【第948話】菊の丞の般若面と小紫の狐面

ワノ国一の美青年剣士“残雪の菊の丞”と同じ面!?
ヒョウ五郎から“ほっかむり”を取る様に言われた菊の丞は、素顔を晒すのではなくそこから更に般若の面をつけた。その姿である方がより赤鞘九人男の1人として人々に認知されやすいという事。それがトレードマークだったのでしょうね。それにはどんな意味があるのか。ここから話を広げてみたいです!!
お菊こと菊の丞は美青年剣士。つまり男。

しかし… 「心は女♡」との事。
身体的には男性であるんだけど、お菊が自認するのは女性。そんなお菊が面を被る事にどんな意味があるとするのか。多くの方が僕と同じ様に考えたのではないかと思うんです。

お菊の女性的な性格を「般若面」によって抑え込み…

ある種 非情とも言える様な性格の持ち主とさせる?
もしかすると、お菊の様な人というのはより女性らしい性格を持っていると言えるのかも知れません。女性よりも女性らしいと言いましょうか。それは剣士としては適さないのかもね。般若面がそれを変えてくれるのかも?と。
それがですね…
自己暗示の類なら それはそれで良い。
仮面(お面)というのはですね。宗教的な意味合いでつけられる事もあるんです。お面に霊的なものが宿り、それが憑依するといった考え方であります。シャーマンが祭祀で使用したりするんです。
そこで、お面はお面でも小紫の狐面です!!

それについて こんな説明が入ります。
なぜかしら この曲を演る時 姉さんいつも面をつけるのよね
その曲というのがどんなものかは後で明かされる筈です。まだ今はどんな曲であるかは分かりません。聴く者達から察せられる事というのも無いんですね。ワノ国ではポピュラーな曲なのか、小紫のオリジナルであるのかも不明。
しかし、その狐面をつける事で“何者か”を憑依させ、小紫ではない…“何者か”によってその曲が演奏されていると考えるのはどうだろうか。実はあの曲を演奏してるのは小紫ではなく、狐面によって憑依された別人格。
先の菊の丞の般若面にしても、それを被る事によって憑依する菊の丞自身ではない別人格の作用により、か弱い女性の一面を抑え込んでいる。そんな事がチラリと浮かんだんです。
菊の丞の般若面というのは、

顔を隠すだとか正体を偽る為のアイテムとして使われていないのです。むしろ逆!! その素性を明かす為のアイテムとして用いられているんですね。あの面だからという事で赤鞘九人男の“残雪の菊の丞”と認知された。ほっかむりを取って素顔を見せても誰とも分かって貰えない。ここが僕の気になった点なんです。そのお面の使い方がとても興味深い。
もしも 小紫が狐面をつけるのも

顔を隠したい以外の使い方なんだとすれば。仮面(お面)というのが、仮装以外にどんな使われ方をするかを考慮する必要があるのかも知れません。
狐面を被って演奏されるのは、その狐面にユカリのある誰かの曲という事なのかも知れないんです。
どうなんでしょうかね。少し成り行きを見守ってみたいです。
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