【93巻SBS】物に悪魔の実を食べさせるには大切に扱っていなければならない

分福茶釜

第911話に登場する茶釜たぬきの関するSBS情報によって、不確定ながら長く信じられてきた事柄に信憑性が高まったかと思います。やはり、少なくともゾオン系の悪魔の実の能力には意志が存在するみたいですね。そこの話を今回は。


こいつ実は「イヌイヌの実 モデルたぬき」を食べた茶釜なのです。飛徹が大切に使っていた茶釜なので、能力を持った今も飛徹やお玉になついています。 (ONE PIECE93巻SBS)




この文章。もちろん解釈は人によって様々なのは分かっています。分かった上で僕がどう読み取ったかを書かせて頂きますね。


まず、茶釜がイヌイヌの実を食べたんだって事です。ここをまず押さえておきたいですね。あの茶釜たぬきのベースは茶釜である。その茶釜は飛徹が大切に使っていたんだそう。さて、ここからが重要です!!!



大切に使っていた茶釜なので、能力を持った今も飛徹やお玉になついています。




この言い回し。気になりますよね。別に「大切に使っていた茶釜なので、飛徹やお玉になついています」で良い筈なんです。どうして「能力を持った今も」としなければならないのか。



おそらく茶釜が能力を持った時に何かが起こっているんです。にもかかわらず、茶釜を大切に使っていた事が幸いして今もなついています。こういう意味合いなんだと思うんです。そこでピンと来たんですよ。茶釜がイヌイヌの実(たぬき)を食べた時に“たぬきの意志”が入ったって事なんだろうなと。でも、その“たぬきの意志”は飛徹やお玉にとっては赤の他人!!! なつく筈がない。本来ならね。でも、茶釜の方に“飛徹から大切にされた想い”が宿っていたからこそ、その影響を受けた“たぬきの意志”も飛徹やお玉になついてくれた。


こう僕は解釈してみたんです。







そこで思い出したいのがスリラーバーク編のシンドリー。
シンドリーちゃん
ゲッコー・モリアに影を入れられたゾンビです。


彼女は、ドクトル・ホグバックの命令に逆らったんです。「てめェらゾンビに忠誠以外の意志はねェ」筈なのに。



まるで体の持ち主が抵抗してるみたいね


…10年前に本人は死んでるのに…!?
魂のない体にも…意志ってあるのかな
(ONE PIECE 第469話)





あるみたいですね。



モリアによって影(もう一つの魂)を入れられた死体。影は命令に対して忠実です。しかし、死体(シンドリー本人)の方の意志が微かながら残っていた。それが命令に逆らう。魂は抜けても意志だけが宿り続ける事はあるみたいです。



飛徹に大切に使われる中で、茶釜には魂なんて無いんだけど… その感謝の“意志”は宿った。この“茶釜の意志”が、イヌイヌの実(たぬき)を食べた事で入って来た“たぬきの意志”に対して影響を与えた。それによって茶釜たぬきは飛徹やお玉になついている。こういう事になるのかも知れませんね。



ですから、大切に扱って来た物でなければ悪魔の実を食べさせても従っては貰えない。
犬銃ラッスー
ラッスーは「Mr.4の愛銃」だと紹介されていましたよね。大切に扱って来た銃にイヌイヌの実(ダックスフンド)を食べさせていたからなついていた。


ゾオン系の悪魔の実を由来とする見ず知らずの動物の意志というのは、本来なら従ってはくれないんじゃないのかな。食べさせてすぐにはね。その期間を埋める為にも、大切に扱って来た物に食べさせる必要がある。


なにも、物に悪魔の実を食べさせる条件として、大切に扱っておく必要など無いと思います。何らかの技術を要すれば物に悪魔の実は食べさせる事は可能なんでしょう。天才科学者Dr.ベガパンクによる技術なんですから。ただ、食わせた後の事ですよね。そこに大切に扱っておく必要がありそうだぞ、と。僕は考えます。

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