ONE PIECEに登場する“妖刀”の一覧と謎

週刊少年ジャンプに連載中の「ONE PIECE」に登場する“妖刀”。“妖刀”とはどんな刀なのか。その一覧を紹介。そして“妖刀”にまつわる謎について考察します。
-画像はONE PIECE 第97話より引用-
【妖刀とは】
“妖刀”というのが初めて出て来たのは「11巻 第97話“三代鬼徹”」。“東の海”ローグタウンにある創業2百年の老舗の武器屋にて「三代鬼徹」が登場。「鬼徹」を例に“妖刀”が何であるかが語られました。
しかしながらローグタウンの武器屋の店主いっぽんマツの話は正しくはありませんでした。“妖刀”というのがどんな刀であるのか、その真相が語られるのは「102巻 第1033話“霜月コウ三郎」にて。
ワノ国の“刀鍛冶”霜月コウ三郎によると「刀鍛冶はより多くの命を奪える様に」「“人斬り包丁”」である刀を作る。そして「刀にも性格があり それを服従させるのが剣士だ」と。

-ONE PIECE 第1033話より引用-
危ない刀は“妖刀”ではなく「名刀」である。弱者が恐れ“妖刀”と名づけたなら、それは刀鍛冶にとって誉れである。刀は恐いもの。真面目に“凶器”をやっているだけ。
すなわち、

-ONE PIECE 第97話より引用-
いっぽんマツが語っていた伝説というのは、「名刀」を扱いきれなかった弱者の話だったのです。「名だたる剣豪達」といっても“鬼徹”を服従させるまでのレベルの剣士ではなかった。それだけの話。
現にゾロは「三代鬼徹」を腰にしても悲運の死を遂げる事なく今に至っています。ゾロこそが「三代鬼徹」は“妖刀”ではなく「名刀」である事を証明して見せてくれているのです。ゾロは見事に「三代鬼徹」を服従させた。
“妖刀”とは「名刀」である!!!
弱い者には扱えぬ(第955話)。その刀を手懐ける事ができなかった者にとっては“呪い”にしか見えないのだが、扱いきれてこそ「名刀」としての真価を発揮してくれる。これが「ONE PIECE」における“妖刀”の正体である。
【鬼徹一派と光月家】

-ONE PIECE 第97話より引用-
鬼徹一派の刀は優れてはいたが ことごとく“妖刀”だったのだ…!! 「鬼徹」と名のつく刀は3振り登場しています。それぞれ位列が異なっております。
・初代鬼徹(最上大業物)
・二代鬼徹(大業物)
・三代鬼徹(業物=良業物?)
ゾロが持つ「三代鬼徹」はワノ国の“刀鍛冶”天狗山飛徹の作品だと判明しています(第955話)。そして「二代鬼徹」は天狗山飛徹の先祖である「古徹」なる人物の作との事(第912話)。
そうなると「初代鬼徹」も天狗山飛徹の先祖である可能性が高い。「古徹」とは天狗山古徹という名前であり、天狗山鬼徹という名前の人物もいたという事になるでしょうか。
問題は天狗山飛徹の正体です!!

-ONE PIECE 第1053話より引用-
実は光月スキヤキ(元ワノ国の将軍)である事が明かされているのです。刀鍛冶は趣味との事ですが「才能があった」と天狗山飛徹自身が語っております。
鬼徹一派→光月家
石工の一族である光月の家系にありながら、刀鍛冶の才能をも開花させた者が3人いる。それが“鬼徹”“古徹”“飛徹”の3人であって。その3人だけは「光月」とは別に「天狗山」の屋号(刀匠としての名)を持つ。こういう事かもです。
では、どうして鬼徹一派(光月家)が刀を打てば「ことごとく“妖刀”だった」という事になるのだろう。何か秘密があると思われます。霜月コウ三郎の言葉だけでは説明がつかない現象が「三代鬼徹」にはあるのです。
【妖刀には何かいる】
W7編でゾロが頭から煙突に突っ込んでしまって動けなくなるシーンがあります。そこにチョッパーがやって来てくれるのですが、引っ張り出そうにも抜けない。

