なぜDr.ベガパンクの人工悪魔の実は「失敗作」でよかったのか

カイドウの血統因子から抽出して作った人工悪魔の実。失敗作でよかったとつくづく思ったと話すCP0の真意とは何なのか。何か大きな裏がありそうなんですよね。
ー画像はONE PIECE 第1007話より引用ー
【人工悪魔の実は本当に失敗作!?】

人工悪魔の実を作り出したDr.ベガパンクでしたが、どうしても納得のいかない失敗作として世界政府に渡すのを拒んだ過去があったそうです。ここで1つポイントになりそうなのが、Dr.ベガパンクからすれば失敗作だったとしても、世界政府からすれば失敗作とは限らない可能性がある事です。

モモの助とカイドウとを比べて、あれこれ違いを見つけ出し、どこが失敗作と言われる理由なのか探したトコロで、そこに意味なんて無いんじゃないかと思うんですね。
例えばの話をさせて頂ければですね。
出資者(世界政府)の支援を受けて日本で初の国産ビール(悪魔の実)を作ろうとした人(Dr.ベガパンク)がいたとします。ビール(人工悪魔の実)は出来上がったのですが、製造者はどうしても本場の味には程遠いと納得がいかない。ビールは出来ているんだけど…。
世界政府はDr.ベガパンクに何を期待したかなのです。その部分をクリアしたモノが完成しているのなら充分であったかも知れないのです。世界政府は「幻獣である龍」になれる人工の悪魔の実が欲しかったのかも。たとえ人獣型になれなくても、なれるのが幼獣であっても構わなかったのかも知れないのです。
Dr.ベガパンクが納得しない部分なんて、世界政府からすればどうでも良い事だった可能性があるんです。そして、その可能性が高そうなんですよね。

CP0は失敗作で良かったと安心しているのだが、実は失敗作ではない!! 世界政府にとって、それは紛れもない成功作だった可能性が高そうなんです。欲しかった効果の発現に成功しているのなら、です。
【なぜ失敗作で良かったのか】

どうしてCP0は失敗作で良かったと思っているのか。ここが大きな謎なんですが、パンクハザードの化学兵器大暴発事故により人工悪魔の実が吹っ飛んでいなかった可能性が出たからですよね。無事だった研究所に保管されていた可能性があるからです。
おそらく流出を危惧してるんです。
たとえ流出してたとしても、失敗作だったとすれば安心だって事なんですよね。そのCP0の思惑とは逆の事になっている。あの人工悪魔の実はモモの助が食べる事となり、龍になれるチカラを得たのです。

その容姿だけではなく、焔雲を発生させて空を駆ける龍のチカラがシッカリと発現しているのです。それ以外にも龍なら可能な数々の能力を使える様になるのかも。世界政府からすれば大問題なのかもね。
【龍の能力とゴッドバレー事件】
カイドウの血統因子を抽出して作った人工悪魔の実の研究の始まりというのは、ゴッドバレー事件に端を発しているのかも知れません。その38年前のゴッドバレーにてカイドウがウオウオの実を手にするのです。

世界政府が持っていた、あるいは手にする予定だったウオウオの実をカイドウが食べてしまった。この可能性があるんですよね。
そのカイドウは死なない。どんな処刑法を試したトコロでカイドウは死なないのだからウオウオの実の能力を取り戻す事は不可能。だったらコピーを作りましょうって事だったのではないか。
ウオウオの実によって得る事が出来る“龍”の能力というのは、是が非でも世界政府が手にしたいモノって事なのかも。それは…

50億ベリーの大金を払ってまで手にしたかったオペオペの実に近いモノがあるんじゃないだろうか。オペオペの実に関しては、それによって可能となる不老手術が関係してそうなんですよね。

マリージョアの国宝を利用するには不老である事が必須の条件である可能性が高いのです。それによりドフラミンゴは天竜人に取って代わろうと画策したのです。
今回の人工悪魔の実にしても、それによって得られる“龍”のチカラを利用して世界政府は何かをしようと考えていた。38年前にカイドウには取られたが、カイドウはそれについて何も知らない。しかし、その秘密を知る者が“龍”のチカラを得てしまう事こそが危険なのであって、それがつくづく失敗作で良かったという話なのかも。

世界政府が人工悪魔の実で得るつもりだった“龍”の能力を得たのがモモの助。その秘密(龍の能力の有効利用)を知る時が来るのかも。それは何なのかは次の記事にて。
【まとめ】

Dr.ベガパンクが作った人工悪魔の実というのは、何をしても死なないカイドウから能力を回収できないから始まった研究だったのではないか。
そもそもの始まりは、ゴッドバレー事件の時にカイドウがウオウオの実を食べてしまったからの様な気がするんです。世界政府が隠したかったゴッドバレーという島とウオウオの実は重要な関係性にあるのかも。
Dr.ベガパンクが何をもって失敗作としたのかは分かりませんが、世界政府が欲した能力の発現については成功していたと考えています。本来なら世界政府が手にする筈だったチカラはモモの助に渡っている。

CP0は失敗作で良かったと話しますが、世界政府の思惑とは逆の方向へ行ってそうです。どこが失敗作かなど瑣末な話だと思うんです。なぜ“龍”なのか。そこにはどんな秘密があるのでしょう。ここがポイントになって来そう。
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