍巻壊風”を繰り出すも最悪の世代は回避に成功します。そこでカイドウが人獣型になりつつ上のセリフを言うのです。

第1003話のカイドウとマムの「楽しいな…」と、第1011話でカイドウがルフィを見て「楽しそうだな…」となっているのは同一の理由なのかも知れないのです。要は… 全力で立ち向かえる者を前にして心が奮い立っているのではないかな。そこで“笑み”がこぼれて来る。それを「楽しい」と表現してる様に思うのです。

第966話のロジャーと白ひげも同じなんでしょ?そんな感じに見えません?これを第1011話のルフィとカイドウのシーンに被せられるのなら、カイドウが何を言いたいのかを考える糸口も見えて来るのかも知れません。
まずココで言えるのが、何も「笑う程に…」といって“ルフィが”という話ではなさそうである事。カイドウやマム然り、ロジャーに白ひげ然りです。ここに共通点を求めるなら「ひと握りの強者」となるでしょうか。少なくとも“D”や800年の時を越えて現れるジョイボーイなどに何かを求める事はできない。
【どうしてルフィは「?」なのか】

窮地ほど笑い… 笑う程に…!! ○○○○か
この「○○○○」を考えるに、
・強くなる
・力が引き出される
・力がみなぎる
ここら辺の言葉なんだろうな、とは思えます。それならソレで良いんです。伏せていた事が後から明かされても何の変哲もなかったりするんです。マルコのメモにしても「遅れるが必ず行く」だったんです。だから、何かある筈だ!!と声高に主張するつもりなんてありません。

どうしてルフィは「?」だったんだろう。何かあるかも知れないと考えるのも楽しいよね、って事なんです。ちょっと今回は伏せただけの意味を持たせてそうだぞと。じゃあ何かと考えると…
チグハグだったんじゃないのかな?
カイドウが続けた言葉なのか見聞色で読んだ感情なのか分かりませんが、ルフィの頭には疑問符がついた。「楽しそうだな…」から始まったセリフの最後が、およそ楽しそうとは思えない言葉で締めくくられた。こんな感じなのかな?と。
そういったシーンはこれまでにありました!!
カイドウが「○○○○」の部分を語ったのか語っていないのかが気になります。カイドウが「…か」と言う前のコマ、ルフィが笑っている時に語っている可能性もあれば、心の中で留めていた可能性もあります。何をもってルフィが「?」なのかは難しいトコロ。僕としては、何にせよルフィにとっては意味不明な事だったのではないかというスタンスです。
【死にゆく者達の“笑み”】

およそ楽しそうとは思えない瞬間に“笑み”を浮かべるというシーンは幾度となく繰り返されて来ました。今まさに処刑されるという瞬間にルフィは笑った。それはロジャーと同じだったそうです。これは何も“Dの一族”だけに限られるモノではありませんでした。
ナミの母であるベルメールだって…

ヒルルクだって笑って死んで行きました。光月おでんもそうでしたよね。釜茹での油に沈んだ顔は明らかに笑っていました。
窮地というのを「死の間際」とするのが正しいのかは判断が分かれるのかも知れません。ただ、その死の寸前に笑うという少しチグハグな描写があったのは確かです。

これは意志を受け継ぐ者がいるからなんだと思われます。それがあるから笑って死んで行ける。逆にノーランドなどは処刑の時に食いしばっていました。無念の死だったのでしょう。
ここに何かあるんじゃないのかな?
人の“死”と“笑み”というのは、これまでにも何かあるのではないかと考えられて来ました。どうして笑うのか。それはまた、人はいつ死ぬのかというヒルルクのセリフとも関連するのかも知れません。あるいは死に対する“覚悟”の有無でしょうか。カイドウは覚悟ある者が好きだと言いました。死は人の完成だ…と。どう読み解けば良いのだろう。
【生きててこその“殺し合い”】
第965話でロジャーと白ひげが決闘を行います。ロジャーはその前に海軍と一戦交えたトコロだったのです。その時ロジャーは怒っていました。ガープやセンゴクを連れて来い!! なんてね。そこに白ひげ海賊団が現れた。
この時ロジャーが言うんです。

生きててこその“殺し合い”
この時すでにロジャーは不治の病にかかっています。それを白ひげはまだ知りません。それを聞くのはロジャーがラフテルに到達した後であります。満開の桜の下で酒を酌み交わす時なんですよね。
ですから…

白ひげが全力でロジャーと打ち合った後「元気そうだな ロジャー!!」なんて言うんですよね。2人とも睨み合いながらも口元は笑っております。
この時、ロジャーは白ひげという全力で戦える相手との“殺し合い”の中だからこそ、より強く“生きている”と実感できてるんですよね。僕が思うに、です。
不治の病という“死”が近づいているのに…
白ひげという強者と殺し合ってるからこそ…
そこには強烈な“生”があるんですよね!!
まだ おれは死んでいない!! と。“死”が近づけば近づく程に“死んでない”という“生”を渇望する。だから、一般の海兵では物足りない。それを感じさせて貰えない。白ひげなら感じさせてくれる。自らを窮地に立たせてくれる。
今 カイドウはルフィを前にして、

つまらない世の中では感じさせて貰えない“強い生”と“強い死”の両方が去来してるんじゃないかな。それが楽しくて仕方がない。おびやかす存在の登場が嬉しくて仕方がない。
ここら辺の事なのかなぁと思うんです。

そういったモノをカイドウに感じさせてくれた存在というのが、あの第1001話でルフィの背後に浮かび上がった者達なんだと思うのです。自身を生きるか死ぬかの岐路に立たせてくれた者達。
では、ここまでを総合して僕は何と考えるか。
“生”と“死”は正反対の言葉でありながらも、隣り合わせの存在とも考えられないだろうか。決闘の最中、互いに窮地に立たされた者というのは、その“生”と“死”の狭間に立っているという事なのかも。この命のやり取りの中に何かがあると思われる。ここが最大のポイントの様な気がするのです。
【カイドウは何と続けたのか】

では、カイドウは何と続けたのかです。
楽しそうだな…
窮地ほど笑い…
笑う程に…!!
死が近づいて来やがる …か
こんな感じのセリフになるんですかね。
それならルフィにとっては「?」ですしね。しかしながら自殺が趣味のカイドウの言葉としては相応しい様な気もするんですよ。何より死ぬのは“お前(ルフィ)”って事なんでしょうしね。これまで笑って死んで行った者達の事とも合う様な気もするんです。
うーん、どうでしょうか。
ここは色々な考え方があると思います。どんなセリフが続いたのか。何をカイドウは言いたいのか。どんな答えが待っているんでしょうね。とても楽しみであります!!
- 関連記事
-
-
ルフィとローの“D”は何に対して隠す必要があるのか 2022/06/29
-
プルトンについて記されたポーネグリフは書き換えられていた!? 2022/06/28
-
【Road To Laugh Tale】ヴィラという町の重要性 2022/06/27
-
【新しい皇帝】千両道化のバギーが起こした事件 2022/06/27
-
海軍大将“緑牛”アラマキの能力と思想・信条 2022/06/25
-
【天狗山飛徹は光月スキヤキ】ポーネグリフの古代文字が読める者 2022/06/24
-
【蒸気船!?】古代兵器プルトンとズニーシャ 2022/06/23
-
【外の世界はメチャクチャ】新四皇が発表された裏で何が起きている!? 2022/06/22
-
【新しい皇帝達】新四皇“千両道化バギー”は何者なのか!? 2022/06/21
-
【古代兵器プルトン】またもやカリブーが盗み聞き!!? 2022/06/20
-