-ONE PIECE 第363話より引用-
ゾロからはチョッパーの姿が見えないのですが、「もしかして “鬼徹”持ってんじゃねェか…?」と聞くんです。確かにチョッパーの背中には「三代鬼徹」があるんです。
なぜ分かったのか。
・わかるんだ そいつだけは
・妖刀だから
3振りある中で「三代鬼徹」だけは目に見えていなくても存在が分かるみたい。そして“妖刀”である事を理由に挙げています。“妖刀”には他の刀にはない“何か”があると思われます。
それは気配の様なもの?
他の刀にはない、鬼徹一派(光月家)の打った刀には気配を感じる様な“何か”が込められている可能性があります。その秘密は「鬼徹一派」にあるのか?はたまた「光月家」に秘密があるのか?
【妖刀一覧】
①初代鬼徹(最上大業物)
②二代鬼徹(大業物)

-ONE PIECE 第912話より引用-
天狗山飛徹の家からルフィが「侍っぽい」という理由で勝手に持ち出した刀。軽々しく触るも非礼なる名刀との事。天狗山飛徹の先祖“古徹”が打ちたもうた世界に名だたる刀。
お菊により天狗山飛徹へ返還。
③三代鬼徹(業物=良業物?)

-ONE PIECE 第97話より引用-
“東の海”ローグタウンの武器屋の「5万ベリー均一の刀」が差してあるタルの中にあった。ゾロの“運”と刀の“呪い”のどちらが強いかを試し、見事にゾロの“運”が勝って手に入れた。
天狗山飛徹(光月スキヤキ)の作。
④鬼哭(位列なし)

-ONE PIECE 第659話より引用-
トラファルガー・ローの刀。誰の作であるか不明。「業物」でもなく位列もナシとなると“名工”の作ではないという事になるが‥。どの様な経緯で手にしたのだろう。
今のところ“妖刀”として登場しているのは上の4振りです。しかし「天羽々斬」が“妖刀”の可能性アリで、「閻魔」は“妖刀”と理屈は同じと言われています。

-ONE PIECE 第955話より引用-
「三代鬼徹」の作者である天狗山飛徹(鬼徹一派)が打ったという事は「天羽々斬」もまた“妖刀”であるハズ。「ことごとく“妖刀”だった」と言うんですからね。しかし何一つ言及されておらず、“妖刀”ではない可能性もあります。
【妖刀にまつわる謎】
①初代鬼徹と五老星

-ONE PIECE 第233話より引用-
特徴的な鍔(つば)の形状から、五老星イーザンバロン・V・ナス寿郎聖が持っている刀が“初代鬼徹”である可能性があります。鬼徹一派が光月家に関係すると判明した今、更に意味が深まっております。
もしも“初代鬼徹”だとすれば、どんな経緯でイーザンバロン家なり彼が持っていると考えられるのか。出身国はワノ国と考えて良いのか。
いっぽんマツは「この世」に“鬼徹”を持つ剣士はいないと言っておりました。「この世からいなくなるから」と。これが五老星とどう繋がるのだろう。聖地マリージョアへの移住などが関係するのかな?
②ゾロが三代鬼徹に感じるもの

-ONE PIECE 第97話より引用-
W7編で見てもいないのにチョッパーが「三代鬼徹」を持っているのが分かったゾロ。そもそも何も知らないのに「三代鬼徹」を“妖刀”だと分かっていたのです。何かを感じているのです。
鬼徹の刀には何があるのだろう。
“妖刀”についてはまだまだコレからも追記して行きます!!
- 関連記事
-
-
「世界貴族」(天竜人)の一覧 2019/04/28
-
ONE PIECEに登場する“病気”一覧 2019/04/27
-
【最悪の世代】ジュエリー・ボニーまとめ 2019/04/23
-
ONE PIECEに登場する“妖刀”の一覧と謎 2019/04/21
-
ONE PIECEに登場する“刀剣” 2019/04/19
-
スポンサーサイト