【黒ひげの謎に迫る(前編)】ヒトデのパッパグの正体は“クリミナル”

黒ひげの謎に迫ると題しまして前後編で2本の記事を書かせて頂こうかと思います。まずはヒトデのパッパグの正体、そのブランド“クリミナル”とは何を意味するか… からでありますよ!!
ー画像はONE PIECE第491話より引用ー
【“クリミナル”はダブルミーニング】

ヒトデのパッパグがデザイナーを務める“クリミナル”なる名前のブランド。大きな星に縫い傷がデザインされて、とっても可愛らしいんです。これについては53巻のSBSで触れられています。
クリミナルとは「犯人」でありまして、「犯人」の隠語は「ホシ」でありますから… 星形のヒトデがデザインしてるって事に意味合いがあるのですよね。ちなみに「犯人の目星がついた」ってトコロからの「ホシ」であります。
この“クリミナル”というのはダブルミーニング(2つ以上の解釈が可能)であると考えているんです。ヒトデ(星形)のパッパグが「ホシ=犯人」をデザインしてるという意味ともう1つ!!

どうしてヒトデがヒトの言葉を喋るのか!!
ここに「クリミナル=犯人・犯罪者」というのが大きく関わっているのではないのかと考えます。おそらく僕の予想ではパッパグというのは犯罪者(犯人)なのです!!
【マトマトの呪い】

バンダー・デッケン九世は呪われている。“マトマトの呪い”と共に悪魔の力(悪魔の実の能力)を引き受けているという話でありましたね。バンダー・デッケン九世は“マトマトの実”を実際に本人が食べたのでしょうか?
僕は違うと考えています。

実際に“マトマトの実”を食べたのは初代バンダー・デッケンではないかと考えます。錯乱して部下を嵐の海に投げ込んだという伝説が残されていますが、本当は“マト”に向かって投げたのであって、部下を救い出したのが真相だと考えます。
その結果、神の怒りの矛先を自分だけに向けたのではないかなと。そして初代バンダー・デッケンは「永遠の拷問を受けながら海をさまよい続ける事を運命づけられ」る事になる。
それは、
死ぬ事が許されない状態にさせられたのであり…

死んでいないなら、悪魔の実の能力も抜けてどこかの果実に宿り復活する事もない。肉体は滅んでも、その魂は黄泉の国には行けず… 能力もまた果実には向かえず… 一緒になってさまよう中で、魚人島の人間に宿り続けて来た。
その8人目だから、現在マトマトの能力を持つのがバンダー・デッケン九世である。マトマトの呪いとは「初代デッケンの魂+マトマトの能力」であると考えます。
初代バンダー・デッケンは伝説の人魚姫(古代兵器ポセイドン)について知っているらしいので、800年間で九世では血族としては少ないんです。生まれたての子供に宿り、死んだら抜けて、また生まれたての子供に宿るというのを繰り返して来たのなら話は分かりますよね。九世の父が八世だったとは限らないと思います。
では、

初代バンダー・デッケンが怒らせた「神」とは何であるのか。おそらくは世界政府ではないかと考えます。世界政府は、人間に死ぬ事を許さずに海をさまよい続けさせるチカラを持っているのかも。
初代バンダー・デッケンは世界政府(神)にとっての犯罪者…。
【ズニーシャは罪を犯した】

モモの助が聞いた話では、ゾウ(ズニーシャ)は大昔に罪を犯し、ただ歩く事しか許されていないという事でしたよね。これもまた初代バンダー・デッケンと同じなのではないだろうか。ズニーシャもまた海をさまよい続けているのだから。
ズニーシャも犯罪者…。
世界政府に対して罪を犯した何者かの魂が、

くじらの樹木の立つズニーシャに宿っているんじゃないかな。この魂の声が聞こえている。誰にでも聞ける訳ではない「魂の声」であると。
これらと同じ事が…

ヒトデのパッパグにも起こっている!!
世界政府に対して罪を犯し、海をさまよい続ける事を運命づけられた「犯罪者(ヒト)」がヒトデに宿った。だからヒトデなのにパッパグはヒトの言葉を話す!! 冒頭の話に戻すと、“犯罪者”の魂の宿るヒトデがデザイナーを務めるから“クリミナル”なんだって事です!!
では、なぜパッパグの声は誰でも聞けるのにズニーシャの声は限られた者にしか聞こえないのか。

もうゾウは死んでるんでしょ? 泣
本当に1000年なんて生きてない。もうゾウは死んでしまっている。しかし罪を犯したという何者かの魂がゾウを動かしている。宿る魂が肉体が朽ちるのを止めているのかも。そしてゾウの口を借りて話す事などできないから誰にでも聞こえる声ではない。それは魂の声。つまりはブルックとは違っていると考えます。

そこに「神(=世界政府?)」が何をしたのかが絡んでいるのかなと。何か大切なモノが消されているのではないかと考えています。それがブルックの場合との違いかなと。
初代デッケンの様に死んだら抜ければ良いのだが、それをするとミンク族が暮らす場所が失われてしまう。だから宿り続け、どこともなくさまよい歩き続ける。
モモの助の声だけが届くのは… その罪を犯したという何者かが関係者だからだと考えています。これはまた別記事にて新たに。
【パッパグの正体から黒ひげティーチの謎へ】

パッパグはヒトデであって人ではない。しかし言葉を喋る。これは世界政府に対して罪を犯した“犯罪者”である「人」の魂が宿っているからだと考えます。
“クリミナル(犯人・犯罪者)”とは星形のデザインと、パッパグの中にいる「人」についてを表している。2つの意味合いを持つダブルミーニングだと考えています!!
そういう事が世界政府はできるのではないかな。初代バンダー・デッケンの伝説における「神」が何を意味しているかがポイントになりそうですよね。
・神に逆らった、または罪を犯した者
・海をさまよい続ける者
ここに大きなヒントがありそうな気がします。
つまり、これが黒ひげティーチの謎の鍵なのかも。

能力を複数持てた謎。黒ひげティーチの中には「犯罪者」がいる!! この切り口で、いっちょ後半戦に行かせて貰ってよろしいでしょうか。
ではまた♪
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