モモの助が龍に変身するメカニズムと血統因子

久しぶりに龍に変身したモモの助。依然として自分の意志で変身できてはいないと思われます。しかし、これまでとは少し違った理由で変身している様に見えます。龍になれる様になったのはベガパンクの“人工悪魔の実”を食べたからです。どんなメカニズムになっているのでしょうね。
ー画像はONE PIECE 第1007話より引用ー
【龍への変身はモモの助の感情による】
どうして自身で変身がコントロールできていないと考えるかというと、今は変身すべき時ではないからです。ヤマトの服の中に隠れていなければならないのです。龍の姿ならモモの助とバレないのですが、そこまで考えての事とも思えないんですね。これまで変身をコントロールできた試しがないからです。
どう見ても突発的な変身なのです。

これまでモモの助が龍に変身するのは決まって“恐怖”か“不安”の感情を持った時だったのです。パンクハザードの研究所にいる時はずっと龍の姿でした。これは錦えもん達と別々になってしまって“不安”だったからだと考えられます。錦えもんと再会して“安心”できたから人の姿に戻ったのでしょう。
そのメカニズムで龍に変身したのは…

ゾロが閻魔で海岸を斬ったのを見た時が最後だったのです。ものすごく驚いてました。やはり“恐怖”を感じたんだろうと思われます。
ここからピタリと変身しなくなります。約束の港に誰も来ていない時も、カン十郎に連れ去られる時も、磔にされて処刑されそうになっても変身しなかったのです。とても不思議でした。
今回の変身というのは…

どうも“怒り”がキッカケになっています。自身の不甲斐なさに怒った事で龍に変身している様に見えるんですね。これまでの“恐怖”や“不安”から“怒り”を引き金にして龍に変身できる様になっています。種類は違えど「感情」が変身のメカニズムの鍵を握っていると考えられます。
【モモの助が食べた“人工悪魔の実”】

モモの助が龍になれるのはパンクハザードに保管されていた“人工悪魔の実”を食べたからです。それは、ベガパンクがカイドウの血統因子を抽出して作り出したモノだと判明しています。
このカイドウの血統因子というのと、モモの助の龍への変身のメカニズムに関係性があるのかどうかです。血統因子と感情の関係性であります。
【ジャッジによる血統因子の改造】

サンジの兄弟であるイチジ・ニジ・ヨンジの3人は血統因子を操作されて生まれたのです。それにより超人的な肉体を獲得したのです。ただし、血統因子の操作は肉体的なモノだけではなかったのです。

感情も消されていたんですよね。レイジュによると「かわいそう」や「悲しい」といった感情が欠落しているらしい。これも血統因子の操作(改造)によるモノなのです。
それに反対した母ソラが「操作された血統因子に影響を及ぼす程の劇薬」を飲んだ事からも分かります。それによって救われたのがサンジです。
感情を消されたイチジ達は…

サンジの結婚式が罠であり、身動きできない様にされて銃を突きつけられてもヘラヘラと笑っていたのです。死に対する“恐怖”というモノを持たないんです。もしもイチジ達がベガパンクの“人工悪魔の実”を食べたとしても、“恐怖”や“不安”を引き金に龍に変身する事はあり得ないと考えられます。
どうも血統因子と感情には何かありそう。
【SMILEの失敗作による副作用】

ベガパンクが発見した血統因子を応用してシーザーが作り出したのがSMILEという名の“人工悪魔の実”であります。これを食べれば動物のチカラを得る事ができるのですが、強化の成功率は10%であります。
10人のうち1人だけ。あとの9人は…

不完全な薬品の副作用で「悲しみ」や「怒り」の表情を失い、ただ笑う事しかできなくなります。
注意点として、SMILEの失敗作を食べた者達は感情を失った訳ではありません。えびす町の人々はトの康の死を悲しんでいますし、第1007話のライブフロアのプレジャーズはクイーンに怒っています。ただし、それを表情に出せないだけ。感情と裏腹に笑ってしまっている。
それは、こうも考えられます。

えびす町の人々は決して笑いたくはない。しかし「悲しい」という感情を持つと顔が勝手に笑ってしまう。もしかすると…「悲しい」という感情が引き金になって笑ってしまうのではないのか?と。
それは、モモの助が“恐怖”や“不安”、そして“怒り”の感情を持つと勝手に龍に変身してしまう事と似ているとは考えられないだろうか。笑うのはSMILEの失敗作による副作用ですが…

モモの助が食べたのも失敗作とされていますよね。何か共通点がありそうな無さそうな。チラチラッとするモノがありそうですよね。
【カイドウの感情】
モモの助が食べた“人工悪魔の実”はカイドウから抽出した血統因子がベースとなっています。そのカイドウの感情というのも少し気になるのです。

鬼ヶ島を花の都に落とそうとするカイドウ。マムが「ずいぶん死ぬねェ」と言いますが、奴隷の調達は容易いから構わないと返すのです。カイドウに「悲しい」だとか「かわいそう」という感情はあるのだろうか。
また、カイドウの趣味は自殺です。

空島から飛び降りても死なない。どんな処刑をされても死にません。そんなカイドウは死に対する“恐怖”を持ち合わせているのでしょうか。
ジャッジが子供達を改造しようとする事に対して、ソラは「心を失ったら そんなの人間じゃない!!」と言っていたのです(第852話)。ジャッジは戦争に勝てれば怪物でいいんだと言い返す。

ナミの「人間でもないの!?」というセリフは、カイドウの感情の欠落に対するモノだったのかな。人間として当たり前の感情が抜けているのかも。ジェルマ66のイチジ達と同じという意味で出ていたセリフの可能性があるのかどうかです。
ある種の感情が欠落したカイドウの血統因子をベースにしている事が、ベガパンクの“人工悪魔の実”の完成に少なからず影響を及ぼしている。ここも見逃せないポイントになるのかも知れません。
【まとめ】

どうも血統因子と感情には関係性がありそうな気がしてます。人間の感情というのは血統因子の領域にあるっぽいんです。
・イチジ達の血統因子の操作
・SMILEの失敗作の副作用
・カイドウの感情
ここら辺の事がベガパンクの“人工悪魔の実”に繋がって来るのかも知れません。感情に左右されてモモの助が龍に変身しているのです。龍に変身するメカニズムに感情というのが大きく関わっているんですよね。
もう少し情報が出て来るのか待ちたいです!!
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