【伝説の一時間】閻魔にのっている“おでん”の気配と赤鞘九人男

ゾロが持つ閻魔に“おでん”の気配を感じたカイドウ。閻魔には一体何があるというのでしょう。これは赤鞘九人男の刀がカイドウに刺さった事とも関連するのかも知れませんよ?
ー画像はONE PIECE 第1002話より引用ー
【おでんの気配と影】

ルフィに向かって放たれた“熱息(ボロブレス)”を一刀両断したゾロが、そのままカイドウに斬りかかろうと構えた瞬間、カイドウがゾクッとしているんですね。
これはゾロに対してではなく閻魔に何かを察した様子なんですよね。すぐさまマムも「それはただの刀じゃねェ!!!」と注意喚起を促しています。閻魔にのる「“おでん”の気配」にゾクッとしたのは間違いなさそう。
これは何なのか。
その秘密について考えていてフッと思い浮かんだのが第993話のワンシーンでありました。
カイドウの口から出る…
・おでんの気配(閻魔)
・おでんの影(赤鞘九人男)
この2つは同一なのではないかな。
つまりね?
閻魔を構えて斬りかかろうと構えるゾロを前にしてカイドウがゾクッとした感覚というのは…

赤鞘九人男が「スナッチ」の掛け声と共に斬りかかって来た時に感じたモノと同じではないかって話なんですね。この時、確かにカイドウは赤鞘九人男に「光月おでんの影」を見ていたのです(第986話)。
閻魔と赤鞘九人男。刀と人間という違いはあるものの、どちらにも光月おでん由来の何かがのっているという事になるのかも。そうだとすれば1つ導き出せるモノがありますよね!!
【赤鞘九人男の刀がカイドウに刺さる秘密】

光月おでんの剣技の面影もない赤鞘九人男になぜ斬られてしまうのか。カイドウには不思議で仕方がない。錦えもん達の刀は閻魔でも天羽々斬でもないんです。それぞれの愛刀を手にしているんですよね。
しかも、光月おでんが自身の“おでん二刀流”を教えようとするも、頑なに錦えもん達が拒んでいた描写が差し込まれていました。

流桜(覇気)についても教えを受けてはいないんです。それなのにカイドウを斬った「おでんの流桜」が使えているのが不思議だったのです。
ここについて、閻魔に感じるモノが赤鞘九人男にも感じられていたと考えられるのならね?

閻魔に宿る“光月おでんの流桜(覇気)”が赤鞘九人男にも宿っている!!
より具体的に書かせて頂くと、
今もまだ閻魔は“光月おでんの流桜(覇気)”を纏っていて、それと同じく赤鞘九人男も“光月おでんの流桜(覇気)”を纏っている。錦えもん達は「おでんの流桜(覇気)」を纏っているからカイドウを斬る事ができた!!
カイドウが閻魔に感じた「“おでん”の気配」とは、すなわち「おでんの流桜(覇気)」である。それと同じく、カイドウが赤鞘九人男に感じた「光月おでんの影」というのも、錦えもん達が「おでんの流桜(覇気)」を纏っているからである。
これで説明はつくと思うんです。
さぁ ここからです!!
伝説の一時間であります!!
【赤鞘九人男が纏う光月おでんの覇気】

この第1002話で、カイドウの“熱息(ボロブレス)”が直撃したにもかかわらずルフィは耐えました。炎も効かないのかとカイドウは驚きましたが、ルフィ曰く「根性ォ!!!」で耐え切ったとの事。
おそらく 根性=覇気である筈!!
覇気とはレイリーの説明によると…
・気配
・気合
・威圧
これら人として当たり前の感覚と何ら違いはないらしいのです(第597話)。根性とは“気合”に入ると僕は考えます。このルフィと同じ根性(=覇気)で…

光月おでんは700℃を超える釜の油に耐えたのだと考えます。釜茹での刑の間ずっと光月おでんは「根性=覇気」を纏って耐えていた。その光月おでんの覇気が、担ぎ上げる錦えもん達に到達していたんじゃないだろうか。この時に赤鞘九人男は光月おでんの流桜(覇気)を纏った!!
伝説の一時間において、光月おでんの流桜(覇気)が赤鞘九人男に宿った。だからこそイゾウは刀で戦わない。伝説の一時間にイゾウは関係ないんです。関係のないイゾウの刀がカイドウに刺さると辻褄が合わない。だからこそ銃で戦わせていると考えます。イゾウはイゾウの覇気を纏わせた弾丸で戦っているのであって、そこには光月おでんの流桜(覇気)は纏っていないと考えています。錦えもん達とは違うのではないか。
【おれの魂は生きて行く】

光月おでんがカイドウに「おれの魂は生きて行く」と言い残しましたよね。ただし、その前のセリフに注目して欲しいんです。「忘れてくれて構わねェ」と言ってます。
これはつまり、

ヒルルクのセリフとは別なんですよって事だと思うんです。忘れられない限りは人は死なない。意志を受け継いでくれる者がいれば人は死なないというセリフとは別なんですよ。決して光月おでんは死なないとは言っていない!!
光月おでんは、忘れられた(=死んだ)としても自身の魂は生きて行くと言いたい訳です。ならば、ココで言及される「魂」って何かというと…

↑ 魂(ソウル)!!!
マムがソルソルの実の能力で色々なモノに宿す「人の魂(ソウル)」の方で考えるべきだと思うのです。マムがその能力で物や動物に魂(ソウル)を宿らせるのと同じ様に、光月おでんは自身の魂を閻魔や赤鞘九人男に宿らせた。だから「生きて行く」って事じゃないのかな。

↑確かに生きているんですもんね。閻魔に光月おでんが生き続けているんです。だからこそカイドウは気配を感じるんです。赤鞘九人男に光月おでんの影を見たのも一緒。錦えもん達の中に光月おでんは生き続けている。
単に意志を受け継いでいるのとは少し違う。閻魔も赤鞘九人男も「おでんの流桜(覇気)=魂」をその身に纏わせている(宿している)。

だからこそ刺さるんだ!!と。意志を受け継げば覇気も受け継ぐなんて考えにくいのです。ロジャーの意志を受け継いだからといってロジャーの覇気が使えては堪りません。錦えもん達の場合はもう一歩ありそうなんです。
閻魔に関しては、ずっと使い続ける中で覇気を纏わせて来た。それが今も残っている。では赤鞘九人男の場合は何かとなると… あの伝説の一時間になる様な気がするですよね、って話であります。
【まとめ】

閻魔に光月おでんを感じたカイドウは、赤鞘九人男にも光月おでんを感じたんです。となると…
「閻魔=赤鞘九人男」
この公式になるんですよね。だったら閻魔に起こっている事が赤鞘九人男にも起こってる。閻魔が今も光月おでんの流桜(覇気)を宿すのなら、赤鞘九人男も宿してるんでしょう。だからこそ光月おでんに何も習っていない赤鞘九人男にもカイドウが斬れる。

その原理というのは、マムのソルソルの実の能力に似たような事だと考えます。与えるというか、授けるというか… そういう事を光月おでんが閻魔や赤鞘九人男にしたんだと思うんですね。
閻魔は使用する中でって話ですが、赤鞘九人男に対して流桜(覇気)を纏わせるような描写って何があったかなぁと振り返ると…

伝説の一時間しか考えられません!!
さて、どうなんでしょうね?
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